シャトー・ヌフ・デュ・パプ 1998 ドメーヌ・ジュリアン 昨年末に2003を飲んだCOSTCOのヌフ・デュ・パプの1998を売っていたので数本GETして飲んでみました。
2003は確か2,478円だったと思いますが、こちらは円高(?)の影響かなんと2,158円(!!)。
2枚の写真を比較しても判るかも知れませんが、上の’98は枯れて来て、煉瓦色になってきています。味わってみても、刺激のないかといって、まだ果実が健在な味わい。干したプラム等の黒い乾燥果実、リコリス(甘草)等の香草。古酒らしく濡れた獣皮、キノコの香り。このくらい綺麗に熟成すると合わせられる料理の幅も広くなるでしょう。
ヴィンテージチャートによれば、ローヌ南部の2003年は良い出来の年だったそうですが、1998年はさらに上の秀逸な年だそうです。こんな古酒が2,000円代は絶対お買い得です。
思うのですがで購入したのですが、当りでした。色は濃いガーネットですが、味わいは酸味や渋みは強くなく果実味にあふれ、スミレや黒い果実の香りが立ち上ってきます。
’03のコメントにも書きましたが、ヌフ・パプはグルナッシュ、ムールヴェードル、シラー、ルーサンヌなど黒白13種の葡萄の使用が認められていますが、ベースとなるのはグルナッシュとシラーが多いようです。造り手によってこの比率が異なりそこが腕の見せ所なのかも知れません。このDomaine Jullianのものはグルナッシュ80%、シラー20%だそうです。
外観:透き通った煉瓦色
香り:干したプラム、プルーン、リコリス等の香草、濡れた獣皮
味わい:酸味は弱く、黒糖、紅茶
COSTCOワインは当然楽天にはないんですが、ゴクミこと後藤久美子、ジャン・アレジご夫妻のローヌワイン「クロ・ドゥ・レルミタージュ 1999」なんてのが見つかりました。しかも税込み1,999円。このワイン、ロバート・パーカーが’98に86点、’00に91点、’01には94点付けてます。でもそれは全て「秀逸な年」、間に挟まれた’99は平均的な年ですから、どうでしょう。でもこの値段ですから、試されてみては?
0 件のコメント:
コメントを投稿