2009年12月25日金曜日
システムクロスグラス
私はつい先日までは食器乾燥機で乾かしてしまっていました。しかし、あるとき鍋の間で乾かしていたリーデルのボルドーグラスが、鍋が動いたことにより・・・・(T_T)
最近、友人宅でのワイン会ではみんなで洗ってすぐ拭いて箱にしまうのを手伝わされのですが、そのとき使っているのが、このマイクロファイバータオルです。これを脂が付かないようにワイングラス専用にして磨き上げてしまいます。 ネットで見るとなんと1枚307円で、送料もメール便だと80円しかかかりません。
サイドボードの中の長く使っていない、くすんだグラスも綺麗になります。
2009年12月23日水曜日
Akiko Freemanさんを囲むワイン会@CWG
お正月を日本で過ごされるため帰国されていたAkikoさんをお迎えしてカリフォルニア・ワイン・ガーデン(CWG)でワイン会が開催されました。主催は最近カリフォルニアワインのインポーターを開業したカリフォルニア・ピノ・ノワール会会長takuyaさんです。
0.Paradise Ridge Nagasawa Vineyard CH 2007
Wellcome Drinkとしてtakuyaさんが11月にナパ・ソノマ旅行をしたときに購入したワイン。
今から130年以上前にソノマの地に入って葡萄栽培とワイン作りを行った旧薩摩藩士長沢鼎 の名前が Nagasawa Vineyardとして残るワインです。
続いてFreeman Vineyard and Wineryのワイン。
1.Freeman 涼風 CH 2007
Heintz, Keefer, Black Emeraldの3つの畑のワインをブレンド。ソノマの畑の上を涼しい風が吹き抜けて行くことから涼風"Ryo-Fu"と名付けたそうです。適度に酸の効いたとても食事にあうスタイルのシャルドネ。
2.Freeman Sonoma Coast PN 2006
3.Freeman Russian River Valley PN 2006
その名のとおり海岸寄りのSonoma Coast、その昔ロシア人の入植者が多いことから場付けられたやや内陸寄りのRussian River Valley、両者は距離的には5mile(7~8Km)程度しか離れていないそうですが、その両者を比較してほしいとのことです。RRVでは1エーカーあたり2~3tの葡萄が収穫できるそうですが、 Sonomaではより冷涼な気候もあって1t程度なのだそうです。黒胡椒などのピリっと来るスパイシーさがRRVの特徴と思い込んでいたのですが、このときは、「RRV フローラル、チャーミング」とメモにあります。その次のメモには少しタニックであるとも書いています。Sonoma Coastは段々開いてきて飲みやすくなってきました。葡萄のパワーの差?
4.Freeman Keefer Ranch PN 2006
Freeman以外ではSiduri, A.P.Vin, Feila, Kosta BrowneそれにKeefer Ranch Estateでワインが作られているKeefer Ranch Vineyard。今回のワインでは唯一日本に輸入されていないものです。花の香り、雑味の無さがこの単一畑のワインの特徴か。Akikoさんのお話では、前述の各ワイナリー毎に契約したブロックを持っており、Freemanの使っているのは23、2A、777のクローンだとか。それも酸が健在なうちに収穫するので最後に収穫するKosta Browne等に比べかなり早く収穫しているそうです。
5.Freeman Akiko's Cuvee PN 2006
6.Freeman Akiko's Cuvee PN 2005
7.Freeman Akiko's Cuvee PN 2004
Freemanのトップキュベ。
Akikoさんとご主人のKenさん、そしてワインメーカのEdさんの3人でブレンドを行って、互いにブラインドティスティングそのうちで一番美味しかったものを製品化するそうです。最初の年2002年からAkikoさんのブレンドが一番美味しいのでAkiko's Cuveeとして製品化されているとのこと。
2006はとてもフルーティー、2005は熟成が始まりかかっておりとても滑らかな味わい。今がピークとAkikoさんが言われた2004も果実味のあるワインでした。
春先雨が降って収穫量の少ない2005年は11月3日に収穫しhang time(木に生らせている時間)が長いため酸は弱めだったとのことです。2006は収穫時に雨が降り手積みで一粒一粒より分けたともおっしゃっていました。こういう話を日本語で聞けるカリフォルニアのワイナリーは珍しくとても楽しくお話を拝聴できました。
さらに追加でtakuyaさんが最初に輸入したワイン。
8.August West Rosella's Vineyarad PN 2007
FreemanのワインメーカでもあるEd Kurtzmanさんの作るワインです。Freemanがソノマの葡萄を使っているのに対し、こちらはSanta Lucia HighlandsのGary Fransiniの奥方の名を冠した畑のものを使っています。 Rosella'sは名前のとおり女性的で円やかなワインとの印象があったのですが、2007という優良年のためかとてもがっしりした印象です。少なくとも5年以上の熟成後が楽しみかもしれません。
9.Lamborn Zinfandel 2006
10,Lamborn CS 2005
ダラ・ヴァレのマヤ、(DALLA VALLE『MAYA』現在は退任)、グレース・ファミリー(GRACE FAMILY VINEYARD)やジョーンズ・ファミリー(JONES FAMILY VINEYARD)、これらは今どんなに安くても、五万円から上は十数万円で取引されているカリフォルニアのカルトワインです。これらを手がけたハイジ・ピーターソン・バレット(Heidi Peterson Barrett)のワイン。今回初輸入です。Zinfandelはとてもエレガントな味わいで、酸味も適度にあり料理に合わせやすいワインです。カベルネはとても力がありますが、まだ少し早いか。
とても楽しいワイン会でした。主催のtakuyaさんご苦労様でした。
Akikoさん、今度はいつお会いできるものやらわかりませんが、とても美味しいワインたちでした。
CWGの料理にも力がはいってました。
フリーマン・ソノマ・コースト ピノ・ノワール 2006 税込5,690円
フリーマン・ロシアン・リヴァー・ヴァレー ピノ・ノワール 2006 税込5,990円
フリーマン アキコズ・キュヴェ ピノ・ノアール 2006 税込8,000円
August West、Lambornについて御興味のある方はコメントに連絡先メールアドレス等書き込んでいただければ御紹介可能です。なお、コメントは公開せずすみやかに削除します。
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2009年12月22日火曜日
カリフォルニア・ピノ・ノワール会忘年会@のみ山
今回の趣向はピノ・ノワールに拘らず各自が持込もうというもの。何が出てくるか楽しみでもありますが、料理を作る方は大変ですね。いきなりの変化球、サンタマリアバレーのシュナンブラン。
フォワグライチゴ添え
幹事さんご苦労様でした。
ダリオッシュ】シグネチャー ヴィオニエ ナパヴァレー[2008] は税込8,400円
オーボンクリマ イザベル 2006 税込6,489円 あの味わいでこの価格はお薦め
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Courtiers Selections [1998] Nuits St Georges 1er Cru Les Pruliers
またまた購入してしまった、クルティエ・セレクションのワイン。
今度はニュイ・サン・ジョルジュ 1998 1erCru です。先日飲んだ2002が美味しかったので、味をしめ購入したものです。
外観:綺麗なルビー色
香り:スミレ、干した杏、濡れた皮
味わい:酸はまだ健在、舌の上を転がすとミネラルを感じます。2002ほど果実味は感じられません。ローストチキンやサーモンステーキなどに合う味わい。
最近はこういう酸が落ち着いてきたブルゴーニュが好きになってきたようです。若い内は酸っぱくて駄目ですけど、10年もすると落ち着いてきますね。
税込3,654円はお買い得
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2009年12月17日木曜日
イタリアワイン講座 第4回 「トスカーナ2」@Manner-BO
スーパー・タスカンと言えばサッシカイヤ(SASSICAIYA)が有名で、2年前ある試飲会で2002と2003のヴィンテージを飲んだことがあります。そのときは、カリフォルニアのOPUS-ONEみたいだと感想を言ってイタリアワインファンに笑われたものでした。
スーパー・タスカンの発祥の地、ボルゲリの町。トリノからこの地に移り住んだマリオ・インチーザ・デッラ・ロケッタが1946年に小高い丘カスティリノチェッロの東斜面にカベルネ ソービニオン、カベルネ フランをたった2ヘクタールの畑に植えたのがボルゲリ サッシカイアの歴史が始まり。
0.Castello Banfi Brut Metodo Classico NV
Pinot Noir 50%
Chardonnay 40%
Pinot Blanc 10%
実は最後に飲んだのですが、赤ばかり6種、しかもカベルネやシラー、メルロと言ったフルボディーの物ばかり飲んだので、〆にはぴったりだったかもしれません。すっきりとした後味のスパークリング。
1.I.G.T. Toscana Rosso "Belcore" 2007
Sangiovese 80%
Melrot 20%
スミレの香り、時間の経過と共にバニラの香りがしてきました。タンニンは強め。
2.I.G.T. Lazio Rosso "Petit Verdot" 2005
Petit Verdot 100%
ボルドーの補助品種プティ・ヴェルド100%とのワイン。藁のような還元香、それが消えるとベリー系の香り。タンニンは1よりは弱い、時間と共に酸を感じました。
3.D.O.C. Bolgheri "Poggio ai Ginepri" 2007
Cabernet Sauvignon 50%
Syrah 25%
Merlot 25%
ボルドーでは認められないシラー25%とカベルネ、メルロの混合ワイン。これも藁のような還元香を感じました。1~3を並べてブラインドだったのですが、これに一番酸を感じました。
4.I.G.T. Toscana Rosso "Perbruno" 2006
Syrah 100%
新樽使用率50%のためか、バニラ香を感じます。タンニンは強め。
5.I.G.T. Toscana Rosso "Dulcamara" 2005
Cabernet Sauvignon 70%
Merlot 30%
"Dulcamara"デュルカマーラとは『ドニゼッティー』の歌劇『愛の妙薬』に登場する薬売りの名前で、『キューピット』役の名前だそうです。特徴的なエチケットですね。
甘草のような薬草香、チョコレートのような濃い味わいはボルドータイプの濃いワインの特徴でしょうか。
6.I.G.T. Toscana Rosso "Palafreno" 2004
Merlot 100%
"Palafreno"パラフレーノとは中世騎士が遠乗りやパレードに用いた乗用馬のことだそうです。2003まではサンジョベーゼも混ぜられていたようですが、この2004ヴィンテージからはメルロ100%となったようです。獣の皮の香り、ミルク香もしてきました。タンニンは強いのですが、滑らかな味わいは価格通りと言うことでしょうか。
フランスから取り寄せた小麦で焼き上げた”本当の”フランスパン。(お店の名前は忘れました)
今年取れたオリーブから作られたフレッシュなオリーブと共に味わいました。本物のフレッシュオリーブオイルは青い香りがしてとても美味しいです。
カステッロ・バンフィ ブリュット メトド・トラディッショナル・クラッシコ[2006] 税込2,980円
ヴィンテージは2006となっていますが、同じ物と思われます。
ベルコーレ トスカーナ ロッソ [2007] イ・ジュスティ・エ・ザンツァ 税込2,520円
Lazio Rosso "Petit Verdot"は楽天以外でも発見できずm(__)m
テヌータ・アルジェンティエーラ ポッジョ・アイ・ジネプリ・ボルゲリ[2007] 税込2,580円
ペルブルーノ トスカーナ ロッソ [2005] イ・ジュスティ・エ・ザンツァ ヴィンテージは2005ですが 税込3,880円
デュルカマーラ[2005] /イ・ジュスティ・エ・ザンツァ 税込5,460円
クエルチャベッラ パラフレーノ2004 税込10,080円
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2009年12月14日月曜日
FORT ROSS Pinot Noir FORT ROSS VINEYARD SONOMA COAST 2007
ご存じの方はご存じ、Freeman、ROAR、AUGUST WEST、そして自らのミドルネームを冠したPBのSandlerなどPinot Noirの達人ワインメーカーEd "Sandler" Kurtzman、そしてこれも入手困難なDehlingerのFred Scherrerがコラボしたワイン。
外観:濃いルビー、粘性ややあり
香り:スミレ、ベリー、バニラ
味わい:最初のうちはタンニンが感じられましたが、徐々に開いてきてソノマコーストらしい滑らかで滑るような舌触り、フルーティな味わい。雑味が少なく綺麗な余韻が長く続きます。
ヴィンテージ2004が9,450円
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