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2011年2月21日月曜日

イタリアワイン講座 第17回 「ピエモンテ-1」@Manner-BO

今月はトスカーナと並ぶ銘醸地「ピエモンテ」の1回目。トスカーナもサンジョベーゼを使った「キャンティ」を中心とした回と国際優良品種を使用した「スーパータスカン」系と2回に分けて教えていただいたのですが、D.O.C.G.が7つのトスカーナ州以上に12ものD.O.C.G.を誇るこの州についても2回に分けての開催です。D.O.C.を含めたD.O.P.はなんと58でイタリア1です。

ここは、トリノ・オリンピックがあったトリノが州都ですから、山間の州肉料理が主体故か赤のワインがワイン生産量の約70%を占めています。ワインの王『バローロ(Barolo)』、女王『バルバレスコ (Barbaresco) 』を筆頭に名酒が並んでいます。こちらは、ネッビオーロのワイン。

ワインは左から

1.D.O.C.G. Gavi del Comune di Gavi 2009
  この日唯一の白ワイン。品種はコルテーゼ100%。
  その昔、白ワインの葡萄品種がシャルドネとソーヴィニヨン・ブランぐらいしか知らない頃、「これは美味しいシャルドネだ」と勝手に思っていた恥ずかしい記憶を思い出しました。花や蜜のブーケ、酸味とかまろやかさは確かに出来の良いシャルドネみたいなところはあるのですが、後口に少し残るビターな感じが違いますね。
  この地の名物「バーニャ・カウダ」に良く合います。バーニャ・カウダとは英語にするとホット・ソース、これにはアンチョビを使っています。保存の利く塩漬け故、山間でも使われたのかなと思いました。山梨の煮貝なんかの例もありますしね。「ガヴィ村で造られたガヴィワイン」


2.D.O.C. Dolcetto d'Alba Supriore 2007
  ドルチェット100%。この葡萄からは色は濃いがまろやかな味わいのワインが出来るそうです。縁はまだ若々しい紫。

3.D.O.C. Barbera d'Asti "Montebruna" 2007
  カリフォルニアやオレゴンでも造られる多産品種バルベラ100%。果実味のあるミディアムボディのワイン。最初タンニンが強いと思ったが、口の中にワインを転がすと他の赤に比べそれほど強くないと実感。 エッジがややオレンジ掛かっており熟成が始まっているとのこと。バルベラは早飲み品種と言うことでしょうか?
 
4.D.O.C.G.  Barolo Serralunga d'Alba 2005
  果実味を感じて、タンニンはそれほど強くないからバルベラだろうと山を張ったのですが、「口の中を回してティスティングしてみて」との講師の言葉でやりなおすと、「おっ、タンニンが強い」と再認識。 6年経っていますが、まだまだフレッシュな味わい。熟成のポテンシャルは高い。
 
5.D.O.C.G.  Barolo "Sori Pressenda" 2005
  こちらは、煉瓦色で「古酒?」と思って飲んで見ても優しいアタックでまろやかな味わいです。ただ、古酒特有の湿った感じは弱いのでそれほど(10年以上)古くない?タンニンも回してみるとけっこうありますが、これは美味しいですね。
 
6.D.O.C.G. Brachetto d'Acqui 2009
  アルコール度5.5%の発泡デザートワイン。炭酸入り葡萄ジュースのようです。パンナコッタに合わせると美味しいそうです。ただし、カロリーには要注意(笑)

お料理は、バーニャカウダ(撮影前に食べてしまいましたw)とペンネのグラタン。



同じメーカーのものは見つけられず、大手フォンタナフレッダ社の「ガヴィ村で造られたガヴィワイン」はこれ↓

浅草の酒屋さんがインポーターだそうで、同じ造り手は見つけられずフォンタナフレッダ社ドルチェット・ダルバ[2007]はこれ。


やっと同じ物があったf^_^;


これは同じフォンタナフレッダ社のものがありました。


あの煉瓦色のバローロも「浅草の酒屋さん輸入の物」で見つけられませんでした。
浅草の酒屋さん「相模屋本店」の直輸入ワインはこちらで探してみて下さい。http://www.sagamiya-honten.jp/italy_wine.html

ブラケット・ダックイ/ブライダの最安はこちら。

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