COACH特集

2008年7月13日日曜日

【北米横断】酔いどれツアー(その15)

さて、旅行も2/3を終え、最後のSan Franciscoまで移動する日になりました。
朝飯はホテルの近くのカフェでケイジャン・チキンサラダ・サンド。脂っこくないのが良いけど味薄い60点。

Coast Starlight号(LA午前10:15~Seattle翌午後8:45)に乗ってSanta BarbaraからSan Franciscoに移動しました。
ある意味今回の旅行のハイライトのひとつです。
なにせ、$100以上はするけど40分で着く区間を$43の料金で8時間かけて移動しますから、暇 がないと難しいでしょう。客は周りの話を聞くと学校の先生や学生が多いようです。それと逆に余裕のあるお年寄りも多い。予約は日本からインターネットで取 れますし、手間と時間さえ惜しまなければ、飛行機とは違う旅情が味わえます。

列車はほぼ定刻にでSanta Barbarに到着。

2階建ての客車です。Amtrakの座席指定システムは各客車の車掌がチケットを確認し受け取ったのち、持分の席の券を渡すシステムです。最初に並んだ客車では、「SF行きは隣の車両にしてくれ」と言われ、次に行くと「席は今の人で終わり」とまた次へ。結局最後尾の車両でした。席は少し前のビジネスクラス程度。完全に横にはなれませんが、足掛け付きでまあ快適。

この区間は次の駅San Luis Obispoまでの3時間ほど海辺を走ります。
赤い屋根が特徴の家々ながめなら出発。
海が出てきました。海には鳥が多く飛んでいます。ときたま潜って魚を捕ってます。



反対側は荒れ野です。

食堂車(Dining Car)は予約制。搭乗後食堂まで行って予約すると1時間位してアナウンスで呼び出されました。

ラウンジカーを抜け

食堂車に着くと親子連れ3人と相席になりました。女の子が写ってますね。お母さんと息子、娘と始発から終点まで乗るそうです。

ハンバーガー$6.95、ビール$5。
景色を眺め隣のお母さんと話しながら食べた、ハンバーガー意外とうまい。

支払いになると何故か$7.05という、$2チップを置いてきたけどみんな払ってないみたいでした。

10分ほどの遅れで、列車はEDNA VALLEYの先San Luis Obispoに到着しました。


San Luis Obispoで停車。
ここでまた登場手続きです。

客は外に出てリラックス。タバコを吸えるのも外だけ。

発車するとけっこう山の中をくねくねと走ります。


食堂車の予約を取りに来たので6時45分を予約。

Paso Roblesを過ぎると少し平地になって街や畑が続きます。




ひたすら真直ぐ走る線路。


予約時間から少し遅れて、7時から食事です。

ジントニック($5)など飲みつつ車窓の景色を眺めると言うのは良いですね。日本の列車で食堂車のあるのはわずか。

向かいに座ったのはメンフィスから来たと言う高校教師。


「オレゴンで教師している人知ってるよ」「そうかオレゴンから来たのか」「いや日本だ」「そうかうちの向かいに日本人の奥さんが居るよ」などと話がはずむ。1対1だと聞き返せるから話もよく分かる。

その後、オレゴン・ポートランドに行く老夫婦が来た。

食事はフラットアイアンステーキ。シーザーサラダが付いてます。$21


ワインはHAANのCS2006ハーフボトル($12)



話がはずみます、が、ネィティブ間でスピードある話になるとちょっと付いていけない(T_T)

話は続き食事も何も無いのにずっと話していたら、次の人がいるからと追い出されました。
先生は前の車両でしたが、老夫婦はおなじ車両。おせっかいにもポートランドの美味しいレストランいろいろ紹介したらメモを取っていた。

列車はひたすら走りSan Joseへ。隣が寝ている。でも彼はけっこうまとないい奴です。



San Jose 20時27分


目的地Oakland Jack London Sq. 21時32分着