モレサンドニにデュジャックありと言われるドメーヌ・デュジャック。
外観:濃いルビー
香り:ブラックベリー 、プルーン、土、茸など北のピノの香も
味わい: 果実味、酸味、タンニンのバランスの良さ、口の中にふわっと広がる味わい。嫌な雑味は当然無く、きれいな後味が続きます。
デュジャック・フィス・エ・ペールは2000年から、ドメーヌ・デュジャックが始めた買い葡萄を使って造る所謂ネゴシアンもの。でも葡萄作りにも大きく関わり、限りなくドメーヌに近いとも言われています。
カリフォルニア・ピノ・ノワール好きの友人も、デュジャックが好きな人なら、カリフォルニアのピノも良いというと思うんだけどなんて話は聞いていました。
実は昨年9月にここを訪れ色々ティスティングをさせていただいたのです。デュジャックを味わったのはその時が初めてとはなんと贅沢な体験だったのでしょう。
ブルゴーニュに限らずフランスは貴族社会だから世襲のワイナリーが多いのですが、このデュジャックは20世紀それも戦後1968年設立です。普通なら家名を付けるドメーヌの名前もデュジャック「ジャックの」とジャック・セイスのファーストネームから。今は長男のジェレミーと次男のアレックが引き継いでワイナリーを運営しています。ネゴシものも他社はペール・エ・フィス=父と子なののここは、フィス・エ・ペールなのです。
訪問した時はなんと醸造を務めるアレックさん自らがバレルからサーブしてくれました。何と贅沢な!!
今思い起こすと身震いがするほどです。バレルから5種、ティスティング用の小瓶から7種。
アレックさんは「制約の多いブルゴーニュ以外でブルゴーニュワインを造りたいと思ったときがある。新世界のワインは制約が無く羨ましいと思った。今はニュージーランドのピノが美味いと思う。ピノ・ノワールはアルコール度12~13.5%位が葡萄の特徴が出る。」等と静かに語ってくれました。新世代のフランスの造り手は世界を知っているなあと思いました。何せ長男ジェレミーの奥さんはカリフォルニアのスノーデンワイナリーのダイアナさんですしねえ。
村名ですが、下手な1er以上だと思います。
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