COACH特集

2007年12月31日月曜日

Bourgogne Aligote de Bouzeron 2005

ブルゴーニュ・アリゴテ・ド・ブーズロン 2005

シャープな酸味が強すぎて、高級感や丸みに欠けるといわれることの多い葡萄品種:アリゴテ種は、ブルゴーニュではシャルドネに比べて劣性品種としてみなされてきました。しかし畑を手入れし、収穫量を制限し、よく熟したブドウを作ると、アリゴテ種からもしっかりとした熟成感のある美味しいワインが出来ます。特にコート・シャロネーズの北端に位置する小さな村”ブーズロン村”は素晴らしい土壌(アジロカリケールという泥灰土)から品質のよいアリゴテ種のワインを生産することが認められ、AOC(法定原産地呼称)が認められている地区です。

★「キール」

「キール」は白ワインにカシスリキュールを加えたカクテルで、レストランでのアペリティフとして、とてもポピュラーな飲み物です。このカクテルは、フラン スのディジョン市長キャノン・フェリックス・キールが地元産のブルゴーニュ・アリゴテを売り出すことを目的に考案されたようです。なので、正式なキールの レシピはベースにブルゴーニュのアリゴテを使うのが正しいのです。

このアリゴテ、まずレモンのような酸味の香りがします。口当たりはそんなに酸がきつくはありません。香りは後半には青梅のように変化して来ました。ただ、思っていたより平たい感じです。いわゆる閉じている状態なのでしょうか?香りの変化などからは潜在的な能力はあると思われますが、即飲みとしては以前飲んだシャンソンの2005年のアリゴテのほうがこくがありました。

ボディー(ライト)
香り(レモン、後半青梅

味わい(辛口、すっきりした酸味、後口爽やか)
余韻(短い

評価(☆☆☆+0.5、また飲むかといわれても微妙。2千円以下のブルゴーニュ・ブランのほうが?)

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