COACH特集

2011年9月29日木曜日

Kistler Kistler Vineyard Pinot Noir 2007

キスラー キスラー・ヴィンヤード ピノ・ノワール 2007
 あまり良い話ではないのですが、友人の奥様が亡くなられたとの連絡を受け、本人とも懇意にしていた妻と共にお別れにご自宅を訪問しました。眠った様な彼女の表情を拝見し涙が止まらず。聞けば病気を押して仕事を続け、やっと辞める事が出来たばかりだったとのこと。具合が悪くなり嫌がる彼女を病院に連れて行った時は手遅れだったそうです。

彼女の枕元に、線香などを置くテーブルがあり、ふとみるとワイングラスに注がれた赤ワインがありました。彼女は赤ワインが好きだったことを思い出しました。

そんな彼女のために家内とこれを開けました。

外観:ガーネットと言って良いと思える濃い赤色
香り:最初はまだ香りが閉じている印象。やや時間が経ってべリー、もう少しして樽由来のバニラ。
味わい:最近カリフォルニアワインから遠ざかっていた感があり、丸い酸味、濃い味わいの先入観があったのですが、ある意味裏切られ、濃い果実のなかにバランス良い酸味。デキャンティングポワラー使用で更にまろやかな味わいと香りが開いて来ました。

やっぱりキスラーは美味い!!

ピノノワールは、ふたのない小さな発酵槽にて発酵させ、圧を加えていない果汁を樽にて14~18カ月寝かせ、瓶詰しています。全部で24,300本瓶詰めされこのボトルはNo.21734でした。もう1年~2年するともっと美味しくなると思われます。

2007ヴィンテージは無く、葡萄の収穫から10年以上経った2001ヴィンテージがありました。この位時間が経つと、どうなんでしょうかね?


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