COACH特集

2010年2月5日金曜日

ARESTI ART CARMENELE 2009

アレスティの2本目。今ではチリの固有品種のようになってしまった、カルメネール(カルメネーレ)。

カルメネール(Carménère)は元々フランス・ボルドー産の赤ワイン用の品種で、17世紀から18世紀そして19世紀初頭にかけて、メドック地区とボルドー地方において最も広く分布した品種だったが、結実が悪かったため現在この地域では見かけない。今ではボルドーのAOC中で使用できるものはない。しかし19世紀に貴族のワイナリーに持ち込まれたチリでは良く育ち、この国を代表する品種になった。ただ、最近(1980年代?)まではメルローと思われており、チリのメルローはパワーがあって美味いとか言われていたようですが、葉の形や色の違い、房の形状などから違う葡萄とわかった様です。最も大きな違いは結実の悪さの原因でもあったという熟成期とのこと。
カルメネールで作られたワインは、深い色合いとスムースで角のとれたマイルドなタンニン、そして熟したベリー類の風味がする骨格のしっかりとしたワインとなる。

カルメネールはメルローに比べてより強い一面を持つと同時に、カベルネソーヴィニオンよりもやわらかで繊細なボディを持っています。

外観:向こう側が全く見えないガーネット
香り:ベリー、干したプルーン等、しばらくするとハーブも
味わい:滑らかで柔らかなタンニン、酸味は弱い、ミディアムボディ。なるほど出来の良いメルロとも思えます。


滑らかさが良いですねえ。


アレスティ・アート・カルメネーレ [2009]税込630円




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