COACH特集

2007年11月30日金曜日

Dear Rich Chardonnay 2006


昨日は六本木などに行ってしまい、田舎者の私は目を白黒。帰宅途中、六本木ヒルズでFOODマガジンなるスーパーに入りました。流石、六本木珍しいワインが並んでいます。ふとみるとサンタルシア・ハイランズのこのワインが!!しかも1,980円。パライソ・ヴィンヤーズのシャルドネを使っているとのこと、ヴィノスやまざきとパライソの提携によるワインだそうです。

「樽の使用を極力抑えシャルドネらしいトロピカルフルーツの特徴を全面に引き出しました。」との記述どおり、バタリーなシャルドネではなくすっきりした飲み口、それでいて奥底に複雑さを秘めている味わい。これが1,980円とは驚きです。しかももらった商品券1,000円を使えたので支払ったのは980円。安旨ワインを発見するとうれしくなりますね。一人で1本飲んでしまいました。さらに昨日のカルメネールの残りも・・・・・・・・う~飲みすぎた・・・・・・・

ボディー(ライトボディ)
香り(フルーティー、レモン、トロピカルフルーツ

味わい(辛口、酸味、ミネラル)
余韻(長い

2007年11月29日木曜日

Anakena RESERVA CARMENERE Rapel Valley 2005

まとめ買いしたAnakenaのシリーズもこれが最後。ボルドー等では絶滅した、チリ固有の品種のカルメネール100%のワイン。 ムラサキがかった濃い色。少し青い香り,スパイス香,ベリー系の香り,ライトスモーク香。フレッシュフルーティな味わい,甘味も有りタンニンも滑らかで、少しスパイスのピリっとした味わい。悪くはないのだが、このシリーズ、ブログに公開しているようにカベルネ・ソーヴィニオン、メルロを飲んだのだが、何か皆同じ感じ。その中で強いて優劣を付けるなら、本来のミディアムボディでフルーティーな味わいのメルロか?売り切れで買えなかったのだが、このシリーズのピノ・ノワールも良かった。カルメネールはメルロに比べてより強い一面を持つと同時に、カベルネソーヴィニオンよりもやわらかで繊細なボディを持っているとのことですが、確かにメルロでは感じられなかったスパイシーさがありました。ちょっと飲み口が甘いので、私はメルロの方が切れが良いなと思い、メルロに軍配を挙げます。

ボディー(ミディアム)
香り(フルーティー、
少し青い香り、ベリー系、ライトスモーク)
味わい(酸味、フルーティー、タンニンややあり、スパイシー)
余韻(長め)

2007年11月28日水曜日

Kistler Sonoma Coast Les Noisetiers 2005

ご存知の方には当たり前のことだが、Kistlerなどカリフォルニアのカルトワインの多くはメーリングリストによる販売になっています。私も昨年まではこんなことも知らず、ワイン関係で知り合った方々が見たこともないワインを持っているのは向こうで直接来たものばかりと思っていました「メーリングリストでアロケーションが何本来た」とかの会話に付いて行けるようになったのは最近のこと。多くの人はカリフォルニア内にある業者さんに小切手などで支払ったアロケーション内のワインを送って、そこに手数料を払って日本に送ってもらっているそうです。
このLes Noisetiersはアロケーション外の製品で、メーリングリストメンバーの方も知らないと言っていました。リテイル用なのでしょうか?
このヴィンテージはエノテカが仕入れて日本では1万円で販売していました。 ネットで見ると米国内では$50前後のようです。レストラン価格で$100との話もじつはSF在住の知り合いの方が$48.86で手に入れてくださって、サンフランシスコに行ったとき受け取ったものです。2006年ヴィンテージはエノテカ価格12,000円でしたが、出先で10月27日12時から受付とのメルマガをもらい13時にアクセスしたら一人1本の制限にもかかわらずSOLD OUTでした。
濃厚さ、余韻の長さ、複雑度はVine Hillには劣りますが、カリフォルニアのシャルドネを代表するKistlerの名に恥じないワインといえましょう。

ボディー(フルボディ)
香り(フルーティー、レモン、ナッツ

味わい(辛口、酸味、ミネラル)
余韻(長い

2007年11月27日火曜日

Kistler Chardonnay Vine Hill 2004


私の飲んだシャルドネの中で5本いや3本の指の中に入るでしょう。
ワイン会でPeter MichaelやMarcassinなど、これに匹敵するシャルドネを飲んだことはありますが、自分で手に入れ少人数でじっくり味わったものはこれだけです。
開けてすぐもおいしいのですが、抜栓後2時間ほどして濃厚な蜂蜜や白桃の香りがしてきます。実は別のKistlerも手に入ったので、何時飲もうかと考えるだけで楽しくなっています。もちろん特別の日に特別な相手と。飲むワインですね

ボディー(フルボディ)
香り(フルーティー、
蜂蜜、白桃
味わい(辛口、適度な酸味、濃厚な味わい)
余韻(長い

2007年11月26日月曜日

WILLAMETTE VALLEY VINEYARDS OREGON PINOT GRIS 2005


我が家の定番白ワインです。カリフォルニアでもPinot Grisが作られていますが、やはりPinot Grisはオレゴンが一番ではないでしょうか?一昨年初めてPortlandに行ったとき、Made in OregonというショップでPinot Grisの試飲会があり茶色に近い濃い色のものから淡い麦色のものまでいろいろ飲み比べました。色の濃いものは日本酒の吟醸酒のような味わいでした。
このPinot Grisは池袋東武などで2千円ほどで比較的簡単に買い求められます。甘い花の香りがしてきますが、味わいはあくまで辛口。ひかりものの寿司とかに合うと思います。

ボディー(ライト)
香り(フルーティー、
甘い花の香り
味わい(辛口、すっきりした酸味、後口爽やか)
余韻(短い

2007年11月25日日曜日

Archery Summit Oregon Pinot Noir 1997 Premier Cuvee

アーチェリー・サミット オレゴン ピノ・ノワール プルミエ・キュヴェ [1997]

御褒美第2弾、今夜は和牛しゃぶしゃぶとこれでした

アーチェリー・サミットを代表するピノ・ノワールで、年間生産量4,000~6,000(6本入り)で、ファーストヴィンテージは1993年。このピノ・ノワールは、3つの畑のブレンドで、非常に上品で、繊細。酸味もしっかりとあります。「ブルゴーニュらしいピノ・ノワールです。」との評価もありますが、私にとってはオレゴンスタイルのピノだといえましょう。

和牛の霜降りの脂を洗い流してくれ、今夜のマリアージュは大成功でした。
オレゴンのピノは酸味も適度ですし、細かいタンニンが特徴です。カリフォルニアのジャミーなピノともブルゴーニュのスッキリしたピノとも異なります。

ボディー(ミディアム)
香り(ベリー、黒糖

味わい(
酸味、細かいタンニン)
余韻(長い

Bourgogne Pinot Noir 1976 SELCTION NICOLAS POTEL


私はボーイスカウトのリーダーをしているのですが、昨夜から今朝にかけては恒例のオーバーナイトハイク。50Kmを子供たちとともに歩いたのでした。夜8時から翌9時近くまで、12時間以上歩いてくたくた。年に一度のハードワーク。でもこの達成感が良くて止められませんね。

今夜は自分自身への御褒美というわけで、ブルゴーニュのこの古酒を味わうことにしました。
コルクを開けると随分黒くなっています。ニコラは所謂ネゴシアンで買い取ったワインを自分のセレクシションとして出しているものもありますから、これは76年のヴィンテージをボトル買いして自分のセレクションで出したものでしょう(推測)大丈夫かな?


開けてまずグラスに注ぐと、う~む、ブショネかともタクアン香、以前シャンソンの73年を開けた時にはキノコ香と思ったのですが、それがもっと強い。味わいは果実香はありませんが、酸味は健在。爽やか悪くないです。タンニンはこまかくいい味わい。

ボディー(ミディアム)
香り(キノコ、土

味わい(
酸味、細かいタンニン)
余韻(長い

2007年11月23日金曜日

Manner-BO ワインとチーズを愉しむ会

恵比寿のサロンManner-BOにて

「Tony Soterとオレゴンの仲間たち」と題して、Tony Soterのワインを中心にオレゴンワインを
楽しむ会に行ってきました。
カリフォルニアでカルトワインをいくつも手がけ、Etudeというすばらしいワイナリーを立ち上げたTony Soterは、Etudeをベリンジャーに売って、1998年から本拠をオレゴン州に移し新しくSoter Vineyardを立ち上げています。
  
今ではほとんどPinot Noirに特化をしていますが、Beacon HillやMineralSpringsという単一畑のワインはいいブドウが採れる年にしか作りません。


ワインは左から(
□:泡、◇:白、■:ロゼ、◆:赤)
□:Soter 2001 Brut Rose Beacon Hill Sparkling
  
泡はほのかなピンク色、香りは梅のニュアンス、適度な酸味がおいしいスパークリングでした。

◇:Elk Cove 2005 Viognier
  このヴィオニエは花の香りのする味わいのまろやかなヴィオニエ。オレゴン州でも最南端ROUGE VALLEYの葡萄で作られています。

◇:Amity Dry Gewurtztraminer 2005
  ECOワインも作っているAmityのゲヴェルツトラミネール。ゲヴェルツ特有のライチの香りが気持ちの良い辛口の白

■:Soter 2006 North Valley Rose
  Pinot Noirから作られているロゼ。
ヴィオニエとともに冷やして夏に屋外で飲んだら良いだろうなあ。

◆:Soter 2005 Pinot Noir North Valley
  Soterの普及タイプのキュベ。適度な酸味。タンニンはそれほど強くないですがとても飲み良いピノ。


◆:Soter 2005 Pinot Noir Beacon Hill
  Soterのシングルヴィンヤード。
Beacon Hillはこれが最終ヴィンテージでこれからはMineralSprings1本でいくようです。North Valleyよりきめ細かいタンニンが強く、奥深い味わい。熟成に耐えられそうです。

◆:Penner-Ash Pinot Noir 2005 Dussin Vineyard
  これは濃い~ピノです。この下級キュベは春にじっくり1本味わったのですが、この上級キュベはカリピノかと思えるような濃さ。でもジャミーではありません。和牛とかガッツリした肉料理にもマッチしそうです。

◆:Elk Cove Syrah Del Rio 2005
  Elk Coveは昨年2月と6月に行ってどちらもこのシラーを買ってきました。焼肉なんかにも良いスパイシーな味わいのシラー。Del rioはやはり南端にあるヴィンヤードだそうです。



この日はサンクスギビングデーだったそうで、こんな七面鳥もいただきました。


チーズシュバリエの用意したチーズも。
手前右:ガレット・デ・ロワール白カビタイプのウォッシュチース。中身がトローり。もちろんロワールですからフランス産。
手前左:アッペンゼール。白ワインにスパイスを加えたものでウォッシュしてあるそうです。くせが無く食べやすいタイプ。スイス産
奥:ロンバルディア。ワインで洗ったブルータイプのチーズ。イタリア産



主催され料理も用意していただいた
Manner-BOさん、ワインを買い付けてきてくださったOさん、チーズシュバリエのNさんありがとうございました。

2007年11月22日木曜日

Cycles Gladiator Pinot Grigio 2005

サイクルス・グラディエイターのピノグリ。イタリア風にピノ・グリジオと表記しています。期待したほど酸味が強くなく、さらっとしすぎている印象。オレゴンのピノグリなどと比較すると香りが物足りないです。白い花の香りなどしてきてほしいし、もうすこしこくが欲しい。

シャルドネにはセントラルコーストと表記してあったが、これはカリフォルニアとなっている。

ピノ・グリ94%にリースリングを4%混ぜているそうだ。

ボディー(ライト)
香り(フルーティー、
レモン
味わい(辛口、酸味それほど強くない、かすかに苦味が残る)
余韻(短い

2007年11月21日水曜日

Wilson Zinfandel Tori Estate Vineyard Dry Creek Valley 2005


昨夜はいつも飲みに行く、門前仲町のマ・ブロシェットに行きました。おりしもボジョレーヌーボーの解禁直後。5,500円でボジョレー飲み放題のチケットもあるそうですが、我々はヌーボーはグラスで1~2杯いただいてあとはこのZinfandelを串焼きや鴨のつくねや鴨のローストと飲みました。香りはZinfanndelの奥底に醤油香を秘めた香りがしましたが、味わいはエレガントなPinot Noirのようでした。不思議な味わい。これが干し葡萄も練りこんであると言う鴨つくねとベストマッチ。さらに鴨ローストのバルサミコソースとも合いました。その他、ボジョレーヌーボーで洗ったウォッシュチーズなど珍しいチーズも味わい堪能しました。



その他はこの前にオードブルとDomaine de Matibat Chardonnay 2005(ドメーヌ・ド・マティバ)
それからオーナーソムリエールお勧めの今年のボジョレーヌーヴォー、ガメイ100%のものとグルナッシュが入っているヌーボー(ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール)を飲みました。これは花柄のエチケット(というのかな?)も可愛らしいボトル。グルナッシュのわずかな甘みがおいしいワインでした。けっこう、ヌーボーを馬鹿にしている割には、毎年飲んでる(笑)

この店、月曜日は休みなので火曜日に行くと今週のグラスワイン用のボトルを開けてくれるので予算と好みに合ったグラスワインが飲めるのもうれしい。ここまでくると完全に酔っ払い状態。これも飲んだみたいです~
シャトー・ド・ボーリュー フュ・ド・シェーヌ コート・デュ・マルマンデ1998
カベルネ・ソーヴィニヨン25%、カベルネ・フラン25%、メルロー25%、シラー13%、マルベック、アブリュー少々。フランス南西地方のワインだそうです。南西地方ってどこ?

それでも足りずにアルザスのPinot Noirまで!!
このPinotフルーティーおいしかったですね。今度じっくり飲もうかな。

2007年11月20日火曜日

GUINNESS DRAUGHT


先日、ネット仲間のある方にワイン会でお会いしたら、「酔いどれって言う割にはワインばかりじゃ面白くない、もっとほかの酒だって飲んでるんだろう?酒飲んで酒飲んで血を吐くくらいの勢いじゃあなきゃ酔いどれとは言えないよ」とのきついお言葉。「そうです、ビールだって焼酎だって飲みますよ。」

ということでこのビール。最近正直言って、晩酌の口開けにはビールは欠かさないのですが、蒸留酒は滅多に飲まなくなりました。このビール、ドラフトと言うだけあって普通のギネスほど苦くないのですがこく・旨みは十分あります。特殊な装置というか白いプラスティック製の球型のカプセルが浮かんでいます(これフローティング・ウィジェットと言うそうです)。この作用できめ細かな泡が出来ます。いったんグラスの中がシュワーっとチョコレートに泡を混ぜたような状態になりますが、これが上に上がって行ききめの細かい泡が出来ます。これうまいです。通常300円くらいですが、近所のファミマで4本1,100円でした。

2007年11月19日月曜日

信濃ワイン 白馬山麓


土産にもらったので飲んでみました。ヴィンテージもないし、土産用のワインですかね。
まず、香りを嗅ぐとなんと言うのでしょう、ライチの臭みみたいな香りがします。ライチの香りのなかで田舎くさいというかなんか少しいやな香りがしますね、そんな香りなんです。裏側のエチケットには、葡萄:竜眼、シャルドネとなっています。竜眼という葡萄のワインってこんな香りがしますね。
口に含むとまず水っぽさが気になります。夏の暑い日に一口だけ飲むには良いかなあ。

ネットで調べてみましたが、中国産の「龍眼」というライチの親戚みたいなフルーツがありますが、これとは関係ないのでしょうか?そもそも日本のワイン用葡萄としてメジャーな甲州種は「中国原産の葡萄龍眼(ロンガン)をルーツとして・・・」の記述がありました。この辺の解明をしていくと謎は解けるかもしれません。

ボディー(ライト)
香り(ライチの臭み

味わい(酸味乏しい、水っぽい)
余韻(なし

2007年11月18日日曜日

Anakena RESERVA Cabernet Sauvignon Rapel Valley 2005


AnakenaのRESERVAの赤3本目。収斂性の強いタニックなCabernetを期待したのですが、少しミディアムボデイの味付けのようです。和牛のビーフシチューに合わせたのですが、これはちょっとしくじりましたね。AnakenaはPinotにしても果実味を生かした作りをしているようで、これが Merlotではピッタリと合っていたのですが、Cabernetでは失敗だと思えます。チリのCabernetはガチガチでかなりタニックで、こってりしたステーキなどにピッタリのものが多かったので少しがっくりでした。

ボディー(ミディアム)
香り(フルーティー、ブラックベリー

味わい(酸味あり、タンニンは弱い)
余韻(短い

2007年11月17日土曜日

カリフォルニアワインを楽しむ会~2周年

三軒茶屋のワインバー「のみ山」さんにて開催されました。

ラインナップは
まず乾杯の泡
◇2003 Domaine Carneros Brut
 テタンジェ社がカーネロスに開いたワイナリーです。今年の6月にテラスでティスティングしたことを思 い出しました。とてもクリーミーな泡立ち、Brutという名にたがわず少しピリッと来る辛口の味わい。一番早く飲み干してしまいました。

白ワイン
◇2006 Nakai Sauvignon Blanc RRV
東京からサンフランシスコへ移住した中井章恵(あきよし)氏のワイン。
典型的カリフォルニアのソーヴィニオンブランです。レモンなど柑橘系、白い花の香りなどと辛口の味わいが良いワインです。

◇2006 Smith-Madrone Riesling Napa
NAPAのリースリング。リースリングは熟成させると石油香がするのですが、最初からそんなニュアンスが微かにします。

◇2001 BUEHLER Vineyards Reserve Chardonnay Russian River Valley
最初から熟成したタクアンのような香りが、と言って苦味はないので熱劣化ではないと思われます。もう少し果実味が欲しいなあ。

◇2004 Kistler McCrea Vineyard Sonoma Mountain Chardonnay
期待の1本。「秋リリースのKistlerは酸っぱいよ」との何方かのお言葉通り酸味十分ですが、ブルゴーニュの外れの酸っぱさとは違う味わいです。香りはまず青りんご、柑橘系でしょうか。時間をかけてじっくり飲んだらどうなのかなと思いました。

赤ワイン


◆1998 Enotria Nebbiolo Mendocino
イタリアの葡萄種ネッビオーロのワイン。酸味がやや強く、タンニンは強くありません。ブラインドでピノ・ノワールと言われたら判らないだろうなあと思いました。

◆2004 CALERA Pinot Noir SELLECK Mt.Harlan
流石カレラ、複雑な味わいを感じます。Jensenより評価が高いとのコメントもみかけます。

◆2004 Derbes Les Pinots Russian River Valley
流石女性ワインメーカーのPinot。優しい味わいです。Pinot Meunierが50%、Pinot Noirが50%のブレンド。これも悪くないけど、以前飲んだこの方のPinot Noir100%のワインが気に入ったのですが、なかなかめぐり合えません。

◆1997 Ridge Monte Bello
フランス対カリフォルニアでは必ず上位に出てくるカリキャブのトップワインです。タンニンの聞いた味わいは流石。ステーキとじっくり味わいたいなあ。

◆2005 Francis Ford Coppola Director's Cut Zinfandel Dry Creek Valley
螺旋形に巻いた変わったエチケット。じっくり開かせると色々変化してきそうです。


その後、解禁されたばかりのボジョレーヌーヴォーをいただきました。もう一種類は樽入りでした。

マスターのくるくんさん、参加者の皆様ありがとうございました。ダウンしてた方も大丈夫だったでしょうか?

2007年11月16日金曜日

Rozak Vintners Chardonnay Santa Maria Valley 2005


TWELVE PICKSの白4本目。だいぶ残りも少なくなってきました。何を追加発注するか一通り飲んでみないとと思いまして、と言うのは飲兵衛の言い訳:-p

このChardonnayエチケットを見るとBien Nacidと書いてあります。昨年ここへ行かれた方を知っているのであまりいい加減なことは書けませんが、カリフォルニアの葡萄産地としてはかな り南Santa Mariaの方と聞いています。Rozakは調べてみるとここからさらに南のLompacにあるようですが、あまり日本には馴染みがないようです。 Rozak Ranch Vineyards Pinot Noirなんてのもあるので取り寄せてみようかなと思っています。

味わいはなかなかでした。南のシャルドネらしく果実味たっぷり、少しバタリーかなと思えます。自作のパエリアと味わったのですが、同じシーフード系ならピラフの方が良かったかもしれませんね。

300ケース(3600本)作られたそうです。

ボディー(ライト・ミディアム)
香り(フルーティー、オレンジの皮
、発酵バター
味わい(辛口、さわやか)
余韻(長め

2007年11月15日木曜日

La Rochelle Pinot Noir Santa Lucia Highlands 2005

TWELVE PICKSからの赤3本目。Pinot Noirでは一番期待していたもの。ネットでちょっと調べてみたのですが、このワインは365ケース造られたそうです。エチケットどおりSanta Lucia Highlandsの葡萄から作られていてGarys’ Vineyard 43.7% ,Sleepy Hollow Vineyard 37.5% , Paraiso Vineyard 18.8% だそうです。これらのVineyardのうちGarys’とSleepy Hollowはモンタレーの3大グランクリュだそうで、ARCADIANやTestarossaで使われてそれぞれおいしいワインを作り出しています。私はARCADIANはまだ飲んでいないですが。Testarossaはこのブログにもあるように2003ヴィンテージを飲み香りの良さと滑らかな飲み口が記憶にあります。このLa Rochelleも期待に違わず素晴らしいワインでした。チェリーやブラックベリーの甘いかおり、味わいはややスパイシー。滑らかな喉越し。少し残しておくつもりが、妻と1本空けてしまいました。妻からは追加購入の依頼が!!$36.95

ボディー(やや重いミディアム)
香り(フルーティー、ブラックチェリー、ブラックベリー、時間を置くとバニラ香)
味わい(酸味、タンニンとも強くない、まろやか、胡椒のようなスパイシーさを感じる)
余韻(長い)

後日、ワイン仲間から「ArcadianはPinot DaysのRegional tastingで 2002 Arcadian Fiddlestix Vyd PN を飲んでますよ。 」というメッセージをいただきました。そのうち、Pinot Daysというサンフランシスコで開催されたPinot Noirのフェスティバルの事も書きましょう。

2007年11月14日水曜日

Cycles Gladiator Chardonnay Central Coast 2005


雑誌『一個人』の企画『決定!2000円以下の極旨ワイングランプリ~気鋭のソムリエ6人がブラインドテイスティングで厳正審査!~』シリーズ第2弾。
カリフォルニア白ワイン部門1位は『サイクルズ・グラディエイター・シャルドネ・セントラルコースト[2005]』でした。このワインは楽天などでは1,500円程度です。ネットで調べててみると1,300円以下のところもありました。

サイクルズ・グラディエーターは大部分がモントレー・カウンティにあるハーン・エステイトで作られています。ハーンはボルドー・スタイルのワインを出しています。言ってみればセカンドラベルですが、ハーンは3千円前後でサイクルズは千円台ということでしょうか。ここにはさらに「レックスゴライアス」というワインもあります。

セントラルコーストのシャルドネそのものと言えます。凝縮した味わい、こくと旨味があり余韻も長い。ただ、残念ながらやや雑味というか少し苦味を感じます。『一個人』では、「かすかな苦味がアクセントになる」と評していますが、私にはあまり好ましく感じられませんでした。

ただ、CPを考えると、千円台のシャルドネとしては破格の凝縮感、果実味でありお買い得と言えます。


ボディー(ミディアム)
香り(フルーティー、
柑橘系の香り、バター
味わい(辛口、かすかな甘み、やや苦味が残る)
余韻(やや長め

2007年11月13日火曜日

Testarossa GARYS'VINYARD 2003 PINOT NOIR

San Joseから少し南西にLos Gatosと言う町があります。瀟洒なお金持ちの住む町と言う印象でした。ここにTestarossa Vineyardsがあります。Testarossaは1993年、コンピューターのセールスマンだったロブ・ジェンセンと妻の ダイアナが、サ始めたワイナリーです。名前の「テスタ・ロッサ」はイタ リア語で赤い頭。ロブがイタリアに留学していたころのあだ名から付けられてとのことです。スポーツカーのフェラーリにもテスタロッサの名前の付けられた車がありますが、これらは高性能を表すためエンジンのヘッドカヴァーが赤いため、テスタロッサ(英語で言えばRed Head)とつけたようです。

このPinot Noirは2006年にサンフランシスコで購入したもの。とても柔らかな口当たりでSanta Lucia HighlandsのPinot Noirが好きになったきっかけのワインです。ボキャ貧の私は「飲み物としてうまい」としか言えなかった記憶があります。

ボディー(ミディアム)
香り(フルーティー、イチゴシャム、ブラックベリー)
味わい(酸味、タンニンとも強くない、まろやか)
余韻(長い)



実は6月にTestarossa Vineyardsに行ってきました。しかし、ここのPinot NoirとChardonnayには、このGARY'S2003とSLEEPY HOLLOW2003を飲み少し期待していたのですが、うるものなしで5種類(PNロゼ、CH2、PN2)試飲しただけで退散。それに比しても2005は期待はずれ。

このトピックを書くためにネット検索したのですが、最近の2004とか2005のヴィンテージは日本では売っていません。各ワインショップとも質の低下を感じ扱っていないのかもしれないと率直に思いました。

2007年11月12日月曜日

Cono Sur Gewürztraminer Reserva 2006

雑誌『一個人』の企画『決定!2000円以下の極旨ワイングランプリ~気鋭のソムリエ6人がブラインドテイスティングで厳正審査!~』において一番おいしい白ワインに輝いたワイン、チリの『コノスル・ゲヴェルツトラミネール・レゼルバ[2006]』です。今楽天を見たら売り切れてました。カベルネとかシャルドネはしばしば、西武百貨店のワイン売り場で見かけるのですが、ゲヴェルツトラミネール・レゼルバは見かけたことがありません。この下のゲヴェルツトラミネール・バラエタルは一度飲んだことがあるのですが、あちらは中口でやや甘口の味付け。こちらは辛口だそうです。昨夜は外食だったのですが、ちょっと飲み足りず、1杯くらいと飲んでみました。
良いです。リースリングに似た味わいながら、スミレを思わせる花の香り、白桃の香りと味わい。
それほどスパイスの強くない中華料理や魚の唐揚げのような料理に合うんじゃあないでしょうか?

ボディー(ライト)
香り(フルーティー、スミレ、白桃)
味わい(酸味は柔らか白桃系の甘みをかすかに感じる)
余韻(やや長め

2007年11月11日日曜日

チリワイン向上委員会第三回オフ

昨夜はmixiのチリワイン向上委員会のオフ会でした。

今回は某オレゴンワインのインポーターさんがお見えになるとのことで、新世界ワインの持ち込み可となりました。参加者は14名(?)だったかと思います。デザートワインを含めて14本。


私は取って置きのMerry Edwards KLOPP RANCH Pinot Noir 2004を提供しました。


その他、インポーターF社さん、提供のArchery Sunmmitが出てきました。チリピノと合わせて5本のピノが。
右から
・カサス デル ボスケ グランレゼルバ ピノノワール 2004 (レゼルバ)/CASAS DEL BOSQUE  GRANRESERVA PINOT NOIR

果実味あふれるチリピノ。すいすい飲めるタイプのピノ。

・コールドストリーム・ヒルズ ピノ・ノワール2006/Coldstream Hills Pinot Noir 2006

これは「オーストラリアのロマネ・コンティ」だそうです。まあそういうことを別にして滑らかな口当たりのワインです。

・アーチェリー・サミット ダンディーヒル・ピノノワール プルミエ・キュベ 2004/Archery Sunmmit Dundee Hills Pinot noir 2004 PREMIER CUVEE 2004

これうまいです。タンニンと酸味のバランスが良く、香りも良いです。もう少し寝かせてみたらどうかなと思い、ネット見てたら1997があったのでポチっとしてしまいました。

・メリー・エドワーズ クロップランチ ピノノワール2004 /Merry Edwards KLOPP RANCH Pinot Noir 2004

言うまでも無くカリピノのトップクラスです。「香りが良いなあ」って声が聞こえ、してやったりの感も。

・カサマリン ロアバルカ ピノノワール 2004 (ウルトラプレミアム)/CASA MARIN LO ABARCA PINOT NOIR 2004

これチリワインとしては超プレミアムクラス。う~ん、記憶があいまいで・・・・・・

この辺の濃い~ワイン群も記憶が~

InniskillinのICE WINE珍しいロゼです。カベルネ・フランから作られています。



2007年11月10日土曜日

Anakena RESERVA Merlot Rapel Valley 2005

柏崎まで出張。夕刻からお決まりの宴会。チリの赤を持ち込んだが蟹や刺身などで赤の出る幕は無いかなとも思いましたが、牛肉の鉄板坂焼き等もありましたので開けて見ました。



左端が鉄板焼き。牛肉は2切れしかありませんでしたが、シンプルに岩塩などで食しました。もっと欲しかった(笑)アナケナ。我が家の定番でもあります。このメルロはワインをあまり飲まない職場仲間にも好評でしたね。


ボディー(ミディアム)
香り(フルーティー、ベリー類)
味わい(酸味、タンニンややあり)
余韻(長め)

2007年11月8日木曜日

カリフォルニアの濃い旨ワインを味合う会

会社の仲間とまたワイン会を、ということで男性2名、女性2名で開催。みんな20年以上の付き合い。こんなメンバーで飲むことはあってもワイン会とは。場所はいつものマ・ブロシェット。
趣向は、カリフォルニアの旨いワインをというリクエストで

◇Benjamin
Silver Viognier Vogelzang Vineyard 2003(右から2本目)

BenjaminのViognierはメインしても良いとソムリエールさんに言われたくらいしっかりした骨格のこく旨白。白い花やフレッシュ・クリームの 香り。旨みと酸味のバランスが取れた辛口の白ワイン。そして口の中の味わいをすっと消してしまいます。次の食事の味を邪魔しません。

◇CALERA CHARDONNAY Mt.Harlan 2004(右から3本目)

お馴染みカレラのシャルドネ、今回はMt.Harlanのシングルヴィンヤードもの。セントラルコーストに比べ雑味が少ないとの印象か。樽が効いていますのでクリーム系の料理にぴったりです。

Benjamin Silver Pinot Noir Lake Marie Vineyard 2001(右から5本目)

BenjaminのPinot Noirです。このLake Marieはもう作られていないとか。ベリー類の香り、キノコや土を感じさせる香り、喉越しは滑らか、やわらかな印象です。ブルゴーニュスタイルと言われますが、しかしながら、後ほどのブルゴーニュルージュに比べると果汁が濃い印象です。

◆Clos Du val NAPA VALLEY Cabernet Sauvignon 2004(右から6本目)

濃い味好きの参加者の女性が、「今日は期待はずれね。あまり印象に残らないわ。」とおっしゃりがっくりきていたのですが、「これはおいしい。」。強いのが好きですね~
NAPAのカベルネはおいしいですね。ここの上級キュベRESERVEの1971が、2006年のフランス対カリフォルニアの熟成ワイン対決で5位にはいったのは「Judgment of Paris(パリスの審判)」 に書かれているそうです。

◇Les Ceps du Nebadon 2004 【Alan Paret】

お店の方がViognierの比較にと出してくださったローヌのヴィオニエ。率直に言えば。濃いベンジャミンとの比較ではその繊細さがかすれてしまったように思います。ネットで上代を見てびっくり。次は1杯目に飲んでみたいと思いました。

◆Chorey-les-Beaune Rouge AOC [2001]【Francois Gay】

8月にこの店で飲んだのですが、とても滑らかなブルゴーニュのPinot Noir。料理を邪魔しないのはこっちの方かとも思うが、飲んでいるうちの香りの変化や印象度では、ベンジャミンか?まあ、比較するということはあまり意味が無く食事にどうあわせるかが大事なワインでは、と思いました。

◆Damaine des Schistes LA COUMEILLE 2003

最後にガツンと シラー70%、グルナッシュ15%、カリニャン15%の南仏のワイン。これ以上濃いのはお店にありませんとまで言われたことがありましたっけ。南仏の果実味は流石。最後にチーズなどとゆっくり味わいたいワインですね。最初にグルナッシュのほんのりした甘味を感じますが、その後鼻腔の中に広がる香り、長い余韻があります。

チーズとお味噌のナベ。濃い白ワインやピノにマッチしました。


がっちりラムのステーキ焼き野菜添え。

2007年11月7日水曜日

Bourchard Pere & Fils Bourgogne Chardonnay La Vignee 2005


カリフォルニアワインそれもつい最近まで、馬鹿の一つ覚えのように赤はカベルネソーヴィニオン、白はシャルドネばかり飲んでいた私には、フランスの安い赤や白は酸っぱくて飲めないという先入観をある時期まで持っていました。
最近になってキスラーやピーター・マイケルといったカリフォルニアの高級なシャルドネを飲む機会に恵まれ、日差しをいっぱいに浴びた葡萄をすばらしい作り手が作るとこうなるのかということを知らされました。これらのシャルドネは濃厚な中にも甘い香りがあり、これが徐々に現れてくる。抜栓後、2時間もするとむんむんと香って来ます。
6月にドメーヌ・ラウル・クレルジュ ピュリニー・モンラッシェ2000というブルゴーニュのシャルドネ(7,500 円!)を飲んだのですが、レモンやかんきつ類の香り、さわやかな味わいは流石でしたが、そういう香りにはお目にかかれませんでした。これは葡萄の糖度や果汁の濃さの違いかなどと思っておりました。

しかし、このブシャール・ペール・エフィス ブルゴーニュ・シャルドネ 2005、抜栓直後はやはり普通のブルゴーニュ・シャルドネだったのです。さわやかな酸味が食事を引き立ててくれました。しかし、最後の1杯を少し置いて飲むと、あの蜂蜜のような香がしてくるではありませんか、それも徐々に強くなってくる。この価格(2180円)を考えると素晴らしいワインです。

これは偉大な年と言われている2005だからなのか、それとも造り手なのか?今手元に2005と2006があるので、2004を探してきて垂直ティスティングをしても面白いかななどと考えています。

2007年11月6日火曜日

2006 Balletto “No Oak” Chardonnay Teresa's Vineyard, Russian River Valley


TWELVE PICKS 白の3本目(通産5本目)

"No Oak”というわけですから、樽は使っていないのでしょう。ボディーは軽く、レモンや青りんごの香り。酸味はきつくないので、ほんのりした甘みすら感じられます。本来は牡蠣とかクラムなどを生で食すときに最適のワインかもしれませんが、
タコのフライにレモンをかけたものやポテトのぺペロンチーノなどスパイスがきいたものと味わったのですが、味わいがしっかりしているというか、へたらないというか、ワインの味がかすまずおいしく飲めました。NAPA-EX販売価格$14.95

ボディー(ライトボディー)
香り(フルーティー、レモン、青りんご)
味わい(酸味は適度)
余韻(普通)

2007年11月5日月曜日

Anakena ONA Pinot Noir Merlot 2005


アナケナのトップ・キュベ。ピノ・ノワール80%、メルロ14%、シラー3%、ヴィオニエ3%をブレンド。鮮やかな赤、チェリーや乾燥イチジクの香り。4つのブドウ品種の個性が渾然一体となった、繊細で複雑な味わいが楽しめます。なめらかな口当たりのワインです。滑らかにするためのブレンドなのでしょうが、個人的にはレゼルバのシングルヴィンヤード・ピノ・ノワール100%のものの酸味が勝った果実味の強いピノのほうが好きです。こちらは、新世界らしいジャミーさがあるように思えます。


キムチ鍋とともにいただきました。豚バラ肉にはこういったジャミーなもののほうが良いのかもしれません。細細香りだなんだって気にせず飲むといった感じかなあ?

ボディー(少しフルに偏ったミディアム)
香り(フルーティー、イチゴシャム、黒糖)
味わい(酸味、タンニンとも強くない、まろやか)
余韻(普通)

2007年11月4日日曜日

Anakena RESERVA Riesling Rapel Valley2004



アナケナのシングルヴィンヤードもの。といっても1300円。ここのワインは深みはないが、デイリーワインの価格でカリフォルニアのものなどの倍以上の価格のものと良い勝負の味わいです。ただ、皆さん良く知っているようで、楽天などでもすぐ売り切れてしまいます。

これはカルムネールやカベルネなどの6本セットの1本。



リースリング特有の石油香というのはありません。飲み口の1を辛口、5を甘口とすると2と裏のエチケットには書いてありますからやや辛口と言うことのようですが、といって甘くはないので1.5といったところでしょうか。飲みやすい白ですね。ドイツ風にザワークラウトとソーセージなどと飲んでいるうちに1本空いてしまいました。

ボディー(ライトボディー)
香り(柑橘類、花の香り)
味わい(酸味は思ったほど強くないがドイツのリースリングの中口ほど甘くない)
余韻(短い)