とある企業主催の講演会。お目当てはもちろん最後のティスティング。
「女性ソムリエから学ぶ経営戦略~酒屋のイメージを一新~」種本祐子専務の講演
父の酒店にある売れ残りのワインを売るのが面白そうだからOLから転職。静岡初のソムリエを取りマスコミに注目を浴びる、ジェブレー・シャンベルタンなどの銘酒置くが売り上げは逆に減った。お客はワインは高いから買わないのではなく味がわからないから買わない。国別・産地別で展示するのではなく、『赤コクあり』『白さっぱり』など5つのパターンで展示陳列。それだけで売り上げが伸びた。ものものしいセラーも取り壊した。売り上げの半分以上は3千円以下のワイン。ワインの全国シェア2.5%で静岡は1%程度。シャンパーニュも地名だと知らない人も多い。常に慢心を警戒。世界中を訪ね歩き直販出来るワインを探す。安いワインの条件は、畑から醸造まで一貫して作ること。流通はシンプルに。独自のボトルピッキングシステムがありWEBショップや店舗からの注文は低温倉庫から直接配送。
ティスティングは以下の6種
☆アルテ・ラティーノ カバ ブリュット NV
マカベオ50%、チャレッロ25%、パレリャーダ25%
□シャトー・レ・グラーヴ・ブラン 2006
ソーヴィニョン・ブラン90%(樹齢20年)ミュスカデル 10%(樹齢20年)
□マルキ・ド・ペノティエ シャルドネ 樽熟成 2004 \1,880
ヴァン・ド・ペイドック
■ロスピタレ アート・ド・ヴィーヴル ピノ・ノワール \1,480
ヴァン・ド・ペイドック
■シャトー・レゾリュー 赤ラベル 樽熟成 \1,880
カリニャン シラー グルナッシュ
ヴァン・ド・ペイドック
□ディア・リッチ リースリング2006 \1,680
この中では、セントラルコースト・シャルドネを思わせるトロピカルフルーツ、バターなどを思わせる濃い口シャルドネのマルキ・ド・ペノティエとコクのあるシャトー・レゾリューが良かったです。安旨ワインはヴァン・ド・ペイドックと言う事でしょうか?ただ、ピノは果実味だけがあって旨みがない感じで、ダメピノの典型ですね。ディア・リッチ リースリングはちょっと甘いので最後に出されたが、デザートワインというにはもっと濃いものでないと中途半端。
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