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2009年10月22日木曜日

イタリアワイン講座 第2回 「プーリア」@Manner-BO

Manner-BOのイタリアワイン講座第2回プーリア州。
プーリア州はイタリア半島アドリア海側の先頭。ブーツの踵の部分です。
ここはDOCGはなく、DOCが26あります。ちなみに、ティスティングは全てブラインドです。

ワインは左から1~6(白1、ロゼ2~3、赤4~6)




1.I.G.T. Puglia Verdeca Bianco 2006
 プーリア州の固有品種ヴェルデーカ種100%(古木)で造られた辛口白ワイン。
 外観は緑がかった黄色。香りは柑橘系。このことから酸味の強い白ワインと思われましたが、想定通りグレープフルーツ、レモンの味わい。生や塩味だけの貝類などに合いそうです。でも時間をおいたら少し開いてトマトソースの魚料理なんかも良いかも知れません。

2.D.O.C. Castel del Monte Rosé 2008  土着品種ボンビーノ・ネロで造られたロゼ。チェリーやストロベリーの香り、辛口ながらやや甘みを感じる優しい味わいのワイン。

3.I.G.T. Puglia Rosato "Ponte della Lama" 2006
 ブラックベリーやフランボワーズのようなベリー系のフルーツの香り。個人的には最初梅のようなニュアンスも感じました。ジューシーで優しい味わい。デメテール認証つき。使用品種はギリシャ由来の品種であるウヴァ・ディ・トロイア100%

4.D.O.C. Primitivo di Manduria 2007
 カリフォルニア・ジンファンデルと同一起源を持つプリミティーヴォ。香りは干したプルーン等の黒い大きな乾燥果実のようです。最初はワシントンやオーストラリアのカベルネ・ソーヴィニオンを思い出しました。チョコレートのニュアンスも。

 ただ、ジンファンデルはピノの次に良く飲んでいる品種なので当てられる自信があったのですが、これは前述のようにカベルネを思い浮かべそれにこだわったために外れ(T_T)

 ドライクリークのエレガントなジンを良く飲んでいろのですが、聞けばジンファンデルの発見者はUCデービスの人とか。近くの内陸のジンファンデルを飲んで味が似ていると思ったのでしょう、と一人納得。

5.D.O.C. Castel del Monte Riserva "Il Falcone" 2004
 最初は甘草等の薬草の香り、味わいも3種の中では一番渋くタンニンが強く感じられました。しかし、しばらく置いておくと香りが開いてきて、味わいも変化してきました。
 ブドウ品種はネーロ・ディ・トロイアが主体でモンテプルチャーノも入っているとのこと。長期熟成タイプとのことなので、もっと熟成させると良いのでしょう。

6.D.O.C. Salice Salentino "Pezzo Morgana" 2007
 これも土着品種:ネグロアマーロ種のワイン。ガーネット色の深い色調、グラス1杯に広がるアロマとブーケ、ハーブやスパイス、バニラやシナモンなど複雑な香りを持ち、非常なエレガンスな味わいが印象的です。



プーリア風 ブロッコリーのオレキエッテOrecchiette alla Pugliese
オレキエッテは、オレッキ(Orecchi:耳)からきており、小さな耳の形をしているのでその名になったとか。中国にも「猫耳片」という麺類のオレキエッテそっくりな麺類があるようです。
焼き豚も美味しゅうございました。


イタリアには疎いため、全く同じものかどうか判りませんがこんな感じで買えます。

I.G.T. Puglia Verdeca Bianco 2007は1,869円



D.O.C. Castel del Monte Rosé 2007は1,290円



I.G.T. Puglia Rosato "Ponte della Lama" 2008はビオデナミの造り手。2,604円



D.O.C. Primitivo di Manduria 2007は同じヴィンテージが2,709円。



D.O.C. Castel del Monte Riserva "Il Falcone" 同じなんですがヴィンテージの記述がありませんでしたm(__)m 3,180円



D.O.C. Salice Salentino "Pezzo Morgana" 2007は2004を4,170円で売っていましたが、もう品切れのようです。参考に念のため



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