COACH特集

2010年7月28日水曜日

イタリアワイン講座 第11回 「シシリア」@Manner-BO

さて、この講座もトスカーナを2回やったので折り返しの10州目。
マフィアで御馴染み(笑)のシシリア州。
最近では、つま先のカラブリア州の方がマフィアの本場だそうだが、そう言った非合法集団が蔓延るのは豊かな証拠とか。
島なので狭いと思いきや、イアタリアの中では面積25,700K㎡と最大の州だ。
標高3,340mのエトナ山もあり豊かな海産物と存在感のあるワインに恵まれている。
ワインの栽培面積も122,317haで1位、生産量は6,175,000hl(2008年推計)で4位。
2008年推計では赤ロゼ53.3%、白46.7%と赤白が逆転してきているようだ。

今回も白3種、赤3種のティスティング。"Vigna"とあるのは英語で言えばVineyardのことで、ブルゴーニュから進出してきた造り手などが畑のテロワールに注目して畑を開発しているそうだ。


左から
1.I.G.T. Sicilia "Lighea" 2009
    ワイナリーはDONNAFUGATA。ドンナフガータとは、「逃げた女」という意味。(笑)
    女性をあしらったエチケットが多いようだ。ブドウ品種:Zibibbo 75%, Catarratto 25%
   Ligheaはジュセッペ・トンマージ・ランペドゥーサの小説にでてくる人魚の名前。
  最初にレモンの様な柑橘系の香り、Moscato系アロマ品種Zibibbo由来のアロマ、白い花
  フレッシュな味わい、冷やして最初の1杯に良いかな?

2.D.O.C. Contessa Enterina "Vigna di Gabri" 2008
  同じくDONNAFUGATA。
  ブドウ品種:Ansonica100%
   ヴィーニャ・ディ・ガブリとはコンテッサエンテッリーナのブドウ畑の中で最良の畑であり、オー
   ナー夫人ガブリエラ自ら命名したそうです。
   香りが華やかで上品、アカシアのような黄色い花、青リンゴ、青いキウィ
   酸味が豊か、ミネラルが特徴

3.I.G.T. Sicilia "Veruzza" 2007
    グッチョーネ:パレルモの15km南、チェラーザ村にて2000年よりワイン造りを開始した新しいワイ
  ナリー
     トレビアーノ100%
  樹齢20年、 標高500m、6haのビオディナミ農法の畑、粘土質土壌 ステンレスタンクで自然酵母
    を用いて発酵、続いてマロラクティック発酵。
    ステンレスタンクで10ヶ月間熟成、その後瓶内で6ヶ月間熟成。
   ややビオ香あり、杏や白いスパイスの香り、 トマトケチャップやウスターソースとの声も(!?)

  ややエグミと言うか弱い渋みが感じられる。
 
4.I.G.T. Sicilia Nero d'Avola "Nerojbleo" 2006
グルフィ社のワイン。1996年よりブドウ作りを行い、2000年にグルフィ社を設立。オーナーは部
品会社により一代で財をなしたヴィート・カターニャ氏。彼が生まれ故郷の地元シチーリアの地
ではじめたワイナリーです。
ネロ・ダーヴォラ 100%(樹齢 10~60年)
醗酵はステンレス・タンクで主醗酵後、マロ・ラクティック醗酵
オーク樽熟成 12ヶ月(225L&500L、新樽比率15%) 
ルビー色でイチゴのようなフレッシュな香り、後口が伸びないのが残念

5.I.G.T. Sicilia "Arturo di Lanzeria" 2007
   3.と同じグッチョーネのワインだが、ボトルが少し変わった形をしています。
ペリコーネ100%
  香りはプルーン。タンニンは強いと思ったが、6よりは弱い。味わいはチャーミングと感じた。
 
6.D.O.C. Etna Rosso "Vigna Calderara" 2007
クリュ・カルデラーラは海抜650~700メートルに位置する黒い軽石や火山岩が入り混じる火山灰土壌の畑。非常に樹齢の高いプレ・フィロキセラの場所を除くと、平均樹齢は40~50年。
ネッロマスカレーゼ100% 10~15日間醗酵、マセラシオン。
フレンチオーク樽でマロラクティック醗酵と18ヶ月間の熟成を経て、
ノンフィルターで瓶詰めされます。
ややレンガ色、ブラックベリー、紅茶の香り。タンニンの収斂性が感じられる。

料理はヴィシソワーズ(冷製ポテトポタージュ)

ナス(酢で酸味を効かせて)
鰹のトマト野菜煮

ウンブリアのフレッシュオリーブオイルを添えて

おまけのワインもあって満足でした。



リゲア 2009 ドンナフガータ

価格:2,919円(税込、送料別)

残念ながら売り切れのようです。

ヴィニャ ディ ガブリ 2008 ドンナフガータ

価格:3,339円(税込、送料別)







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2010年7月27日火曜日

Kistler Vine Hill Chardonnay 2007

キスラー・ヴァインヒル シャルドネ 2007


週末、ちょっと疲れた(?)のでたまには良いワインをとKistlerの2007を開けてみました。

気候に恵まれ出来の良い年と評判の高かった2007年。昨年のPinot DaysでPinot Noirを味わうとどれも果実味に比べタンニンが強く飲みごろはまだまだ先のように感じました。先にリリースされるシャルドネも何種類か飲んでみましたが、酸とミネラルが強く、悪く言えば固い印象。ただ、個人的には切れがあって美味しいと思えるものもありました。

外観:綺麗な黄金色
香り:白い花、柑橘、白胡椒、2日目に少し蜂蜜の香りが出てきました。
味わい:例年のVine hillはKistlerのシャルドネの中でも蜂蜜の香り、ネクターの様なまったりした味わいのワインなのですが、07は凝縮感はありながらも酸がやや強めで固い味わい。

この感じは地方も国もめちゃくちゃですが、3月にワイン会で飲んだ「2004 Vincent Girardin Corton Charlemagne Quintessence」や2年前に飲んだ「ROESSLER CLOS PEPE CHARDONNAY SANTA RITA HILLS 2004」にも共通する凝縮感と切れを感じました。後1年もしてくるともっと円やかに蜂蜜の感じも強くなるでしょう。

既に書きましたが、友人のつてで普通は訪問も許されないKistlerを訪問させていただき、畑や醸造施設を見学させていただきました。2009年Vine Hill Vineyardは、住所がVine hill RoadであるKistlerの醸造所の周りにあります。下手な写真ですが、畑はこんな感じで砂地に広がっています。

こんな古木が砂地に植えられています。この葡萄が2009シャルドネとして市場に出るんですね。


今は価格の高いワインには苦難(!?)の時代のようで1万8千円以上していたVine Hillが1万円少々で購入できます。でもこの味わいはGrand Cruにも負けていません。だとすればお得ではないでしょうか?

[2007] キスラー シャルドネ ヴァイン・ヒル・ヴィンヤードKistler Chardonnay Vine Hill Vin...
[2007] キスラー シャルドネ ヴァイン・ヒル・ヴィンヤードKistler Chardonnay Vine Hill Vin...

価格:10,815円(税込、送料別)

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2010年7月26日月曜日

Ch. Cantemerle 2007

シャトー・カントメルル 2007

ラムチョップを作ってみたので、何を合わせようか考えて、セラーに有ったこれにしてみました。
メドック格付5級、AOCオー・メドック、コミューヌはマコー。教科書通りにいけば、牛ロースのボルドー風(アントルコート・ボルドレーズ)と合わせるのでしょうが・・・

まだまだ飲むには早すぎるのでしょうが、COSTCOで2,648円で売っていたので追加購入するに値するかどうか確かめたくなり抜栓:-p
2007のセパージュは

カベルネ ソーヴィニヨン 52%
メルロ 33%
プティ ヴェルド 8%
カベルネ フラン 7%

外観:教科書通りのガーネット。
香り:ハーブ、ミント、薄荷。冷房のせいもあったでしょうがくしゃみが出ました(笑)
味わい:ドライで果実味はあまりしません。しかし、旨みが感じられるワインです。タンニンも想像していたほど強くなく、今飲んでも十分美味しい。「フランスワインは黙って10年取って置け」とは単純に言えないと聞いたのは本当ですね。

パーカーさんの評価で見ても、ここは5級据え置き。格付外が多い5級の中ではまだ良い方かも知れません。次回はステーキと合わせてみよう。

楽天内でも税込3,000円以下で入手可能なようです。コストパフォーマンスの良いワインだと思います。


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2010年7月23日金曜日

CH. DE LA ROULERIE ROSE D'ANJOU 2009

シャトー・ド・ラ・ルレリー ロゼ・ダンジュ 2009

Twitterでロゼワインが話題になっていたからというわけではないが、セラーに有ったロゼ・ダンジュを開けてみました。

何が話題になっていたのは、一昔前から言われている「ロゼは何にでも合う」と言うことについて。誰かが「本当ですか」みたいに聞いたら、ブルゴーニュシュバリエをお持ちの方が、「セニエで造ったロゼは果汁を濃縮するために捨てたいわばゴミで造ったワイン。香りも味わいもない。逆に何にでも合いません。」と書かれていた。確かにロゼの製法で「セニエ法(血抜き法)」とあるが、逆に赤ワインを濃くする製法でもあるのです。黒葡萄のワインを、醸しの途中で程良く色づいた果汁を抜いて白ワインの製法で造ります。葡萄の色合いが薄かったりするときに使います。日本でも赤ワインを濃くするために多用されている様です。捨てるものを製品で出すとは、コスト回収で効率が良いかもしれませんが、確かにワインではあるが、香りも旨みもないロゼは多いですね。

このワインはLoire(ロワール)Anjou & Saumur(アンジュ・ソーミュール)地区のAOCワインです。Cabernet d'Anjou(カベルネ・ダンジュ)、 Cabernet de Saumur(カベルネ・デ・ソーミュール)、Rose de Loire(ロゼ・デ・ロワール)そしてこのRose d'Anjou(ロゼ・ダンジュ)がロワールの4大ロゼと呼ばれています。
d'Anjouと付く二つが半甘口、他の二つが辛口のロゼになります。また、Rose d'Anjouは最も価格の安いAOCワインとも言われています。これはCOSTCOで600円前後でした。

外観:ご覧の通り綺麗なピンク
香り:あまり来ないですね。わずかに杏かな?
味わい:半甘口と言うけれど、あまり甘くないので食事に合う感じ。口の中をサラッと洗ってくれます。

セパージュはグロロー・ノワール主体とのこと。アンジュ・ソーミュールにグロロー・ノワールの赤ワインはないことから、きっとセニエ製法ではないでしょう。

ロゼ・ダンジュはキムチ鍋に合うという話もあり、寒いときには実際に確かめて成程と思ったのですが、今回は牛もつ炒めに合わせてみました。どこかで、フランスではもつ料理を合わせるとか読んだ記憶があり、それもやや甘めのロゼが良いとのことで、出自は定かではなく確かめられないのですが、何んとなく合いそうじゃないですか。今回は自作の「こてっちゃん牛もつ炒め」に合わせました。まあ、トリッパのトマト煮込みとかが好きなんですけどね(笑)

さっきのTwitterの議論には続きがあり、「誰がロゼは万能って言ったの」って問いかけがあったので、私が「赤は肉、白は魚、中間のロゼは何にでも合うと洋酒メーカのCMのコピーライターが考えたんじゃない」と書いたら、「そういう紋切り型の説明だと、分かりやすいですものね。」とその説が正しそうだとなりました。ワイン仲間とのやり取りは楽しいものです。

ロゼ・ダンジュ、流石に利益率10%とも15%とも言われるCOSTCOにかなうところはないのですが、800円台のロゼダンジュはありました。


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2010年7月20日火曜日

NOVECENTO Extra Brut N.V.

ノヴェチェント・エクストラ・ブリュット・N.V.


いよいよ梅雨も明けて暑くなってきました。こうなると赤ワインはスタミナ付けの濃厚な料理に合わせてでも無いと飲めません。やはり泡でしょうと言うのでこれ。

アルゼンチンはメンドーサのスパークリング。ノヴェチェントはスパークリングではアルゼンチン国内第2位の生産者です。
VINO CHALLENGE INTERNATIONAL2008で金賞受賞。

パールイエロー、繊細で複雑なフルーツの香、泡持ちがよくエレガントな辛口フルーティーで飲みやすいスタイル。

少し苦みが口に残るのが難点か。

セットで購入したものですが、今はセットでも販売していない様です。

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2010年7月14日水曜日

Ch. Sakaori Muscat Berily A Cuve Ikegawa 2008

シャトー・酒折 マスカット・ベリーA キュベ池川 2008

2007年のワイン会で飲んで、なかなか良いと思ったワイン。ココファームの第一楽章も気に入ったが、価格も倍だし、栃木まで行かないと手に入らないので、これをファーストヴィンテージの2005から定点観測的に飲んでます。

『「キュヴェ・イケガワ」は、独自の栽培理論にもとづき滋味溢れる生食用葡萄を育て続けてきた栽培家の池川仁氏が、シャトー酒折のベリーA種のワイン造りに共鳴しワインメーカー井島正義とともに造り上げたワインです。一般的なベリーA種より収穫時期を3週間以上遅らせることで、葡萄を完熟させた池川氏。2005年から池川氏とシャトー酒折とのコラボレーション』ショップのHPから抜粋

外観:ルビー
香り:イチゴ、ベリーなどの果実香
味わい:滑らかでフィルーティなのは相変わらずだが、例年に比べ土臭い。何時もは美味いと言っていた家内も「癖があるね」と厳しい評価。

2008年にここを訪ねた時は一人1本しか売ってくれませんでした。
2007ヴィンテージがここに少しあるらしい。


2008はここにあと10本


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2010年7月12日月曜日

NEWTON JOHNSON SYRAH/MOURVEDRE [2006]

ニュートン・ジョンソン シラー/ムールヴェードル 2006


先日、シャルドネを飲んで感動したニュートン・ジョンソン。今度は赤を飲んでみました。
南アフリカと言うとオーストラリアやチリのように果実味で飲ませるワインが多いという先入観を持っていたのですが、先日のシャルドネは見事その先入観を打ち砕いてくれました。

外観:ガーネット、淵は紫
香り:最初にインクの様な鉄分の香り、続いてスミレ、ブルーベリーと続いて現れました。
味わい:果実味がガーンと来るかと思いきやドライな口当たり、タンニンはそれほど強くありません。酸とタンニンのバランスが良く滑らかでエレガントな味わい。コーヒーやチョコレートの様なビターティストも感じられます。

シラー90%、ムールヴェードル10%のブレンド。シラーズと言わずシラーと呼んでいます。
新世界のシラー(シラーズ)と言うと果実味たっぷりでそれに加え黒胡椒の様なスパイスが特徴と思いますが、これはローヌのエルミタージュのような北のシラーの上級キュベはこんな感じでしょう。

実シャルドネの感想をブログにアップしたら、マーケティング担当のBevan Newton Johnsonさんがコメントをくれました。

1985年設立、醸造設備の建設が1996年と比較的新しいワイナリーですが、ここは注目しても良いかもしれません。Pinot好きとしては、ここのPinot Noirとか飲んでみたいものです。


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2010年7月10日土曜日

Derbes Chardonnay Carneros [2003]

ダービーズ シャルドネ カーネロス 2003


このワインについては、少し思い出があります。2007年4月に友人と練馬にあるレストラン「Fish Ground」で食事した時、グラスで3,000円位のダービーズ・ピノ・ノワールを飲んで美味いと感動し、少し調べてみたら

「オーパス・ワンの元ワインメイキングディレクター女性醸造家が造るエレガントなピノ

ワインメーカーでもあるオーナーのセシル・レマール・ダービース女史はフランス・シャンパーニュ地方の出身で、代々その地でぶどう作りをしている一家に生まれ、幼少の頃からぶどう作りを手伝っていました。
フランスでぶどう栽培と醸造学を修めたあと、彼女は世界中の一流ワイナリーで修行しています。1998年から2000年までオーパスワンのワインメーキングディレクターを務めたあと、2001年に独立しダービースワインズを設立したのです。」(ネット引用)

と言うことで、OPUS ONEのワインメーカーでもあったフランス人の女性が造っているワインなのです。
そして、その年の6月のPinot Daysで一人ワインをサーブしているセシル・ダービーズ女史にお会いし、東京で貴女のピノを飲んだと話したのです。それで彼女のレ・ピノと言うピノ・ノワールとピノ・ムニエのブレンドのワインを味見させていただいたのです。そのブースからはそれで離れたのですが、そうだ写真を撮らせてもらおうと戻ったら彼女は居なかったのでした。まあ、思い出と言うようなものではないのですが、同じ展示試飲会に行くと色々エピソードが在ると言う事ですね。

今ぐるなびを見たら、「Fish Ground」は3月に閉店していますね。

前置きが長くなってしまいました。
このダービーズ・シャルドネを3,000円で売っていると友人がメールしてきました。見ると8,000円が3,000円だとか。しかし、この特価は輸入打ち切りの拠るもので、余り喜べないのです。

外観:濃い黄金色
香り:熟成が窺える白胡椒香。わずかに蜂蜜のニュアンス。
味わい:少し焦がしたナッツのようなビターな味わい。ただ、それが最後まで残らない。収穫後7年経っているのでちょうど今が飲み頃かもしれません。

本日現在、まだ30本位残っていますね。


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2010年7月9日金曜日

Sandler Pinot Noir Santa Lucia Highlands 2007

サンドラー ピノ・ノワール サンタルシア・ハイランズ


お馴染、Ed Kurtzmanさんの個人プロジェクトワイン。サンフランシスコの南。モンタレーから南西にある高地です。ここは、Garys'やRoseela's、PisoniといったPinot NoirとChardonnayの銘醸畑があります。これらの葡萄を使って造られたワインです。

今回は、以前お祝いで貰ったリーデル・ヴィノム・オレゴン・ピノ・ノワール グラスで飲んでみました。このグラス、割りそうで怖くてしまっておいたのですが、ちょっと使いたい気分になったので・・・・

外観:濃いルビー
香り:グラスの御蔭か濃厚なベリー系の香りが立ち上ってきます。グラスの効果はすごい。
味わい:香りによって果実の味わいが、滑らかなタンニンと共に心地よく舌の上を滑ります。

もともと美味しいワインですが、グラスによる相乗効果で美味しく味わえました。これなら2007のタンニン強めのものでもきっと美味しく飲めるぞ(笑)

Sandlerは日本未発売ですが、Edさんのワインはこんなところが。FrotRoss2006は彼が関わった最後のヴィンテージ。





オレゴン・ピノ グラスはシャンペンも美味しく飲める?



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2010年7月7日水曜日

ワイズワイン・スペシャル・ティスティング 

twitterをやりはじめて半年ほどになります。最初は、「つぶやき(140文字までのコメントをこう呼ぶ。最近USに合わせて”ツイート”に統一されました)なんかしたって誰が読むの?」と思っていました。まあとにかく飲んだワインの事など書いていると、カリフォルニアやオレゴンのワイナリーからフォローが来るではありませんか?また、こちらからもワイン名や地方で検索をかけて面白そうな方をフォローしたり。例えば、フランス・ボーヌで和食のレストランびそうをやっていらっしゃる@Sachi_Bi(twitter id)さんとか、マランジュのドメーヌ・シュブロの@KaoriChevrotさんとかをフォローして現地でのツイートを読ませていただいたり。ご興味がおあり方はここにいますので、フォローしてみてください。

前置きが長くなりましたが、最近、フォローしたのが 銀座のワイズワインギャラリーの店長@bunya_takaoさん。彼のお店でtwitterフォロワー限定無料ワインティスティングをやると言うので応募して行ってきました。twitterの良いところの一つはこう言ったお得情報が簡単に手に入ること。まあ、お買い得ワイン情報で買いすぎてしまう事もありますが(笑)


銀座2丁目に昨年10月にオープンしたワインショップ。メルサの裏を目標にしてください。1階は2,000円~のデイリークラス、地下1階に有料ティスティングのカウンターとDRCはじめ弩級のワインが陳列してあり、セラーもここにあります。
ティステングは店舗の脇のオープンスペースで。普段はここでデイリーワインのグラス売りとかも楽しめるそうです。
今回は新進気鋭のインポーター、ラフィネさんとワイズの共同企画とのことです。

写真右から
☆クレマン・ド・ブルゴーニュ・ロゼ NV ドメーヌ・ジロン・フレール
   シャンパーニュからわずか200mの場所にある畑ピノ・ノワール100%で造られたのロゼスパークリング。フレッシュな味わい。夏の最初の1杯としては最適。通常価格 ¥3,675

◇アルザス・リースリング 2007 ドメーヌ・ミットナット・クラック
   リースリングらしいアロマ、辛口なのですが、やや甘みを感じる味わい。通常価格 ¥2,625

◇サンセール・ブコー・ブラン 2008  ドメーヌ・クロード・リフォー
  ロワールのソーヴィニヨン・ブラン100%。当主の兄がブルゴーニュのエティエンヌ・ソゼで働いているとかで、ブルゴーニュ的アプローチで造られている。北のSBらしく少し青い香りと強めの酸。通常価格 ¥3,465

◇サントーバン・ル・バン・ブラン 2007 ドメーヌ・アンリ・プリュドン・エ・フィス
  コート・ド・ボーヌの中央にあるサントーバン。白ワインの名醸地ピュリニー・モンラッシェに東でシャサーニュ・モンラッシェに南で隣接している。やや樽が効いている。もう少し熟成させたら面白くなるかもしれない。通常価格 ¥3,465

◇マコン・ヴィラージュ・クロ・ド・ラ・ブレッサンド 2008 ドメーヌ・サングア・ギヨ
  コート・ド・ボーヌの南、ボジョレーの北隣にあるマコンはリーズナブルな白ワインを多く産出しています。サントーバンより樽が効いていて円やかなワイン。通常価格 ¥2,310

同じく右から
◆ブルゴーニュ・ルージュ・ヴィエイユ・ヴィーニュ 2008 ドメーヌ・ミッシェル・サラザン
 古木の葡萄を使ったAOCブルゴーニュ・ルージュ。綺麗なルビー色のフルーティーな味わいのワインです。通常価格 ¥2,415

◆コート・ロアネーズ・ルージュ 2007 ドメーヌ・デ・ポティエ
 なんとロワール産ガメイのワイン。ブラインドで出されたらピノ・ノワールと間違えると思うようなフルーティで円やかな味わい。通常価格¥2,415

◆ レ・ボー・ド・プロヴァンス・ルージュ 2003 ドメーヌ・オベット
 プロヴァンス のビオの造り手で、フランスではニコラ・ジョリーと並ぶほど有名な人とか。
 グルナッシュ50%、シラー30%、カベルネ20% ということだが、フルーティながらがっしりした骨格のワイン。この日のなかでは一番と思いました。通常価格 ¥5,565

しかしワイズ面白いと言うか出物のワインが多い。3,000円台で’99のブルゴーニュ白とか、先日シャルドネを飲んで感動した南アのNEWTON JOHNSON赤がありました。

ラフィネさんのワインはまだ、レストラン主体だそうで、銀座に行ける方はワイズでお求めください。遠隔地の方、楽天でわずかながら見つかりました。もう品切れのものもありますが。








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