COACH特集

2011年5月30日月曜日

イタリアワイン講座 第20回 「カラーブリア」@Manner-BO

一昨年の9月から、20回にわたって勉強してきた、イタリアワイン講座@Manner-BO も今回が最終回。イタリアは南北に長く北のピエモンテ、南のカラーブリア、そしてシチリア島等人あるところに葡萄が植えられ、様々なワインがあることを学べました。あまりにヴァリエーションが多く、土着の葡萄も多く、錆び付いた脳に入りきらないのが悩ましいところですorz

さて、そのブーツのつま先、カラーブリア州。唐辛子を使った料理が特徴で何にでも唐辛子が入っているようです。


左から
1.D.O.C. Ciro Rosato 2009 Librandi
最初にロゼ。ガリオッポ100%の珍しいロゼ。淡いバラ色の綺麗なワイン。苺の香りですが、口当たりは辛口。これからの季節、冷やして飲みたいワインです。合わせる料理の幅も広そうです。

2.D.O.C. Ciro Bianco 2009 Librandi
同じリブランディの白。葡萄はグレコ・ビアンコ(注)100%。これは4月初めに既に飲んだことがあるワイン。味を記憶していてあれだと白い花の香り、柑橘。すっきりとした酸味と後口にわずかながら残る苦みが特徴。これも、夏に冷やしてデイリーに飲みたいワインです。

注:カンパーニアのグレコ種とはまったく異なるブドウ品種。どちらもギリシャから持ち込まれたことにより「グレコ」と名付けられた。

3.I.G.T. Calabria Montonico 2009
カラブリアで絶滅寸前の危機にあった伝統ブドウ品種マントニコ100%を使用。有機農法だそうです。2のグレコ・ビアンコよりは厚みのある味わいで開いてくると甘い香りがしてきました。トマト系の料理に合いそうです。

4.D.O.C. Ciro Rosso Riserva "Duca Sanfelice" 2007 Librandi
1、2と同じカンティーナの赤。リゼルヴァです。『神の雫』にキムチと合うワインと紹介されていたそうですが、私は賛同しかねます。カラーブリアは唐辛子が名産ですが、同じ土壌気候で育った葡萄と唐辛子が合うと言うのは乱暴でしょう。あの漫画をまともに読んだことはないのですが、どうにもいかがわしい意見が多くて好きになれません。偏見を持たずにワインは味わいたいものです。

閑話休題

ガリオッポ100%。色は赤ワインにしては薄いルビー色。最初にスモーキーな燻した様な香りがします。コーヒー等の香りもしてきます。味わいは酸味があり、滑らかなタンニンが感じられます。

5.D.O.C. Savuto 2005 Odoardi
ガリオッポ45%、グレコ・ネロ15%、 ネレッロ・カプッチョ+サンジョヴェーゼ25%、 マリオッコ15%と言う複雑なブレンド。外観は濃いルビー、日本ソムリエ協会式で言えばガーネットですね。

香りは4~6に共通する、スモークな香りがするのですが、不思議なことにスルメの様な生臭いと言うと失礼だが、そんなイカ系の香りがしてきます。開いてきてバルサミコの様なニュアンスもしてきます。

タンニンは強めでこんがりとローストした肉料理に合いそうです。

6.I.G.T. Val di Neto Rosso "Magno Megnio" 2006 Librandi
忘れ去られた古代品種マリオッコ100%のワイン。元々は補助品種だそうですが、それを100%使っています。

香りはスモーキーでハーブの香りもします。外観は濃いルビー。味わいは滑らかなタンニンがあり、力強く長い余韻が楽しめます。出来の良いドライなシラーの様だという意見もありました。
左のCiro Rosso Riservaの淡い色がわかりますでしょうか?

青い野菜(名称失念orz)
モッツァレラチーズ
ニンジンのピクルス
ムスティカ(ペッシェリーノ・ディ・ピカンテ)

生シラスを唐辛子、フェンネル等の香辛料で和えたもの。癖になりそうな不思議な味です。

チキンのトマト煮込み


この日は全会出席者と誕生日を迎える方と先生のシニア・ソムリエ合格祝いでケーキが出されました。20州全て出席はTさんと私:-p でした。其々先生が好みだと思われるワインをいただきました。Tさんはキャンティ、私はプリミティーヴォでした。ジンファンデルの同族であり、カリフォルニア好きの私にと言うことでしょう。でも、一昨年10月のプーリア州(ブーツの踵)の会では、カリフォルニア好きのNさんとともに外したのでした。もっと勉強しなさいと言う事でしょう。感謝m(__)m 







マントニコ 2008 スタッティは楽天外のここにだけありました。

http://www.osake.co.jp/SHOP/StattiMantonicoIgtCalabria2008.html


オドアルディ サヴート [2005] 赤
オドアルディ サヴート [2005] 赤
価格:2,499円(税込、送料別)


にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

2011年5月27日金曜日

国産ワインティスティング@ワイズワイン銀座

★新潟のホンダヴィンヤード&ワイナリー「フェルミエ」
オーナーの本多さんは、金融業界から脱サラして新潟でワイナリーを始めたという異色の経歴の持ち主。
シャルドネやアルバリーニョと言った白ワインが美味かったです。後者は初めて聞く珍しい品種。ドイツ品種のケルナーも魚や牡蠣に合いそうな綺麗な酸が印象に残りました。


シャルドネ [2007] 【フェルミエワイナリー】

シャルドネ [2007] 【フェルミエワイナリー】
価格:3,360円(税込、送料別)


山形のタケダワイナリー
ドメーヌタケダは特に有名。泡のキュベヨシコはワイン会で飲んで味わいの深さに驚きました。

なお、タケダワイナリーは近隣地域に清掃工場(ゴミ処理場)建設計画があり、深刻な 苦境に立たされています。
会場でお聞きしたところ1万人の署名が集まったそうです。g日本ワイン振興ネットワーク「タケダワイナリーを守るための署名のお願い」

山梨の機山
甲州種100%の泡が印象に残りました。左端



山梨のシャトー酒折
訪問したこともある、甲府の隣酒折駅近くにあるワイナリー。

キスヴィン(注)・甲州と甲州樽熟、マスカットベリーA樽熟、ベリーAキュヴェイケガワが印象的。

★注[キスヴィン]とは、栽培家の池川仁さん、荻原康広さんを中心に醸造用ブドウ栽培技術の確立を目指し、品種のポテンシャルをいかに引き出すかをテーマに大学の研究者も参加するグループで、このチームが栽培する甲州ブドウだけで昨年初めて一樽だけ試験的に造られたのが、この[キスヴィン甲州]。

酒折のワインメーカー井島さん
購入した樽熟甲州にサインして貰いました。




にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

2011年5月25日水曜日

TELMO RODRIGUEZ Gaba do Xil BLANCO 2008

テルモ・ロドリゲス ガバ・ド・シル ブランコ 2008
 スペインワインの革命児と言われるテルモ・ロドリゲスのワイン。何故革命児かというと、彼は名門ワイナリーに生まれながら、そこを捨て古木の葡萄の樹を求めスペイン中を歩き、そこに醸造・熟成の設備を持込み、その場でワインを造りとのことです。この白ワインは、DOバルデオラスにおいてスペイン土着種ゴデーリョ100%で造られています。ゴデーリョは絶滅寸前だったとも言われます。

外観:淡い黄色
香り:白い花、白桃、杏
味わい:酸味が適度でふくらみがありますが、すっきりした後口のワイン

とても飲みやすく美味しい白ワイン。飲んでいる内に香りが開いて変化するようなワインではありませんが、この価格帯だと酸味が強すぎたり、後味に苦みがあったりしますが、それは微塵もありません。

これからの季節にぴったりのスペインワイン。

げっ、私が買ったより安い!!


にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

2011年5月23日月曜日

箱根にて石窯ピザを(Pizza by Stone kiln at Hakone)

もうすぐ最終回を迎える、イタリアワイン講座@Manner-BO。
講座の方々と講師のI先生を囲んでのワイン会。最初に飲んだワイン達。以降何故かワインの写真ほとんど無し(T_T)

場所は新緑映える箱根。芦ノ湖の少し上に講座メンバーの方の別荘がありここにピザ用の石窯がしつらえてあるとのことで新宿からロマンスカー、バスを乗り継いで到着。
最新型ロマンスカーVSE
駒ヶ岳ロープウェイが見えますが、曇ってますねえ。
まずは持ち寄りのお料理を屋外の石窯前のテーブルに展開。何故か私の持ち込んだ「新ジャガとニンニクのローズマリー風味」が手前に(笑)
と言っても食べるまもなく、石窯に火を付ける係を仰せつかり、汗だくで着火。(実はここまで約1時間ほど。料理と時間は逆なのです。)燃料は着火用の木っ端とおがくずを固めたオガライト(手前の棒状のもの)という燃料。
石窯はオガライトに完全に火が回ると、内部温度が800℃程度になるそうで普通のアウトドアー用手袋も溶けたり燃えたりしてしまうそうで、工業用の手袋で開け閉めしたりします。
数分で焼き上がります。これはタマゴ乗せピザ(ピッツァ・ビスマルク)
何枚も焼いては食べ、飲み・・・飲み、食べ。楽しく時間が過ぎていきます。
玉葱を練り込んだフォカッチャ。刺してあるのはローズマリーです。
ダッジオーブンで
チキンのオーブン焼きができあがりました。
日も暮れてきたので屋内に移動。

鯛も届きました。その後、鯛を調達された方が現れ、
煮物や
お吸い物
を屋内でいただきました。あとカルパッチョもあったのですが写真がないorz
改めてみると写真が少ない

八海山登場(笑)
その後の記憶は定かではありません・・・・
翌日は霧が出てきてしまったのですが、
ツツジなど眺めつつ
芦川橋の解説です。
芦川橋本体。短い・・・・

二百階段
苔がいっぱいで滑りそうです。
別荘に戻り、メンバーのお手製パスタを食べて帰途につきました。
持って行ったらと貰った箱入りネッロ・ダーヴォラ(1L)
それでも足りずに車内販売のモンデ酒造マスカットベリーAまで

わかったワインだけご紹介。最初に飲んだ国産スパークリング


私が持ち込んだヴィッラ・スパリーナ ガヴィ・デル・コムーネ・ディ・ガヴィ 2009




もう1本持って行ったのはリヴァータ・バルバレスコ 2006。
税込1,459円は本当に激安ですね。

飲んだのは一升瓶ですが、八海山本醸造720ml


シチリアのネロ・ダーヴォラパック入り1L


プレミアム缶ワイン 赤 【モンデ酒造】マスカットベリーA。ロマンスカー内も同じ価格でしたよ。

プレミアム缶ワイン 赤 【モンデ酒造】
プレミアム缶ワイン 赤 【モンデ酒造】
価格:500円(税込、送料別)

にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村