COACH特集

2011年9月30日金曜日

山利喜 YAMARIKI IZAKAYA ,famous Japnese Style Trippa in Tokyo

太田和彦さんが、その著書「居酒屋大全」(1990年、講談社)の中で提唱した、北千住の「大はし」、森下の「山利喜」、月島の「岸田屋」の東京三大煮込み。これに立石の「宇ち多゛」と、門前仲町の「大坂屋」を加えた東京五大煮込みというのだそうです。その一つ、森下の「山利喜」に行ってきました。現在は打って変わって、二代目がワイン等も飲めるおしゃれな居酒屋になっています。門前仲町の「大坂屋」もその昔行った事があります。ここは串に刺した牛もつを味噌だれで煮込んでいます。なんと隠し味はチョコレートなのです。


タマゴ付きで630円。

☆Larboc CAVA Brut N/V Cllers de l'Arboc
ラルボック・カヴァ・ブリュ N/V セレルス・デ・ラルボック

まずは、スペインのカヴァで乾杯。品種はマカベオ・シャレロ・パレリャーダ 

香り:柑橘、イースト香も少し
外観:グリーンがかった黄色。しっかりした泡立ち
味わい:酸味はそれほど強くなく、フルーティーさを感じます。特筆すべきは後味のすっきりさ。カヴァは特有のビターテイストを感じるのですが、これにはそれがありません。

◆M.Chapoutier Bila-Haut COTES DU ROUSSILLON VILLAGES 2007
M.シャプティエ ビラ・オー・コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ 2007

エルミタージュからシャトー・ヌフ・デュ・パプまで多くの畑を所有するシャプティエ社のワイン。品種はシラー、グルナッシュ、カリニャン

外観:綺麗なルビー色
香り:ベリー系の果実、やや粉っぽいニュアンスも
味わい:フルーティーなので少し冷やして飲む見ました。酸味と果実味がバランスして美味しいワインです。

タレ味の焼き豚にぴったり会います。

◆Chambolle Musigny Frederic Cossard 2009
シャンボール・ミュジニー フレデリック・コサール 2009 


今回はワインコーディネーターの方がご一緒だったのですが、彼とお店の許しを得てセラーを物色。かなりビオ系の造り手が多いとか。その中から選んだのが、このフレデリック・コサールのシャンボール。

外観:濃いめのルビー
香り:ブラックチェリー、花、少しつちのニュアンス
味わい:果実味は抑えめながら、口の中に酸味と旨みが広がるシャンボール・ミュジニーらしい味わい。

あまりレストラン価格をここに書く事はないのですが、このシャンボール・ミュジニー2009、出来の良い年なので、楽天最安でも10,500円。山利喜価格は何と12,000円なのです。

居酒屋が受け狙いでワイン等出して、云々と批判する人もいますがワインの品揃えなど確かな目利きで行われている様でビオ主体のコレクションにも一貫性があります。ルロワのドメーヌものやカリフォルニアのエイドリアン・フォグなどもありました。

このカヴァ、価格では考えられないほどの品質です。


フルーティーでエレガントな赤です。


このミュジニーは2009と若いのですが、飲み頃で美味しいのです。


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2011年9月29日木曜日

Kistler Kistler Vineyard Pinot Noir 2007

キスラー キスラー・ヴィンヤード ピノ・ノワール 2007
 あまり良い話ではないのですが、友人の奥様が亡くなられたとの連絡を受け、本人とも懇意にしていた妻と共にお別れにご自宅を訪問しました。眠った様な彼女の表情を拝見し涙が止まらず。聞けば病気を押して仕事を続け、やっと辞める事が出来たばかりだったとのこと。具合が悪くなり嫌がる彼女を病院に連れて行った時は手遅れだったそうです。

彼女の枕元に、線香などを置くテーブルがあり、ふとみるとワイングラスに注がれた赤ワインがありました。彼女は赤ワインが好きだったことを思い出しました。

そんな彼女のために家内とこれを開けました。

外観:ガーネットと言って良いと思える濃い赤色
香り:最初はまだ香りが閉じている印象。やや時間が経ってべリー、もう少しして樽由来のバニラ。
味わい:最近カリフォルニアワインから遠ざかっていた感があり、丸い酸味、濃い味わいの先入観があったのですが、ある意味裏切られ、濃い果実のなかにバランス良い酸味。デキャンティングポワラー使用で更にまろやかな味わいと香りが開いて来ました。

やっぱりキスラーは美味い!!

ピノノワールは、ふたのない小さな発酵槽にて発酵させ、圧を加えていない果汁を樽にて14~18カ月寝かせ、瓶詰しています。全部で24,300本瓶詰めされこのボトルはNo.21734でした。もう1年~2年するともっと美味しくなると思われます。

2007ヴィンテージは無く、葡萄の収穫から10年以上経った2001ヴィンテージがありました。この位時間が経つと、どうなんでしょうかね?


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2011年9月28日水曜日

OREGON PINOT NOIR WINE PARTY@Ma・Brochette

オレゴンから友人が出張してきて、彼にワインを購入してきて貰いワイン会を開催しました。


☆Daniel Dumont Champagne Brut Grande Reserve N/V
ダニエル・デュモン シャンパーニュ ブリュット・グラン・レゼルヴ N/V
RMのシャンパーニュ。ランスから少し南、1er リリー・ラ・モンターニュ
ピノ・ノワール40%、シャルドネ40%、ピノ・ムニエ20%
癖が無くすっきりした後口。

◇Domaine Dublere Corton Charlemagne Grand Cru 2005
ドメーヌ・デュブレール コルトン・シャルマーニュ グラン・クリュ 2005
赤ワインばかりなので、白ワインをUさんに持って来ていただきました。NYで買われたものとか。
米国人Blair Pethelが当主という珍しいドメーヌ。濃いのかなと思いましたが、コルトン・シャルルマーニュ特級のミネラル感。 流行りの自然派と言う事ですが、ビオ香などせずだが純粋な果実の味わい。美味しいです。

◆Barking Frog Chehalem Mountains Pinot Noir 2007
バーキング・フロッグ チェヘイラム・マウンテン ピノ・ノワール 2007

1991年からアマチュア醸造家だったRon Helbigが2005年に商業生産開始。

赤いベリー系の果実味たっぷりのワイン。2007のオレゴンは降雨が多く、あまり出来が良くないと聞いていますが、こんな感じに仕上がっていれば上々です。

栓はコルクでなく、一部のカレラに使われているガラス栓ヴィノ・ロック使用。

なお、Barking Frogを調べて見るとコヤスガエルと言う種類の買えるがいる様でとても珍しいカエルらしいです。

◆North Valley Pinot Noir Willamette Valley 2008
ノース・ヴァレー ピノ・ノワール ウィラメット・ヴァレー 2008
Tony Soterがオレゴンで造るピノ。 ここは2008年の4月に訪問しています。その時はとても寒く、雪の中にミネラルスプリングス・ピノ・ノワールがやっと芽を出したばかりでした。

ベリー系の果実味、香りも良く女性参加者には好評。WA90点とか。

このときは全く気付かなかったのですが、「ロゼを飲んだことがあるだろう」と友人から指摘を受け、URLまで教えられました。言い訳になりますが、この時とはエチケットが変わり、Soterのエチケットはミネラル・スプリングス等ESTATEものだけになって、買い葡萄から造られるこちらはこのエチケットに変わったと思われます。

◆Methven Pinot Noir Reserve Willamette Valley 2006
メスヴェン ピノ・ノワール リザーブ ウィラメットヴァレー 2006 
Allen & Jill Methvenが営む家族経営のワイナリー。ホームページはあるものの詳しい情報はわからず。

赤ベリー系の上品な果実とスパイス、スモーキーさが渾然一体。この日の大ヒット。このワイナリーは注目かもしれません。こういう掘り出し物があるからワインは止められません。

'06は出来の良い年であるヴィンテージチャートでは傑出(outstanding)した年とか。'08はそのチャートにはありませんが、同様か更に良い年と聞いています。

料理はオーナー・ソムリエールにおまかせ。いつもながら美味でワインセレクションにも合わせてくれるので満足です。




同じ造り手のシャブリ・グラン・クリュはどんな感じなんでしょうね?でも、良い値段してます。


あと4本ですが、'08がここにありました。


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2011年9月26日月曜日

Domaine Potel SAINT-ROMAN BLANC VV 2007

ドメーヌ・ポテル サンロマン ブラン VV 2007

2005年からニコラ・ポテルが立ち上げたドメーヌ・ポテル、サントネー、サン・ロマン、ヴォルネイ、ボーヌに畑を所有しているそうです。商標登録の関係で、ポテルの名前は使えなくなり、2008ヴィンテージからはドメーヌ・ド・ベレーヌの名称でワインを出しています。
サン・ロマンは所謂グラン・クリュ街道からみてムルソー村から見て奥の高台にあり冷涼な気候だそうです。

外観:やや濃いめの黄色
香り:白い花、柑橘。
味わい:思ったほど酸味は強くなく、口に含むとわずかな好ましい渋み、けっこう複雑です。好ましい渋みと言ったのは、アフターに何時迄も残るものではなくすっきりと消えていくからです。

ブルゴーニュは畑や村の特徴がある程度わかっても、信頼できる造り手でないと失敗する例が多いのですが、ニコラ・ポテルは外れが少ない造り手の一人でしょう。

ニコラは自社畑は全てビオだそうですが、いわゆるビオ香(臭?)もせず出来の良いワインに仕上がっています。ビオ臭については、青木冨美子先生が「「ビオ臭」と表現されているニオイは、圃場、醸造場が微生物学的に不潔な環境のもと、あるいは「独りよがり」な醸造技術を用いて醸造されたワイン中に感知されるニオイといえます。」とバッサリ切られておられます。(リンク「ビオ臭について」参照)

税別で2,500円と言う、この価格は破格でしょう。あと10本です。


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2011年9月21日水曜日

Domaine Drouhin Oregon Pinot Noir 2005

ドメーヌ・ドルーアン・オレゴン ピノ・ノワール 2005


2008年にPortlandの空港で買い求めた最後の1本。先日のSokol Brossorのワイン会や2週続けて行った遠藤利三郎商店でもDelinia 300を続けて味わったのですが、Sokolワイン会で、ある方が「オレゴンはミネラルが足りない」と言っていた言葉が耳に残っていたのです。まあ、ブラインドでDelinia 300を外したわけですが(苦笑)あれはミネラルより葡萄酸味等で早飲みのブルゴーニュと思ったわけです:-p

言い訳はともかく、6年経ったこのワインいかに?ドルーアン・オレゴンはこのブログの表紙写真にもあるように、密植により1本辺りの収量を抑えて、天然酵母で醸造しているワインです。

外観:濃いめのルビー。
香り:ブルーベリーやカシス、すみれの花、木樽由来のヴァニラ。オレゴンに特徴的なスモーク香。
味わい:果実味があり、タンニン滑らかですが、ブルゴーニュの様な梅鰹の味わいはなく、リキュールに近づいた印象。

先日、ドルーアン・オレゴンは`08のロレーヌを先日のPNCJでティスティングして、酸味と果実味のバランスに感心したものですが、この'05は今一飲み頃をしくじったかも知れません。

'08のこの価格はお買い得ですね。


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2011年9月20日火曜日

LOUIS CHEVALLIER BOURGOGNE CHARDONNAY 2009

ルイ シュヴァリエ ブルゴーニュ シャルドネ 2009

近所のやまやのワイン。全種類買ったわけではもちろん無いのですが、一通りめぼしいのは買ったかなと思っておりまして、あとはネットだよ「エイヤ」で購入してしまう5,000円以上のブルゴーニュ1級以上のグラン・ヴァンクラスなのですが、これは店だと今一手が出ない。これは980円で購入。合わせて2008も買ったのですが、これはボトルに縦方向の染みがあります。イオンとやまやの共同出資によるインポーター、コルドンヴェールは仙台市宮城野区にあり被災したそうです。被災の程度は大した事はなかったようですが、2008のボトルは周りのワインを被ったのでしょうか?
前にも書きましたが、このお店ではよく並んでいる生産者ですが、あまり見たことや聞いたことがありません。ネットで調べると、どうもラブレロワ社のブランドらしい。

外観:淡い黄色
香り:レモン系の柑橘、甘い香りはそれほど無いかな。
味わい:予想通り酸味が強いですが、後口がすっきりしているため、食事には良く合います。

コルドンヴェールが輸入のこのワイン、ネット上には発見出来ませんでした。やまやで買うしかないようです。

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2011年9月19日月曜日

Endo Risaburo Shoten, Wine bar, The most difficult to take reservations in Tokyo.

現在、東京で一番予約を取るのが難しいワイン・バー(レストラン)遠藤利三郎商店。
友人Nさんのおかげで2週続けて行く事が出来ました。今回は友人UさんのNYからの帰国祝い。震災があったりして半年も経ってしまいましたけど(苦笑)

えっ、全部ブラインドなの!! 各自が出題(左から)
☆N/V Pour La Vie Sparkling Grand Cuvee California
やや甘味を感じたスパークリング。ちょっとビターテイストをアフターに感じます。
正解は。幻の私市さんの奥方レベッカさんのカリフォルニア・スパークリング。

◇2009 BiBi Graetz Cicala del Giglio IGT Tuscany
まったく判らないワイン。酸味はあまりなく温かいところの白とは思ったのですが、テスタマッタのビービー・グラーツが「ブジーア」と同じ品種「アンソニカ・ジリエーゼ」で造るトスカーナ白ワインだそうです。イタリアで出題する白だとアロマ品種マルヴァジア・ディ・キャンディア・アロマティカ、とかおなじみソアーベとかでないと全く判りませんね。

◇2007 Muddy Water CH Waipara NZ
以前この店で飲んだことのあるワイン。ニュージーランドと判って飲んでもブルゴーニュの白ワインの様な酸味とミネラル感に驚かされたワイン。これをブラインドで出せばブルゴーニュの白ワインが大好きというUさんを引っ掛けられると思い出題。選択肢は南ア、オレゴン、ニュージー。私が出したのでUさん深読みしてオレゴンと答えるも”ブッブー”。こんなに酸がたってミネラルの効いたシャルドネは残念ながらオレゴンではお目にかかってません。

◆2009 Sokol Blosser PN Deliinea 300 Wilamette Valley
実はこの前の週にこの店に来たとき、Uさんがブラインドで出してきたワイン。スモーキーさを感じて”オレゴン?”がよぎったものの、Uさんがそんな直球を出さないだろうと、「ブルゴーニュ」と答えて失笑をかって悔しい思い(大げさ)をしたワイン。「あれ、このワイナリーのワイン会に出たばかりじゃないの?」とはUさんとVさんの言葉。これを覚えていたVさんが出題。私は、迷わずピノ、オレゴンと即答。ブルゴーニュ・パストーグラン(ピノ・ノワールとガメイ)とかマスカットベリーAと深読みしてUさんまた外しました。
◆2006 Hochkirsh PN Maximus Tarrington Australia
濃厚なオーストラリアのピノ・ノワール。私はシラーかなとも思いましたが、果実味が強いのでいわゆる新世界は 間違いないのですが、結局判らず。

全敗したUさんから1本提供。

◆1999 Volnay Nicolas Potel
12年経っているものの、ヴォルネーは酒質が強いのか、梅鰹の片鱗はあるもののまだ強めのタンニンも感じもう3年もするともっと枯れて美味しくなりそうです。ご馳走様でしたm(__)m

ここはワインが豊富で安く、飲めるのが売りですが、もちろん料理も美味しいんです。
パテ、ハム、ドライソーセージ盛り合わせ

 グリーンサラダ

 ムール貝のブールギニヨン

 メインのチキンときのこの蒸し煮

スパゲティ・ラグーソース

泡は見つからず。ジリエーゼも2010がありました。


2007のマディー ウォーターありました。


オレゴン ピノ・ノワールとしては破格の価格ですよ。


ニコラ・ポテルは1999はなく2005がありました。まだ早いかな?


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2011年9月18日日曜日

NICOLAS POTEL 1er BEAUNE LES GREVES 2006

ニコラ・ポテル プルミエ・クリュ ボーヌ・レ・グレーヴ 2006

ブルゴーニュで好みの造り手ニコラポテル。ボーヌのプルミエ・クリュ、レ・グレーヴが手に入ったので知人宅でのワインパーティーに持込。

この畑は砂利混じりの土壌から、軽い舌触りのワインが生まれるとのこと。

外観:綺麗なルビー色。
香り:ベリー系の黒い果実、土、キノコ。まだ新しいヴィンテージの割には枯れたニュアンスの香り。
味わい:色合いから強めの酸味があると思ったのですが、それほど強くなくバランスの良い酸味。ミナラル由来の鰹出汁的な旨み、滑らかなタンニン。酸味と相まって梅鰹とでも言いたい、日本的な味わい。

自分的にはまさに直球、ど真ん中、どストライクです。

ついでの様に書いては申し訳ないが、皆で乾杯した、このクレマン・デュ・ジュラ・ブリュットも雑味のない味わい。


ここのワイン会の売りは奥様の作る料理。ちょっと夜景撮影モードから料理モードに戻さなかったため赤い写真になってしまいました。

クレソンナ等の青い葉のサラダ
私持ち込みのポールボキューズのお惣菜
同じくボキューズの海老ボール
 ワカサギのフリッター
ラザニア
ビーフのワイン煮こみ、とりわけ分で御容赦。

ワインは同じものはもう売り切れ。2002がこの価格でありました 。


クレマンもありました。


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2011年9月12日月曜日

CLOT d'IVERN Valenciana Brut N/V

クロット・ディヴェルン・ヴァレンシア・ブリュッ
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まだまだ続く残暑のなか、ついつい泡ものへと手の伸びる今日この頃。今度はスペインのスパークリングワイン。「スペインのスパークリングってCAVA(カバ)だよね?」と思いきや、CAVAはスペインのワイン法上の原産地呼称DO(Denominacion de Origen)ではスペインのカタルーニャ地方ペネデス地区で生産される白または明るいピンクのスパークリングワインとされています。これはその西隣ヴァレンシア州のワイン故、スパークリングと言う事になるわけです。

使われている葡萄品種もマルヴァジア70%、メルセゲラ30%で、マカベオ種やチャレロ種主体のカバと異なっています。マルヴァジアはイタリア北部の白葡萄品種で聞いた事がありますが、スペイン・カタルーニャの土着品種の名前でもあるとか。この辺の事情を語り出すと止められなくなるので程々にしますが、どうもスペインでは甘口の遅積みで甘いワインの原料だったマルヴァジアは特別の葡萄だったようです。この崇高な甘口ワインにちなみなんでもマルヴァジアと呼んだとか。その本家マルヴァジアはフィロキセラで絶滅寸前だった。それが極僅かに残っていたが、生産性が悪くウドンコ病にも弱いとかで今はマイナー品種。ただ、このヴァレンシアのワインで使われているマルヴァジアと前述のカタルーニャのマルヴァジアは同じかどうかそこまでは調べられませんでした。


外観:やや濃いめの黄色
香り:白い花、白胡椒の様なスパイス香
味わい:適度な酸味があり喉ごしも良い。暑い午後辺りにキリっと冷やして飲むのには最適。ただ、少しビターな味わいが口に残るのが欠点か?

このセットの1本でしたが、セットは売り切れ。実は6,000円をラクーポンで3,000円だったので:-p

豚バラ軟骨ハムはもう少し涼しくなったらポトフにでもしようと思ってます。乞うご期待(笑)


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