COACH特集

2011年2月28日月曜日

Wine Bar AUBE@TOKOROZAWA

10年来のネット友達が所沢に勤めが移ったからと1年ぶりに連絡をくれました。それじゃあ、所沢に気になる店「Wine Bar AUBE」があるからと行ってみました。

ここのオーナーマミさん、実は数年前にmixiでマイミクになっており、最近ではTwitterでフォロー。新世界を中心になかなか良いワインがあるので行こうとは思っていたのですが、通過駅なので途中下車することもなくきっかけを失っていたのでした。
 最初は泡でと、神様アンリ・ジャイエが誉めたという仲田さんのクレマンを。ル・デュモン・クレマン・ド・ブルゴーニュ・ロゼ・ブラン・ド・ノワールNV(Maison Lou Dumont Cremant de Bourgogne Rose Blanc de Noir NV)

確かに苺のような香りと味わいが素晴らしい。フルーティーでありながらドライなスパークリング。


続いて何か美味しいPinot Noirを飲みたくなり選んだのがこのワイン。
シドゥーリ ピノ・ノワール 2008 ウィラメット・ヴァレー(SIDURI PINOT NOIR 2008 WILLAMETTE VALLEY)。AUBEはワインショップもやっているため、ショップのワインも+54%で飲むことが出来ます。

シドゥーリ(SIDURI)は古代バビロニアの酒の女神です。

テキサス生まれのアダム・リーが妻のダイアナとともに1994年から手掛けているPinot Noirのスペシャリストとも言えるワイン。現在カリフォルニア、オレゴンの27の畑から葡萄の供給を受けているとか。これはオレゴンの4っの畑の葡萄から造られているとのこと。

スクリュー・キャップなので侮っていたが、まず香りが素晴らしく、ブラックベリーや苺、赤い花のニュアンス。味わいも果実味たっぷりながら、ジャミーさはみじんもなく綺麗なアフターが長く続く私好みのピノ。


 シェフにワイン合わせて選んでいただいたオードブルの盛り合わせ。真ん中は「いくらとルイベの醤油漬け」、厚手のサーモンとイクラがロゼ・クレマンと上手く合いました。
 メインはココットで煮込んだ「鶉のトマト煮」。ちょっとピンぼけm(__)m

品薄な仲田さんのロゼ・クレマン。


シドゥーリのオレゴン・ピノ。WS誌では2008オレゴン全体の評価が97点。


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2011年2月24日木曜日

Jaffelin Moulin-a-Vent 2007

ジャフラン ムーランナヴァン 2007

先日、久しぶりにCOSTCOに行って何本かワインを買ってきました。
安いけど気に入っている、ジャフランのムーランナヴァン。クリュ・ボージョレはけっこう美味しいと思っています。同じボジョレー地区の村でもモルゴンなんかは長期熟成させないと駄目な様で、以前飲んだ物は外れだったのですが、これはフルーティーで早飲みのようです。2006ヴィンテージは確か1,198円だったのですが、円高の恩恵かなんと977円です。

外観:綺麗なルビー色。ボジョレーヌーボーよりは濃く、ブルゴーニュのピン・ノワールの色ですね。
香り:グラスの外にこぼれるほどではありませんが、ベリー系の良い香りがします。07はガメイ香があまりしないと思います。
味わい:タンニンは軽く収斂性は弱いです。酸味も適度にあり、醤油を使った照焼、煮物の魚料理にも合うように思えます。ただ、まだ試してないので予想です。この日はポークの生姜焼きでしたが、これも良いです。

ジャフランはCOSTCOの独占の様で他店やネットでは見かけません。楽天にあったムーランナヴァンはこれだけでした↓ 普通に造ったガメイ種葡萄のワイン=クリュ・ボジョレーも美味しいですよ。

まだちょっと気が早いかな(笑)↓
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2011年2月22日火曜日

LOU DUMONT Bourgogne Blanc 1999 Lea Selection

ルー・デュモン ブルゴーニュ・ブラン 1999 レア・セレクション

岡山県出身仲田さんのワイン。酒商(クルティエ)持込の物から厳選したレア・セレクションのACブラン。

エチケットの「天地人」は2年前の大河ドラマのタイトルと同じで、当時話題になりました。天候、土地、人によって葡萄=ワインは出来るということでしょう。人が一番大きい文字になっています。

外観:古酒らしく黄金色
香り:焦がしたナッツ、ほのかなバター
味わい:柔らかなアタック、焦がしたナッツのニュアンス、前回飲んだ時はシェリーの味わいを感じたのですが今回はあまり感じられなかったです。上手く表現出来ないのが悔しいですが、じっくりグラスと向きって飲むと色々な味わいがしてくるのも、このワインが辿った12年の歴史でしょうか?ちょっと大げさかな:-p

1999は既に売り切れでしたが、'98がわずか2本残ってました。WS誌の評価は'98、'99とも88点ですが、'99の方が「美味、フルーティで早飲み」、'98は「最上の物はフルーティで楽しめる。最悪の物は高収穫量と降雨で薄っぽい。」と当たり外れが大きい様です。


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2011年2月21日月曜日

イタリアワイン講座 第17回 「ピエモンテ-1」@Manner-BO

今月はトスカーナと並ぶ銘醸地「ピエモンテ」の1回目。トスカーナもサンジョベーゼを使った「キャンティ」を中心とした回と国際優良品種を使用した「スーパータスカン」系と2回に分けて教えていただいたのですが、D.O.C.G.が7つのトスカーナ州以上に12ものD.O.C.G.を誇るこの州についても2回に分けての開催です。D.O.C.を含めたD.O.P.はなんと58でイタリア1です。

ここは、トリノ・オリンピックがあったトリノが州都ですから、山間の州肉料理が主体故か赤のワインがワイン生産量の約70%を占めています。ワインの王『バローロ(Barolo)』、女王『バルバレスコ (Barbaresco) 』を筆頭に名酒が並んでいます。こちらは、ネッビオーロのワイン。

ワインは左から

1.D.O.C.G. Gavi del Comune di Gavi 2009
  この日唯一の白ワイン。品種はコルテーゼ100%。
  その昔、白ワインの葡萄品種がシャルドネとソーヴィニヨン・ブランぐらいしか知らない頃、「これは美味しいシャルドネだ」と勝手に思っていた恥ずかしい記憶を思い出しました。花や蜜のブーケ、酸味とかまろやかさは確かに出来の良いシャルドネみたいなところはあるのですが、後口に少し残るビターな感じが違いますね。
  この地の名物「バーニャ・カウダ」に良く合います。バーニャ・カウダとは英語にするとホット・ソース、これにはアンチョビを使っています。保存の利く塩漬け故、山間でも使われたのかなと思いました。山梨の煮貝なんかの例もありますしね。「ガヴィ村で造られたガヴィワイン」


2.D.O.C. Dolcetto d'Alba Supriore 2007
  ドルチェット100%。この葡萄からは色は濃いがまろやかな味わいのワインが出来るそうです。縁はまだ若々しい紫。

3.D.O.C. Barbera d'Asti "Montebruna" 2007
  カリフォルニアやオレゴンでも造られる多産品種バルベラ100%。果実味のあるミディアムボディのワイン。最初タンニンが強いと思ったが、口の中にワインを転がすと他の赤に比べそれほど強くないと実感。 エッジがややオレンジ掛かっており熟成が始まっているとのこと。バルベラは早飲み品種と言うことでしょうか?
 
4.D.O.C.G.  Barolo Serralunga d'Alba 2005
  果実味を感じて、タンニンはそれほど強くないからバルベラだろうと山を張ったのですが、「口の中を回してティスティングしてみて」との講師の言葉でやりなおすと、「おっ、タンニンが強い」と再認識。 6年経っていますが、まだまだフレッシュな味わい。熟成のポテンシャルは高い。
 
5.D.O.C.G.  Barolo "Sori Pressenda" 2005
  こちらは、煉瓦色で「古酒?」と思って飲んで見ても優しいアタックでまろやかな味わいです。ただ、古酒特有の湿った感じは弱いのでそれほど(10年以上)古くない?タンニンも回してみるとけっこうありますが、これは美味しいですね。
 
6.D.O.C.G. Brachetto d'Acqui 2009
  アルコール度5.5%の発泡デザートワイン。炭酸入り葡萄ジュースのようです。パンナコッタに合わせると美味しいそうです。ただし、カロリーには要注意(笑)

お料理は、バーニャカウダ(撮影前に食べてしまいましたw)とペンネのグラタン。



同じメーカーのものは見つけられず、大手フォンタナフレッダ社の「ガヴィ村で造られたガヴィワイン」はこれ↓

浅草の酒屋さんがインポーターだそうで、同じ造り手は見つけられずフォンタナフレッダ社ドルチェット・ダルバ[2007]はこれ。


やっと同じ物があったf^_^;


これは同じフォンタナフレッダ社のものがありました。


あの煉瓦色のバローロも「浅草の酒屋さん輸入の物」で見つけられませんでした。
浅草の酒屋さん「相模屋本店」の直輸入ワインはこちらで探してみて下さい。http://www.sagamiya-honten.jp/italy_wine.html

ブラケット・ダックイ/ブライダの最安はこちら。

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2011年2月18日金曜日

Ch. de Chamirey MERCUREY Blanc 2005

シャトー・ド・シャミレー メルキュレー・ブラン 2005

昨年、最北端ブーズロンのA & P de Villaine(アー・エー・ペー・ド・ヴィレーヌ)を訪れたコート・シャロネーズ地区。コート・ド・ニュイ、コート・フォ・ボーヌ、コート・シャロネーズと南下していきます。更にこの南にマコネーが続きます。ヴィレーヌについては少し暑くなってきたらブーズロン・アリゴテでも飲んだ時に書きますね。

マコンはマコン・ヴィラージュをよく飲むので知っていますが、メルキュレ・ブランは珍しいです。ニュイやボーヌに比べて割安ではないでしょうか?

『アントナン ロデ社はフランス ブルゴーニュ地方メルキュレに本拠を置く1875年設立のネゴシアンです。現在ではブルゴーニュ全域に180haものブドウ畑を所有する当地でも大規模な醸造元の一つとなりました。1990年以降、同社の最高醸造責任者を務めるナディーヌ・ギュブランはフランスのワイン専門誌『ルヴュ デュ ヴァン ド フランス誌』において1997年に女性で初めて「ベスト エノロジスト オブ ザ イヤー」に選ばれた才人です。

契約したブドウ栽培農家との厚い信頼のもとにつくられるネゴシアン ワインであるアントナン ロデ シリーズのみならず、ドメーヌ ジャック プリウール、ドメーヌ ド ペルドリ、シャトー ド シャミレィ、シャトー ド リュリーなどの彼らが所有もしくは販売権を持つ全ワインに、彼女の感性は反映されており、一貫して洗練された味わいのワインが造られています。

また近年では、その高品質なワインをより身近にというコンセプトのもと、ブルゴーニュにとどまらず南仏産のブドウを使ったカジュアルなヴァン ド ペイ シリーズも生産しています。
(Winedar HPより)』

実はこれ「下戸で飲まないから」と知り合いからの頂き物。ワイン好きを自称していると会社の宴会で安ワインを飲まされることもありますが、こういう頂き物も貰えることもあります。

ネットで調べて見ると「リトル・モンラッシェ」云々の惹句が並んでいますが、さてどうでしょう?

外観:濃い黄金色。熟成を伺わせます。
香り:トロピカルフルーツ、やや焦げたナッツの香り、白胡椒のスパイス。こういう香りのするブルゴーニュは好きなので期待出来ます。
味わい:酸味はまろやかになってきています。マコン・ヴィラージュの味わいをよりリッチにした感じ。最後にわずかながら苦みが残るのは、保存状態の問題か、残念です。ただ、熱劣化とまでは言えないのでこのワインの個性か?

冷暖房をきちんとしているお宅での常温保存なので熟成が進んだためか、ちょうど飲み頃のように感じました。このメルキュレ、ニュイやボーヌに比べて割安ではないでしょうか?

残念ながら白は全て売り切れ、ブルゴーニュの良年2005の赤がわずかながらありました。


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2011年2月17日木曜日

DOMINIQUE LAURENT CHAMBOLLE-MUSIGNY 1er LES FOUSSELOTTES 2001

ドミニク・ローラン シャンボール・ミュジニー プルミエ・クリュ・レ・フスロット 2001 

昨年ボーヌのワインショップ「マグナム」で買い求めたドミニク・ローランの1erを思い切って開けてみました。

今更紹介するまでもないのですが、菓子職人からワインメーカーになったドミニク・ローラン。自身はブドウ畑を持たず、最良の葡萄を購入し、ニュイ・サン・ジョルジュの醸造所でワインを造っています。各アペラシオンのポーションは小さく、半面、1本1本のワインに十分なケアを施し、「新樽200%」といわれるように1回の醸造で新樽を2回使っています。また、通常ワイン造りに使用する硫黄などを使用しない自然な作り方がドミニク・ローランのスタイルです。樽の木もワインにとって良いからと深夜伐採したものから作るとか。

新樽200%というとバニラ香むんむんかと勝手に想像していたのですが、とてもエレガントなワインでした。

外観:縁は少し煉瓦色がかってきていますが、まだまだ元気そうです。
香り:10年も経っているのにベリー系の果実香、少し土や茸の香りも混ざっています。
味わい:酸もタンニンも熟成を経てちょうど良いまろやかさ。口の中から鼻に抜ける香り。すっきりと口の中に広がり消えていく酸味と旨み。こういう味わいは流石。自分のボキャブラリーが少ないことを痛感しました。

実はローランさん、ボーヌのこのレストランMa Cuisineで我々がランチを取っている時隣で食事をしていたのです。

この時も鴨を食べたんですけど美味しかった。ワインと共に旅の思い出がよみがえってきました。




現地50ユーロ位だったのですが、同じものはありませんでした。1erだとこれですかね?


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2011年2月16日水曜日

Chateau Tour du Pas St.Georges 2002

シャトー・トゥール・デュ・パ・サン・ジョルジュ 2002


米国在住の友人が日本出張中に部屋で飲もうと購入したワインだそうです。「買って来たら風邪で発熱して飲めなくなったのでフロントに預けておく」と電話があり、取りに行ってきました。デイリーワインを入れておく12本用セラーから何気に出して飲みながら、「これどこで買ったんだっけ?」と思い出して、「また出張するからその時一緒に飲みましょう・」と言われたのを思い出しました(苦笑)ゴメンナサイ飲んじゃいましたm(__)m

これはボルドー右岸のサンテミリオン衛星地区「サンジョルジュ・サンテミリオン」のもの。
バルバンヌ河沿いの南向き斜面を占める栽培面積僅か185haの小さなアペラシオンとのこと。


外観:煉瓦色が9年の熟成示しています
香り:干したプラムや甘草等のハーブ、やや青いユーカリ系の香りがします。
味わい:熟成によりタンニンはマイルドになっています。古酒独特の香りが酸味と共にk広がります。家内はこの古酒香が苦手のようです。逆に古酒好きにはお薦め。

セパージュはメルロー60% カベルネ・フラン30% カベルネ・ソーヴィニヨン 10%

青い香りはフランからのものでしょうか?

何故か2002年だけ販売していたようですが、全て売り切れ。参考までに


励ましのクリックを(笑)↓

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2011年2月14日月曜日

DOMAINE SERENE Pinot Noir YAMHILL CUVEE 2006

ドメーヌ・セリーヌ ピノ・ノワール ヤムヒル・キュヴェ 2006


低価格ワインが続いたので、週末はこのオレゴンワインを開けてみました。
昨今、不景気のためか北米ワインは輸入中止の物が多く、一時的に投げ売りセールで安く手に入るのは嬉しいのですが、それが売り切れたら、直接個人輸入しないと手に入りません。Londer、Derbes等美味しいのに輸入打ち切りのワインが多く嘆かわしい物です。景気が良ければ、試しに買ってみて美味しいから人気が出ることもあったのでしょうが、こう消費が冷え込んだのではそう言うわけにも行かないのでしょう。特に私が危惧しているのは、生産量が少なく値段も高めのオレゴンワインです。セラーのオレゴンワインも徐々に減ってきて、3000円程度の値頃な物が輸入されなくなると困るオレゴンワインファンの一人です。

まあ、このドメーヌ・セリーヌはある程度の評価があるのでそんな心配はないでしょうが。

2009年にワイナリーで購入したものです。

外観:濃いルビー
香り:スパイス、レッドフルーツ
味わい:ベリーやブラックチェリー等のみずみずしい味わい。ベルベットのような滑らかなタンニン。スモーキーな味わい、ピノ特有の土っぽい等々

2006は全て売り切れで、2007が出回っています。2007は天候不順で葡萄の出来はあまり良くなかったようです。そのためか5,000円を切る価格です。不出来の年とは言え、醸造家が頑張ると良いものが出来るので試してみる価値はあります。


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2011年2月10日木曜日

Lama di Pietra 2008

ラーマ・ディ・ピエトラ [2008]

さて、安旨と言えばイタリア。
イタリアの格付けは、厳格な審査がある統制保証付原産地呼称(D.O.C.G.)が最も格があり、ついで統制原産地呼称(D.O.C.)、地域特性表示(I.G.T.)、テーブルワイン(VDT)となっていますが、これはイタリアの踵プーリアI.G.T.。

プーリアと言えば、アメリカを代表する葡萄ジンファンデルの原種と言われるプリミティーボが有名ですが、これは、ウーヴァ・ディ・トロイアという、バルレッタ地区やバーリ県で広く栽培されていると言う葡萄を使用。なんでもギリシャから伝えられた品種である可能性が高いそうです。この葡萄を100%使用しているワイン

外観:濃いルビーレッド。
香り:イチゴや黒果実のジャム、スミレの豊かな香り
味わい:酸味もありますが、果実味豊かでやや甘みを感じます。

照焼のチキンやタレ味の焼き鳥などに合わせるととても美味しいワインです。


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2011年2月9日水曜日

NUGAN ESTATE THIRD GENERATION CHARDONNAY 2010

ヌガン・エステイト サード・ジェネレイション シャルドネ 2010
最近は分不相応に比較的高いワインを飲んでいる。口が肥え、また友人にも贅沢なワインを飲む人がいるので、ついそうなってしまうのかもしれません。と言っても5,000円~1万円位なのですが・・・・

ワインを飲み出した頃は、300円のカラフェ入りの「カリフォルニア・シャブリ」とか飲んでいました。

私自身は安くて美味いワインも大好きで、時折そんなワインをセットもので買っています。このワインも2,640円の4本セットの1本。1本あたり660円。外れたら外れたで、こういうワインもあるんだなと思うし、当たれば「この値段で信じられない」と思うわけで、安旨ワインが私の原点とも言えます。

さて、このオーストラリアのワインは?

外観:淡い黄色で粘性があります。アルコール強いのかな?
香り:パイナップル等のトロピカルフルーツの香り。酸味も感じられます。
味わい:熟した桃やトロピカルフルーツをギュッと詰めたような味わい、後口はパチパチっとはじけるように消えていきます。

まあ、凝縮感とはこれだと言えるようなワインで、果実爆弾と言えばそうなんですが、嫌味もなく爽やかに飲めます。ステンレスタンク発酵で樽は使わずボトリングされているようです。



なんと777円。でも希望小売価格は1,995円と書いてありますが、あながち否定出来ない価格ではあります。2,000円前後の価値はあります。


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2011年2月8日火曜日

Chasseur Pinot Noir Umino Russian River Valley 2007

シャスール・ピノ・ノワール ウミノ ロシアン・リヴァー・ヴァレー 2007


久々のカリフォルニア・シングル・ヴィンヤードもの。

ソノマにあるハンター・ヴィンヤードの作。既に書いたことですが、オーナー兼ワインメーカーはウィリアム・ハンター、商標登録の関係でフランス語でHunterを意味する 'Chasseur'をブランド名にしたとのこと。

2009年に、サンフランシスコのピノ・デイズでビルに会った時、その話をすると、「君はフランス語が出来るのか?」と軽く受け流されてしまいました。

しかし、久々に飲むビルのシングルヴィンヤードものは美味い。

外観:ガーネットと言って良いような濃い色合い。かろうじて向こうが見えるから日本ソムリエ協会風に言えば、ルビー?
香り:ベリー系の濃い香り、スミレの花、バニラ
味わい:酸味もあるが滑らかなタンニン、口の中に旨みが広がります。MLFから来る味わいで美味しいヨーグルトのように感じられたり、果汁そのものを飲んでいるように感じられたり、複雑に絡み合った味わいは秀逸。口の中での伸びも素晴らしい。

最近、ブルゴーニュの良い造り手の濃い目ワインが美味しいと思いましたが、4~5年で味わう上級カリピノも美味いなあと再認識したワインです。

Wine Spectator誌ではSonoma CoastやRussian River Valley等のAVAもので90点、シングルヴィンヤードもので93~94点をコンスタントに取っています。

このシャスール、セカンドのカザール(スペイン語のハンター)とともに最近インポーターが付いて、日本に輸入されるようにはなりましたが、このUminoなどは未輸入です。

サンフランシスコでの販売価格は$59,95。ちなみに$54.95のレイヒルが国内希望小売価格8,000円です。

ロシアンリヴァーヴァレーAVAのピノがこの価格です。レイヒルは売り切れたようですね。


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2011年2月7日月曜日

デイリーワインフェスタ*みんなでワインを選定する大試飲会*@ワイズワインギャラリー

楽しい企画をいつも開いてくれる銀座ワイズワインギャラリー。
今回はデイリークラスの48種のワインを試飲して、うち5種類を投票し、結果に基づいてワイズワインの6本、12本のセットを決めるという催しでした。
100名ワインファンが参加。

フランス・ラングドック、同じくボルドー、イタリア、チリ、スペイン等の1,500円~1,800円のワインが並びます。

このクラスのワイン、私は愛飲しています。(もっと安いものも多いですがw)
収量をそれほど制限しない葡萄畑で育てた葡萄を機械積みしているイメージがあります。また、何時ぞやフランスの醸造家と話した時、そのワイナリーでは一番搾りのみを搾汁し終え、それをワインにしているそうですが、更に果汁を絞ったものは別のワイナリーに売るそうです。そのとき思ったのは「そういう果汁を使ったりしてコストを下げて造るワインもあるんだ。」と言うことでした。

左の2本はCOSTCOでも販売している、コート・デュ・ローヌのラ・ヴィエイユ・フェルム・ルージュとブラン2009です。COSTCOが出来た頃は良く買って来たことがあるワインです。
造り手はシャトー・ヌフ・デュ・パプで名高いドメーヌ・ペラン。ルージュのセパージュはグルナッシュ50%、シラー20%、カリニャン15%、サンソー15%。ブランではグルナッシュ・ブラン 30%、ブールブーラン 30%、ユニ・ブラン 30%、ルーサンヌ 10%となっています

いずれセットが出るでしょうが、気に入ったものをいくつか紹介します。
このクラスでの優劣の見極めは嫌な味や香りがしないこと(当たり前ですが)、飲み込んだ後口の中に苦味やエグミが残らないことだと思います。それから葡萄の特徴が全くわからないものも個人的には駄目ですね。

まずは、あっさりスッキリしたヴェネト州のピノ・グリージョ。

ニュージーランドらしいトロピカルな味わいのSB


本国フランスでは作られていないカルメネール。チリでも粒の大きいメルロと思われていたようです。この柔らかさは特筆もの。


最近講座でお勉強した、モンテプルチアーノ・ダブルッツォ。安旨ワインと言えばイタリアがかなり有力です。食事に合わせ易いのも良いですね。ただ、ここは6本セット売りです。大人買いはいかが(笑)


ラ・ヴィエイユ・フェルムのブラント、ルージュはデイリーとしてお薦め。

ラ・ヴィエイユ・フェルム ブラン 750ml

ラ・ヴィエイユ・フェルム ブラン 750ml
価格:1,260円(税込、送料別)


ラ・ヴィエイユ・フェルム ルージュ 750ml

ラ・ヴィエイユ・フェルム ルージュ 750ml
価格:1,260円(税込、送料別)


数的にラングドックが多かったのですが、見るべきものは無かったのは残念でした。

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