COACH特集

2010年4月28日水曜日

TALLEY CHARDONNAY EDNA VALLEY 2007

タリー・シャルドネ エドナ・ヴァレー 2007

Santa Barbaraの北San Luis Obispo CountyにあるEdna Valleyの葡萄から作られたシャルドネ。昨年末にSan Franciscoから取り寄せたうちの2本目。$25程度のデイリークラスの価格ながら、円やかで美味しいシャルドネ。約半年前に飲んだよりも味わいがやさしく変化。ワインは一期一会とは良く言ったもので、「これは切れがあるすっきりタイプ」とか言いながら開けてみると酸味がこなれてまあるい味わいになってたり、面白いです。気に入ったワインを1ケースとか同じワインを大人買いすると楽しいでしょうね。

外観:濃いめの黄色、涙もそこそこ。

香り:柑橘、白桃、白い花の香りで、少し白い胡椒のニュアンス。トロピカルな感じが強くなったと思います。
味わい:酸味はそれほど強くないのですが、かみしめると旨みがあふれ良いバランスです。キャラメル等の少し焦げた感じ。

COSTCOで購入したソフトシェルクラブ・フライと合わせてみました。冷凍なので、チルド輸入のものにはおよびませんが、カニ好きの私にはうれしい味わい。タルタルソースを添えて、ワインとの相性もGood!!



4月28日現在、タリー・ヴィンヤード シャルドネ エステート 2005 が税込4,590円で1本だけ在庫がありました。


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2010年4月27日火曜日

ICONO MERLOT 2007

スペインはバルセロナのワインICONO(イコノ)

塩尻やヴィラデストのメルロの印象が消えないうちに比較してみようと思い飲んでみました。

外観:濃いガーネット、向こうは見えません
香り:ダークチェリー等黒い果実の香り、スギなどの青い香り(ピーマンと言うほど強くない)
味わい:滑らかな舌触り、タンニンも感じられる。アルコールが強い(14%)がやや甘みが感じられる

長野のメルロはドライな味わいでやや酸味が強い、こちらは日差しの強さや地中海の影響か太い新世界メルロの趣。共通するのスギ香(高野先生は鉛筆を削った香りと表現)と比較的滑らかな収斂性のあまり感じられないタンニン。どちらもあまり脂がギトギトしていない肉料理(赤身とか煮込み)に合うでしょう。ローストビーフとかいいかもしれない。

しかし、北緯をみるとバルセロナは39度、岩手県あたりと同じ。海流の影響が大きいのかな。

ちなみに、チリのメルロは滑らかではあるが、青い香りが全くしない。

しかし、これが1,280円(税込1,344円)とは、国産ワインでこれに対抗しうるものは3,000円以上だからきびしいですね。

イタリアワイン講座 第8回 「リグーリア」@Manner-BO

フランス国境に位置し、南部は地中海に面するリグーリア州。海岸線の山地や丘陵地で葡萄が栽培されている。

次の5つの村からなる世界遺産チンクエ・テッレで有名。

モンテロッソ・アル・マーレ(Monterosso al Mare)
ヴェルナッツァ (Vernazza)
コルニリア (it:Corniglia)
リオマッジョーレ (Riomaggiore)
マナローラ (it:Manarola)
主な葡萄はVermentino(B)、Pigato(B)、Rossese(R)、Ormeasco(R)

白ワインはBosco種主体でVermentino等を加えて造る世界遺産と同名のCinque Terre、赤はRossese種のRossese di Dolceacqua等。Sciacchetaと言う半乾燥葡萄(チンクエ・テッレと同じ種類を使う)のデザートワインがあるが生産量(約1万本)が少なく手に入らない。



1.D.O.C. Riviera Ligure di Ponente  Vermentino 2008
緑がかった淡い黄色、やや甘い香り、ミネラルを感じさせる味わい。

2.D.O.C. Riviera Ligure di Ponente Vermentino ”Vigna Sori” 2008
同じく、緑がかった淡い黄色、ハーブ、白胡椒のニュアンス

3.D.O.C. Riviera Ligure di Ponente Pigato "Villa Torrachetta 2007
黄色、少しオイリーな香り、アルコールが強そうな味わい。

4.D.O.C. Cinque Terre 2005
黄金色、ハーブ。藁臭い香りがしたが、ビオ臭とのこと。色合いからして変化が期待出来るワイン。

5.D.O.C. Riviera Ligure di Ponente Rossese 2007  
薄いルビー色、スミレの香り、
6.D.O.C. Riviera Ligure di Ponente Rossese 2006
5.よりは濃いルビー色。スミレの香りは共通。
料理はなんと言ってもGienovese。自家製Gienoveseソースのパスタ


見つけられたのはこれだけ、
ポッジョ・デイ・ゴルレリ ヴェルマンティーノ ヴィーニャ・ソリ[2007] 税込2,089円




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2010年4月21日水曜日

Macphail Pinot Noir PRATT VINEYARDS 2005

マクファイル ピノ・ノワール プラット・ヴィンヤーズ 2005
昨年訪問したMacphailの2005ヴィンテージ。実はサンフランシスコで何度かお会いしたことのある方にお土産でいただいたもの。ワイナリー訪問前にいただいて、その時は見たことの無いワインだなと思っていました。ワイナリーに行くと妙にエチケットに見覚えがあると思い、ホテルに戻って確認したらこれでした。

外観:ほとんどガーネットと言って良い位の濃い色調。涙もしっかりあります。
香り:ブラックチェリー、プルーン、スミレ、バニラ、濡れた皮、土のニュアンス
味わい:滑らかなタンニン、適度な酸味、やや甘みを感じます、旨み成分があります。

現在はインポーターが居ないようで在庫も全て売り切れの様です。美味しいんだけどなぁ~

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2010年4月20日火曜日

長野ワイナリーツアー(2日目)

午前になるまで飲むも、朝はしっかりお食事。
少し離れの部屋だったので食堂のある本館への通路へ。付近はこんな感じに雪が残っています。
バフェスタイルのサラダやヨ-グルト以外はメニューから選択。
飲み物はジュースかスパークリングワインかと聞かれてスパークリングを選択f^_^;
野菜のポタージュスープ
 オムレツソーセージ添え
さておなかも一杯になったところでバスは8時に出発。
空は晴れ渡って北アルプスが良く見える中をまず池田町の樹齢25年の葡萄畑まで
ここは垣根つくりの美しい畑です。
温暖化が始まりだした85年に植えられたPinot Noir。
北アルプス山麓ブランドの看板。葉が付き実のなる秋に来たらもっと綺麗でしょう。
次は小布施まで行き角籐ファームのブドウ畑
 ここはシャルドネが主体。日本のムルソーと名高い北信シャルドネの供給源の畑です。
栽培責任者の佐藤さん。
 
垣根仕立ての綺麗な畑です。約4万本のワイン葡萄の木が植えられています。佐藤さん曰く「竜眼などの生食兼用葡萄を作っていたが、あれで出来たワインは不味い、やはり国際優良品種で無いと駄目だと全部植え替えた。シャルドネが主体だがシラーやピノノワールも作っている。
 
ここの葡萄は植えてから3年だそうですが、「自根栽培で頑張ってきたが、8年経つまでに必ずフィロキセラにやられるので5年間で全て植え替える予定」とのこと。
残念ながら期待していた、小布施ワイナリーは団体は受け入れて貰えないとのことで今回は寄れませんでした。
次は東部湯の丸ICで高速を降り東御市のヴィラデスト・ガーデン・アンド・ワイナリーまで。エッセイストで画家の玉村豊男さんがオーナーで、2004年4月にオープンしたブティック・ワイナリー。今回のハイライトとも言えるワイナリーです。
12時頃到着。ここのヴィラデスト・カフェでランチをいただきます。ランチ(3,500円)は11:30からと13:30からの2回。その他、4月17日から17:00からのサパー(5,000円)もあるそうです。我々のランチは13:30の予約。その前に12:30から、土日祭日のみワイナリツアーに。
醸造責任者の小西さん直々のご案内でシャルドネの畑へ。
両脇に枝を出す、ギョー・ドーブルの垣根仕立て。1本のギョーサンプルだと先の方の実が貧弱になるので、ここの葡萄にはドーブルが合っているとのこと。
コルドン仕立てもやってみたそうですが、1本しか残っていないところを見るとギョーの方が合っているようです。
 
奧の方に見える畑が玉村さんが最初に植えたものだそうです。
 
少し歩き回って、待望のランチです。ヴィラディストのフラッグシップ「ヴィニュロンズ・リザーブ・シャルドネ 2008」(ワイナリー価格5,000円、カフェでも同額!!)をいただきつつ、料理を待ちました。
アミューズ ほうれん草のポタージュと蕗の薹入り塩味のパウンドケーキ
前菜 野菜づくし「春のヴィラデスト」
主菜 春の仔羊の煮込み:クスクスを添えて
本日の「お楽しみデザートコレクション」
ピノ・ノワール(2006ヴィンテージ)も他の方が飲んでいるのを一口いただきましたが、色もルビー色ではあり、香りは苺よりもハーブっぽい感じで、まだまだですが、これから頑張って欲しいと期待は持てます。ただ、2007ヴィンテージで販売本数127本というのは少なすぎますね。価格の5,000円というのはちょっと高すぎます。(小西さんすみません)
なお、カフェではグラスが800円で飲めますので、是非試して貰いたいです。

ゆったりと4時近くまで食事をいただき、帰路に着きました。実はこのために大渋滞に巻き込まれてしまったのですが(T_T)

最後に、今回試飲した長野ワインに対する感想ですが、シャルドネ、メルロは酸味と旨みが調和してとても好感が持てました。ずいぶんレベルが上がっていると思いました。高野先生がおっしゃるように、山梨より美味いというのはあながち嘘ではないと思います。なお、デザートワインも香りは素晴らしく、フルーツジュースのような感じで、女性にはとても喜ばれていましたが、私は甘いワインは苦手なので・・・・:-p
ただ、池田町の畑の25年が最高で、他のワイナリーは葡萄の樹齢が10年以内が多く、これが10年、20年になってくるともっと素晴らしいワインが造られるのではないでしょうか?

最後に面白い話を交えつつ長野ワインの現状をご説明くださった、高野先生、ツアーを主催してくださったMannor-Boの大竹さん、そしてご参加の皆さんありがとうございました。

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2010年4月19日月曜日

長野ワイナリーツアー(1日目)

先週末、恵比寿の学習サロンManner-BO主催ワイナリー・ツアーに行って来ました。
題して「マスター・ソムリエ高野豊氏と回る長野ワイナリーツアー」。

朝起きてみると4月も半ば過ぎだと言うのに、霙が降っていました。
どうなることかと心配しつつも、中止の連絡も来ていないし、寒い中集合地点へ。

なんとか全員そろって、バスは一路中央道を長野へ向かいました。

まずは長野県塩尻市桔梗ヶ原へ。
ここはその昔桔梗しか育たないような荒野だったとか。そこの葡萄を植えたところアメリカ品種のコンコードとナイアガラしか育たず、長い間その葡萄から赤玉ポートワインなどの甘味葡萄酒の原料としてサントリーなど大手メーカーに供給していたそうですが、今は温暖化の影響で暖かくなり、専門かも薦めるメルロ、シャルドネ等、国際優良品種を育て優良なワインを生み出しているそうです。

最初の井筒ワインへ。
 雪はすっかりやみましたが、井筒ワインのブドウ畑には雪が残っています。
ギョー・サンプルのブドウ畑。芽が出ていたら雪で全滅したかもしれない。
製造行程、貯蔵設備などを見学させて貰い、お待ちかねの試飲です。(ピンボケ御容赦)
NACシャルドネ[樽熟]2008
樽由来のナッティーな香り、綺麗な酸味が爽やか。
NACメルロー[樽熟]2007
丸いタンニン、青いスギ香、酸味も適度にあり料理にも合わせやすそう。
NACナイヤガラ[氷搾]2008
甘口のデザートワイン。ジュースのような果実の香り

注)NAC(Nagano Appellation Control):長野県原産地呼称管理委員会認定品


試飲を終え買い物をすませて、バスは安曇野市に向かい、「そば処 上條」にて昼食

元ペンション、その後フレンチレストラン、そして蕎麦屋の今に至る不思議なお店。蕎麦屋とは思えない造りの建物です。
看板にも出ている天恵そばをいただきました。
左はそばの味だけ味わえるように添えられている「水そば」。水が綺麗な安曇野ならでは。
デザートはリンゴを丸ごと使ったアップルパイ。
垂れ桜も満開。
続いて安曇野ワイナリーへ。
ここには元マンズワインの工場長でカリスマ醸造家の戸川さんがいらっしゃいます。じきじきに戸川さんから御説明を受けます。(真中が戸川さん)
 
ビールの醸造設備を転用して、このタンクでシャルマー方式のスパークリングワインを造るそうです。
 
垣根つくりのシャルドネの畑。前オーナーが庭園用にしていたティスティングルーム前の土地も全てブドウ畑にしたそうです。
 
そして。ティスティング。
 ティステングシートを用意してくださいました。
左から
ナイアガラ Perle 2009(辛口)
ナイアガラ 2009(甘口)
コンコード ブラッシュ 2009(甘口)
コンコード 2009(赤甘口)
コンコード デザート 2009(極甘口)
ボトルは右から
ティスティングしながら、戸川さんからプレゼン。題して「地球温暖化とワイン」
要は、標高が高い長野の産地の方が山梨より夜の冷え込みがあり、葡萄に綺麗な酸が出るとのこと。松本に比べ、甲府は葡萄生育期間の積算温度が+300℃にもなっており、山梨のワインは補酸しないとぼけた味になってしまうので多くのワインが補酸している。
また、温暖化は全世界的にも進んでおり、高温化で着色不良・香味低下・酸不足になる。糖度を基準にすると果皮のタンニンが未熟なうちに収穫することになる。また粒が大きく育つと果皮に比べ果実の比率が大きくなり、色の薄い果汁になる。
また、今後恐れられているのが、バッタのもたらすピアス病で、大型バッタが葉を食べバッタの唾液に含まれる細菌が葡萄の木を滅ぼすそうだ。
高野氏によれば多くのブルゴーニュも補酸しているとのこと。きつい酸味のワインは補酸を疑ってみるべきそうだ。

バスは今夜の宿泊地、白馬村の「ラ・ネージュ東館」へ。

オリンピックのメインレセプション会場にもなった高級リゾートホテルで、部屋は全て間取りが異なり、室内ジャグジーや露天ジャグジーの部屋もあるようだ。私の部屋は極普通でした。
 
さて夜はメインのワイン会。ソムリエの制服に着替えた高野氏が出迎えてくれました。
 
最初に行った井筒ワインの道路向かいにある五一わいんのメルローロゼスパークリングで乾杯
アミューズ
信州サーモンと安曇野野菜のテリーヌ香草風味
香草とのマリアージュさせるためにと言うことで、この日唯一のフランスワイン。アルザスのトリンバック・ゲヴルツトラミネール / Trimbach Gewurztramine 2006(またまたピンボケ御容赦)
信州サーモンとは虹鱒とブラウン・トラウトを掛け合わせたもので、臭みが無く刺身など生で食べられるそうです。
続いて桜鯛のポワレ シードルソース 信州リンゴチャツネ添え
皮のカリカリ感と身のしっとりした感じ、リンゴのチャツネとも絶妙に合います。
ワインは戸川さんが安曇野ワイナリーの前に在籍していた山辺ワイナリーのシャルドネ。
山辺シャルドネ・バレルファーメンテーション 2008
信州産のシャルドネは樽香や樽の味わいに負けない酸味があり、甲州種のワインのように苦味が無いのが国際優良品種ならではか?
牛フィレ肉の胡桃風味焼き、赤ワインソース
胡桃をベースにした練り物がトッピングされた柔らかなステーキと赤ワインソースが絶妙。添え物のアスパラガスが美味い。
ワインは井筒ワインのトップキュベ。
井筒メルロー・スープリーム樽熟成2007
朝の樽熟メルローと共通の丸いタンニンがありながら、よりスモーキーな香り、雑味が少ないのが特徴。
3種のフロマージュ
チーズにはデザートワイン
ナイアガラ・アイスワインタイプ 2008
フルーティな香りです。
口直しのハーブのグラニテ
 
デザートはホワイトチョコのムース 木苺と薔薇のブーケ
最後にコーヒーと30年物のアルマニヤックで締めくくりました。満足のディナー
その後、2次会で明日は大丈夫かと案じつつ就寝。

飲んだワインネットで買えるのは下記のとおり

井筒ワイン 
NACシャルドネ[樽熟]2008 税込3,588円

NACメルロー樽熟 2007 税込3,588円

メルロー [2007] 樽熟/スープリーム 税込6,100円

NACナイヤガラ[氷搾]2008 税込1,890円


安曇野ワイナリー
氷結 ナイヤガラ(安曇野ワイン) 税込2,520円


五一わいん メルロ・ロゼスパークリングワイン ロゼ 税込1,995円


ゲヴェルツトラミネール トリンバック 税込2,600円


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