COACH特集

2012年7月28日土曜日

CWG(カリフォルニア・ワイン・ガーデン)で最後のワイン飲み

先日行ったばかりで、このブログにも書いたのですが、まさに本日28日をもって営業を終えるCWG(カリフォルニア・ワイン・ガーデン)。

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7月28日
CWGファイナルパーティー情報
時間:16時~21時
会費:3000円
飛び入り参加OK予約フリーです。
美味しいワインと
簡単な食事をご用意しております。

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空いている日に友人が予約していたのでワイン仲間と行ってきました。

ワインは、差し入れ(?)やらなんやらでこんなものを

☆Ch.igai Takaha Charming Wing Sparkling Blanc de Noirs Sonoma Coast 2009
シャトー・イガイタカハ チャーミング・ウイング・スパークリング ブラン・ド・ノワール ソノマ・コースト2009

 シャトー・イガイタカハはオーナーのNAPAさんが、クラッシュパッドに造らせたもの。愛犬の魅羽ちゃんから名付けられたものとか。ブラン・ド・ノワールの割に酸味のあるすっきりした味わい。

◇Kistler Chardonnay "Camp Meeting Ridge" Sonoma Coast 2001
キスラー・シャルドネ キャンプミーティング・リッジ ソノマ・コースト 2001

今は畑の所有者フラワーズの単一畑で出荷されていますが、当初は葡萄だけを売っており、Kistlerの高得点ワインとして売り出されていたもの。キスラーは早飲みと言われますが、ブドウ収穫から11年近くたつのにまだまだ酸味も健在で古酒っぽくはなっていません。

◇Floewers Chardonnay "Camp Meeting Ridge" Sonoma Coast 2007
フラワーズ・シャルドネ キャンプミーティング・リッジ ソノマ・コースト2007  Kistlerは差し入れだったので、これがあるとはわかっていないのに、本家フラワーズを友人が持込み。共通の酸味は感じられますが、樽使いが少し違うような。

◆Ken Wright Pinot Noir Abbott Claim 2008
ケン・ライト ピノ・ノワール アボット・クレイム 2008

私の持ち込みは、オレゴンのケン・ライト。ケン・ライトは昨年訪れたのですが、ケンさん直々に案内してもらったアボット・クレイムのピノ。酸味と凝縮された味わいは北カリフォルニアのピノと共通しますが、スモーキーさが加わっているところがオレゴンらしさか。

◆Cobb Rice Spivak Vineyard Sonoma Coast Pinot Noir 2008
コブ ライス・スピヴァック・ヴィンヤード ソノマ・コース ピノ・ノワール 2008

これも差し入れ。CWGはカリフォルニアワインを生業にしている人や強烈なファン、カリフォルニア在住のワインファンなどコアな関係者が多く、うまくいくとこんな差し入れにありつけることもあります。これから、こんなお店がまた現れるのか考えると寂しい気がします。
この夜はオレゴンを除いて、ソノマコースト特集か!?
きれいな酸味のピノ・ノワールです。

カリフォルニアワインがまだ甘く酸味がないと思っている人がまだいますが、今夜のワインたちをぜひ味わってみてもらいたいと思います。

Paul Lato Syrah Larner Vineyard "Cinematique" Santa Maria Valley 2009 
ポール・ラトー シラー ラーナー・ヴィンヤード ”シネマティック” サンタ・マリア・ヴァレー 2009

 サンタ・バーバラ近くのサンタ・マリア・ヴァレーのシラー。ポール・ラトーはピノ・ノワールやシャルドネも生産量が少なく多くはレストラン向けに納入されてしまうそうです。このあたりはローヌ・レンジャ-と名乗ってローヌスタイルのワインを造る人も多いのですが、このシラーは北ローヌの様な酸味のあるエレガントな造り。いわゆるローヌ・レンジャーの太いワインとは異なります。

 何時ものミヤジ豚のハム

 このサラダも独特で根菜までが入った「農家さん直送ゴロっと野菜サラダ」

石田純一さんおすすめ「つっきー一族秘伝!焼き餃子」
シラーにはラムでしょ(笑)


これらの料理はもう食べられないのかもしれません(T_T)

なお、ツッキーシェフは8月オープンのワイン厨房tamaya3号店でも特製餃子を出すそうです。小籠包みたいに肉汁が飛び出しますから要注意。
 

フラワーズのキャンピ・ミーティング・リッジ


ケン・ライトのアヴォット・クレイムは少量生産のため国内向けはレストランやホテルに行ってしまうそうです。このワインはアヴォット・クレイムを含むブレンドでお買い得かも。


COBBはここに少しあります。



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2012年7月23日月曜日

ありがとうCWG(カリフォルニア・ワイン・ガーデン)

2002年7月麻布十番にオープンして以来10年、カリフォルニア・ワイン・ファンの集う聖地として存在していたCWG(カリフォルニア・ワイン・ガーデン)が、7月28日をもって閉店します。
このブログでも多く紹介しているように何度もワイン会やプライベートの飲み会で大変お世話になりました。
そこで、貸切にしてソムリエSさんやシェフTさんにも同席していただいて料理持ち寄りのパーティーを開催すると言うので参加させていただきました。
思い起こせば、2006年6月にここの常連Tさんにネット上で教えてもらったPinot Daysと言うサンフランシスコのワインの催しに行き、その後、三軒茶屋のみ山やここCWGでのワイン会にお誘いいただき、それ以来、趣味はワインしかないような生活になってしまいました。
カリフォルニア・ワインだけでもいろいろ(?)大変なのに止せば良いのに、ピノ・ノワールの縁から、ブルゴーニュまで手を出し、さらに訪問まで、友人のつながりでイタリア、スペインと手を広げ過ぎの感があります。それもこれも、TさんやSさん、MさんさらにここのオーナーNAPAさんのおかげと恨めしく思っています(笑)

この日は上記のワインは一部で少しずつ飲んでいるうちに酔っぱらってしまいましたので、一部のみ紹介。
◇Diatom Chardonnay Clos Pepe 2009
この日はOJAI(オーハイ)のClos Pepe 2004も出ていたのですがそれは写真がないorz
ここの畑はサンタバーバラ郡のSanta Rita Hillsにあるのですが、南にあるにもかかわらず酸味とミネラルの切れ味が特徴。Diatomは樽も使っていないと思われるのでさらにすっきり感があり、雑味の無い素晴らしいワインです。この次の2010ヴィンテージから畑名を付けず、波紋、風音等漢字シリーズになってしまいました。どれがどの畑かあてる楽しみも出てきました(笑)
OJAI は樽も使っており少しクリーミーな味わいがします。酸味とキレを味わうなら、3~4年が飲み頃かな。

◇LAIL VINEYARDS BLUEPRINT SAUVIGNON BLANC 2008
サンセールを目指して酸味、ミネラルを意識した造りのワインだそうで、これの上級キュベ「ジョージア」は1万5千円 台とカリフォルニアのソーヴィニヨン・ブランとしては考えられないほどの価格。10万円以上するオーブリオン・ブランと並び称されるほどですから止むを得ないかもしれません。
酸味は豊かですが、厚みがあるのはやはりカリフォルニアか?

◆BERINGER LEANING OAK 2008 NAPA VALLEY MERLOT
◆CLINE BRIDGEHEAD ZINFANDEL 2007
◆IRON HORSE VINEYARDS ESTATE PINOT NOIR 2000
◆Mount Eden Vineyatds ESTATE PINOT NOIR 1997
◆ROAR GARYS' VINEYARD PINOT NOIR 2001
◆Au Bon Climat PINOT NOIR "La Baugs" 1995
◆DARIÔUSH NAPA VALLEY SHIRAZ 2001

等々、ワイン会の目玉になるようなワインばかりでしたが、いかんせん会話が楽しすぎてワインに集中できず、紹介だけにいたします。

料理はTシェフにお休みいただきたいので、料理は持ち寄り。
私も2度目の作成となる「ポーク肩ロースの120℃ロースト」を持って行きました。
好評だったので、ここにレシピを載せますね。(押し売りとも言いますが・・)
1.ポーク肩ロース500gをジップ・ロック等に入れ、リンゴジュース1/4カップを加えて1時間ほど漬け込んで甘みを加える。
2.オーブンを120℃に温める。肉に付いたリンゴジュースをペーパータオルで拭き塩小さじ2杯を肉全体にすり込む。
3.天板の網の上に肉を乗せ、120℃で60~70分焼きます。柔らかめが好きなら60分。さらに組み込み型のオーブンは火の通りが早いので調理時間を10分短くする。家の場合は柔らかめかつ組み込みオーブンなので、50分。
4.オーブンから出したら、アルミホイルで包み、肉汁を閉じ込めます。
肉汁が収まったら、7mm位に切ってサーブします。
副菜としてポテトとガーリックのローズマリー風味蒸し焼きを作って盛り付けます。
ソースは柚子胡椒小さじ2杯とオリーブオイル大さじ1杯を混ぜたソースでいただきます。
これだけでなく皆様の多くの持ち込み料理が食べきれないほど
 Deviled Eggs
チキンの煮込み
デザートも
麻布十番名物たい焼きやマカロン
ペカンパイ(pecan pie

 とにもかくにも楽しい夜であわてて飛び出して終電で帰宅したのでした(苦笑)

インポーター移動で37%オフだそうです。


Diatomはもう有りませんが、OJAIのバックヴィンテージがありました。


ダリオッシュのシラーズはイラン原産の葡萄を使っているとのことで、「これが原種だとイラン出身のオーナーが言っている」とはSソムリエ情報。





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2012年7月19日木曜日

イタリアワイン講座 上級編Abbinamento(アッビナメント)第8回@Manner-BO

今回は茄子のパルミジャーノ焼きがメイン。
合わせて気仙沼唐桑地区から送られてきた、活き帆立。



Rotari Talento Brut NV Rotari
 ロータリ・タレント・ブリュット NV ロータリ

このタレントとは、いくつかのイタリア生産者が集まって、DOCまたはDOCGで、かつ瓶内二次醗酵で製造された発泡性ワインを「タレント」と呼ぼうという、活動だそうです。指定地域内で収穫された、栽培指定ブドウ品種(シャルドネ、ピノ・ビアンコ、ピノ・ネーロ)のみで製造され、瓶内熟成期間は最低15カ月という、厳しい商品のみが「タレント」と呼ぶことができ、現在はトレンティーノを始め、アルト・アディジェ、ロンバルディア、ヴェネト、フリウリ、ピエモンテといった地域の生産者の一部が活動を始めています。このロータリはその運動の牽引している生産者。
シャルドネ100%

◇I.G.T. Sicilia Inzolia 2010 [Terra Buona]
シチリア・インツォリア 2010
シチリアInzolia種のワイン。以前はマルサーラ酒の原料だったそうで、アルコールを食おうかするために使われていたそうですが、近年素晴らしい白ワインになることが注目されて単独や少量のシャルドネ、グリッロ、カタッラット、グレカニコ等をブレンドして優良な白ワインが造られています。トスカーナでこの葡萄はアンソニカと呼ばれています。

◆I.G.T. Sicilia Nero d'avola "Gulfi Nerojbleo" 2008 [Gulfi]
シチリア・ネロダーヴィラ ”グルフィ・ネロイブレオ”2008
これもシチリアの赤。綺麗なルビー色。柔らかい酸味。


◆I.G.T. Salento Negroamaro "Norie" 2008 [Reale] 
 サレント・ネグラアマーロ ”ノーリエ” 2008
プーリア州、ネグラアマーロ100%

◇D.O.C.G. Greco di Tufo 2010 [Benito Ferrara]
 グレコ ディ トゥーフォ 2010
 カンパーニャ州
◇I.G.T. Sicilia Dalila 2010 [Feudo Arancio] 13%
シチリアの白。トロピカルフルーツの香り。グリッロ80%、ヴィオニエ20%
□I.G.T. VENEZIA GIULIA PINOT GRIGIO "CUPRA RAMATO" 2009 13% [ATTMES]
ピノ グリージョ クプラ ラマート 2010 アテムス

フリウリ・ヴェネチア・ジューリアのピノ・グリージョ淡いピンクと言うかオレンジの色がついています。
ヒコイワシのオリーブオイル煮

 *キャベツのオイル蒸し



ナスのパルミジャーナ

こんな形で届いた帆立貝

グリルするだけでとても美味しい。


楽天で見つかったワインは下記の通り。



グルフィ・ネロイブレオ[2007]
グルフィ・ネロイブレオ[2007]
価格:2,184円(税込、送料別)








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2012年7月11日水曜日

COPAIN Chardonnay Tous Ensemble Anderson Valley 2010

コパン シャルドネ トゥス・アンサンブル アンダーソンヴァレー 2010
暑くなってきたので白ワインばかり飲んでいます。今回は、5月に来訪したコパン(Copain Wines)のシャルドネ。

ワイン名トゥス・アンサンブルは「みんな一緒」という仏語で、カリフォルニア最北アンダーソンヴァレーにあるいくつかの自社畑のキュヴェのブレンドです。

外観:やや緑がかった黄色。
香り:レモンやグレープフルーツの柑橘系の香。
味わい:柑橘系の綺麗な酸味、ステンレスタンク発酵で樽は使っていない様で蜂蜜やバニラは感じられません。まだ新しいので、切れ味の鋭いミネラル、石灰を想いおこすフィニッシュ。まるでChablisのようですが、果実味の厚みはフランスのシャルドネではなかなか感じられないと思われます。

最近はこういう酸がきれいなワインがお気に入りです。アルコール度13.8%。現地のサービスマン(Danielって名前だったと思います)によると、早摘みをしても酸味のきれいなワインを造っているとか。水曜日の予約ティスティングだと、サービスとテーブルを挟んでワインの細かい説明を聞きながらティスティングしてからワインを購入することが出来ます。

ワインナリー価格は$28なので、税込 3,024円というのはお買い得ですね。こんなに厚みのあるシャブリはこの価格だと買えないと思います。



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2012年7月7日土曜日

D.O.C. Trentino Traminer Aromatico 2009 Pojer & Sandri

D.O.C. トレンティーノ トラミネール アロマティコ 2009 ポイエル エ サンドリ

先日のアッビナメント講座で選択したワイン。エスニック風な味わいには合ったが、小鯵の南蛮漬けとか鷹の爪を使った料理が出たので開けてみました。

その後、ネットでいろいろと調べてみると、ゲヴェルツ・トラミナールの原産地はトレンティーノ・アルトアディジェ州、ボルツァーノ県の テルメーノ(Termeno)と言う町で、ここでは何にでもトラミネール アロマティコのワインを合わせているとか。

ポイエル エ サンドリ1972年、フィオレンティーノ・サンドリとマリオ・ポイエルによってファエドに設立された、トレンティーノを代表する造り手。

外観:少し濃い目の黄色
香り:このアロマティック品種特有のライチの香、白コショウなどのスパイス香、薬草のハーブ香
味わい:ポン酢等の料理に合わせると、甘みとアフターの苦味が気になるが、少し辛めのタイ料理「鶏肉のバジル炒め(ガイパット・パカオ)」に合わせるととてもよく合いました。

卵は油が冷たいうちにフライパンに入れ、その後加熱するとうまく揚げることができるとテレビでやっていたので真似てみたらうまくできました。油の飛び跳ねに注意してくださいね。

今回食べたのはこのレトルトでした。


ワインはこれ。



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