COACH特集

2012年1月8日日曜日

イタリアワイン講座 上級編Abbinamento(アッビナメント)第2回@Manner-BO

昨年5月まで20回にわたり20州のワインを味わってきたManner-BOのイタリアワイン講座。上級編はAbbinamentoです。Abbinamento(アッビナメント)とは、イタリア語で、連結、組み合わせなどの意味を持ち、ワインとお料理の相性のこともさします。いわゆるMariage(マリアージュ)のことですね。

今回は第2回に参加してきました。

まず課題の料理を与えられそれに合う3,000円以下のイタリアワインを参加者が持ち寄ると言うもの。料理はイタリア仕込み講師I先生に作っていただきます。

[テーマ]
1)お楽しみ前菜
 ワカサギのフリット、レッドオニオン、レモン添え
 ボイル野菜サラダ、バジルソース
2)鰆のパスタトマトソース
3)骨付き鶏肉・カブ・インゲン豆の煮込みカスレ風

最初のスプマンテは前菜向けに講師から提供されました。 下左端

2本目以降が2)のパスタ料理とのアッビナメントを考えたワイン。

2.V.d.T Rosato "Rosa Vittoria" [Castello di Santa Vittoria] 12.5% (Eataly Japan㈱)
ロッサ・ヴィットリア。
白葡萄アルネイスと黒葡萄ネッビオーロを一緒に発酵させると言う変わった造り方のロゼワイン。辛口だがこくがあるのはそのためか?

3.D.O.C.G Greco di Tufo 2010 [VESEVO] 12.5% (㈱稲葉)
  グレコ ディ トゥーフォ 2010 ヴェゼーヴォ 
DOCGグレコ ディ トゥーフォはカンパーニャ州の白。 葡萄品種はグレコ。太いこくのある白ワイン。

4.D.O.C. Langhe Nebbiolo 2004[Nicolello] 12.5%(㈱モトックス)
  ランゲ ネッビオーロ 2004
  私の持参したワイン。最初、鰯または鯖のトマトソースと聞いたので、酸味の強い赤を選んだ次第。タンニンもそんなに強くなく、酸がたっているので、鰆のトマトソースパスタ とも上手く合ったように思いました。ネッビオーロ100%。


これからがカスレとのアッビナメント。


4.D.O.C. Montepulciano d’Abruzzo2009”Riparosso” [ILUMINATI] 13.5% (㈱メモス)
  イッルミナーティモンテプルチャーノ ダブルッツォ DOCリパロッソ
  果実味とタンニンのバランスがよく、ミディアムボディの辛口。

5.I.G.T. Rosso del veronese 2005 [L'Arco]14%(㈱ラシーヌ)
ロッソ・デル・ヴェロネーゼ[2005] ラルコ
  コルヴィーナ50%、ロンディネッラ30%、モリナーラ5%、 カベルネ、サンジョヴェーゼあわせて15%のヴェネト州のワイン。この地域にはラグーソースのパスタ等があるようです。どんな料理にも合うようなバランスの良い味わい。

6.D.O.C.G Chianti Classico Riserva "Vigneti La Selvanella" 2005 [Melini]13% (モンテ物産㈱)
   キアンティ・クラッシコ・リゼルヴァ・“ラ・セルヴァネッラ”[2005]年 ファットリエ・メリーニ
品種:サンジョヴェーゼ・グロッソ、カナイオーロ・ネーロ
濃厚、ラズベリー系の香り、しばらくするとヴァニラの香り。
味わいはドライでアルコールのボリューム感や凝縮感があり、ベリー系の果実味。

スペシャルにラザニアも出していただき、その後はしばしワイン談義。
これを書くために調べたのですが、イタリアソムリエ協会の考え方では、アッビナメントをする際に、塩分、糖分、脂分、辛み、大蒜や生姜などアロマなど、その料理がもつ要素を細分化し、同じようにワインも酸度、糖度、塩分、渋味、ミネラルなどに分けて、双方をグラフにしながら合わせていきます。そのあとで、感覚では相性はどうか?という話になっていきます。ただ、特に重要視するのは「その土地の料理とワインを合わせる」という事だそうです。日本ソムリエ協会の教本でも土地の料理とワインを合わせていますね。しかし、個人的にはその土地のワインがその土地の料理に合うというのは最近懐疑的なんです。今のように国際交流が進んでくるとワインの造りも料理法もクロスオーヴァーしているんですから。この辺は皆さんと議論したいところでもあります。

ロゼは見つからず、その他はヴィンテージ違いも含めて楽天にありました。





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