COACH特集

2016年7月5日火曜日

シチリアワイナリー巡りの旅(その6)

さて、いよいよ出発。
カターニャ空港からローマ経由で日本に戻ります。

その前に市場のショップでスプマンテとパニーニで朝食。
色々な野菜を売ってます。ニンニクも根っこを取っていない。この方が持ちが良いとか。







その数時間前、狭い道の中の

階段しかない
民泊アパートともさようならです。
石鹸など落とすと、扉を開けてお尻を出さないといけないシャワールームもおさらば。
ドライバーのジャンニ。彼は元々ソムリエで、カターニャにあった大きなワインバー・レストランで働いていました。
彼は英語も出来、ソムリエとしても中々鋭い感覚を持っています。
あるワインが癖があったのでこの癖は何だと彼に聞いたら、ここのテロワールじゃないんだと答えました。多分低いところで常温で醸造したから癖が出たと思ったのですが、そのことだと思います。
山の葡萄は山の気温でという事でしょう。
カターニャ空港。実はここで大変なことが、前日1日早く帰国した友人は10ユーロでワインボックスをパックしてもらい問題なく荷物を預けて帰国したと事前に聞いていました。私も同じようにしてチェックインのため荷物預けに。これは何だと聞かれたから、安心していてVINO(ワイン)と答えました。そしたら、駄目だ預かれないと言われパニックしました。係りの彼女、英語もあまりしゃべれず通訳の方を通して聞いたところ、取っ手もなく鞄ではないし、壊れ物は預かれないという事でした。トランクに入れてで直せと言うのです。幸い6本ケースだったので、仲間の布袋とかに衣類を移しトランクに収められたから良かったのですが、何とかなりました。頭に来たので帰国後アリタリアのカスタマーサービスに聞いたのですが、基本壊れ物は預かれない、ただ、お客様が壊れ物と言わなければ追求しないからそれで預かられる人もいるでしょう、とのこと。日本の航空会社もそうでしょう、と言う回答。納得は行かないが、VINOと言った私が悪いのね(T_T)


さらばエトナ山。
ローマ近くではバチカンが見えました。(左中ほどの丸い構造物と建物)

フィウミチアーノ・ローマ空港で土産を物色。
搭乗後、モレッティ。
何だかわからない、和食のどんぶり。赤ワイン
エスプレッソ

しかし、荷物の事があるから文句言うわけではない、機内サービスは最悪、HPではプレミアムエコノミーではエスプレッソ以外にリモンチェッロのサービスがあると書いてあったのに、何もない。機内販売もない。まるでつぶれそうなやる気のない居酒屋みたいな感じ。土産にグラッパを買おうとしたら、売り切れだと言う。売ってもいないのに何で売り切れなの!!リモンチェッロとトリュフ醤油を買って帰国しました。


2016年6月19日日曜日

シチリアワイナリー巡りの旅(その5)

明日は朝から空港に行き、ローマ経由で帰国です。 だから、今日は最後のワイナリー巡りです。
シラクーサは港町で宿泊したアパートメントの少し先には港の光景が広がります。

アパートの前は歴史を感じさせる古い狭い道。
昨夜のレストランがあったドゥオーモ広場のカフェで朝食。

実は昨夜は道に迷い1時間くらい彷徨ったのですが、朝この看板に従っていくと何と5分くらいで広場に着きましたorz




ジェラートや果物やら色々ありましたが、
これにしました。
ソーセージロール(何と言うのか忘れちゃった)
ドライバーのジョルジョはここで交代。
今日の最初のワイナリーは、Arianna Occhipinti(アリアンナ・オキピンティ)です。
ワインショップトスカーニから「シチリアを代表する生産者COSコスのオーナーの一人、ジュストの姪っ子であるアリアンナ オッキピンティは、ミラノの醸造学校卒業後、生まれ故郷であるヴィットーリアに2haの畑を購入し、2004ヴィンテージからワイン生産を始める。現在は 13haの畑から約5万本のワインを生産。赤ワイン用に、ヴィットーリアに起源を持つといわれているネーロ ダーヴォラとフラッパートを、白ワイン用にはアルバネッロとジビッボを栽培している。大地の声に耳を傾け、人間のエゴによってそれを極端に歪めることな く、そこから賜ったブドウを醸したいと考える彼女は、畑では無施肥による有機栽培を実践し、防除対策としては年2回の硫黄散布のみを行う。セラーでは、畑 でのアプローチ同様の考えから、野生酵母で温度管理を行わず醗酵を行い、二酸化硫黄はボトリング時に若干添加するのみ。ノンフィルター、無清澄でボトリン グ。ブドウ畑以外に16haのオリーブ畑も所有、一部の樹は樹齢100年を優に超える。」
我々も訪問した、
フランク・コーネリッセンからのアドバイスも受けたこともあるとのこと。
自然派と言ってもいわゆるビオ臭などは全くせず、良いワインです。アリアンナさんは不在でした。

SP68はアリアンナの醸造所の敷地を通る県道68号の事だそうです。 
試飲ワインは上の写真右から
◇SP68 Bianco 2014 Arianna Occhipintia
 アルバネッロ主体、ジビッボの白ワイン。最初はやや甘い香りと口当たりです。後で調べたらジビッボは、アロマ品種のマスカット・オブ・アレキサンドリアの別名でした。

◆SP68 Rosso 2014 Arianna Occhipinti
 軽快さや爽やかさをプラスするために補助品種として使われるフラッパート60%、
ネロダーヴォラ40%のブレンド。
 酸に特徴のあるエレガントなワイン。

Siccagno 2013 Arianna Occhipinti
 
ネロ・ダーヴォラ100%。黒みがかった濃い色合いで、いきいきとしてフローラルな香りのワイン。

  
アシスタントワインメーカー(?)
いかにもミネラル感が出そうな石ころゴロゴロの畑。


カーブの化石。

キッチン付きの試飲室で試飲。
茄子
チーズ、サルミ
オリーブ

古い石造りの醸造設備。今はもちろん使ってませんけど。

その後、世界遺産にも登録されており、後期バロック様式の建物が多くあるRagusa(ラグーザ)に立ち寄り。ラグーザは、その周辺地域を含む人口約7万人の基礎自治体(コムーネ)でラグーザ県の県都。

ラグーザ市街は内陸に位置し、サン・レオナルド谷、サンタ・ドメニカ谷に挟まれた広大な石灰岩の丘の上に広がる。







しばし観光(笑)
小休憩後、最後のカンティーナGULFIに到着

ここはレストランとワイナリーが一緒にあり、資本の大きさを感じました。またまた、カリフォルニアのワイナリーを連想しました。

これだけティスティング出来ました。
左はオリーブオイル。
ここのカリカンテはベナンティやカルカーニョの様な切れのあるタイプではなく、円やかな感じ。

このPinotNoirが面白かったので52ユーロでしたが購入してきました。
3年前にこんなのも飲んでました。
炭水化物系のおつまみいっぱい(笑)
夜は和食シチリアンレストランLa Cambusa(ラ・カンブーサ)



まずはワイン選び。
高級魚アラを見せてくれて、これを使った料理が出るとのこと。
オレンジのサラダ
エビの刺身






〆はウニのパスタ。

白は売り切れ



赤はありました。






GULFI写真無しですが、最安です。


ロッソ イブレオ[2010]グルフィ
価格:1987円(税込、送料別)