COACH特集

2012年12月28日金曜日

おじさん3人+ONE クリスマスワイン会@銀座

何時ものワイン仲間おじさん達と某謎の美女を交えてのワイン会。場所は「飯屋くーた銀座店」、福岡発の和食屋さん。

ワインは持ち寄りで左から
☆Pol Roger Champagne Cuvee Sir Winston Churchill 1999

 ポル・ロジェのシャンパーニュをこよなく愛した、故サー・ウィンストン・チャーチルに捧げられた同社のトップキュベ。グランクリュのシャルドネと ピノ・ノワールの古木を使用。混合比率は秘密(!?)とか。白桃やトロピカルフルーツの味わいのある濃厚なシャンパーニュ。泡は優しく、後口もすっと消えていくのは流石のトップキュベ。

◇Comte Lafon Meursault Clo de la Barre 2001

 ムルソーと言えばコントラフォン。そのグランクリュ。
 樽が効いていて最初の印象は「新世界?」なんて思っちゃいました。ただ、酸と後口の果実味の厚みが異なります。1年半以上前にEvening Landと言うコントラフォンが手掛けたオレゴンワインを飲んだ時、時間が経ち酸が落ちると薄い砂糖水みたいになる印象を持ったのですが、この本家も同じように感じました。造りの特徴?断言できるほどどちらも多く飲んでいないので推測ですが。


◇Pisoni Estate Chardonnay
Pisoni Vineyard Santa Lucia Highlands 2010
 ご存知カリフォルニア・サンタ・ルシア・ハイランドのグラン・クリュとも言えるピゾーニ。ピノ・ノワールはラターシュの苗をスーツケースに隠して持ってきたとか今や伝説になっています。その同じ畑にわずかに植えられたシャルドネから造られたエステート・シャルドネはこれが最初のリリースとか。日本にはわずか36本しか輸入されなかったとのことで、これはその1/36。

◆RYAN Pinot Noir Van der Kamp Vineyard Sonoma Mountain 2010
 オーナー兼ワインメーカーは、ペギー・ライアン(Peggy Ryan)。スタッグス・リープやオーパス・ワンなどの有名ワイナリーで修行をしながら才能を開花させました。
このピノ・ノワールは、土壌やブドウの特徴を反映した力強いピノに仕上がっています。ブラックベリー・チェリーの濃厚さに、スモークの風味もあるリッチなピノ。例によって果実の厚み、少し甘みを感じるところがカリピノの個性?生産数198ケースのみ。


お料理は和の味わい。
フグ、クエ、ヒラメの刺身盛り合わせ
カキフライ
フグの白子焼き
 トラフグの唐揚げ
 ぎんなん
鶏のから揚げ
〆のお茶漬
良いお値段ですね~



ここに2本残ってました。
ピゾーニ・エステート・シャルドネ 2010

ピゾーニ・エステート・シャルドネ 2010
価格:9,744円(税込、送料別)



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2012年12月22日土曜日

イタリアワイン講座 上級編Abbinamento(アッビナメント)第12回@Manner-BO

今回は逆アッビナメント。我々受講生があらかじめ打ち合わせ、先生に連絡しておいた料理を持ち込んで、それに合わせたワインを先生が選んで持ち込むと言う趣向。
◇D.O.C. Ortugo 2011 [PERINI&PERINI] 11.5%(DI商会)
 Welcome Drinkとして、微発泡の白。 わずかに甘いすっきりした味わい。

☆D.O.C. Trento 2005 [ROTARI] 12.5% (㈱モトックス)
 いつものROTARIのヴィンテージもの。

◇I.G.T. Sicilia Insolia 2008 [FAZIO] 12.5% (ジャパンソルト㈱)
 シチリアのインツォリア。シーフードグラタンなどクリーム系の料理に合います。

◇D.O.C. Vernaccia di Oristano 1997 [ATTILIO CONTINI] (AVICO)
 サルディーニャ島西部のオリスターノを流れるティルソ川周辺の砂地の平野で栽培される土着品種・ヴェルナッチャ種100%で造る白ワイン。ナッツやスパイスの香りと味わい、熟成のため、褐色のワインとなっています。古酒ながらすっきりした味わい。ボッタルガのパスタの塩味にはこれが一番合合うようです。

◇D.O.C.Vermentino di Sardegna "Is Argiolas" 2011 [ARGIOLAS] 14.5% (㈱ヴィナリウス)
 サルディーニャ島全体のDOC。ヴェルメンティーノ種のすっき入りした白。

◆I.G.T. Venezia Giulia Rosso 2006 [CASA ZILIANI] 14% (㈱トレジャーフロムネイチャー)
 北部フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州の赤。とてもまろやかなメルロー。



□I.G.T. Lazio "IDEA" 2010 13% [TRAPPOLINI] 現地で購入
 パンナコッタに合わせてラツィオ州のデザートワイン。 

ウンブリア直送のサルミ(左)とハム、生ハムの盛り合わせ
ルッコラのサラダ
紅しぐれ大根の甘酢漬け(私の作)
ピクルス盛り合わせ
ボッタルガのパスタ
シーフードグラタン
シーフードグラタンを皿に盛ったところ。
自作のビーフシチュー(ちょっとピンボケ)
 パンナコッタ。

現地調達の物もあり、見つけられたのはこれだけ。


ヴィンテージ違いですけどありました。

ヴェルナッチャ・ディ・オリスターノDOC 2000
ヴェルナッチャ・ディ・オリスターノDOC 2000
価格:2,980円(税込、送料別)


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2012年12月19日水曜日

Maranges 1er Cru Clos de la Fussière 2008 Xavier Monno

マランジュ 1級 クロ・デ・ラ・フシエール 2008 ザビエール・モノ

渋谷ヒカリエのワインショップでバーゲンをやっていたので、物色して発見したワイン。コート・ドール南端のAOCマランジュ。
ドジズ・レ・マランジュ、シェイィ・レ・マランジュ、サンピニ・レ・マランジュの3ヶ村で構成されています。3ヶ村合わせても800人ほどの人口。1988年AOC認定のためかあまり知られておらず。市場ではめったに見かけません。特級はないもののAOCの半分は1級畑。これは1級でモノポール(単一所有畑)なので買ってみました。

外観:ちょっと濃い目のルビー色。

香り:最初にイチゴ等の果実香、その後少し土臭い感じが加わった感じ。
味わい:果実味が豊かで最初はオレゴンや北カリフォルニアかなと思わせます。タンニンは滑らかですが、意外と豊かで口の中を回すと収斂性もあります。

今の自分のパレットには合っている感じです。あまり見かけないAOCマランジュですが、ここは面白いかもしれない。

 
同じ造り手は見つけられませんでしたが、この位の価格でこの畑は手に入るようです。



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2012年12月14日金曜日

BOTTLE SHOCK CALIFORNIA Meritage 2010

ボトル・ショック カリフォルニア メリタージュ 2010


BOTTLE SHOCKとは長距離の輸送や樽から瓶に詰めるときにワインが激しく攪拌され味わいが変わってしまうことを指します。1976年の有名なパリティスティング(フランスワインとカリフォルニアワインのブラインドでの飲み比べで悉くカリフォルニアが勝ってしまった。)を映画化した作品の名前もBOTTLE SHOCKでした。日本では「ボトルドリーム」と言うセンスの無い名前になってしまいました。 要は悪い意味なんですね。多分映画を意識してるんでしょうけど、名前が面白いので購入してしまいました。MeritageとはMerit(長所)とHeritage(遺産)の造語ですが、カリフォルニアやワシントンなどのボルドーブレンドでよく使われる名称です。カベルネ・ソーヴィニヨンとメルロが主体のブレンドワインです。

外観:濃いガーネット。粘性ややあり
香り:ベリーや黒コショウのスパイシーな香り
味わい:果実味とチョコレートの味わい。 でもボルドーなんかと飲み比べると甘く感じるのかな?

COSTCOで1,198円。

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2012年12月11日火曜日

プチワイン会@門前仲町華福寿

このブログに時々紹介してきた「マ・ブロシェット」。オープンしたのは2007年の3月頃だと思います。
最近は、「プチマブロ」と言う小さいけど本格的なワインビストロもオープンして、手広くやるのかと思いましたが、マ・ブロシェットのシェフがさらなる飛躍を目指して、本格フレンチで修業するために退店され、今年末に閉店するとのこと。送別パーティーは別にやるそうですが、今回はシェフとオーナーを交えて昼食会を開いていただき、参加させていただきました。
場所は、知る人ぞ知る門前仲町「華福寿」 。永代通りから少し入った住宅街の中にあり、看板も目立たないため、隠れ家的なイメージもあります。

今回は(多分特別に)ワインを持ち込めるとのことで、自分としては一人で飲むにはもったいない特別な泡を持ち込み。
☆Jacques Selosse Brut Blanc de Blancs Initiale NV
 ジャック・セロス・ブリュット・ブラン・ド・ブラン・イニシャル NV

 現当主アンセルム・セロスの父ジャック・セロスが1949年に創業したRM(レコルタン・マニピュラン)。ワインにのめり込むようになって噂には聞いてのですが、めったに売っていないし売っていてもとんでもない価格。このイニシャルはもっとも低価格ですが14,000~15,000円代が普通、それでも即売り切れ状態。今回9月に比較的安い価格12,000円代(税別)のものを発見したので速攻購入したもの。買ってはみたものの一人で飲むにはもったいなさすぎる。こういう機会ならと力を入れて持込み(笑)
 デゴルジュマン(degorgement)は2009年10月21日。海外在住の友人が2010年11月に飲んだのと同じとはこれも奇遇

味わいは、シャルドネのワインそのものが熟成されていること、それを瓶内2発酵ていることが良くわかります。フレッシュな果実味を期待していると良い意味で裏切られます。しかし、これは美味い。おいそれと飲めないだけにますますありがたいワインです。

もう1本は右のワイン。
Domaine Jayer Gilles Bourgogne Hautes Cotes de Nuits Blanc 2004
 ドメーヌ・ジャイエ・ジル ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ・ブラン 2004




ブルゴーニュの神様、故アンリ・ジャイエのいとこロベールが興したドメーヌとのこと。この白、ピノ・ブランがブレンドされているようです。 白の良年'04。開けてみると黄金の熟成色、おっこれはと持ち込まれたオーナー・ソムリエールも「もっと軽いと思ったけどすごく熟成してますね」。ネットで見ると’04が今飲みごろのこと。

華福寿は、会社の昼食会で何度か来たことがありますが、中華とは思えないほど上品で軽い料理との印象がありました。

 前菜盛り合わせ(4人分)雲丹豆腐とかクジラの尾のみとか珍味・美味
エビや椎茸の詰め物の揚物。
アワビとふかひれの煮もの
牛バラ肉、饅頭添え。

昼下がりの美味い酒と料理良いもんです。お招きありがとうございました。
最後になりますが、Oシェフの健闘を祈ります。

マ・ブロシェット年内はやってますよ。

 
 

ジャック・セロス イニシャル 今年のデゴルジュマンのものがこの価格。一度は飲んで見てほしい。

ジャイエ・ジル オート・コート・ド・ボーヌ ブランだけが在庫がありました。生産量少ないみたいですね。

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2012年12月5日水曜日

入間市でワインを飲む会第二回ワイン会@ポティロン

Facebookで立ち上げた「入間市でワインを飲む会」第二回ワイン会@ポティロン
今回はメンバーの方がLAに研修に行かれ、シリコンヴァレーまでバスで移動する間に、パソ・ロブレスのワイナリーに寄られ入手したワインがあるということで、師走の忙しい時期にも関わらず、開催。
最近は一人で良いワインや珍しいワインを飲むのも寂しいのでこういうワイン会で皆さんと飲みたいと思っていました。

☆ROEDERER ESTATE Extra Dry Anderson Valley
 ロデレール・エステート エクストラドライ アンダーソン・ヴァレー

 カリフォルニア北端の産地メンドッシーノ郡アンダーソンヴァレー。そこでシャンパーニュの名門ルイ・ロデレールが営むワイナリー。ソノマでテタンジュエが営むドメイン・カーネロス、ドンペリのモエ・シャンドンが営む」ドメーヌ・シャンドンが大きなお城の様な建物ですが、ここは質素な木造作りです。ただ、ここでしか買えないスティルワインも素晴らしいワインで誠実な造りに感動しました

昨年、11月に現地を訪れたときに購入したもの。日本では4つの畑から造られた”カルテット”を販売していますが、このエクストラドライは販売していません。生産本数も少なくティスティングして気に入った非常にすっきりした飲み口、Brutと言われてもそう思える味わい、残糖は12g~15g以内でしょう。皆さんから好評でした。

今調べたら、クリント大統領の頃、ロデレール・エステートのホワイトハウスキュベはエキストラドライだったそうです。
◇ジェスフスマイヤー/シャルドネ スッドチロル2008
今回、イタリアワイン講座のお仲間をお誘いし、はるばる入間まで来てもらいました。その方の持ち込みの白ワイン。イタリア最北のトレンティーノ=アルト・アディジェ自治州のワインで、ここはすぐ北はオーストリア。北の白はフレッシュな酸とミネラルが特徴。

仙台市の吉田酒店でのみ扱っている珍しいワイン。それもバックヴィンテージの'08とは!!
◆J.P. CHENET Beaujolais Nouveau 2012
JP シェネ ボジョレー・ヌーヴォー 2012

今年初の
ボジョレー・ヌーヴォー。相変わらず、果実味一杯のヌーヴォー。今年は不作で生産量が少ないと聞きますが、これは美味く出来ているので、相当悪い葡萄を排除したりしたのでしょう。

2012の評価でこんなことが書いてあるのを見つけました。「
史上最悪の不作だが、ブドウの品質はよく熟すことができて健全」1979年、アルザス地方ストラスブール市にて、アルザスワインの会社として設立されたグラン シェ ド フランス社(Les Grands Chais de France)その後、製造も手がけ、この「J.P.シェネ」での成功し、数々のワイナリーを買収し、フランス有数の酒類会社に成長。 ◆Gevrey Chambertin 1er Cru Les Combottes 2006 Domaine jean-Louis et Didier AMIOT
 ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ レ・コンボット 2006 ドメーヌ・ジャン・ルイ・エ・ディディエ・アミオ
(左)


ジュヴレ・シャンベルタン村の南端に在り、ラトリシエール・シャンベルタン特級とマゾワイエール・シャンベルタン特級とクロ・ド・ラ・ロッシュ特級に囲まれた1級畑。2010年ブルゴーニュのデュジャックを訪れたとき、ティスティングさせてくれたアレック・セイスが、「特級畑に囲まれた1級コンボットは特級と遜色ないからお買い得だよ」みたいなことを言っていたので買ってみたワイン。

昨年味わったときに比べ、濡れた皮、土のような重厚な香りが増し、熟成が始まったような感じがします。
ただ、酸味とタンニンのバランスが良く、ミネラルと黒胡椒のスパイス。滑らかなタンニンが口の中を転がります。余韻も長く素晴らしいワインでした。

◆Tobin James Cacheflo Red Table Wine Paso Robles 2009
トービン・ジェームス キャッシュフロー レッド・テーブル・ワイン パソ・ロブレス 2009

これが参加者の方がLAからシリコンヴァレーへの移動のときにパソロブレスにあるこのワイナリーに立ち寄られ入手されたもの。

Sangiovese, Syrah, Barbera の珍しいブレンドです。Sangioveseはトスカーナのキャンティやブルネッロ・ディ・モンタルチーノに使われる葡萄。Barberaはピエモンテのバルベラ・ダスティーなど。Syrahはフランス・北ローヌの代表的な黒葡萄です。

フランスとイタリアの葡萄品種のブレンドはカリフォルニアならではでしょう。
パソロブレスあたりはローヌスタイルのワインを造るワインナリーが多く。ローン・レンジャーになぞらえてローヌ・レンジャー(?!)と呼ばれています。

どんな味かと飲んでみたらこれが美味しい。分厚い果実味、サジョベーゼ・ブレンドながら酸も強くなく、適度なタンニン。肉をがっちり食べるにはこういうワインが合うなあと思いました。

何時も家族で行くポティロンですが、今回はワイン会と言うことで品数も多くシェフの力瘤が見えるようです(^_^)
スモークサーモン、モツァレラチーズサラダ添え
鴨のロースト
牡蠣のクレープ包み、タラグリエ、タラ白子バルサミコソース 盛り合わせ
仔牛のシチュー
ラムロースト
抹茶のケーキ

 




日本ではカルテット・ブリュが販売されています。

デュジャックのコンボットは1erでもこの値段!!

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