COACH特集

2010年9月26日日曜日

ロマネ・コンティとロマネ・サンヴィヴァンの虹

ブルゴーニュに行った日本人はきっと訪れるであろう、ロマネコンティの畑。ボーヌ最後の日、夕刻に行って見ました。

地図で見るとこの辺りは特級畑がいくつもあります。通路を挟んで左がロマネ・コンティ、右がリシュブールです。
このわずかな差でも味わいが異なるピノ・ノワールの不思議、と言ってもDRCはラ・ターシュしか味わったことがありませんけどf^_^;

そして、後ろを振り返るとロマネ・サンヴィヴァンの向こうに虹が!!

 私の写真でわかりますか?この日は天気雨が降ったりしていて虹の出る条件ではありましたが感動!!

思いっきりミーハーしましたが、来て良かったとジーンとしてしまいました。

参考のため、ロマネコンティは一番安くてもこの価格、ただし、$6000でレート1ドル93円の試算価格と言うことですから、1ドル85円なら51万です。

【2006 DRC ロマネ・コンティ】 DRC Romanee Conti

【2006 DRC ロマネ・コンティ】 DRC Romanee Conti

価格:558,000円(税込、送料別)


ロマネ・コンティを見た後では安く思えてしまう、8万8千円が最安。


ロマネ・サンヴィヴァンはこんな価格。

DRC ロマネ・サン・ヴィヴァン[1997]【smtb-T】

DRC ロマネ・サン・ヴィヴァン[1997]【smtb-T】

価格:73,500円(税込、送料込)


ボーナスが出たらとか、宝くじが当ったらとか夢見てみるのも良いかもしれませんね(笑)

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2010年9月24日金曜日

イタリアワイン講座 第13回 「バジリカータ」@Manner-BO

今年のワイン・エキスパート試験。なんと100問中イタリア関係は20問も出ました。こうやって毎月講座を受けていればなんとかなるだろうと高をくくっていたのがあだとなり見事討ち死に(T_T)来年も頑張ろうorz

と言うわけで、今回は生産量は20州中17位のバジリカータ州です。イタリアン・ブーツの土踏まずの部分にあたりますが、中央部をアペニーノ・ルカーノ山脈が占め、土壌も火山の影響が残る不毛の土壌なので生産量が少ないそうです。

ただ、黒葡萄としては、サンジョベーセ、ネッビオーロと並んでイタリアを代表するアリアニコの産地。アリアニコは火山性の土壌を好み、カンパーニア地方のタウラージ地区と、バジリカータのアリアニコ・デル・ヴルトゥレ地区で育つものが最も優れたワインとなるそうです。
D.O.C.は、そのアリアニコ・デル・ヴルトゥレとマッレ・デッラルタ・ヴァル・タグリ、マテーラの3つ。最近4つ目グロッティーノ・ディ・ロッカノーヴァが認定されたそうです。


1. V.S. Vignari Supmante Brut N.V.
 シャルドネ100%
 まだ暑かったので喉の渇きを癒すには最適なドライスパークリング。シャルマー方式
2. I.G.T. Basilicata Bianco "Re Manfredi" 2008
 ミュラー・トゥルガウ、トラミネール・アロマティコ(ゲヴュルツトラミネール)
 最初はレモンのような柑橘の印象だった香りも、やや甘いミカンに変わり、ライチの香りがしてきました。あっやっぱりゲヴュルツだ!!(セパージュは後で教えてもらったので)
3. I.G.T. Basilicata Bianco di Corte 2008
 フィアーノ100%
 「ソフトプレスの後短期間スキンコンタクトをしてアルコール発酵。7~8ヶ月間バリックで熟成。うっすらと緑がかった麦藁色。熟れた果実の香りにほのかなバニラ香が感じられる。南イタリアらしい厚みのあるふくよかなボディに、爽やかな酸が心地よく調和している。この葡萄に特徴的な苦味を帯びたアーモンドの風味も印象的。魚介類の料理やパスタ、白身のお肉とよく合う。サーヴィス温度は10-12℃。 」(インポーター「フード・ライナー」さんのHPより)

赤は全てアリアニコ100%
4. D.O.C. Aglianico del Vulture "Re Manfredi" 2005
 色はルビー。スミレ、プルーン等の香り、ミネラル感がありますがタンニンは弱め。
5. D.O.C. Aglianico del Vulture 2005
 ガーネット。あやめ等の花、やや獣香あり。果実味は3種の中では一番ありました。タンニンは4より少し強い。
6. D.O.C. Aglianico del Vulture "Don Anselmo" 2004
 ガーネット。バラ、インク、タバコ、ハッカ、黒胡椒などのスパイス。チョコレート、インク的な鉄っぽい味わい、タンニンは最も強い。

料理は焼き豚が美味しかったです。あとルッコラのサラダにD.O.P.ウンブリアのオリーブオイルをかけて。

フリッターカ(イタリア風ポテトオムレツ)

いつも楽天で見つけるのに苦労するのですが、ヴィンテージ違いなども多いです。

最初からBrutは見つからず甘口になってしまいました。



ビアンコ・ディ・コルテ[2005]パテルノステル

価格:2,690円(税込、送料別)



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2010年9月20日月曜日

秋刀魚と安赤ワイン(Mackerel pike & Cheep Red wine)

一時は漁場が遠のき、水揚げ量も減り高値になるかと思われた秋刀魚も豊漁になってスーパー等に出回りはじめました。


私の焼き魚に関する個人的な好みですが、鮎や鯛など香りの良い魚は塩味を効かせて、キリっと冷やしたソーヴィニヨンブランやシャブリの樽を効かせていない酸味の強いものを、秋刀魚等脂の強いものは酸味のある赤ワインが良いと思っているのですがいかが?

この夜は、秋刀魚にイタリアのプリミティーボ’08で。居酒屋を気取ってワイングラスではなくロックグラスでグビっと(笑)


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2010年9月18日土曜日

BODEGA CHACRA TASTING@ENOTECA HIROO

このブログでも時たま登場するアルゼンチンのワイン、「チャクラ」。
エノテカさんが代理店をしているこのワインはイタリアのスーパータスカン「サッシカイヤ」のオーナー・ファミリーがアルゼンチンでやっているワイナリーです。
オーナーのピエロ・インチーザ・デッラ・ロケッタ氏を迎えてのティステングに行って来ました。ピエロ氏はサッシカイヤオーナーの甥に当たるそうです。
 ワインは下記の5種


1.2009 BARDA
樹齢20年と55年、78年のピノ・ノワールを世界でも珍しい100%完全除梗して造られたワイン。

外観:ルビー
香り:スミレ、フレッシュなイチゴのような果実香
味わい:タンニンも少なめで果実由来の甘味を感じるチャーミングな味わい。

2.2008 MAINQUE
今回初お目見えのメルロ100%。樹齢20年の樹から造られているそうです。
樽熟を2年やっているため、現在のリリースはピノ・ノワールと異なり2008となっています。

外観:やや濃い目ルビー、エッジは青紫でフレッシュな感じ
香り:スミレ、甘草、インクのような鉄分の香り、時間が経つと青い香り
味わい:タンニンも少なくてスムースの口当たり。シルキーとはこのことでしょう。
最後にややビターな味わいを感じました。



3.CHACRA 55
名前どおり1955年に植えられた葡萄樹から造られたワイン。年間生産量約9,000本程度。
このワインだけ3~4日のコールド・ソークを行っていることをピエロ氏からお聞きすることが
出来ました。 32の方に比べ色が淡く綺麗だろうと教えてくれました。


外観:やや綺麗なルビー。
香り:スミレ、イチゴ、ベリー
味わい:タンニン少なくスムース&シルキー、バルダより雑味少ないですが、やや果実由来の
甘味を感じるのはバルダと共通。

4.CHACRA 32
1932年植樹の樹から造られた希少なワイン。55とともに完全シングルヴィンヤードだとか。
32、55とも台木無しの葡萄と言うのも驚きです。南アメリカはフィロキセラにやられていない
とは聞いていたけど、すごいですね。ピュアな葡萄の味がこれだとも言えるのかも知れません。年間生産量約7,000本程度。
  
外観:やや綺麗なルビーですが、55よりは濃い目。
香り:スミレ、ブラックベリー
味わい:アタックはあくまで柔らかタンニンも細かく3種のピノ・ノワールのうちではもっともピュ
アで雑味を感じない味わい。香りが口や鼻腔に長く残りますが、その後すっと消えてしまう
素晴らしいワインです。

5.SASSICAIA 2007
本家のワイン登場。御存知トスカーナの海沿いボルゲリ地方で造られる。イタリア固有種の葡
萄ではなく、国際優良品種カベルネ・ソーヴィニヨンやカベルネ・フラン、メルロ等のボルドーブ
レンドで世界的に有名です。何故、ボルドーかと言えば、創設者であったピエロ氏のお爺様が
オーブリオンやラフィットが大好きで好みのワインが現地にないから自家用で造り始めたから。


外観:ガーネット
香り:ドライフルーツ、黒こしょうなどのスパイス
味わい:シルキーな口当たり、酸とタンニンのバランスが素晴らしい。その昔試飲したときは
カリフォルニア・ワインの様だと思ったのですが、この2007はもっとドライな印象で
今ブラインドで出されたら、ボルドーって言うでしょうね。

2009やMAINQUEはまだネットには無いようです。バルダは在庫わずか1本。









サッシカイア [2007] SASSICAIA

価格:15,487円(税込、送料別)

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2010年9月17日金曜日

BISSOH BEAUNE

ボーヌの和食レストラン「媚竈(びそう=Bissoh)」

論語の「その奥に媚びんよりは、むしろ竈に媚びよ。」からとったものだそうです。

ボーヌにあるだけあってただの和食レストランではなく、ワインや日本酒とのマリアージュを考えた味付けがうりもの。今回ランスやパリで訪れたレストランでも和のニュアンスが味付けや盛り付けのそこかしこに見られました。

食前の梅酒
ビールもありますが、梅酒や梅酒とシャンパーニュのカクテルなどもあります。

サーモンの串揚げ(ちょっとピンぼけ御容赦)
所謂お通しなのですが、何故か次に期待が持てる味わい。食材が違うのかな?

ジラルドーの牡蠣フライ

何故か濃厚な味わいの牡蠣、と言ってくどすぎるわけではなく白ワインとマッチする味わい。

メインは鰻丼!!

コント・ラフォン モンテリー1級 "レ・デュレス" 2006と合わせてみました。以前、田崎真也さんが、鰻をピノ・ノワールと合わせるなら、蒸しの関東風より、焼きの関西風だと何かのテキストに書かれていらっしゃいましたが、蒸してあるとしても関東風のように柔らか過ぎではなく歯ごたえもします。タレの味も甘すぎずピノにぴったり。

胡麻プリンに抹茶ソースのデザート

ご主人とマダムのお二人。とても気さくな方です。実はマダムをTwitterでフォローしていてボーヌ情報を仕入れたりしていたので、今回の訪問を機にお会いしたいと思っていたのです。お二人ともフォロー返しを早速して下さいました。こうしてヴァーチャルで知り合いになった人リアルに付き合いが広がるのも楽しいですね。

コント・ラフォン モンテリー1級 "レ・デュレス"は2006が見つからず、2005だと8,400円。
05だとまだ早いかな?


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2010年9月15日水曜日

LE GOURMANDIN BEAUNE

ボーヌは美食の都。そこかしこに美味しいレストランやビストロがあります。

この夜は「ル・グルマンダン」へ

私が選んだのはブルゴーニュの郷土料理コース。ワイン教室の資格認定コースに通ったかたは「日本ソムリエ協会教本」で必ず目にする料理が並んでいます。確か34ユーロ位だったかと・・・・

☆ジャンボン ペルシェール(ハムのゼリー寄せ)
日本で食べた物よりゼリーが少なめで、がっちりした料理に仕上がっています。教本でのマリアージュはマコン・ブランかボージョレとなっていますが、ブルゴーニュ・ルージュ等軽い赤にも合いそうです。ロゼでも良いかな。
☆エスカルゴ・ブールギニヨン(エスカルゴのブルゴーニュ風)
ブルゴーニュと言えばこの料理が有名でしょう。葡萄の葉に着いていたカタツムリを料理したことから始まっているようです。ニンニク、パセリ、エシャレットを練り込んだバターでオーブン焼きした物。シャブリかマコンブラン。

☆ブフ・ブールギニヨン(牛肉の赤ワイン煮込みブルゴーニュ風)

パスタとお肉は別々に供されます。盛りつけるとこんな感じ。
ボリュームたっぷりですが、そんなに脂っぽくないので食が進みます。コートドールの赤(私は何でもすすみますが:-p)

☆エボワス・チーズ

ワインの絞りかすから造られるブランデー「マール・ドブルゴーニュ」で表面を洗いながら熟成させる、ウォッシュタイプのチーズ。強烈な香りがする物もありますが、これはそれほどでもありませんでした。白はシャブリ・グランクリュ、ムルソー、赤はコート・ド・ニュイ。

☆フランボワーズのソルベ
濃厚な果実の味わい。


ワインはシャルムシャンベルタン’03を持ち込みさせていただきましたが、これにはお店の許可がいりますので、誰でもというわけでは無い様です。コルケージは10ユーロとか。確かその前にシャブリを飲んだのですが、写真がない(T_T)

満足かつ満腹の夕食。毎晩この調子で11時から遅い時は1時位までが夕食時間でした。体重計に乗るのが怖い(T_T)

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2010年9月14日火曜日

パリに着きました

くたびれつつ何とか朝のシャルル・ド・ゴールに到着

パリの玄関口シャルル・ド・ゴール国際空港からはRER B線でパリ北駅へ。RERは車両入り口に段差があるので、トランクを持ち上げなければなりませんので要注意。

ホテルはパリ東駅前なのですが、実はこの駅隣接しているのです。ただし、最短路だと階段があるのでトランクは厳しいので迂回が必要。
なんとかホテルにチェックインし昼飯はビストロで。
ビーフとラムのグリル、サラダ、ポテトのワンプレートのスタイルが一般的のようです。肉がチキンになったりしたものを他のテーブルでも食べてました。

東駅はランスやストラスブール、ベルリン等北東方向の出入り口のようです。

フランス国鉄の誇るTGVが並んでいます。

夕刻着いた同行のメンバーとの夕食はホテルの部屋で軽めにと言うことで、ビールやワイン等とデリで。

ここはアルザス食品、ワインの専門店のようです。


Domaine du Moulin de Dusenbach "Terroir" Pinot Noir ELEVE EN BARRIQES 2006

チャーミングなピノ。14.5ユーロ

これからランス、ボーヌと続くのですが、時系列的な掲載はしばし延期。食べた物と飲んだワインの旅行記に切り替えます。なにせ今回は研修(!?)なものでf^_^;

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