このブログでも時たま登場するアルゼンチンのワイン、「チャクラ」。
エノテカさんが代理店をしているこのワインはイタリアのスーパータスカン「サッシカイヤ」のオーナー・ファミリーがアルゼンチンでやっているワイナリーです。
オーナーのピエロ・インチーザ・デッラ・ロケッタ氏を迎えてのティステングに行って来ました。ピエロ氏はサッシカイヤオーナーの甥に当たるそうです。
ワインは下記の5種
1.2009 BARDA
樹齢20年と55年、78年のピノ・ノワールを世界でも珍しい100%完全除梗して造られたワイン。
外観:ルビー
香り:スミレ、フレッシュなイチゴのような果実香
味わい:タンニンも少なめで果実由来の甘味を感じるチャーミングな味わい。
2.2008 MAINQUE
今回初お目見えのメルロ100%。樹齢20年の樹から造られているそうです。
樽熟を2年やっているため、現在のリリースはピノ・ノワールと異なり2008となっています。
外観:やや濃い目ルビー、エッジは青紫でフレッシュな感じ
香り:スミレ、甘草、インクのような鉄分の香り、時間が経つと青い香り
味わい:タンニンも少なくてスムースの口当たり。シルキーとはこのことでしょう。
最後にややビターな味わいを感じました。
3.CHACRA 55
名前どおり1955年に植えられた葡萄樹から造られたワイン。年間生産量約9,000本程度。
このワインだけ3~4日のコールド・ソークを行っていることをピエロ氏からお聞きすることが
出来ました。 32の方に比べ色が淡く綺麗だろうと教えてくれました。
外観:やや綺麗なルビー。
香り:スミレ、イチゴ、ベリー
味わい:タンニン少なくスムース&シルキー、バルダより雑味少ないですが、やや果実由来の
甘味を感じるのはバルダと共通。
4.CHACRA 32
1932年植樹の樹から造られた希少なワイン。55とともに完全シングルヴィンヤードだとか。
32、55とも台木無しの葡萄と言うのも驚きです。南アメリカはフィロキセラにやられていない
とは聞いていたけど、すごいですね。ピュアな葡萄の味がこれだとも言えるのかも知れません。年間生産量約7,000本程度。
外観:やや綺麗なルビーですが、55よりは濃い目。
香り:スミレ、ブラックベリー
味わい:アタックはあくまで柔らかタンニンも細かく3種のピノ・ノワールのうちではもっともピュ
アで雑味を感じない味わい。香りが口や鼻腔に長く残りますが、その後すっと消えてしまう
素晴らしいワインです。
5.SASSICAIA 2007
本家のワイン登場。御存知トスカーナの海沿いボルゲリ地方で造られる。イタリア固有種の葡
萄ではなく、国際優良品種カベルネ・ソーヴィニヨンやカベルネ・フラン、メルロ等のボルドーブ
レンドで世界的に有名です。何故、ボルドーかと言えば、創設者であったピエロ氏のお爺様が
オーブリオンやラフィットが大好きで好みのワインが現地にないから自家用で造り始めたから。
外観:ガーネット
香り:ドライフルーツ、黒こしょうなどのスパイス
味わい:シルキーな口当たり、酸とタンニンのバランスが素晴らしい。その昔試飲したときは
カリフォルニア・ワインの様だと思ったのですが、この2007はもっとドライな印象で
今ブラインドで出されたら、ボルドーって言うでしょうね。
2009やMAINQUEはまだネットには無いようです。バルダは在庫わずか1本。
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