COACH特集

2013年11月24日日曜日

日比谷松本楼110周年記念ディナー

ワイン仲間にお誘いいただいたワインとディナーの夕べ。
1903年に当時の東京市が日比谷公園を開園するに当たり、世界の公園には必ずある花壇・音楽堂・食堂を作ろうということになり、小坂梅吉が権利を買い取り6月1日にオープンしてから110周年を祝うイベントの第五回として開催。

なんと友人を挟んでチリ大使がお座りになり気さくに会話できたのにはびっくり。
何故チリ大使がわざわざいらっしゃったかというと、チリの高級ワイン「エラスリス」と仏伊米のプレミアムワインの比較ティスティングセミナーがあるから。講師はエラスリスのインポーターであるヴァンパッションの川上社長。

 銘柄当てではなくどれが一番かと言う出題。5、3、2,1点を付けます。
左から3番目が果実味、酸、タンニンのバランスが取れて一番美味しかったので5点。1番目がその次かなと3点。右端は最初の印象ではタンニンが強く感じられたので1点。結果2番目は2点。

正解はこの順番。
オーパス・ワン、ムートン、エラスリス、サッシカイヤ。

詳細はこの通りで、全て2008年ヴィンテージ。
しかし、点数をつけてみたものの、このクラスになると極端な差があるわけもなく、サッシカイヤも1時間後には開いてタンニンが円やかになって来ました

・フォアグラのスーゼット
 無花果とナッツのファルス ポルトゼリーのコーティン

濃厚な味わいながらフォワグラがバターの様な風味も醸し出しているので、濃い目のバタリーなシャルドネが合うかな。

・北海道の帆立貝をビーツ風味のムースとタルタルに生うにを添えてカクテル仕立てに。

帆立とうにのハーモニー、酸の強い白に合いそう。

 ・エンパナーダ。

チリ料理。牛肉ミンチのクミン(?)風味パイ包みと言った感じ。ペアリングは果実味のある軽めの赤かな?ピノ・ノワールとか

 ・チリ産サーモントラウトのポワレ
 ハーブとエピスの香り 伊勢海老のムースリーヌ添え ソースアルモリック

ソースが濃厚でバターっぽいから、これも濃い白か色と合わせてロゼか軽い酸のある赤。

 ・和牛ほほ肉のラグー
 オニオンのフォンデュとエダムチーズで焼き上げて

言うまでもなく、色合い素材からいって濃いフルボディーの赤ですね。

 ・オレンジ風味のフォンダンショコラと洋梨のアンサンブ
 アールグレイのアイスクリームとともに

ブラインド以外のエラスリスワインたち
 左から
・エステートSB 2012
・エステートCH 2012
・マックス・レゼルヴァCH 2011
・ドン・マキシミアーノ ファウンダーズ・レゼルバ 2009

左から
パトリシオ・トーレス チリ大使
小坂文乃 松本楼 取締役副社長
川上大介 ヴァンパッション 代表取締役
パトリシオ・ベッカー 公使

偽装はありませんと副社長が言われたように、食材も展示。

5点を付けたエラスリス/ヴィニャド・チャドウィック2008


同じヴィンテージのオーパスワン。エラスリスの倍します。

Opus Oneオーパス・ワン 2008
Opus Oneオーパス・ワン 2008
価格:38,700円(税込、送料別)

さすが5大シャトー、最安でもさらにお高い。

シャトー ムートン・ロートシルト赤 2008 750ml
シャトー ムートン・ロートシルト赤 2008 750ml
価格:45,000円(税込、送料別)

スーパータスカンの勇、サッシカイヤ。エラスリスと同価格帯ですね。

サッシカイア [2008] 750ml
サッシカイア [2008] 750ml
価格:17,000円(税込、送料別)


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2013年11月23日土曜日

Winetourism Yamanashi 2013 -2日目

大分間が空きましたが、2日目です。

宿泊はスパランドホテル内藤で、そこから見た山々。
朝はお決まりのバイキング。昨夜の体調を考慮して控えめ。
石和温泉駅から800mのモンデ酒蔵。
ブラックグラスで3種のブラインド。全滅orz
甲州が特有の苦みが全くなかったしデラウェアはマスカットみたいだったし、
ベーリーAがとても辛口に仕上がっていたし、って言い訳してもしょうがないけど・・・・・・
続いて徒歩でマルスワイン。
先日倉庫が焼けてワインが駄目になったとの報道がありましたが、不幸中の幸いでほとんどがお土産用の低価格ワインだったそうです。
シャトー酒折にも寄ったのですが、写真がありません orz

その後、昼食を予約しておいたドメーヌQに。

広い庭、結婚式もできるチャーチ付のレストラン。
奥にはウェディングドレスも展示してあります。

芝生の庭にもティスティング用のワインが。背後の山の奥は昇仙峡になるそうです。

40名定員で2,500円前払いのランチメニュー。
オードブル盛り合わせ。
エスカルゴがご自慢だそうです。


特製ビフテキ。
ビフテキというだけあって、ご飯に合いそうな醤油ベースのソースでした。

左は2,500円のランチメニューに付いているルージュ2012。
右はピノノワール2012。ルージュはベーリーAとピノのブレンド。国産ピノとしては最上の部類では?ただし、5,250円というのは!?
日本でも最近ピノ・ノワールが作られていますが、多くはロゼの様に色が薄かったりします。ここのは、随分濃いルビー色。後程オーナーに聞いたら葡萄の粒が小さく皮の成分比率が多いと聞きました。


オーナーの久保寺氏。キャンティのボトルについてお話してくれました。お父上は職業軍人でボルドーかぶれだったとのこと。Qは久から来ているそうです。
翌日はお仕事なので、そろそろ帰路につきます。石和温泉駅脇には足湯がありました。時間があったら入りたかったなぁ。

 勝沼ぶどう郷駅付近の葡萄畑。収穫が終わると葡萄の葉は黄色く色づきます。

 今回の成果を公開。

◇Salz berg Kosyu2012 (ザルツベルク甲州)
◇Domaine Okunota Chardonny 2012
◇Domaine Q Chardonny 2012

◆モンデ酒造の「豊富畑ヤマソーヴィニヨン2012」
◆チーム・キスヴィン+シャトー酒折「Kisvin Pinot Noir 2009」


四恩醸造ローズシリーズ3種
左から白、ロゼ、赤。
濁りのワインでこれが実に美味かったので大人買い(笑)
先入観を持って飲んでほしくないとの醸造家の思いから品種は公表していない様ですが、白がデラウェア、ロゼが巨峰、赤がベーリーA
各1,300円。小林剛士氏(通称=つよぽん)が「高級なワインを造るつもりはない」と断言して造っているとのこと。
宅急便が届いた日は寒く、クール便でないのにワインは結露してました(笑)



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2013年11月14日木曜日

Winetourism Yamanashi 2013 -1日目

ここに紹介すべきことは色々あるのですが、多忙にかまけてサボってますm(__)m
アップはサボってますが、日本ワインも最近良く飲んでいます。 そんな折も折、ワイン仲間に誘われて、日本ワインの最大生産地山梨を周遊し、 各ワイナリーの自慢のワインをティスティングする催し「ワインツーリズム山梨2013秋」に参加してきました。

 
11月9日朝、新宿駅南口集合
7時半のあずさに乗って、出発。10月の早いうちに指定券を予約してもらっていたので、何とか座れましたが、秋の行楽シーズンだからか、山登りの格好をした人等で満席。自由席はあふれるほど混んでいました。
列車の旅の楽しみはまず駅弁でしょう、と弁当を購入。右上は・・・・ f^_^;
牛飯と松茸ご飯のダブル弁当。ただ、ここで500mlのビールを飲んだことが後で・・・・
8時53分、塩山駅に到着。
既に受け付けが始まっており、しばし並んでワイングラスとグラスホルダーを受け取りました。
バスに揺られて四恩醸造へ。
小さなワイナリーですが、ここで一人で栽培から醸造まで切り盛りする小林剛士氏(通称=つよぽん)の説明で醸造所見学。と言っても見渡せる一部屋にタンクなどがおいてあるだけです。
普段、ワイナリーを公開しないのも、お客様の相手をするよりも少しでも良いワインを造りたいとの思いからだそうです。

発酵中のタンクから、自分で注いで味見。発酵途中故アルコール度は7%、残糖があるため甘みもありまるでジュースの様。
発泡ロゼのデゴルジュマンを見せてくれました。 ガス圧がまだ弱く勢いよくスポンとはいきませんでした。その後、試飲しましたが、発泡苺ジュースといった感じ。出荷されたら飲んでみたいですね。
 普段公開していない小さなワイナリー故、庭や座敷がティスティングの場所。ワインに合わせたつまみ類も売っています。これは馬もつの味噌煮込み、まったく臭みもなく、ローズの赤によく合いました。
無濾過でわずかに濁りの残るローズ赤。果実味と酸のバランスの良いワイン。
つよぽんを紹介しているリアルワインガイドも置いてありました。
続いてバスに乗り、塩山洋酒醸造へ
ここでも醸造家(3代目萩原さん)が直々説明。真ん中の「甲州 雅」は、「山梨のおじさんたちが好む日本酒みたいな造り」とのこと。説明によれば開放タンクで発酵させ意図的に果実味を抜くのだそうです。

少し歩いてKisvinへ。
『「Kisvin」とは、栽培家池川仁、荻原康弘を中心に醸造用ブドウ栽培技術の確立を 目指し、品種のポテンシャルを如何に引出すかをテーマに、大学の研究者も参加する グループです。』だそうです。現在はシャトー酒折で醸造しているそうですが、ワイナリーとしての最初のワインを仕込み中だそうです。

塩山駅に戻って駅付近で昼食を取り午後のティスティングとなったのですが、結果としてはこれが失敗。
塩山駅前には三つ程度しか食事できる店がなく、どの店も前にメニューも値段も出てません。
その中で一番素朴そうな店に入ったのですが、それが最悪orz
ほうとうが、1,350円だって!!このとろろそばで830円。来年来ることがあっても、絶対行かないぞ。

気を取り直して甲斐ワイナリーへ。
ここにはシラーがありました。シラー好きは大人買いしたようです。ただ、個人的にはこの辺から下降気味(!?)

また、バスで移動して奥野田ワイナリーへ
オーナー中村雅量さん、亜貴子さんご夫妻と、脱サラして栽培担当をしている細川さん3人で営むワイナリー。ツアーのグラスではなく別のグラスを受け取り外でオーナーの説明を聞きながらティスティングします。

オーナーの熱い心意気が感じられました。ちなみにここの斜面が日本におけるデラウェア栽培の始まった地だとか。
シャトーメルシャンの近くの露店広場。
小腹が空いたのでここで焼きそばを食べたのがいけなかったらしい。

池田ワイナリー.
中央葡萄酒 GRACE WINEから見た葡萄畑。夜は元レカンのシェフソムリエ五味さんのビストロ・ミル・プランタンへ


グリーンサラダ

南部鉄器鍋の野菜蒸し煮
甲斐サーモンのグリエ
ポークロースト・トマトソース

1日(特に午前中)張り切ってティスティングしてしまったためか、小腹が空いて食べた富士宮焼きそばが余計だったのか、食もワインも進まなかったのが残念。また来ます。

夜は石和温泉に宿泊。2日目続く



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