COACH特集

2007年11月7日水曜日

Bourchard Pere & Fils Bourgogne Chardonnay La Vignee 2005


カリフォルニアワインそれもつい最近まで、馬鹿の一つ覚えのように赤はカベルネソーヴィニオン、白はシャルドネばかり飲んでいた私には、フランスの安い赤や白は酸っぱくて飲めないという先入観をある時期まで持っていました。
最近になってキスラーやピーター・マイケルといったカリフォルニアの高級なシャルドネを飲む機会に恵まれ、日差しをいっぱいに浴びた葡萄をすばらしい作り手が作るとこうなるのかということを知らされました。これらのシャルドネは濃厚な中にも甘い香りがあり、これが徐々に現れてくる。抜栓後、2時間もするとむんむんと香って来ます。
6月にドメーヌ・ラウル・クレルジュ ピュリニー・モンラッシェ2000というブルゴーニュのシャルドネ(7,500 円!)を飲んだのですが、レモンやかんきつ類の香り、さわやかな味わいは流石でしたが、そういう香りにはお目にかかれませんでした。これは葡萄の糖度や果汁の濃さの違いかなどと思っておりました。

しかし、このブシャール・ペール・エフィス ブルゴーニュ・シャルドネ 2005、抜栓直後はやはり普通のブルゴーニュ・シャルドネだったのです。さわやかな酸味が食事を引き立ててくれました。しかし、最後の1杯を少し置いて飲むと、あの蜂蜜のような香がしてくるではありませんか、それも徐々に強くなってくる。この価格(2180円)を考えると素晴らしいワインです。

これは偉大な年と言われている2005だからなのか、それとも造り手なのか?今手元に2005と2006があるので、2004を探してきて垂直ティスティングをしても面白いかななどと考えています。

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