COACH特集

2010年6月5日土曜日

ベリンジャー ヴィンテージ比較テイスティングセミナー

ベリンジャー・ヴィンヤード名誉ワインマスター エド・スブラジア氏を講師に総代理店であるサッポロビール本社で開催されました。
べリンジャー・ヴィンヤードは1876年創業。禁酒法(1919年~33年)の時代も礼拝用として製造を許され今日まで続く老舗。昨年封切られた日本版「サイドウェイズ」にも出てきましたね。

1976年にフラッグシップワイン『プライベート・リザーブ』を造るために、先代のワインメーカー、マイロン・ナイチンゲール氏のアシスタントとして入社。2008年からは22年間一緒に仕事をしているローリー・フック女史にワインメーカーを譲り、コンサルタント的な役割に退いたとのこと。「130年以上続くベリンジャーのワインメーカーは6人しかいない。それだけ長く続けられる働きやすいワイナリーなんだ。」


北からの海流が流れ込むサンパブロ湾の影響で南が寒く、北が暖かいナパヴァレー、霧の影響もある特異な気候条件でワインに最適な葡萄が育つとのこと。

シャルドネは一番南のスタンレイ・ヴィンヤードから北のギャンブルランチ・ヴィンヤードまで大小八つの葡萄畑から採取。南のスタンレイとビッグランチの葡萄ははステンレスタンクで発酵させマロラクティック発酵(MLF)はさせず酸を生かし青リンゴやフレッシュ。パイナップルの風味。ギャンブル、ビッグランチは樽を使ってバター・バニラの風味を出す。

◇ナパヴァレー・シャルドネ ’08
◇ ナパヴァレー・シャルドネ ’04
アペラシオン・コレクションと呼ばれるシリーズ。各畑の葡萄から造られたワインをブレンド。’08は若々しくクリスピーな味わい。’04は熟成から来るのか少し渋みを感じる。もう少し熟成させた方がよいのかもしれない・

◇プライベート・リザーブ・シャルドネ ’08
ギャンブル・ランチ85%、ビッグランチ15%。100%樽熟成、85%新樽を使っている。滓をバトナージュしている、MLFもしている。クリーミーな味わいながら雑味がないフラッグシップ・ワイン。

●ナイツ・ヴァレー・カベルネ・ソーヴィニヨン ’08
●ナイツ・ヴァレー・カベルネ・ソーヴィニヨン ’01
最北ソノマ郡サンタローザ近くに位置するナイツ・ヴァレーの特徴はブラックベリー、熟したプラムの果実味。黒胡椒のようなスパイス。
50%新樽。’01年は角が取れている感じを味わってほしいとのこと。

●プライベート・リザーブ・カベルネ・ソーヴィニヨン ’05
540m山の上のバンクロフト・ランチは霧も登ってこず日照をたっぷり受ける、しかし、気温は低いので凝縮した葡萄が出来る、逆に平地にあるセントヘレナホームは霧がないときは暖かいので 果実味いっぱいの葡萄になる。酸味についてはそれぞれ測定して収穫するので差はないとのこと。
フラッグシップらしい、太いたっぷりした果実味は素晴らしい。

シャルドネは見つかりませんでしたが、スパークリングが見つかりました。






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