COACH特集

2010年9月24日金曜日

イタリアワイン講座 第13回 「バジリカータ」@Manner-BO

今年のワイン・エキスパート試験。なんと100問中イタリア関係は20問も出ました。こうやって毎月講座を受けていればなんとかなるだろうと高をくくっていたのがあだとなり見事討ち死に(T_T)来年も頑張ろうorz

と言うわけで、今回は生産量は20州中17位のバジリカータ州です。イタリアン・ブーツの土踏まずの部分にあたりますが、中央部をアペニーノ・ルカーノ山脈が占め、土壌も火山の影響が残る不毛の土壌なので生産量が少ないそうです。

ただ、黒葡萄としては、サンジョベーセ、ネッビオーロと並んでイタリアを代表するアリアニコの産地。アリアニコは火山性の土壌を好み、カンパーニア地方のタウラージ地区と、バジリカータのアリアニコ・デル・ヴルトゥレ地区で育つものが最も優れたワインとなるそうです。
D.O.C.は、そのアリアニコ・デル・ヴルトゥレとマッレ・デッラルタ・ヴァル・タグリ、マテーラの3つ。最近4つ目グロッティーノ・ディ・ロッカノーヴァが認定されたそうです。


1. V.S. Vignari Supmante Brut N.V.
 シャルドネ100%
 まだ暑かったので喉の渇きを癒すには最適なドライスパークリング。シャルマー方式
2. I.G.T. Basilicata Bianco "Re Manfredi" 2008
 ミュラー・トゥルガウ、トラミネール・アロマティコ(ゲヴュルツトラミネール)
 最初はレモンのような柑橘の印象だった香りも、やや甘いミカンに変わり、ライチの香りがしてきました。あっやっぱりゲヴュルツだ!!(セパージュは後で教えてもらったので)
3. I.G.T. Basilicata Bianco di Corte 2008
 フィアーノ100%
 「ソフトプレスの後短期間スキンコンタクトをしてアルコール発酵。7~8ヶ月間バリックで熟成。うっすらと緑がかった麦藁色。熟れた果実の香りにほのかなバニラ香が感じられる。南イタリアらしい厚みのあるふくよかなボディに、爽やかな酸が心地よく調和している。この葡萄に特徴的な苦味を帯びたアーモンドの風味も印象的。魚介類の料理やパスタ、白身のお肉とよく合う。サーヴィス温度は10-12℃。 」(インポーター「フード・ライナー」さんのHPより)

赤は全てアリアニコ100%
4. D.O.C. Aglianico del Vulture "Re Manfredi" 2005
 色はルビー。スミレ、プルーン等の香り、ミネラル感がありますがタンニンは弱め。
5. D.O.C. Aglianico del Vulture 2005
 ガーネット。あやめ等の花、やや獣香あり。果実味は3種の中では一番ありました。タンニンは4より少し強い。
6. D.O.C. Aglianico del Vulture "Don Anselmo" 2004
 ガーネット。バラ、インク、タバコ、ハッカ、黒胡椒などのスパイス。チョコレート、インク的な鉄っぽい味わい、タンニンは最も強い。

料理は焼き豚が美味しかったです。あとルッコラのサラダにD.O.P.ウンブリアのオリーブオイルをかけて。

フリッターカ(イタリア風ポテトオムレツ)

いつも楽天で見つけるのに苦労するのですが、ヴィンテージ違いなども多いです。

最初からBrutは見つからず甘口になってしまいました。



ビアンコ・ディ・コルテ[2005]パテルノステル

価格:2,690円(税込、送料別)



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