COACH特集

2008年1月31日木曜日

CARMEL ROAD Pinot Noir 2005

カーメルロード ピノ・ノワール 2005
久々のカリピノ。

カーメル・ロードはカリフォルニア、モントレーのワイナリー。この辺のワイナリーのピノ・ノワールはとてもスムーズな飲み口で個人的には大好きな産地です。

チェリーやイチゴの味わい。人によってはジャミーというのかなと思いながら飲んでいくと、思いのほかスパイシーでしっかりしたタンニンが効いている。価格の割りにけっこう複雑な味わいです。2,200円なら買いでしょう。でも西武のエノテカコーナーには1本しか残っていませんでした。

ボディー(ミディアムからフル)
香り(フルーティー、チェリー、ストロベリー)
味わい(細かいタンニン、酸味、苺ジャム、スパイシー)
余韻(長い)
評価(☆☆☆☆、点が甘いかな、でも良いワインですよ)

2008年1月30日水曜日

Cono Sur Viognier RESERVA 2006 Colchagua Valley

コノスル ヴィオニエ レゼルバ 2006

池袋西武の自由が丘ガーデンズで食材購入ついでに買い求めました。あまり期待をしていなかったのですが、驚きの凝縮感、香りは柑橘よりも桃などの甘い香りがします。味わいは辛口ながら甘い感じがしてきます。ミネラリーでねっとりした飲み口。マグロなどと味わったのですが、クリーム系の料理のほうが合いそうでした。マグロならアボカドと合わせたらもっと良かったかもしれません。これ1,100円位だったと思うのですが、ネットで見たら965円のところもありました。

香り(白桃、マンゴー)
味わい(フルーティー、適度な酸味、ねっとりとした甘みすら感じる味わい)
余韻(長め)
評価(☆☆☆☆+0.5;これで千円前後とは、コノスル恐るべし)

楽天最安値の購入はここ↓

2008年1月28日月曜日

Archery Summit Vireton 1997

アーチェリー・サミット ヴィレトン 1997アーチェリー・サミット ヴィレトン 1997 ピノ・グリ主体で、シャルドネ、ピノ・ブランの3つの品種から造られる白ワインです。年間生産量は2,000~4,000ケースで、ファーストヴィンテージは1995年。柑橘系の香りの中に、甘い蜜のような香りが混じり、味わいは、エレガントで、ほのかな甘味と強すぎない酸味がバランス良く、高級感のあるワインです。10年以上熟成したにもかかわらず果実味も健在でバランスはくずれていません。余韻も長くじわっとうまさを感じるおいしいワインです。

香り(柑橘、蜂蜜)
味わい(フルーティー、適度な酸味、ほのかに甘みを感じる)
余韻(長め)
評価(☆☆☆☆;また飲みたい)

2008年1月27日日曜日

Cono Sur Pinot Noir Conversion 2006 Colchagua Valley

コノスル ピノ・ノワール コンヴァージョン 2006 コルチャガ・ヴァレーチリの中では、ピノノワールに力を入れているコノスルのなかでも、有機農法に転換中の畑でまだ認証を受けていないピノ・ノワールから造った『コンバージョン』(「転換期」の意)と呼ばれるワイ ン。酸味が比較的強く果実味もしっかりして爽やかな飲み口、千円ちょっとという実売価格を考えると素晴らしいワインと思います。しかもスーパーで2割引で千円でお釣がくるのですから驚き。安いカリピノのような人口的な樽香はしませんが、2時間位してくるとバニラ香もしてきました。

ボディー(ミディアム)
香り(フルーティー、チェリー、ストロベリー)
味わい(細かいタンニン、酸味、苺ジャム)
余韻(長い)評価(☆☆☆+0.5、デイリーワインとしては合格)

2008年1月24日木曜日

地球温暖化とワイン

今日はめずらしく写真なし。実は昨日、ワイン会から終電で帰宅して睡眠不足もあり写真をアップできなかっただけなのですが:-p

ワイン会でも少し話したことなのですが、日数とか細かい数字を忘れたので、ここに記録しておこうと思いました。

土曜日のイャニック・アミロさんのワイン会でのこと。
色々質問が飛んで、たとえば

「一つの木にだいたい何房実らせるのですか?」
「平均7つから8つで木や日当たりなどにより異なる」
これは私が聞いたのですが、私の知識によれば一房あたり800cc程度の荷重絞れるそうですから、1本の木あたり7~8本のワインが造れるということでしょう。これがカリフォルニアのコングスガードなどは、1本の木あたり1/2しか造らないそうですから、凝縮度の目安になると思いました。

このとき、一番記憶に残っている質問は
「地球温暖化はワイン造りに関係していると思いますか?」
というものでした。アミロ氏は一瞬顔を曇らせ(たように見えた)、他の質問には即答したのにしばしの間を空けて、「冬が短くなってバランスが崩れている。従来葡萄の発芽から収穫までは100日だったが、今は発芽が早まり120日とサイクルが狂ってきている。」とのこと。

ネットを「地球温暖化とワイン」と言うキーワードでググッてみても、昨年はオーストラリアは旱魃で人の飲む水も不足したので、灌漑に水がまわせず多くの葡萄の木が枯れたとか、そのうちボルドーではスペインの葡萄品種が主流にならざるを得ないだろうとか色々出てきます。

カリフォルニアでカルトワインをいくつも手がけ、Etudeというすばらしいワイナリーを立ち上げたTony Soterも、Etudeをベリンジャーに売って、1998年から本拠をオレゴン州に移し新しくSoter Vineyardを立ち上げています。 これも彼のスタイルに合う葡萄がカリフォルニアでは採れなくなってきているからだと思います。

これだけ色々と影響が出ているにもかかわらず、冬はガンガン化石燃料を燃やして部屋を暖房していたり、夏は寒いくらいに空調を効かせていたり、エネルギー源を含めライフスタイルを根本的に切り替えないと解決できないのかなと暗い気持ちになります。

2008年1月23日水曜日

Kongsgaard ワイン会@Manner-BO

マーカッシン、キスラーと並び、カリフォルニアのシャルドネ御三家と言われているコングスガードの全ラインをそろえてのワイン会。もう2度と再現不可能との声も。左から
1.J Cuvee 20 Brut NV Russian River Vally
2.Arietta On The White Keys 2006
3.Kongsgaard Chardonnay 2005
4.Kongsgaard The Judge Chardonnay 2005
5.Kongsgaard VioRous 2006
             (Viognier, Roussanne) 
6.番外のIron Horse
7.Arietta Red Wine 2000
            (Merlot, Cabernet Franc )
8.Kongsgaard Syrah 2005
9.Kongsgaard Cabernet Sauvignon 2005

さて感想ですが、
1はJの設立20年記念キュベ。思えばJは2001年にラスベガスのレストランで泡を飲み、その斬新なボトルと味の良さに感動し、サンフランシスコに行くたびに泡やシャルドネを買っていたものです。2003年には初めてワイナリーを訪れそのおしゃれさに感動しました。このボトルは、インパクトが強いから忘れようがないです。クリスプな感じがする通常のものより柔らかな味わい。ガスが抜けきってもおいしい白ワインになるベストヴィンテージのブレンド。CH55%、PN43%、PM2%。

2はソーヴィニヨンブラン85%とセミヨン15%のブレンド。コングスガードと著名なオークショナー フリッツ・ハットンが設立したAriettaの白。今はハットンが単独オーナーだそうです。白だから単純にOn the white Keyなのかと思うと、エチケットに印刷されているベートーベンのピアノソナタ111番(Opus 111(笑))の中で白鍵盤だけの演奏が38小節続くことに由来しているとのこと。ピアニストのハットンならではですね。味はブラインドで出されたらCHと行ってしまいそうな、濃い味わい。洋ナシや蜜たっぷりのリンゴの香りとねっとりした味わい。

さていよいよKongsgaaradの始まり。John Kongsgardは5代続く農家に生まれ、U.C.Davis醸造学科の修士課程を卒業後、Newtonに就職。実家で祖父が造る葡萄を持ち込み、ニュートン・シャルドネを担当します。1988年には米国で初めてのアンフィルター・ワインを造るなど、ジョンの腕によりニュートンは今や押しも押されぬスーパースターになりました。ここのシャルドネ美味しいですよね。Johnは96年に自らのブランドをリリース、いきなりパーカーポイント92点をとるデビュー。
2003年ヴィンテージは同年のDRCモンラッシェが97点のときに99点を取ったそうです。

3のシャルドネ。最初の印象は、ナッティーです。そしてトロピカルフルーツの味わいもしてきました。カリフォルニアのシャルドネとしては、キスラーやピーター・マイケルのように濃さは感じません。方向性が違うようですが、このうまさはなんだと言う感じですねえ。余韻も長いです。

4のジャッジはJohnのお父さんが裁判官をしていたことにちなむトップ・キュベ。昨年まではメーリングリストに入っていてさえ、3のシャルドネを12本買って1本やっとわけてもらえるほどの希少品。1本の葡萄の木から1/2ボトルしか造らないそうです。
3よりはネッティーさが少なく、わずかにあった余韻の苦味がまったくない。完璧なシャルドネとはこういうものでしょうか?キスラーのような蜂蜜香の余韻ではなく爽やかな後味がいつまでも残ると言うんでしょうか。

5は近頃良く見かけるローヌブレンド。ヴィオニエの花の香りがいきています。少し甘味を感じます。我が家にもローヌブレンドを秘蔵しているのですが、これにも期待できます。

6は番外で白から赤に切り替わる前にということで、いただきました。

7はメルロとフランの50%ブレンド。シュバルブランもこんな混合比じゃなかったっけ?フランから来るのか青臭い香りがします。7のシラーは、パーカーさんが98点をつけているそうで。彼好み(?)の濃い味わい。肉が食べたくなります。
8はカリフォルニアのカベルネとは思えないエレガントさ、濃くガツンと来るタイプではありません。肉とチーズが欲しくなりますねえ。

今回は特別に、恵比寿のビストロ「のみの市」の占部シェフの極上の料理とともに味わいました。
前菜の盛り合わせです。手前:豚肉のリエット、右:ラタトゥイユ、左:オリーブのマリネグジュール(チーズ風味のシュー)ホタテのカルパッチョ プロバンス風
左:ほろほろ鳥のパロティーヌ、右:ハモン・イベリコとメロン、中央:海老とリンゴのサラダ ミント風味メダイのポワレ 香草と赤ワインバターソース エブリのリゾット添え
子羊のトマト煮込み


主宰の大竹さん、ワインをそろえてくださったtakuyaさん、素晴らしい料理を作ってくださった占部シェフありがとうございました。

2008年1月22日火曜日

Domaine Rene Leclerc Bourgogne Rouge AOC 2005

ドメーヌ・ルネ・ルクレール ブルゴーニュ・ルージュ 2005 
ブルゴーニュ・ルージュとしては高めでしたがそれだけの価値はありました。

ルネ レクレールは、ジュヴレ シャンベルタンの若い樹齢の畑は、今のところすべてブルゴーニュ ルージュに格下げして出荷しているとのこと。ここの古木のものはどんなワインなのだろうと、物欲が頭を持ち上げそうになります。

味わいは、チェリーや紅茶の香り、タンニンと酸味、果実味の絶妙なバランス。他社のブルゴーニュ・ルージュ比較するとすごい凝縮度です。カリフォルニアでブルーゴーニュ・スタイルと呼ばれるピノ・ノワールと比べるとやや凝縮度が劣る気はしますが、逆にこのくらいの濃度だと「まさにブルゴーニュだね」などと喜ばれる気がします。

ただ、この造り手さん個体差が大きいようで、「怒りの泥水ワイン」とお怒りの方も居るようです。マ・ブロシェットのソムリエールさんに聞いても、「差が大きいのが難点」とおしゃっていました。ブルゴーニュでもこんな凝縮したワインがあると認識でき大感激です。

ボディー(ミディアムボディからフルボディ)
香り(チェリー、紅茶)味わい(フルーティー、ストロベリー、細かいタンニン)
余韻(長い)
評価(☆☆☆☆:ブルゴーニュ・ルージュとは言え侮れない。ぜひまた飲みたい)

2008年1月21日月曜日

Domaine du Colombier CHABLIS 2005

ドメーヌ・デュ・コロンビエ シャブリ 2005昨夜のワイン、ワイン王国35号で最高ランクの5ツ星「超特選ベストバイ!」に選ばれたと楽天「バッカスの酒蔵」 に紹介してあったヴィンテージです。

2004と2005の違いは一言に言って、濃さでしょうか?4年はさらとしていますが、5年はもうすこしねっとりとしている感じです。蟹と味わったのですが、その味わいを引き立ててくれました。デイリーで飲むシャルドネとしては最良の部類でしょう。

香り(レモン、青りんご)
味わい(フルーティー、適度な酸味、さらっとした味わい)
余韻(やや長め)
評価(☆☆☆☆;確かに2004より濃い)

2008年1月19日土曜日

イャニック・アミロ ワイン会@マ・ブロシェット

フランス、ロワール地方のワインメーカー、イャニック・アミローさんご夫妻をお招きしてのワイン会。ホームページでみたら怖そうな方でしたが、とても紳士。カリフォルニアのワインメーカーに通じる雰囲気もあります。奥様もとても素敵な方でした。
ワイナリーのブドウ畑は19haあり、AOCとしては13haのブルグイユ、6haのサン・ニコル・ド・ブルグイユに分かれているが、テロワールに違いはないそうです。ここのワインはブロックごとのワインを混ぜるのではなく、ブロック単位で夫々の銘柄にしているとのこと。まさにテロワールが個々の銘柄と言うことか?
右から
◆ROSE 2005
 カベルネフラン100%のロゼです。甘くはない、辛口のロゼです。驚いたのは熟成されたシャルドネのような複雑な味わい。3年以上のフレンチオーク樽で熟成させているそうで、古い樽のゆえ樽香はほとんどしません。適度な酸味でとても気に入りました。
■La Mine 2005
 タンニンはあるもののきつくはないので飲みやすいですから、少し骨格は弱い感じでした。まあフランだからということで、こんなものだろうなあと思いました。小石の畑の樹齢40年ほどの葡萄から作られています。ステンタンクで自然酵母から発酵させて、糖度が全てアルコールに変わってからナラの木の大樽で熟成後瓶詰め

■Le Grand Clos 2005
 前のものよりタンニン、果実味とも濃い感じです。おお、良いじゃないって感じでした。これは粘土と火打石で出来た畑の樹齢50年の葡萄から作られているそうです。

■Le Quartiers 2005
 ラズベリーのような果実味がありながらしっかりしたタンニン。イャニック氏に言わせると、リリース後すぐ飲んでも果実味でうまいし5年以上の熟成に耐える酸味とタンニンを持っているワインとのこと。たとえが悪いかも知れませんが、上質のシラーのような味わい。ラムとかビーフのステーキなどに合いそうです。
石灰質の畑の樹齢50年以上の古木から作られているとのことです。
このヴィンテージは糖度が全てアルコールに変わるまで18ヶ月の発酵を行ったそうです。
イャニックさんの手のひらは葡萄の色素で染まってました。秋にはもっと真っ赤になっているそうです。
質問のなかで、「地球温暖化の影響は?」との質問に、しばし沈黙の後「冬が短くなり、四季のバランスが崩れている、今まで葡萄の開花から摘み取りまで100日と言われていたが、今は120日になってきている。子孫に葡萄作りで教えることも変わってきている。・・・・」と複雑な顔をして答えられたのが印象に残っています。

マ・ブロシェットのチーズとの相性も抜群。

2008年1月18日金曜日

カリフォルニアピノノワール会新年会@CWG

mixiのコミュニティ「カリフォルニアピノノワール会」コミュ設立2周年記念とあわせての新春ワイン会

昨年は97、今年は98と10年たったカリフォルニアのカルトワインたちを堪能しました。
これだけのワインを集めるだけでも大変でしょう。それを拠出してくださった幹事のtakuyaさんありがとうございました。
Schramsberg J.Schram 1998(泡)
カリフォルニアのクリュグだそうです。ホワイトハウスの公式晩餐会でも使用されているカリフォルニアN.O.1スパークリング・ワイン。複雑な味わいですが、泡が消えるのが早いと感じました。

Peter Michael Belle Cote CH 1998
ブルゴーニュ好きのメンバーから「グラン・クリュクラス」との評価。花や柑橘系の香りがします。樽は強くなくさらっとしている感じ。もっと飲みたいと思いました。

Kistler Cuvee Cathleen CH 1998
流石、Kistler。前のPeter Michaelよりは濃いです。かといってくどくなく、香りがどんどん開いてきました。感動の1本。Kistlerの奥さんの名前をつけたトップキュベ。アロケーションを受けるのは難しいようです。

Beringer Sbragia Limited Release CH 1998
これは初めて飲みましたが、Beringerのシニアワインメーカの名前を冠したワインです。ロゼかと見まごうばかりの濃い色。味わいも始めて味わう複雑系の味わい。なんと表現してよいやら。

Rochioli West Block PN 1998
これはまたまたおいしいピノ。熟成したピノ特有の土と言うかきのこの香りが奥底にします。カドカドが取れてとても美味しい飲み物になっています。そうとしかいえないもどかしさ。

Adian Fog Floodgate Vyd PN 1998
これまた入手困難なピノ
(赤)ブラインド (Kistler Sonoma Coast PN 1998)
するっと入る滑らかさが、サンタリタヒルズと思ったのですが、「する」は熟成のなせる業でした。まだまだ修行が足りませんねえ。

Overture (ワイナリで購入時に1998年と確認したもの)
柔らかいのですが、少し下り坂?
SilverOak Alexander Vally CS 1998
最近CSはあまり飲まなくなったのですが、これは柔らかく美味しいワインになっていました。
Martinelli Jackass Hill Zin 1998
ワイナリーでジョゼッペは手にいれたのですが、これはその上級キュベ。急傾斜の畑で、ロバのJackassしか耕せない畑だと言うことでJackass Hillと名づけたとか。Zinも10年するとまいう~ってな感じで美味しい飲み物になっていました。

枯れた味わいを表現する味わいを勉強しないといけませんね。

料理は以下のとおり。カリフォルニア・ワイン・ガーデン(CWG)の料理はワインを引き立ててくれます。

オードブル盛り合わせ
生ハムサラダ
菜の花のパスタ牛ほほ肉の煮込み

2008年1月17日木曜日

PRODUTTORI DEL BARBARESCO 2002

プロドゥットーリ デル バルバレスコ  2002このバルバレスコは2003年ヴィンテージがWine Advocate #167でなんと91ポイント、2001年が90ポイントのようです。でも2002年だけ抜けてました。聞けばこの年は土砂降りの洪水おい状態だったとか。2003年なども気候が悪くシングル・ヴィンヤードもの用の葡萄も全てこの普及版のバルバレスコにしているとのこと。そのためこの年は頭抜けておいしいものになったととあるHPに書いてありました。

ピノと言われればそう思ってしまうようなエレガントなバルバレスコ。じっくり落ち着いて飲むのは初めてかもしれない、もっとタニックな印象があったのだが、これならもっと飲みたい。

ボディー(ミディアムからフルボディー)
香り(ドライフルーツ、湿った土)
味わい(細かいタンニン、スパイス)
余韻(やや長い)
評価(☆☆☆☆、ピノ好きとしては評価できます)

2008年1月16日水曜日

Imago Sarice Salentino 2005   

イマーゴ・サリーチェ・サレンティーノ 2005


イタリーのシャルドネ種100%の白ワイン。
Puglia(プーリア)州はイタリア半島の長靴の「カカト」の部分に位置する州。気候は暑いというので、カリフォルニアとまでは行かなくとも濃いものを期待したのですがそれほどでもなかったかなあ。まあ前日開けたKistlerが1/3ほど残っていたのでそれと比べたのはアンフェアーですかね(笑)
香りは青りんごやレモン、味わいは、クリスプというか微発泡のようなピリっとくる酸味がまず来てから、そのごさわやかな雑味のない後味で喉の中に消えていきます。樽はほとんど使っていないような味わい。まあ、悪くはないんですが、樽の効いたのバニラや蜂蜜香のするシャルドネが好きな私にはちょっと物足りないかな。樽も効かせ過ぎると人工的で嫌なんですけどね。

ボディー(ライト)
香り(レモン、青りんご)
味わい(やや強い酸味、さらっとした味わい)
余韻(長い)評価(☆☆☆+0.5;1800円と言う値段を考えると妥当か)

2008年1月15日火曜日

Kistler Chardonnay Durell Vineyard 2005

キスラー・シャルドネ・デュレル・ヴィンヤード 2005


正月気分も終わりと言うことで〆にこのシャルドネを飲みました。やはり素晴らしい香りは相変わらずです。トロピカル・フルーツや白桃の甘い香り、きりっとした飲み口は流石。ただ、この前に飲んだDutton Ranchに比較するとわずかだが薄い感じがしました。誤解の無いように補足しますと、あくまでキスラーのシャルドネとしてということです。スタイルはブルゴーニュですが、ブルゴーニュでこのくらい濃いシャルドネにはいまだお目にかかっていません。まあ、このくらいの格(グラン・クリュ?)のブルゴーニュは飲んだことがないので偉そうなことは言えませんが。

ボディー(ライトからミディアム)
香り(フルーティー、トロピカルフルーツ、桃)
味わい(適度な酸味、やや濃い味わい)
余韻(長い)
評価(☆☆☆☆+0.5;他のキスラーと比較すると)

2008年1月11日金曜日

七窪

昨夜は出張先の福島県富岡の寿司屋で、鹿児島の焼酎「七窪」を。
『七窪は七窪大重谷に湧き出る超軟水を使い、独自の熟成方法で、丹精こめて造り上げた焼酎。 芋本来のもつ旨味が活きて、まろやかでコクがあり、 サラリとした喉ごしで酔いざめはさわやか。』

焼酎のうまさもさることながら、北は魚介類がうまい。


刺身の盛り合わせ。真中の大トロ。脂で真っ白。


あん肝。滑らかな味わい。

鯵の味噌たたき。酒のつまみですなあ。


秋刀魚のツミレ揚げ



2008年1月9日水曜日

Kistlerな夜

キスラー シャルドネ ダットンランチ 2005
キスラー ピノ・ノワール キスラー・ヴィンヤード 2005

今夜はKistlerのAutum-Releaseの2本を飲みました。
Kistler Chardonnay dutton ranch 2005

シャルドネは酸味が強いとの話もあったのですが、そんなことはなく、キスラーらしい味。この年は雨が降りあまり良くないとのことで恐れていたのですが、やはりおいしいシャルドネ。香りが開いて蜜の香りがしてきましたが、2004年のVine Hillに比べれば少し弱いかなと思いました。

ボディー(ライトからミディアム)
香り(フルーティー、レモン、熟したりんご、蜂蜜)
味わい(適度な酸味、濃い味わい)
余韻(長い)
評価(☆☆☆☆☆;やはりキスラーはうまい)

Kistler Pinot Noir Kistler Vineyard 2005

ワイン会では何度も飲んでいましたが、キスラーのピノをじっくり飲むのは初めて。あらためてこの造り手に脱帽。タニックと聞いていたので、デキャンティングして飲みました。確かに少しタンニンは強い。濃い味わいですが、お店のソムリエさん曰く「ブルゴーニュスタイルですね」とのこと。酸味、果実味のバランスは流石。感動しました。


ボディー(ミディアムからフルボディー)
香り(黒胡椒、黒糖、コーラ、バニラ)
味わい(細かいタンニン、スパイシー)
余韻(長い)
評価(☆☆☆☆☆;感動これをエロウマと言うのか?)

2008年1月8日火曜日

Domaine du Colombier CHABLIS 2004

ドメーヌ・デュ・コロンビエ シャブリ 2004


昨夜のワイン、柏崎から取り寄せた白2本目。ゲベルツはそつがなかったものの私の口には合わず、追加購入を見送ったのですが、このシャブリはどうか?このワイン、ワイン王国35号で最高ランクの5ツ星「超特選ベストバイ!」に選ばれたと楽天「バッカスの酒蔵」に紹介してありました。「ネゴシアンのワインとは比べ物にならない」とも。まあショップの宣伝でもありますから、話半分として味わいはどうだったかというと、「うすい」感じです。ただ、ベストバイは2005ヴィンテージのようで、これは2004年。再三書いているように2004は平凡な年、2005は偉大な年。安いブシャールのブルゴーニュ・ブランでさえ2005はかぐわしい蜂蜜の香りさえしてくる良年と、ブルゴーニュ素人の私は認識しています。ただ、酸味はそれほど強くないため、食事の供としては良いといえるのではないでしょうか?口の中をさっぱりと洗い流してくれます。

ボディー(ライト)
香り(レモン、青りんご)
味わい(適度な酸味、さらっとした味わい)
余韻(短い)
評価(☆☆☆+0.5;ううむ、夏用に買っておこうかな)

2008年1月7日月曜日

PERELIN “Rosella's Vineyard” Pinot Noir 2005

ペレリン・ロゼーラ・ヴィンヤーズ・ピノ・ノワール 2005

昨年の6月、St. Helenaのワインショップ、Dean & DelucaでBREWER CLIFTON MOUNT CARMEL PINOT NOIR 2005を購入したら、店員がこれも絶対お薦めと言って持って来たので購入したのがこのワイン。実はそういうのに弱いのです(笑)このときは$46で2本購入しました。それは自宅で1本、ワイン会で1本を飲んでしまいました。“Rosella's Vineyard”の葡萄は定評が高く、そのおいしさにも感動して、手に入るならまた手に入れたいと思っていました。10月にワイン仲間の方がセントラルコーストを訪ねられと聞いたので無理を承知で頼んだところ、大変な苦労をして2本購入してくださいました。ワイナリーでは酒販ライセンスがなく、A Taste of Montereyのショップを2軒もまわっていただき手に入れられたそうです。


昨夜、自宅で飲んであらためておいしいと思いました。Santa Lucia HighlandのPinoは滑らかなのど越しが特徴で、といってしっかりした骨格と濃い果実味もありその複雑度が何度飲んでも飽きません。私はこの辺のワインは好きですね。

Garys' Vineyardでも有名なGary Franscioniの畑でRosellaは彼の奥さんの名前だとか。ここでは7つのクローンのピノが造られており、これは'Pisoni'クローン777と828から造られたとのこと。出荷は585ケース。男性的なGarys'に比較してRosella'sは女性的だとのこと。こうなるとあらためてAugust WestのRosella'sなども飲んでみたくなります。

ボディー(ミディアムからフルボディー:いわゆるビッグなピノ)
香り(フルーティー、スミレ、バニラ)
味わい(細かいタンニン、コーラ、スパイス)
余韻(長い)
評価(☆☆☆☆、Santa Lucia Highland万歳)

2008年1月6日日曜日

2004 ALSACE TRIMBACH Gewurztraminer

トリンバック・ゲヴュルツトラミネール 2004





トリンバック家は1626年創業の醸造所だそうです。ゲヴュルツトラミネールはアルザス特有の品種で白ワインの中でも最も強い芳香を持ち、その香りはライチやバラの香りが特徴的です。「エスニック料理にも合うと言われていますが、どうかな?」ということでカレーとマリアージュしてみました。まあ、悪くはないのですが、辛口といいながらも私の口には甘く感じられました。以前飲んだ、コノスルのゲヴュルツトラミネールの方がもっと香りが強く、白桃の香りなども感じられ、しかも1,070円!!こちらは2,830円!?こういう比較をしてはいけないですかね?

ボディー(ライト)
香り(フルーティー、ライチ、バラ)
味わい(酸味は柔らか甘みをに感じる)
余韻(短い)
評価(☆☆☆+0.5;どうしてもまた飲むと言う気にはなれない)

2008年1月5日土曜日

新年会@のみ山

昨夜はのみ山さんで新年会。5時前から三々五々集って、ゆるゆる乾杯。
乾杯はLouis Rooderer 1999流石のヴィンテージ・シャンパーニュ(1999 Champagne Louis Roederer Brut Vintage)。酸味から徐々に密に変わるこの変化は素晴らしい。

ワインは下記のとおり

1999 Champagne Louis Roederer Brut Vintage
2006 KOSHU Barel Fermentation Ch.Sakaori
1997 Nichols Pinot Blanc Arroyo Grande Valley La Colline Vineyard Estate
2005 Elk Cove Pinot Gris Willamette Valley
2000 Morey-Saint-Denis Blanc Domaine Dujac
2006 Grayasusi I.G.T.Val Di Neto Rosato Ceraudo
2005 Pinot Nero Riserva D.O.C. Alto Adige Bolzano
1996 Gevrey Chambertin Domaine Bruno Clair
2002 Barbaresco Produttori del Barbaresco
2005 Pian di Nova I.G.T.Toscana IL BORRO
2003 Spenker Winery Zinfandel Lodi Estate
1998 Ch.Bahan Haut Brion Pessac-Leognan
1970 Ch.Mouton Rothchild Pauillac
2007 満寿泉 仕込み第1号 
2007 純米吟醸原酒 六友 
???? 本格焼酎 万暦 初留取り二四〇


イタリーのロゼ(2006 Grayasusi I.G.T.Val Di Neto Rosato Ceraudo)


ニコルスのピノ・ブラン1997(1997 Nichols Pinot Blanc Arroyo Grande Valley La Colline Vineyard Estate)。ブショネかな?サテ何をしているのでしょうか?


ジェブレイ・シャンベルタン(1996 Gevrey Chambertin Domaine Bruno Clair )

その他色々ありましたが、何故か写真がない(T_T)


とどめはこれCh.Mouton Rothchild 1970。古典的な味わい。うまい飲み物とだけ言うのは失礼か?まだ酸味が健在なので熟成に耐えるでしょう。