COACH特集

2013年9月21日土曜日

ABCワイン会@アトリエ・レカイユ

ABCとは、American But Californiaということで、カリフォルニア以外のアメリカワインを飲みましょうと言う趣旨。
ご存知の様に、アメリカ合衆国はフランス、イタリア、スペインに次ぐ世界第4位のワイン生産国です。ただし、生産量の85%はカリフォルニア州が占めています。次の順位はワシントン州、ニューヨーク州が5%前後で2位を争っているようです。オレゴン州は4位ですが、量は少ないが良質ワインを産出しています。これにカナダやメキシコでもワインは造られているようです。



◇2009 Closson Chase CH S. Kocsis Vineyard Beamsville Bench Canada
◇2009 Closson Chase CH Closson Chase Vineyard Prince Edward Canada
 恵比寿にあるカナダワイン専門ショップ(!?)ヘブンリー・バインズが国設輸入販売しているワイン。
 2013年6月現在、カナダの約30のワイナリー、計180種の品揃えとか!!
 Beamsvilleはカナダ・オンタリオ州。バッファローの北西にあるオンタリオ湖畔の町、トロントの対岸です。Prince Edwardはオンタリオ湖の北岸のAVA(?)の様です。どちらのワインも豊かな酸で食事に合わせやすいタイプ。少し北東のPrince Edwardの方がCHABLISの様にすっきりしたタイプ。

◆2008 Charles Smith PN Evergreen Vineyard Ancient Lakes Washington
◆2008 Domaine Drouhin PN Cuvee Laurene Willamette Valley Oregon
 自分が間違えることが多いからか、皆の間違いを期待して主催者が企んだブラインド。もちろんどちらがオレゴンとワシントンかの比較です。ワシントンのCharles Smithはまるで南カリフォルニアの様な果実味たっぷりのピノ・ノワール。Drouhinはまるでブルゴーニュの様な酸とミネラルの旨み。私はCharles Smithを南オレゴンのDel Rioあたりのピノと勘違い、主催者の思惑にはまってしまいました。

◆2003 Lewman Vineyard PN Willamette Valley Oregon
 オレゴンのイオラヒルズでKaoru & Denis Lewman夫妻が営む小さなワイナリー(自称オレゴン一小さいワイナリー)。2006年6月に訪問して2002-2004を垂直試飲。もうワイナリーにもないと言う貴重な最後の1本を拠出。オレゴンのピノは熟成しないと言う方もいましたが、ミネラルの旨みが素晴らしい味わい。ブルゴーニュの梅鰹よりもミネラル感が強く、ある方が「海苔」と言っていたのもうなずける味わい。色合いは縁だけがレンガ色で、酸も丸くはなっているがまだまだ熟成するかな?

◆2009 Beaux Freres PN The Upper Terrace Chehalem Mountains Oregon
 R・パーカーの義弟(=Beaux Freres)でお馴染みのワイナリー。そのなかでも最高キュベのアッパーテラス。酸と果実味のバランスが良く素晴らしいワイン。

◆2003 Cayuse Flying Pig Walla Walla Valley Washington
 シャンパンメゾン、"バロン・アルベール"の三男、クリストフ・バロン(Christophe Baron)が1996年より設立。 世界のワイン産地で醸造を経験した彼は、理想の地として当時葡萄も植えられていない不毛の地、米国西海岸のワシントン州ワラワラ地区を選んだとのこと。
 う~む、もう酔っていて記憶にないorz


前菜の各種野菜のピクルス
お通しのポタージュ
十八番のハムとチーズのふわふわオムレツ。
ポテトのグラタン?


秘蔵品やら希少品が多く、楽天でそのものが買えるのはこれだけ。でも08のオレゴンは良年だから買いかも。

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2013年9月5日木曜日

イタリアワイン講座アッビナメント

今回はトマトやバジルの野菜を使った料理とイタリアワインのアッビナメント。
以前、お聞きした川頭さんのお話では一般イタリア人は、食品としてワインを捉えており地場のワインを肉とか魚に関わらず飲むとのこと。
今回集まったワインは↓
泡1、白2、赤1
☆Spumante I Borboni Brut NV
 スプマンテ イ ボルボーニ ブリュット NV

 カンパーニャのアスプリオーニ種を使用したスプマンテ。アスプリーニオ種でスプマンテを造っているのは、2社のみで、自社畑のブドウを用いているのは、イ・ボルボーニ社だけどか。麦藁色、柑橘系の香りと味わい。
左から
◇2012 Jermann Pinot Grigio
 2012 イエルマン ピノ・グリージョ

 白ワインの銘醸地フリウリ・ヴェネチア・ジューリア州のワイン。グレーの葡萄=ピノ・グリージョ。最近、この葡萄ワインはドライな造りが増えているようですが、イエルマンは、この葡萄の本来持つ赤葡萄と白葡萄の中間的な味わいで造っています。ややピンクががった色調。ドライながら厚みとわずかにタンニンっぽいビターが感じられるが面白いです。野菜料理や卵料理、軽い肉料理など幅広く合わせられます。

◇2011 
CYCNUS RIVIERA LIGURE DI PONENTE PIGATO DOC
 
2011 ”シクヌス” リヴィエラ リグーレ ディ ポネンテ ピガート

 イタリア北西部、ピエモンテ州の南に位置する、リグーリア州の土着品種ピガート100%。酸、渋み等なかなか複雑な味わい。夏はキリッと冷やして。

◆2009 BARBARESCO Marne Forti
 2009 バルバレスコ マルネ フォルティ

 ワインの女王バルバレスコ。タンニンはそれほど強くなく、豊かな酸。野菜にも肉にも上手く合います。

☆唐桑さしみわかめときゅうりとささみのサラダ(味は、
ゴマがきいたバンバンジーマヨネーズ風)
 ☆パキーノのチェリートマトソースのナス和え
 ☆パキーノのチェリートマトソースのナス和えにチーズを加えオーブン焼きにしたもの
☆パスタトレネッテ・フレッシュバジルを使ったジェノベーゼソース
☆ゴーヤ・リピエーノ(リピエーノとは詰めのものことで、
ゴーヤの中の種をとったところにスパイスを利かせたひき肉を詰めて焼いたもの)

少し上級のスプマンテ。


イエルマンは国際的に評価が高いようです。


ピガートも良いですね~



トーゾ(Toso)のバルバレスコは見つけられませんでした。

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