COACH特集

2011年12月31日土曜日

Domaine Serene Chardonnay Cote Sud 2006

ドメーヌ・セリーヌ シャルドネ コート・スッド 2006
多くのオレゴン・シャルドネはカリフォルニアワインにならって、UCデービス・クローンを使っていますが、ここはよりオレゴンに合っていると言われるディジョン・クローンを使用しているとのことです。

外観:濃いめの黄色
香り:桃、完熟リンゴ、トロピカルフルーツ
味わい:酸味はありますが、5年たっているためかあくまでもまろやか。ブルゴーニュ的繊細さとミネラルがありながら、トロピカルフルーツのような凝縮したカリフォルニアの力強さをあわせ持っているワイン。

オレゴンのシャルドネは酸味が強くミネラルが弱めなので刺激的に感じるものが多かったのですが、これは違います。

真鯛のアクアパッツア風オリーブ・オイル・トマト煮込みに合わせてみました。

トマトの酸味とガーリックオリーブオイルがうまいです。

さて、今年一年飲んだくれのお付き合いありがとうございました。また来年もありふれたもの、珍しいもの等々、お小遣いの許す限り飲んでいきますのでよろしくお願いします。

よいお年をお迎えください。

シャルドネは畑違いの2008くらいしか見つけられませんでした。でもこれも美味しいですよ。


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2011年12月27日火曜日

Chateau Sakaori Muscat Bailey A 2008 Barrel Aged

シャトー酒折 マスカット・ベーリーA 2008 樽熟成
最近、ワイン仲間達は日本ワインに帰依(?)する者が多く、新潟のカーブドッチやら、長野のはすみふぁーむ&ワイナリーやら色々とワイナリー詣でをしております。
私は以前のマナボーの日本ワイン会でマスカット・ベーリーAのワイン等飲んでこれは良いなと思い始めておりました。
その時のベーリーAでは、ココファームの第1楽章とシャトー酒折のキュベ・イケガワが気に入ったのですが、第1楽章は酒折よりも高くかつ入手はほとんど不可能なので、キュベ・イケガワを何度か購入して味わいました。2008年には酒折にも行きました。

これはキュベイケガワの下の樽熟成。2008年当時はワイナリーでもイケガワが一人1本、樽熟成も2本しか売って貰えませんでした。今はどうなんでしょう?今回米国にイケガワを3本持って行って、お土産にしました。

ご存じの通り、マスカット・ベーリーAは本のワイン用葡萄の父とも呼ばれる川上善兵衛が1927年につくり出した、日本の赤ワインを代表する品種です。これだけを飲んでいると、苺のような果実味と円やかなタンニンで、土っぽさもありなかなか気に入っています。ある種ピノ・ノワールっぽい物も多く作られています。最近の造り手はブルゴーニュやカリフォルニア等で研修しているから当然かも知れませんね。

外観:濃からず薄からずのルビー色
香り:苺等の赤いベリー系果実香、最後に樽由来のバニラ香
味わい:酸味はやや弱め、円やかなタンニン。糖度は無いのでしょうが、口の中にやや甘みを感じます。

 さて、これと合わせたのは昨年のフランス行きの時。シャルルドゴール空港で買い求めたフォアグラの缶詰。
食べかけで恐縮ですが、こんなスライスが2片入っています。フォアグラにはポートワイン等甘いワインを合わせるのですが、ベーリーAの奥底の甘みとフォアグラの味わいなかなかのマリアージュと自画自賛(笑)



これは安い!!在庫は後5本です。


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2011年12月25日日曜日

Domaine Roger Lassarat POOUILLY-FUISSE Racinee 2000

ドメイヌ・ロジェ・ラサラ プイィ・フュイッセ・ラシーヌ [2000]
プイイ・フュッセ地区のヴェルジッソン村のブドウ栽培農家出身のロジェ・ラサラが、樹齢100年を超える区画の葡萄(シャルドネ)から造る、フランス語で根っこという名の“ラシーヌ”。密植10000本で地中深くから石灰質土壌からミネラル豊かなブドウだそうです。

夏に飲んで酸味が強い印象でした。改めて開けると酸味は健在ながら、厚みと旨みがましているように感じました。

この夜は、おでんと合わせて見ました。

流石に牛すじには合いませんでしたが、いかげそ巻等練り物系にはぴったり。
甲州や泡のほうがもっと合うとは思いますが、こういうチャレンジ(?)も面白い。

外観:熟成を感じさせる黄金色
香り:レモンのような柑橘、ハーブ、最後に蜂蜜
味わい:酸味は健在、旨味が豊かです。

こういう味わいだと和食系にも合うと思いました。


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2011年12月24日土曜日

BELLE PENTE MURTO VINEYARD PINOT NOIR 2006

ベルペンテ ムルト・ヴィンヤード ピノ・ノワール 2006

最初に開けたオレゴン土産のピノ。ポートランド・ダウンタウンのワインショップVinopolisにて購入。

1978年からDundee Hillsにある畑だそうです。

外観:ピノとしては濃いめのルビー色
香り:赤いベリー系の果実
味わい:酸味はマイルド、Dundee Hillsの特徴であるスモーキーな味わい。

これで$30、円換算2,400円以下とは円高の恩恵。Vinopolisは物によってはワイナリーより安い。オレゴンだけでなくカリフォルニアはもちろんのこと、フランス、イタリア等のワインも豊富。店員さんによっては日本から来た等と話してみると割り引いてくれることもありました。そのうえ、Wine Spectator誌を買おうとしたら、「持って行って良いよ」ってこともありました。

このワインは日本未発売の様です。オレゴンワインをもっと売って欲しいと思うのは私だけじゃないでしょうね。

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2011年12月22日木曜日

NICOLAS POTEL 1er BEAUNE LES GREVES 2006

ニコラ・ポテル プルミエ・クリュ ボーヌ・レ・グレーヴ 2006
帰国後第2弾

ニコラポテル ボーヌ・プルミエ・クリュ レ・グレーヴ
外観:綺麗なルビー色。
香り:ベリー系の黒い果実、土、キノコ。まだ新しいヴィンテージの割には枯れたニュアンスの香り。
味わい:バランスの良い酸味。ミネラルの旨み、滑らかなタンニン。
オレゴンとの差について飲みながら考えて見ると、オレゴンはスモーキーだったり黒胡椒のスパイス感か?馴染みのワインレストランにこれの2003があったので、今度飲んで見よう。

あっ、ここにまだ9本あります。
ニコラ・ポテル ボーヌ・レ・グレーヴ[2006]

ニコラ・ポテル ボーヌ・レ・グレーヴ[2006]
価格:3,150円(税込、送料別)


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2011年12月21日水曜日

Alexandre Bonnet Blanc de Noir Brut NV

アレクサンドレ・ボネ ブラン・ド・ノワール・ブリュット・N.V.
帰国後最初のワインは、シャンパーニュで!今回の旅行でお世話になった皆さんへの感謝をこめてボネのブラン・ド・ノワール。9月に買ったワイナリー『和泉屋』さんの3本セットの最後の1本。

外観:まさに黄金色
香り:熟したリンゴ
味わい:シャンパーニュグラスでなくティスティング用のグラスで味わってみました。
     思った以上に辛口。青リンゴではなく赤く熟しているが甘味がなく酸味の強いリンゴをかじったよう。少しビターなアフターも。

レ・リセに所有する自社畑、100%手摘みで収穫された平均樹齢 25年のピノ・ノワール100%からつくられるブラン・ド・ノワールです。

まだ、在庫はたっぷりあるようです。私もクリスマス用に買っておこうかな。


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2011年12月20日火曜日

Trip to OREGON & CALIFORNIA 13 Go back to Japan by DELTA209

だらだらと長い旅程の日記を書いてきましたが、それも今回で終わり。
12時40分発のデルタ209便で帰国します。
今回は円高に目がくらみ、いつもなら100円超のレート計算で、$50なら5,000円超と諦めていたようなワインも1ドル80円なら4,000円、実際には77円や78円で考えると3,900円前後とすごく安いと感じてしまい、買いすぎてしまいました。いくらドルが2割安だからって、倍買ったら負担増になりますよね(苦笑)

ハンドキャリーは6本ケースとトランク内に3本。オレゴンで26本購入し、2ケース24本はポートランドの日通から直送。サンフランシスコからカリフォルニアワイン21本、何故かイタリアワイン3本を空輸。

空港へは3時間前の9時頃向かう事にしました。チェックインはホテルのPCで済ませ航空券も印刷します。流石、Airportの名が付くホテルだけあります。

荷物も全て預けショッピングモールをうろうろ最後の土産に、温泉まんじゅうならぬチョコレートを買いました。朝は何も食べていないので何か食べようとフードモールにある和食屋でガツンとカツ丼(笑)これがバッサバサで失敗。うどんかラーメンにすれば良かったorz
そうこうしているうちに搭乗時間となり、機内に入ります。帰りの便はB767で席はエコノミーコンフォートの17Aです。
ここはエコノミーコンフォートの最前列。短い足が届かないほど前に余裕があります。何か足を乗せる物があったら、ビジネスクラスシート並に、良く眠れそうです。
ただ、前の小さなディスプレーも遠く、映画なんか身を乗り出して見ないとよく見えません。
 DL209は定刻通りTake Off。
さて、上空で巡航状態になるとナッツとアルコール飲料等が提供されます。エコノミー/コンフォートは通常$7が必要になるウィスキーやスピリッツが無料になります。行きはジントニック、帰りはウィスキーソーダをいただきました。
その後、食事。これはエコノミークラスと同じです。左上のラップの中味はシュリンプカクテル。下の真ん中はキュウリ入り季節のグリーンサラダ。シュリンプカクテルなので白ワインをいただきましたが、箱のワインでしたorz
メインはビーフとチキンの選択制で、私が選んだのは「鶏胸肉のマンゴーバーベキューソース仕立て、スイートポテトとビーンズ添え」でした。

オンデマンドの映画は、日本の「アンダルシア」、「パイレーツ・オブ・カリビアン 命の泉」等4本ほど見たでしょうか。
途中、ミッドナイト・スナックとしてアイスクリームサンドが出てきました。
これが、ガチガチに硬くて歯が痛くなりました(笑)
到着2時間前にはプレ・アライバル・ミールでフルーツと「タンギートマト&ヒヨコ豆のホットスナック」がをいただきました。これはベジタリアン・チョイスで、もう1種は「エッグ&チェダーチーズの朝食サンドウィッチ」でした。「タンギー・・・」まあまあ、美味しかったですよ。

4時過ぎに成田に到着、リムジンバスと電車を乗り継いで8時過ぎに帰宅しました。家に着くとオレゴンからの2ケースが到着しており、また、Kistlerの秋リリース1ケースも着いており、3ケースが玄関に!!「こんなに買ってどうするの?」と言われましたが、「まだ2ケース来る」とは言えませんでした。

ああ、長い旅も終わってしまいました。


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2011年12月17日土曜日

Trip to OREGON & CALIFORNIA 12 Sonoma County

旅もいよいよ最終日。翌日は、昼の便なので10時前には空港に行かなければなりません。だから、ワイナリーを回れるのも今日が最後。昨日に続きAさんご夫妻に図々しくも、ここに行きたいあそこが良いとリクエスト。

一昨年も行ったHealdsburgのMacPhail。ここのPinot Noirがとても良かったのでまずは訪問。
葡萄を運ぶカートの絵がエチケットになっています。James MacPhailがこれで子供たちと遊ぶ微笑ましい写真もHPにはありますね。
シャルドネを1種類(Gap's Crown)だけ造っていたようですが、今は売り切れ。全てPinot Noirのワインです。エチケット裏には産地、クローン等細かいデータが書かれています。
一昨年購入したロゼは、赤ワインと言っても通用するほど濃い色をしていましたが、2010のRose of Pinot Noirは淡いロゼ色でとてもドライなロゼ。夏飲んだらおいしいだろうなあ。
昔はもっと濃い色のロゼだったよねとか言っていたら、サービスのお兄さんが醸造中のロゼをタンクから抜いてきてくれました。色もそうですが、イチゴジュースのような甘酸っぱい液体、シュワシュワ泡立っています。私は甘いワインは駄目なので、一口だけいただきました。A夫人が気に入って残りを飲んだら、後で少し頭が痛くなったと言っておられました。まあ、まだ雑味成分たっぷりですからねえ。赤玉ポートワインで悪酔いした人もいますから気を付けましょう。
Healdsburgの街に出て、JOES CAFEでランチ。
オーガニックな食材を使ったカフェだそうです。私はクラムチャウダーをカップでいただきました。軽く食べてからLITTORAI WINES に向かいます。
当日はOPEN HOUSEでとても賑わっていました。OPEN HOUSEとは収穫の終わったこの頃や初夏等にワインクラブ・メンバー限定でライブラリーのワイン等を並べ、軽食などもふるまって盛大にティスティングする催しです。このためにA夫人メンバーになって下さったようです。感謝m(__)m
ここは、Ted Lemonと言う人がオーナー兼ワインメーカーなのですが、彼はディジョン大学で醸造学を学び、ブルゴーニュのデュ・ジャック等で修業したすごい人。一昨年ここも来たのですが、その話は記憶になく、Aさんに言われて気づくほどの間抜けぶり。シャルドネとピノ・ノワール専門ですが、辛口で果実味も抑制されたワインはブルゴーニュスタイルそのもの。こういうとカリフォルニアとブルゴーニュを一緒にするなとか、暗にブルゴーニュの方が良いと言ってるようなものだとお叱りを受けるのですが、出来の良いカリフォルニアの葡萄を使って造れば早飲みでありながら、熟成にも耐えるようなワインができるようにも素人ながら思うのですが、諸兄のご意見は?デュ・ジャックの次男でワインメーカーのアレック・セイスも「僕は制約のないニュージーランドでブルゴーニュワインを造りたい」と言っておりました。
閑話休題。ここではAnderson Valleyの葡萄を使ったSavoy VineyardのPinot Noirを購入。少し熟成させてから味わいたいと思います。値段がシャルドネで$60からとちと高いのが難点と言えば難点。
ワインに合う、カナッペなど軽いおつまみも味わえます。
鴨のカナッペ
これはエスカルゴだっけかな?
裏手には葡萄畑が広がっています。

続いて、これまで何度もお会いしているのにワイナリーを訪問したことがなかったFreeman Winery。このブログにはAkiko FreemanさんやFreemanのワインもたびたび登場しています。
基本はApointment Onlyなのですが、門は開かれており、飛び込みで来られるお客様も多いそうです。まあ、マナーとしてはちゃんと予約しましょうね。
 丘をくりぬいたケーブ。
樽が貯蔵してあります。その先にティスティング・カウンターがあります。
Freeman Keefer RanchとKeefer Estateの飲み比べなんかも出来ます。惜しむらくは時間が無くなって、San Franciscoへ戻らなくてはならない時間になりました。
夕食はAさんご主人が肉が大好きだというので、Harris' Restaurant San Francisco Stake House で取りました。ここは何度か来たことのあるHouse of Primelibのワンブロック隣です。


熟成された肉が並んでます。
ドライマティニー等飲みつつ料理を待ちます。
生牡蠣をいただきました。
タルタル・ステーキ
メインのプライムリブ。どうもヴォリュームに圧倒され半分だけしか食べられませんでした。イングリッシュカットにすれば良かったかなあ。味はとても良かっただけに残念。
デザートのアイスクリームは完食。

ああ、旅も終わりだ。なんだか祭りの後の寂しさを抱きつつ、ホテルに送っていってもらいました(T_T)

Aさんご夫妻ありがとうございました。ご主人とも、ハグハグして涙が出そうになりました。


マクファイルは少し市場には出たようですが、今は完売。

リトライのサヴォイはこの値段ならお買い得です。


2009のFreeman Sonoma Coast Pinot NoirはWine Spectator誌94点。


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