COACH特集

2015年8月30日日曜日

冷涼なスペイン・リオハのワインを味わうワイン会

久々の更新になってしまいましたが、ぼつぼつワインは飲んでます。

友人がDELTA AIRLINEのビジネス・エリートで飲んだスペイン・ワインがとても美味しくて、ワイナリー(BOTEGA)に直接コンタクトを取って先方から入手したワインでワイン会をやろうと持ち掛けられたので、PATINASTELLAでワイン会をやりました。先方と意気投合して、来日した関係者と日本で飲み歩いたとか、ここまでのエピソードは色々あるようですが、今回はワインが主体なので、その話はあまり聞けませんでした(笑)





スペインリオハのワイナリー「Bodegas Ontañón(ボデガス・オンタニョン)」
ペレス・クレパス家が何世代にもわたり、ぶどう栽培を営んできたボテガです。標高は約750m、250ha以上の畑を所有しているそうです。


ワインは左から
★Ontañón Clarete 2014(オンタニョン・クラレテ)
 ビウラ 85%
 テンプラニーリョ 15%

 クラレテはロサード(Rosado)と言うリオハでは一般的なスタイルです。所謂ロゼワインとは異なり、発酵過程で短時間ですがブドウの皮と水分とを一緒に発酵させる、赤ワインと同様のプロセスを経て醸造されます。

 例えてはいけないのかもしれないが、プロヴァンスの出来の良いロゼのような、赤い果実の香りがありながら、甘みは感じられず、酸豊かな切れの良い味わい。

◇Vetiver Blanco 2013(ベティベール・ブランコ)
 ビウラ 100%

 ビウラはマカベオとも呼ばれ、チャレッロ、パレリャーダとともに、スパークリングワインCAVA(カバ)の生地ワインとして使われます。酸が豊かでかつ奇麗な味わい、樽が効いていますが、ビターな感じはありません。

いよいよメインの赤。
主体はテンプラニーリョ (Tempranillo)。テンプラニーリョは、主にイベリア半島で栽培されている黒ブドウ品種。

品種名はスペイン語のTemprano(「早生の」、「早熟な」)に由来し[3]、スペインの大半の黒ブドウ品種よりも数週間早く熟す。フェニキア人の時代からイベリア半島で栽培されており、スペインでは「貴族のブドウ」と呼ばれることもある。(Wikipedia)



◆Ontañón Crianza 2011(オンタニョン・クリアンサ)
 テンプラニーリョ 90%
 ガルナッチャ 10%
◆Ontañón Reserva 2005(オンタニョン・リゼルヴァ)
 テンプラニーリョ 95%
 グラシアーノ 5%
◆Ontañón Gran Reserva 2005(オンタニョン・グラン・リゼルヴァ)
 テンプラニーリョ 85%
 グラシアーノ 15%

クリアンサ、リゼルヴァ、グラン・リゼルヴァとはスペインのワイン法で定められ、それぞれ2年、3年、5年以上の熟成を経て出荷されます。
リゼルヴァ、グラン・リゼルヴァで使用されるグラシアーノはリオハ原産の希少種でインポーターさんいよれば、タンニンを利かせるために使用しているとのこと。

正直、スペインのテンプラニーリョのワインは何度か飲んだことがありますが、あまり期待していませんでした。

今飲んで一番美味しく感じられたのはクリアンサ2011で、冷涼な高地のワインらしいきれいな酸がありながらしっかりした黒い果実、黒胡椒などのスパイス、ミネラル感もあります。実に私好みのワインでした。

ブドウの良い出来の時しか作らない、リゼルヴァ、グラン・リゼルヴァは2時間以上前に抜栓していたにもかかわらず、まだまだ開くのに時間がかかるようです。2005年は、フランス・ボルドーやブルゴーニュでもまだ開けるには早いという超優良年。

現行リリースが2005ですから、今入手して、東京オリンピック見ながら飲むのが良いかもしれませんね(^_^)

インポータ持参のPOP。スペインのオーナー家関係者にSKYPで見てもらおうと思ったのですが、先方のネットの具合がよくなかった様で切れてばかりで断念。

 料理は、PATINASTELLAの杉浦シェフと打ち合わせさせていただいた、渾身のメニュー。
 ガスパッチョ。スペインのはこんなにエレガントじゃないそうです。
野菜のミルフィーユ
ラムロースト
熟成牛のステーキ。
米国大使館公認の最上級アンガスビーフを熟成させたものとか。


デザート

PATINASTELLAはゆったりした空間でゆったり料理が味わえます。料理もワイン会などの趣向に合わせて相談できます。

オンタニョンのワインは今のところ楽天などのショップには無い様で代理店「正光社」さんに直接問い合わせるしかないようです。



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