COACH特集

2012年4月29日日曜日

Domaine Philippe Charlopin Parizot Chambolle-Musigny 2007

ドメーヌ・フィリップ・シャルロパン・パリゾ シャンボール・ミュジニー 2007
ピノノワールの神様と言われる故アンリ・ジャイエ。その希少性からものによってはDRC並みの高値になっているものもみられます。その愛弟子フィリップ・シャルロパン・パリゾ。フランスでの販売価格と日本の差が大きいワインの一つだということです。2010年9月に訪れたボーヌのマグナムと言うワインショップで購入したもの。確か€40だったかな。

外観:ガーネットと言っても良いような濃い色調。向こう側がかすかに見えるからルビー 色と言っていいんでしょうね。
香り:黒い果実、わずかに土茸系の香も。
味わい:シャルロパンは初めて飲んだのですが、エレガントなシャンボール・ミュジニーではなく、ジュブレ・シャンベルタンの様な骨太な印象。ピノ・ノワールとしてはとても凝縮感のある味わい。細かいタンニンも感じられます。

この前に飲んだシモン・ビーズの果実味のある味わいとは対照的でした。私としては、これはこれで好きなのですが、妻は土茸系香、タンニンが好きではなかったようで、一杯しか飲みませんでした。個性がこれだけ異なるってワインは面白いですね。

長時間の低温マセラシオン等が特徴的な古典的造りとか。

なかなか希少価値のあるワインの様でヴィンテージ違いが11本残。希望小売価格は8,500円位ですから、これはお得かもしれません。




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2012年4月26日木曜日

Simon BIZE Aloxe-Corton Le Suchot 2007

シモン・ビーズ アロース コルトン ル シュショ 2007
久しぶりにブルゴーニュの赤を飲みたくなって、これを開けました。
昨年の今頃白を飲んで1年も経っていたんですね。

シュショは南向き斜面にあるそうで、そのうちの1haを所有とのこと。

外観:濃いめのルビー色。綺麗に透き通ってます。
香り:赤い果実の香、土や茸系の香はしません。まだ新しいので皮とか獣系も姿を見せず。
味わい:香から推測した通り、果実味がたっぷりでカリフォルニアやオレゴンのピノかと間違えそうです。ただ、後口に残る酸味はブルゴーニュですね。

土・茸の香と酸味のブルゴーニュというイメージなのですが、果実味がたっぷりあり、私好みのなかなか素晴らしいワインだと思いました。

この日は、青森地鶏の水炊きだったのですが、鶏が予想の他濃い味わいで旨みがたっぷりあり、このワインと絶妙にマッチしました。鴨とか鳩とか実の赤い鳥の方がより合うとは思いますが、この水炊きでもGood!!

二日目にも果実味が衰えませんでした。


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2012年4月23日月曜日

Elis Jelipins Wine Makers Dinner@Sushi Fukusuke

ワイナリー和泉屋さん主催のワイン会。なんと赤ワインの造り手のワイン会を鮨処 銀座 福助で!!

◆アルス・ヘリピンススペイン2004-2005-2006(手前左から右)
バルセロナから少し離れたペネデスの標高700m山地の絶滅危惧種スモイと言う葡萄から造られるワイン。年産わずか1,500~1,800本!!輸入販売している和泉屋オーナーによれば「ブルゴーニュのプリューレロックの土臭さや茸臭さ等の中の嫌な部分をすべて取り去ったようなワイン」とのことですが、本当にクリーンで綺麗としか言いようのない味わい、酸味、果実味のバランスがよく、ブラインドで出されたら「出来の良いピノだけど土系の香や苦味が全然ないね」と言ってしまいそう。
グロリヤさんと14歳のベルタさんの母娘で造っているとのことで、現地を訪問した友人によれば「これで大丈夫なの?」と思えるくらいの最小限の醸造設備なのだそうだ。エチケットはなく、ボトルは全てマーカーで一本一本手書き!!


 


グロリアさんと通訳の佐武祐子さん。佐武さんはスペイン在住12年。蛇足ながらワインと食のスペシャリスト。
本当にピュアな飲み物。ただ、唯一の問題はお値段かなorzでも安かったら買い占める奴がでてくるだろうなあ
後ろの2本は柿と無花果の果汁を加えて発酵醸造した「陽気なベルちゃん」。和泉屋オーナーの誕生日を祝ってのスペシャルキュベで造り手がハンドキャリーしたもの。近いうちに販売になるそうだ。フルーツの入ったフレーバードワインかと思ったら、ピュアなワインです。果汁もわずかな量だし、全て発酵させているとのこと。大昔の製法とのこと。


鮨とのマリアージュはどうだったかと言うと、雑味の一切ないこのワインと醤油をわずかに付けた酢飯との味わいは絶妙でした。

メモリカードの具合が悪く料理は一部です。

 先付

 蛍いかの柳川鍋

鮟肝

握り7カン



生産量極小につき2005と2006が在庫わずか



2005と2006のセットはお買い得。


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2012年4月21日土曜日

入間市でワインを飲む会第一回ワイン会@トラットリア・センツァノーメ

Facebookで立ち上げた「入間市でワインを飲む会」第一回ワイン会@トラットリア・センツァノーメ
今回は品種の違いが判るようシャルドネとピノ・ノワールを選択。
☆Cono Sur Sparkling Wine Rose NV
コノスル スパークリングワイン ロゼ NV

いつも安旨ワインの比較ティスティングで上位に入るチリのコノスル。少し前に出したスパークリングワインは美味しいと好評でかつ値段も千円少々のため、いつも売り切れ。そのコノスルが満を持して出したピノ・ノワール100%のロゼスパークリング。
ストロベリー、ラズベリーの香。フレッシュな酸味と果実味のハーモニー。
古式シャンパーニュ製法でなくシャルマー方式ですが、旨いです。

◇ジャフラン マコンヴィラージュ 2010
Jaffelin Macon Villages 2010

ボーヌのネゴシアン・ジャフランのワイン。ブルゴーニュ南マコネー地区のワイン。ちなみに最南端はボージョレ地区。薄いが酸味も適度で最初の白としては最適。4~5年するとナッツの香がしてくるのですが、少し早いかなとも思いましたが、魚のカルパッチョとのマリアージュは最高。

◇Kistler Chardonnay Vine Hill Vineyard Russian River Valley 2009
キスラー シャルドネ ヴァイン・ヒル・ヴィンヤードロシアン・リバー・バレー2009

私が2004年ヴィンテージを初めて飲んでぶったまげたキスラーのシャルドネ・ヴァイン・ヒル。3年前に行ったKistlerは住所がVine Hill Roadです。まさにキスラーのエスティトワイン。酸味もありますが濃厚です。1時間後や2時間後の香と味わいが変化。はるかに価格も違いジャフランと比較と言う意味ではなく、酸味のブルゴーニュと濃厚な果実味の違いのために持ってきました。


◆Pernand-Vergelesses 1er Cru “Les Lavières” Rouge [2004] Domaine Chandon de Briailles
ペルナン・ヴェルジュレス・プルミエ・クリュ・一級“レ・ラヴィエール”[2004]年・ドメーヌ・シャンドン・ド・ブリアイユ元詰

シャンパンの名門シャンドン社の親戚、ニコライ家の所有。
ピノ・ノワールのワインは土・キノコ系か果実味系にわかれますが、ブルゴーニュ本来の土キノコの香とミネラル由来の旨み。

Sokol Blosser Dundee Hills Pinot Noir [2007]
ソーコル・ブロッサー ダンディ・ヒル ピノ・ノワール [2007]
  オレゴン ウィラメットヴァレー ダンディーヒルに1971年に設立された老舗のワイナリー。果実味系のカリフォルニア、土キノコのブルゴーニュの中間を行くワイン。濃くはないですが、こうしてブルゴーニュと比較して飲むと果実味をかなり強く感じます。

最初のチリは別として、自分の得意分野、カリフォルニアとオレゴン、そしてブルゴーニュの比較ティスティングになってしまいました。


価格的なものは別として、やはりKistlerは圧倒的人気。今度買う時に自分も欲しいと言うご意見もありました。

最近何度か行っているセンツァノーメのオーナーシェフ、ワイン会と言うことで力の入った料理は満足。
プロシュート(?)とサルーミの前菜。すでに食べかけ(笑)

カンパチのカルパッチョ
フォワグラの洋風茶碗蒸し。正式名称なんでしたっけ。ほんとに美味しかった。Kistlerと相性抜群。
甘鯛のグリル
肉のパスタ。
フランス産鴨のロースト。オレゴン・ピノの果実味とバルサミコソースの相性抜群。


COSTCOでしか売っていない、ジャフランは1,088円です。
キスラー シャルドネ ヴァインヒルは最安がこれ。1万円切ってます。


同じ造り手、ヴィンテージも畑も違いますけど、安いのはこれ。
ソーコル・ブロッサーは草分けだけあって他のワイナリーよりESTATEがお買い得。

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2012年4月17日火曜日

花見@田園調布

イタリアワイン講座アッビナメントの花見会。
ワインと料理は各自の持ち込み。もちろんイタリア縛り。皆さんのセンスのよさに感服。
★La Jara Spmante Brut Rose Pinot Grigio Veneto N/V
ラ・ジャーラ スプマンテ ピノ・グリージョ・ロゼ ブリュット [N/V]
ピノ・グリージョのスプマンテ 
綺麗なピンク。桜にぴったり
桜も見に行きました。
でも、花より団子。料理は持ち寄ったり、その場で作ったり。

キッシュあり、空豆のグリルあり。
海老の塩焼きとワカサギのフリット
小鯵の南蛮漬け
煮豚と煮卵
右から
◇2009 Ceretto Arneis Blange Langhe
ピエモンテのアルネイスは造り手しだいの葡萄とか、これは柔らかで美味しいワインです。
★N/V Manicardi Lambrusco Vigna Ca del Fiore Emilia-Romagna
右から3本目。エミリア・ロマーニャのランブルスコは生ハムに合う。泡だが普通の白ワイン用の小ぶりなグラスに注ぐのが普通だとか。Italian way
◇2009 Eugenio Collavini CH dei Sassi Cavi Collio Friulano
フリウリのシャルドネ。
◇2010 Giuseppe Quintarelli Bianco Secco Veneto
今年1月に亡くなったジュゼッペ・クインタレッリの遺作とか。
Garganega主体で他にTrebbiano、SB、CH、Saorin(Tokay)を混醸。
◇2009 Anselmi Capitel Croce Veneto

◆2009 Michele Chiarlo Barbera d'Asti Anniversario Piemonte
右から2本目。私の持ち込み。 我田引水ながら私の煮豚とよく合う。高評価の造り手のようです。
◆2009 Tenuta Il Corno Sangiovese & Colorino Minna e Moro Tuscany
エチケットが可愛い。
◆2009 Tola Nero d'Avola Sicilia
シチリア原産種のネーロ・ダーヴォラ。プラムやスパイスの洗練されたアロマ。
◆2008 Benanti Rosso di Verzella Etna Sicilia


◆2007 Tenuta Lena di Mezzo Amarone della Valpolicella Veneto
アパッシメント(陰干し)ワインのアマローネ。果実の中に複雑さが感じられる。

◇2009 Ceretto Arneis Blange Langhe









遺作のためか残りわずか。



キュベ違い



NERO D'AVOLA TOLAネロダヴォラ2008
NERO D'AVOLA TOLAネロダヴォラ2008
価格:2,625円(税込、送料別)


同じアマローネは見つけられず。


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