COACH特集

2007年12月3日月曜日

Pinot Noir徹底的飲み倒しワイン会

昨夜はいつものマ・ブロシェットさんを早い時間から貸しきり状態でワイン会。
そもそもブシャール・ペール・エ・フィスのブルゴーニュ・ピノ・ノワール2004を正月に飲んで「酸っぱい~、まずい」と思いながらも学習能力のない私は、6月にワインセットで来た同じピノを飲んで再度まずい~と口を曲げたのでした。しかし、その後2005を8月に飲みうまいと日記に書いてあります。このピノ、フランスの大手の造り手さんらしくまた代理店もサントリーなので、近所のスーパーや西武や東武でよく見かけます。まずは4年と5年を比較しましょということから、最新リリースの6年。まずはブラインドで参加者各位に問題を。
★ブシャール ペール エ フィス ブルゴーニュ ピノ・ノワール ”ラ ヴィニェ”
  2001、2004、2005、2006 


一番目に出された2001年はすでに6年経ち枯れた色合い。色だけでわかった人が数人。私もその一人。続いて4番目に出されたやつが一番うまい。これが歴史的当たり年と評判の高い2005年に間違いない。2006と2004同じくらい酸味がきつい。私が一番酸っぱいと感じた2番目を2004としたのですが、実は2006。2004はすでにへたりが来ていて酸味が退いていたようなのです。そんなこんなで正解者はなし。賞品のアナケナのデザートワインは2問当てた方に持ち帰ってもらいました。

つづいて各国のPinot Noirを次々と開けていきました。

まずはフランス ・アルザス地方のピノから


★ジェラール・シュラー・エ・フィス AOC アルザス ピノ・ノワール 2003

  やさしい味わい。フィルターはしていないようで少しにごりがあります。小梅ちゃんとの評価も。



ニュージーランドからNさんの推薦で選んだ

★マウントフォード・ピノ・ノワール 2003(左端)

  これすごい良いです。骨格がしっかりしているということでしょうか、適度な濃さかといってジャミーではありません。酸もしっかり。これ熟成させても良いでしょうね。


つづいて、得意のアメリカ編

★ベントンレーン ピノ・ノワール 2002

 ユージーン近くのサウス。ウィラメットバレーのピノ。ブルゴーニュよりは濃い感じですね。これもうまい。

★サンフォード ピノ・ノワール サンタリタヒルズ 2005

 サンタリタヒルズにしてはエレガントか?ジャミーなピノが嫌いなNさん好みということか。

★セインツベリー ピノ・ノワール・カーネロス 2004

 以前、BROWN RANCHのクローン違いを比較し、最後に製品版を味わうというワイン会に参加させてもらったことがありますが、そこのスタンダード版。カーネロスもピノに向いた産地ということですね。

★カレラ ピノ・ノワール "ライアン"2003

 ご存知カリフォルニアのロマネコンティ。淡い色合いこういう表現は嫌いですが、ブルゴーニュ・スタイルのピノ・ノワール。余韻の長さが記憶に残ります。

その他

★コッポラ ディレクターズ・カット カベルネ・ソーヴィニオン 2005

 らせん状に巻いたエチケットがユニーク。このころになるとよっぱになっており、評論できず。実は残りをいただいてきたので今夜確認。

★ボデガス カスターニョ ドゥルセ 2003

 スペインのデザートワイン。チョコレートかな・・・・・

料理はスペシャルでピノに合うよういろいろ工夫していただきました。
鴨のスモーク、鴨のリエットなどの前菜盛り合わせ。


茸の串焼き盛り合わせ。

この「冶部煮」が最高。「冶部煮」とは能登の郷土料理の一つで、とろみが付いた汁にわさびを混ぜて頂くものですが、鴨肉や野菜との相性がばっちりで何とも言えないほど 「旨い!」のであります。おふが入っているのですが、これが出汁を吸ってなんともいえないうまみ。鴨肉には粒マスタードも絶妙に合います。ちなみに治部煮 の由来は煮込んだ時に出る音が「ジブジブ」と音がする所から来ているとのこと。誰かが「残りにうどん入れて食べたい」との発言も。


鴨のつくね。ワインに合うようレーズンなどが練りこんであります。これがワインとあいます。


まずはめでたくお開きとなりました。またやりましょう・・・・・

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