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2010年2月25日木曜日

イタリアワイン講座 第6回 「ヴェネト」@Manner-BO

第6回は水の都ヴェネツィアのあるヴェネト州です。『ロミオとジュリエット』の舞台ヴェローナもこの州にあります。

ここのワインでは、日本人にお馴染みの「ソアーヴェ」や「アマローネ」があり、昨年2009年にもいくつかのDOCがDOCGに格上げになったとか。

プロセッコ・ディ・コネリアーノ・ヴァルドッビアーデネや辛口のアマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラと甘口のレチョート・デッラ・ヴァルポリチェッラ等ですが、正確に覚えないとまずいですね(?)。

ワインは
1.D.O.C.Prosecco di Valdobbiadene Brut NV
2.D.O.C.Soave Classico "Vine Soave" 2008
3.D.O.C.Soave Classico "Vigneti di Foscarino" 2008
4.D.O.C.G.Recioto di Soave 2006
5.D.O.C.Valpolicella Classico Superiore Ripasso 2006
6.D.O.C.Amarone della Valpolicella 2006
7.I.G.T.Loredan Gasparini Capo di Stato Colli Trevigiani 1998

いつもは講義の後、しかめっ面でブラインドティスティングするのですが、1.のプロセッコを飲みながら講義を聴き、白2~4、赤5~7で評価。

1.はプロセッコは密閉タンクでタンク内二次発酵をするシャルマ方式で造るスパークリング・ワイン。古式シャンパン方式でないと駄目と言っている方に飲ませたい爽やかな味わいのワイン。

2.と3.はソアーヴェ・クラシコ。昔、社会人になった頃食事に行きワインと言うと一番安いソアーヴェとミュスカデばかり飲んでいた頃を思い出しました。2.はまんま酸味のあるあの頃の味わい。でも少ししてくると、香りに青い野草の感じ、味わいにもグレープフルーツのようなほろ苦さが感じられました。わらのような香りとほのかなほろ苦さはぶどう品種Garganegaの特徴でもあるそうです。3.は同じ造り手ですが、樽を効かせたために白い花や遅れて蜜の香りがするまろやかなワイン。しっかり味わうと2.と同じほろ苦さも出てきました。4.がレチョートですから、甘口のデザートワイン。食後、冷やして飲んだら美味しいでしょう。

5.は酸味のある赤い果実の香り、ハッカのようなスースーする香り、甘草のようなハーブ。タンニンもけっこう感じられました。6.はアマローネ。伝統的なアパッシメントと言う、ブドウを1房ごと手摘みで収穫後、数ヶ月間陰干しして、 糖度を高めて醸造する製法によるもの。フランス・ジュラ・サヴォワのヴァン・ド・パイユを思い出しましたが、あちらはナチュレという白葡萄でしか造られないので、色は違います。酸味のない熟したプルーンやドライフルーツの香り、コーヒーカカオのニュアンスも。干した葡萄を使うと酸味が消え、葡萄の個性は薄れるとのこと。
7.は実は私が自宅のセラーに寝ているものを偶然、ヴェネトのワインだったのでお持ちしたもの。2~3年前に義父が土産に持って来てくれたものだが、何故このワインだったのかはわからない。Capo di Statoとは『国家元首』等の意味らしい。Loredan Gaspariniのトップキュベ。
香りはやや青臭さを感じる、カベルネソーヴィニオンやメルロが主体だろうと思えました。まんまボルドーの熟成ワインの味わい。ただ、エッジはわずかに煉瓦色ですがまだまだ、熟成しそうなワインでした。
セパージュはカベルネ・ソヴィニヨン65%、カベルネフラン20%メルロ10%、マルベック5%

茹で野菜のサラダ

横浜梅やのローストチキン。これは美味しかったです。

違うキュヴェ NV ビゾル ジェイオ キュヴェ・ロゼ ブリュット 税込2,850 円

 【イナマ】 ”ヴィン・ソアベ” ソアベ クラシコ 2008 税込2,500円

D.O.C.Soave Classico "Vigneti di Foscarino" 2008は見つかりませんでした。

レチョート・ディ・ソアーヴェ レ・コロンバーレ [2006] ピエロパン (500ml)  税込4,120円

D.O.C.Valpolicella Classico Superiore Ripasso 2006
これも見つからず

サンティ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ 2005 ヴィンテージ違い 税込4,120円

カーポ・ディ・スタート・エティケッタ・ネラ I.G.T 2004 ロレダン・ガスパリーニ ヴィンテージ違い 税込5,040円

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