COACH特集

2009年10月26日月曜日

誕生祝いワイン会

10月23日にManner-BOにて


ワインはこの顔ぶれ(Photo;Left to Right)

Veuve Clicquot Ponsardin Brut Champagne
ERATH Pinot Blanc 2007
ARGYLE ROSE SPARKLING 2005 Pinot Noir 100%
Domaine Drouhin Pinot Noir 2007
ERATH ESTATE Pinot Noir 2006
KEN WRIGHT ABBOTT CLAIM Vineyard Pinot Noir 2006
Silver Lining Red Wine 2003 Napa Valley

ちなみにこの日は私の誕生日、前々から「オレゴンワインを飲みたい」の声もあり、秘蔵のKEN WRIGHTを飲む機会を持ちたかったので、Manner-BO主宰にお願いしたところたまたまこの日になって、押しかけ誕生会の様相になりました。

☆Veuve Clicquot Ponsardin Brut Champagne
Yさんお持ち込み
流石、ワインエキスパートまいう~なスパークリング
アッサンブラージュの妙味か、さわやかな酸味そして驚くほどフルーティーなシャンパーニュ。

          ◇◇◇
1772年に結婚したフイリップ・クリコはランスの銀行家でしたが、その相手がブドウ畑を所有し
ていたことで、シャンパーニュ造りを始めました。
その息子のフランソワが結婚した相手がニコル・バルブ・ポンサルダン。
フランソワが銀行業を辞めてまで、
シャンパーニュ業に専念しようと決意して1年も経たないうちに死去してしまったため、27歳の未亡人マダム・
クリコが会社を執り仕切ることになったのです。
(ヴーヴとは未亡人のことなのでヴーヴ・クリコとはクリコ未亡人ということ。)

彼女は澄んだ美しいシャンパーニュを造るための研究を重ね、澱を取り除くための台(ピュピートル)
と、ボトルを毎日少しずつ回転させる作業
(ルミアージュ)を開発し、
シャンパーニュの歴史に偉大な功績を残しました。

現在ではルイ・ヴィトンの傘下で、LVMHグループに入っており、ヴーヴ・クリコのシャノパン
は120ヶ国以上で高い名声と地位を獲得しています。

          ~~カタログより~~

こんな逸話があるとはお勉強するまで知らなかったf^_^;

次から私の持ち込みワイン。昨年、今年とWillamett Valleyを走り回って買い集めたもの。
日本で手に入らないものも多く、また手に入っても倍位します。

◇ERATH Pinot Blanc 2007

今年初めて、一人でWillamett ValleyのDundee HillのERATHにドライブして行ったさい、ティスティングして買い求めたもの。(全部スピットしましたよ)
今回2本目を飲んだのだが、思ったより酸が強く感じました。オレゴンはPinot Grisが香りも良くさわやかな酸味の白が多いのですが、Pinot Grisの皮の色が白くなった変種がPinot Blancのようで酸味は共通、よりさわやかと言うことか?

★ARGYLE ROSE SPARKLING 2005 Pinot Noir 100%

これは昨年3月みぞれの中、現地在住の日本人の方々と合流してWillamett Valleyを廻った時購入したもの。本当はエクステンディッド・ティラージュ1997が欲しかったのですが、これはすでに売り切れ。

          ◇◇◇
アーガイルで造られる最高峰キュヴェの 『エクステンディッド・ティラージュ』 は1998ヴィンテージで【RP94点/WS95点】を獲得し、これは2大誌ともに、過去歴代全US産スパークリングの史上No.1というとてつもない作品です。
          ヤナギヤHPより

ティラージュ、tirageと呼ばれる工程は、炭酸を得るための二次発酵の準備として酵母とその発酵を促進するため蔗糖の入ったシロップをワインに加えることを指す、シャンパーニュではティラージュ(tirage)後、最低でも15ヶ月寝かせるまでは、法的に出荷が禁止されているが、より長い方が望ましい。「ヴィンテージ・シャンパン」は、最低3年寝かせる事が決められている。昨年時点でスタンダードキュベは1999でしたから、エクステンディッドと言うからには3年以上なのでしょう。

閑話休題、このスパークリングPinot Noir 100%でスパークリングのさわやかさの中にチェリーなどの果実味も味わえ魚から肉まで幅広い料理に合わせられそうです。

◆Domaine Drouhin Pinot Noir 2007

これも今年の戦利品。2005と比較し雨が多く出来が良くないと言われている2007ですが、このワインに関しては問題なし。チェリー、ブルーベリーなどの果実、生き生きした酸味、滑らかなタンニンなど濃いブルゴーニュの感じ。なんせ、ジョセフ・ドルーアンの娘ベロニクさんがワインメーカーを勤めているだけのことはあります。

◆ERATH ESTATE Pinot Noir 2006

これは昨年WS試91点の2005を買い求めに行ったがそのとき(3月)には2006しかなかったもの。今年は2006がまだあった。しかし、これも自分的には十分合格。

◆KEN WRIGHT ABBOTT CLAIM Vineyard Pinot Noir 2006

これは昨年、Horse Radishと言うCaltonのワインバー兼ショップで購入。Pinot Blancを飲んで凝縮感がすごいと思ったので、ティスティングはさせて貰えないが期待を込めて購入。1本はNYに行った時ugeさんに土産で持って行きました。ugeさんも時を同じくして飲んだ感想はこちら
ここのお兄さん、神奈川大学に留学してたそうで、日本語ペラペラ。Rough ValleyのPinot Noirを飲んだら不味かったと言ったら、「ローグのピノなんか飲んじゃ駄目ですよ。あそこは砂漠なんだから」と日本語で言われた(笑)
流石にこの辺では酔ってきて正確にティスティングノートも散漫に。ugeさんの感想を持って私の感想とさせていただきますm(__)m





「濃いルビー色で黒ベリー、スパイス、チョコレート、タールの香り。徐々に土。 最初に甘さを感じるも次第に果実味が優勢に。タンニンを感じるが酸は中庸。 濃密だがアルコール度は13.5%。WA90、WS91の評価も頷けます。」多謝

◆Silver Lining Red Wine 2003 Napa Valley





これはカベルネやメルロのボルドー品種を好み、濃い味好きと自称してはばからない、ワイン仲間Nさんの持ち込み。CLOUD VIEWのセカンド的ワイン。2003というヴィンテージもあってか、タンニンも滑らかで美味しいワイン。M:84% CS:16%


バーニャカウダ(レンコン、ブロッコリー、カリフラワー、ヤリガイくん)オードブル(サーモンとクリームチーズのカナッペ、オイルサーティン乗せガーリックトースト、梨のハム巻き) 私作成の煮豚と煮卵、我ながら美味く出来ました。
誕生ケーキ。皆様に感謝ですm(__)m




Veuve Clicquot Ponsardin Brut Champagne ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン・ブリュットイエローラベル  750ml 並行品 楽天最安4,199円



Pinot Blancは流石にありませんでしたが、ERATH Pinot Gris 2007 楽天最安2,152円

ROSE SPARKLINGはありませんでしたが、Argyle Brut Wilamette Valley 2005 3,517円


これもヴィンテージ違いの'06 Domaine Drouhin Pinot Noir 2006 5,880円


ERATH ESTATE Pinot Noir 2006 5,250円


KEN WRIGHT ABBOTT CLAIM Vineyard Pinot Noir 2006はありませんでした。あったら買いたい。

Silver Lining Red Wine 2003 Napa Valley 最安5,299円


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2009年10月22日木曜日

イタリアワイン講座 第2回 「プーリア」@Manner-BO

Manner-BOのイタリアワイン講座第2回プーリア州。
プーリア州はイタリア半島アドリア海側の先頭。ブーツの踵の部分です。
ここはDOCGはなく、DOCが26あります。ちなみに、ティスティングは全てブラインドです。

ワインは左から1~6(白1、ロゼ2~3、赤4~6)




1.I.G.T. Puglia Verdeca Bianco 2006
 プーリア州の固有品種ヴェルデーカ種100%(古木)で造られた辛口白ワイン。
 外観は緑がかった黄色。香りは柑橘系。このことから酸味の強い白ワインと思われましたが、想定通りグレープフルーツ、レモンの味わい。生や塩味だけの貝類などに合いそうです。でも時間をおいたら少し開いてトマトソースの魚料理なんかも良いかも知れません。

2.D.O.C. Castel del Monte Rosé 2008  土着品種ボンビーノ・ネロで造られたロゼ。チェリーやストロベリーの香り、辛口ながらやや甘みを感じる優しい味わいのワイン。

3.I.G.T. Puglia Rosato "Ponte della Lama" 2006
 ブラックベリーやフランボワーズのようなベリー系のフルーツの香り。個人的には最初梅のようなニュアンスも感じました。ジューシーで優しい味わい。デメテール認証つき。使用品種はギリシャ由来の品種であるウヴァ・ディ・トロイア100%

4.D.O.C. Primitivo di Manduria 2007
 カリフォルニア・ジンファンデルと同一起源を持つプリミティーヴォ。香りは干したプルーン等の黒い大きな乾燥果実のようです。最初はワシントンやオーストラリアのカベルネ・ソーヴィニオンを思い出しました。チョコレートのニュアンスも。

 ただ、ジンファンデルはピノの次に良く飲んでいる品種なので当てられる自信があったのですが、これは前述のようにカベルネを思い浮かべそれにこだわったために外れ(T_T)

 ドライクリークのエレガントなジンを良く飲んでいろのですが、聞けばジンファンデルの発見者はUCデービスの人とか。近くの内陸のジンファンデルを飲んで味が似ていると思ったのでしょう、と一人納得。

5.D.O.C. Castel del Monte Riserva "Il Falcone" 2004
 最初は甘草等の薬草の香り、味わいも3種の中では一番渋くタンニンが強く感じられました。しかし、しばらく置いておくと香りが開いてきて、味わいも変化してきました。
 ブドウ品種はネーロ・ディ・トロイアが主体でモンテプルチャーノも入っているとのこと。長期熟成タイプとのことなので、もっと熟成させると良いのでしょう。

6.D.O.C. Salice Salentino "Pezzo Morgana" 2007
 これも土着品種:ネグロアマーロ種のワイン。ガーネット色の深い色調、グラス1杯に広がるアロマとブーケ、ハーブやスパイス、バニラやシナモンなど複雑な香りを持ち、非常なエレガンスな味わいが印象的です。



プーリア風 ブロッコリーのオレキエッテOrecchiette alla Pugliese
オレキエッテは、オレッキ(Orecchi:耳)からきており、小さな耳の形をしているのでその名になったとか。中国にも「猫耳片」という麺類のオレキエッテそっくりな麺類があるようです。
焼き豚も美味しゅうございました。


イタリアには疎いため、全く同じものかどうか判りませんがこんな感じで買えます。

I.G.T. Puglia Verdeca Bianco 2007は1,869円



D.O.C. Castel del Monte Rosé 2007は1,290円



I.G.T. Puglia Rosato "Ponte della Lama" 2008はビオデナミの造り手。2,604円



D.O.C. Primitivo di Manduria 2007は同じヴィンテージが2,709円。



D.O.C. Castel del Monte Riserva "Il Falcone" 同じなんですがヴィンテージの記述がありませんでしたm(__)m 3,180円



D.O.C. Salice Salentino "Pezzo Morgana" 2007は2004を4,170円で売っていましたが、もう品切れのようです。参考に念のため



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2009年10月21日水曜日

Nuits St Georges Lea Selection Lou Dumont [2002]

ニュイ・サン・ジョルジュ クルティエ・セレクション ルー・デュモン [2002]
8月に飲んだばかりですが、また開けてしまいました。これには色々ありまして、春リリース、秋リリースで買い集めたカリフォルニアのPinot Noirはほとんど2007。これはまだまだ不評でして、「良い年と聞いたのに酸っぱい」とか「タンニンが強くて渋い」「味のバランスがバラバラ」など、ブログを見るとそういう評価が見受けられます。Pinot Noir好きはチェリーやベリーの香り、適度な酸味とまろやかな果実味等が好きなのでしょう 。それを期待すると「あれっ」と思うものが多いのは、6月末のPinot Daysで体験済み。

あとどの位すると飲み頃になるのか、同じヴィンテージを開けた方のブログ等で様子見です。ケース買いでもしてれば別ですが、多くても3本ですから慎重になってしまいます。そこで日常飲み用として、ブルゴーニュのバックヴィンテージなど買い集めています。

そのなかでこれは良い買い物でしたね。

ワイン名についている「クルティエ」については9月の「熟成ブルゴーニュ」をご覧下さい。

「設備投資をして資金繰りがきつくなった、毎年買っていた大口のインポーターが何らかの事情で買ってくれなかった、後継者がいないから廃業、不況のため・・・、ワインのおいしさとは直接関係のない事情で生産者が安く出荷してくれたものなどが、このクルティエ・セレクションとして紹介されます。」オーソリティ・スタイルさんのHPより


外観:ルビー濃すぎず薄すぎずまさにルビー色、脚は普通、アルコール度は12~13%でしょう
香り:ベリー系果物、スミレ等の花、少し梅も。古酒ほどではないので濡れた皮やキノコの香りはまだ表面には現れていません。
味わい:7年経ていながら果実味が健在、細かい滑らかなタンニン、適度な酸味、美味い!!

オーソリティ・スタイルさんの3,990円が楽天最安の様ですが、残り4本↓



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2009年10月19日月曜日

カリフォルニア・ピノ・ノワール会@のみ山

mixiのコミュ「カリフォルニア・ピノノワール会」副会長にしてNY支部長のugeさんの一時帰国ということで、ワイン会が開催されました。 場所はいつもの三軒茶屋のみ山。 ugeさんいつも成田から直行してくるか直行して飛んでいくかの場合が多いのですが、今回は自宅からバスで三茶までいらしたそうで、ぎりぎりの登場。NYの地下鉄慣れしてしまったためか「違う方向のバスだった」とのこと(笑)

NYから持ち帰ったものに加えて、倉庫に預けてあったものも提供していただきました。

10人参加で13本。他にも飲んだような気がする。翌日ご本人や2~3の方から「二日酔いなう」のメッセージが。でも予想された寝落ちは誰も無し。

◇2006 Chateau Jun Semillon Yamanashi




のみ山マスター出題の恒例のブラインド。ファッションメーカーJunのワイナリー。 外観は薄い金色。レモン等柑橘の香り、一口目に強い酸を感じました。酸は落ち着いてきたもののわからず!?国産の声があったのでそうかな。国産シャルドネかなと思ったが、セミヨン100%。
◇2006 Brander Uno Mas Santa Ynez Valley

ワイン仲間Nさんが以前私の共同購入でNVWEから取り寄せたものを提供してくれました。グルナッシュブラン70%、SB30%という珍しいセパージュ。薄い黄色、なんだかオイリーな香り。

◇1992 Batard-Montrachet Albert Morey Bernard Moreyの別ラベル。
ご存じの通りブルゴーニュ、ピュリニー・モンラッシェ村と南隣のシャサーニュ・モンラッシェ村にまたがるGrand Cru。キンメリジャン土壌とのこと。熟成が進んで濃い金色、シェリー香がしています。味わいはナッティー。

◇1989 Hermitage Blanc Jean-Louis Chave
NYで$200で安く手に入れたものとか。日本でのレストラン価格なら7万位する!!黄色い外観、石というかほこりっぽい(?)香り。ミネラルから来るものか?最初今一と思ったが、開いてくるとなるほどと思える片鱗も。まだ私にはこのワインの価値がわからない。マルサンヌ100%ではなくルーサンヌ入りでした。


◆1989 Chambolle-Musigny 1er Cru Les Charmes Lea Selection Lou Dumont ワイン仲間でソムリエのハリーさん提供。天地人仲田さんのワイン。20年して煉瓦色の外観。梅の香り、ハッカのようなすーすーする感じも。

◆2008 MacPhail Rose of Pinot Noir


会長takuyaさん提供。6月のPinot Daysツアーで好評だったロゼ。$20でセラーのみで販売。果実味たっぷりで美味しい。

◆1995 Richebourg Denis Mugneret


NYで$130で購入されたもの。ヴォーヌ・ロマネ村のGrand Cru。濃いルビー色、イチゴ・スミレそしてハッカの香り。酸と細かいタンニンのバランスが良くエレガントな味わい。Grand Cruが高いのがうなずける1本。同じ村のロマネコンティはどんなワインなのだろう?


◆2007 Failla PN Keefer Ranch Russian River Valley





ebiken氏提供。濃いルビー色、甘いベリー系果実の香り。果実味が広がり甘さも感じられる。


◆1999 D'Arenberg CS Coppermine McLaren Vale





オーストラリアのカベルネ。ガーネット色、青臭い香り。ユーカリ?ユーカリというとユーカリの葉の香りなんか知ってるのかと言われることが多いが、青い香り表現の定番ですから(笑)

果実味、タンニンとも強い。もっと熟成させると良いのか?


◆2000 Domaine Gauby Cotes du Roussillon Villages Vieilles Vignes




ガーネット色、ハッカ香。濃い果実味。タンニンがざらついている。余韻が伸びない。グルナッシュ60%、カリニャン20%、シラー10%、ムールヴェードル10%。


◆2004 Lamborn CS Napa Valley



日本では無名だが、スクリーミング・イーグル、グレース・ファミリー、ダラ・ヴァレ等、数々のウルトラ・プレミアム・ワインを造り上げ、“ワインの女神”とも呼ばれている「ハイジ・バレット(Heidi Barrett)」が造っている注目銘柄。濃いガーネットの外観。濃い味わい。


◆2002 Colgin IX Estate Syrah Napa Valley


カルト銘柄コルギンのSyrah。黒く深い果実。張り詰めた凝縮感があり美味。


◆2000 Morey-St-Denis Hubert Lignier


赤系果実と藁、腐葉土臭。

料理はいつもながらのワインに合う料理。
秋刀魚のカルパッチョ風



牡蠣と野菜のクリームソース(?)
パンチェッタ フォアグラと栗のソテー

ラグー豚のソテー、マッシュルーム添え


茄子とチーズ、茄子とドライトマト
ebiken氏のベルギー土産のチョコレート

ugeさん、Yさんテイスティング・ノートに落書きしないで下さい。おかしくて笑いをこらえながら書いてます(爆)だからというわけではありませんが、コメントパクらせてもらいました。

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2009年10月16日金曜日

Clefs des Papes Châteauneuf-du-Pape 1998 Domaine Jullian

シャトー・ヌフ・デュ・パプ 1998 ドメーヌ・ジュリアン 昨年末に2003を飲んだCOSTCOのヌフ・デュ・パプの1998を売っていたので数本GETして飲んでみました。

2003は確か2,478円だったと思いますが、こちらは円高(?)の影響かなんと2,158円(!!)。
2枚の写真を比較しても判るかも知れませんが、上の’98は枯れて来て、煉瓦色になってきています。味わってみても、刺激のないかといって、まだ果実が健在な味わい。干したプラム等の黒い乾燥果実、リコリス(甘草)等の香草。古酒らしく濡れた獣皮、キノコの香り。このくらい綺麗に熟成すると合わせられる料理の幅も広くなるでしょう。

ヴィンテージチャートによれば、ローヌ南部の2003年は良い出来の年だったそうですが、1998年はさらに上の秀逸な年だそうです。こんな古酒が2,000円代は絶対お買い得です。

思うのですがで購入したのですが、当りでした。色は濃いガーネットですが、味わいは酸味や渋みは強くなく果実味にあふれ、スミレや黒い果実の香りが立ち上ってきます。

’03のコメントにも書きましたが、ヌフ・パプはグルナッシュ、ムールヴェードル、シラー、ルーサンヌなど黒白13種の葡萄の使用が認められていますが、ベースとなるのはグルナッシュとシラーが多いようです。造り手によってこの比率が異なりそこが腕の見せ所なのかも知れません。このDomaine Jullianのものはグルナッシュ80%、シラー20%だそうです。

外観:透き通った煉瓦色
香り:干したプラム、プルーン、リコリス等の香草、濡れた獣皮
味わい:酸味は弱く、黒糖、紅茶

COSTCOワインは当然楽天にはないんですが、ゴクミこと後藤久美子、ジャン・アレジご夫妻のローヌワイン「クロ・ドゥ・レルミタージュ 1999」なんてのが見つかりました。しかも税込み1,999円。このワイン、ロバート・パーカーが’98に86点、’00に91点、’01には94点付けてます。でもそれは全て「秀逸な年」、間に挟まれた’99は平均的な年ですから、どうでしょう。でもこの値段ですから、試されてみては?




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2009年10月15日木曜日

Roessler Pinot Noir "La Brisa" Sonoma Coast 2007

ロースラー ピノ・ノワール ラ・ブリサ ソノマ・コースト 2007
昨夜のワインは、私のお気に入りROESSLER、Scott Shapleyさんがワインメーカーを務めているワインです。このワインは毎年異なるSonoma Coastの畑のワインをブレンドして造るようです。
2007はまだ早いのでしょうが、以前ワイン会でも飲んで美味しかったので開けてみました。デキャンティングポワラーを使ったためかベリー系の香りが開いて、味わいも最初は少し酸が強いかなと思いましたがスワールするとマイルドになってきました。これでNVWEの販売価格$29.95はお買い得。色々12本、まとめ買いしたため10%オフで$26.95。さらに円高のおかげで送料、関税、消費税含めても3,500円。楽天で探してみましたが、Roesslerは全て売り切れ。最近のヴィンテージは無いからインポーターがいないのかな?ここ、南はサンタバーバラから北のメンドッシーノまで数多くの畑の葡萄を使っているから、それぞれのロットは少ないのでしょうね。


外観:濃いルビー色、涙はそれほど多くなく、粘性も普通
香り:スミレ、イチゴやブラックベリー
味わい:酸がやや強く感じられたがスワールしてまろやかに、長いアフター、後味に雑味もなし


これに限らずNVWEのHPで興味のあるワインありましたら、共同購入いたします。ただし、私と面識のある方に限らせていただきますので悪しからず。12本単位にいたしますので、調整の結果御要望に添えない場合もあります。

現在の12本の空輸料金は$125です。これと関税、消費税は均等割にさせていただきます。

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