COACH特集

2011年10月6日木曜日

Chateau Capville Cuvee Prestige 2009

シャトー・キャプヴィル・キュヴェ・プレステージ 2009
以前も書きましたが、楽天クーポンで京橋ワインから購入した3,000円で泡1、白1、赤2のセットの1本。これに豚バラ肉の軟骨ハム200gまでついてました。

これはボルドーの最北、プルミエ・コート・ド・ブライ地区のワイン。
ボルドーには疎い方なのですが、大雑把に言って、大西洋に向かって左側のガロンヌ川と右側のドルドーニュ川が交わってジロンド川になるわけです。ドルドーニュ川の右側が右岸と言われワインだけでなく世界遺産でも有名なサンテミリオン、ポムロール等の産地があります。右岸のこれらの地区はメルロ主体のワインで有名です。これは、メルローが比較的重い石灰質の土壌を好むためだそうです。でもサンテミリオンで一番有名な第一特別級A(Premier Grand Cru A)のシュバルブランやオーゾンヌはカベルネフランの比率も多い様ですが。

右岸左岸と言うのは川下に向かって右か左かです。だから北から南に地中海に向かって流れるローヌ川の右岸は地図で見ると左側にあります。

閑話休題、プルミエ・コート・ド・ブライ地区はいわゆる右岸地区の更に北、ジロンド川右岸にあります。ここも土が重いらしく、このワインはメルロー75%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%、マルベック5%です。

外観:濃いガーネット
香り:ベリー系の香り
味わい:思っていたより酸味が強く、タンニンも弱め。ミディアム・ボディーと呼んでも良い味わいです。

豚の角煮等と合わせましたが、焼き鳥等にも良いし、脂の強い秋刀魚の塩焼なんかにも良いかもしれません。家飲みのボルドーは価格の安いワインしか飲んでいませんが、右岸のメルロ主体のワインの方が日本人の食に合うかもしれませんね。それも格付けの厳しい地区よりポムロルやこのプルミエ・コート・ド・ブライ方がコスパの良いワインの狙い目かも。

半分飲んでバキュバンして1日開けて飲んだのですが、酸味がぼけて少し苦みが出てきました。「酸化と酸度ーワインは酸化すると酸っぱくなるのか」と言う記事をブログで見つけて興味深く読んだのですが、ここにあるように、「英語では、酸化はoxidation(オキシデーション)、酸度はacidity(アシディティ)」と全く違うわけで、日本語的には「酸化すると酸っぱくなる」と思い込みがちです。でも渋柿を引き合いに出すまでもなく、タンニンは酸化すると甘くなるし、二酸化炭素は酸っぱくないですよね。このワインは酸化して味がぼけてしまったのですね。果汁の濃さやタンニンの質などが関係してくるんでしょうね。

残念ながらセットも含め在庫は無いようです。1本売りだとこんな価格でここが扱ってました。この価格なら気軽に飲めますね。酸味がぼけないうちに・・・


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