COACH特集

2008年5月31日土曜日

Akiko Freemanさん、Ed Kurtzmanさんを囲んで

Freeman Vineyards and WineryのAkiko Freemanさん、そしてワインメーカのEd Kurtzmanさんが来日され神楽坂のs.l.oにてワイン会が開催されました。

実は一昨年の6月のPinot Daysに始めて行ったとき、当時はその催しネット上で紹介してくれた方とも面識がなく、心細く感じておりブースを回ってはティスティングだけをし てどんな話を聞いて良いかもわからなかったのです。そんなブースの中に細身の日本人女性がいるではありませんか。そうそれがAkikoさんだったのです。 お恥ずかしい話、当時の私はSonomaもCentral Coastもわからないワイン素人でした。Akikoさんは話しかけた私に「ピノ・ノワールは絶対Sonomaが良いんですよ」と優しく答えてくれまし た。その後、紹介してくださった方とあるワイン会でお会いして、Freemanさんとはお知り合いだと知りました。昨年のPinot Daysのときもお会いして、私のことを覚えていてくださり感激しました。このときはEdさんも紹介していただきました。

Freeman Wineryは今では味の良さで押しも押されぬカリフォルニア・ピノ・ノワールの地位を確立しています。2002年までTestarossaのWine Makerを勤め、今はFreeman以外にもいくつかのワインを手がけるEdさんもすごく気さくで、私のヘタクソ英語にも付き合って下さいました。

前置きが長くなりましたが、ワインは以下の通り

1. Domain Takada Cuvee Yoshiko 1992
2. Freeman Ryo-fu CH 2006
3. Ch. igai Takaha Samurai Beauty CH 2005
4. Freeman PN RRV 2006
5. August West PN Graham Family Vyd 2006
6. August West PN Rosella's Vyd 2006
7. Freeman PN Sonoma Coast 2006
8. Sandler PN 2005
9. Freeman PN Keefer Ranch 2006
10.Freeman PN Akiko's Cuvee 2006

1.は山形の武田ワイナリーが誇る超カルトかつ入手困難なCH100%のスパークリング、イーストの香りがします。スパークリングは瓶熟成しないと聞きましたが、どうもそんなことはなさそうです。上品に熟成してました。
2.は私も飲んだことのある涼風シャルドネ。とても涼しい風の吹く畑のシャルドネから造られているのでそう名付けたとのこと。半年前に飲んだときより熟成が進み酸に丸みが出てきたように思いました。
3.はs.l.oオーナー杉本さんのプライベートワイン。出席出来ないからとご寄付くださったそうです。Greg BrewerのDiatom 2005 Huber CHに樽を効かせたらというアイデアで造られたそうです。アルコール度16.4%(?)と言う強さにもかかわらずそう感じさせないまろやかさ。
4.からいよいよピノノワールの登場。2006年は8月が暑く、9月から雨が降り黴が付いたそうです。葡萄の房の外側は乾き内側が湿ったような 状態。ペトライデスという黴が付いているものをより分け良い葡萄だけで作ったそうです。収穫は夜中に行うので黒葡萄であるピノの皮に付いた黴を見わけるの は大変だったとのこと。この黴は所謂貴腐ワインの黴と同じで表面のワックス分を食べてしまい葡萄の水分を蒸発させてしまうので、黴取りをあきらめて貴腐ワ インを造ったところもあるくらいだそうです。

まろやかと言われることが一番嬉しいとのAkikoさんの言葉にもあるようにFreemanのワインはまろやかです。

August West Santa Lucia HighlandsのRosella'sはスパイシーさが特徴。Edさんも「スパイシーだろ」とにんまり。


Sonoma RRVとCentral Coast Rosella'sの違いは顕著にわかったのですが・・・・

その後 話ははずんだのですが、そのへんになるとそれぞれの違いやAkikoさんEdさんがどんなコンセプトに基づきこれらのワインを造ったのかわからなくなってしまいました。

料理は以下の4品、なかなかの味わいでした。

アナゴのフリット
ソラマメのスープ
トマトと小海老のパスタ鴨胸肉の岩塩包み 味噌ソース

2008年5月26日月曜日

シャトー酒折 マスカットベリーA樽熟成 2006


昨夜のワインでした。

同じベリーAのキュベ・イケガワ2005は昨年ワイン会で飲んでエレガントなピノ・ノワールのワインのようだと感心した。2007年09月27日の日記ではブルゴーニュ・ルージュだと言ってます。

我が家のソムリエールはどう評価したかと言うと「酸味はあるけど飲みやすいね」とのこと、御代わりも所望されました。キュベ・イケガワでなくともこれもうまい。もう1本買ってくるんだったorz

1,890円という価格も十分納得のいくもの。惜しむらくは生産量の少なさか。キュベ・イケガワは900本とか。これじゃあすぐ売り切れちゃいます。ただ、難しいですね、これをうまいと感じる人たちは、またこの味がうまいと思う人は山梨行かないような気がしますしねえ。

ボディー(ミディアムからフルボディ)
香り(フルーティー、黒糖、バニラ)
味わい(ベリー、梅のニュアンス)
余韻(長い)評価(☆☆☆+0.5;ブルゴーニュルージュの味わい)


楽天最安は1,650円↓

2008年5月21日水曜日

PONZI PINOT NOIR RESERVE WILLAMETTE VALLEY 2005

ポンジー ピノ・ノワール リザーブ ウィラメット・ヴァレー 2005
オレゴンのVinopolisで購入。確か$50前後だったはず。


PONZIはDundeeのARGYLEの向かい側にティスティング・バーがあったことは良く知っていたのですが、それ故たいしたワインじゃあないだろうと寄らなかったのです。しかし、調べてみるとオレゴン・ピノの草分けらしい。それに先日、ワイン会に仲間が持ってきたピノがおいしかったので購入してみました。

う~ん、香りはピノの特徴が出ているけど、けっこうスパイシーで濃いピノ・ノワールです。オレゴンらしくないと言う感じ。


ボディー(ミディアムからフルボディ)

香り(ブラックフルーツ、黒糖、バニラ)

味わい(カラメル、スパイシー、スモーキー)

余韻(長い)評価(☆☆☆☆;カリフォルニア・ピノに近い)


2008年5月14日水曜日

Sandler Pinot Noir SONOMA COAST 2005

サンドラー ピノ・ノワール ソノマコースト 2005

ご存知FreemanやAugust Westでワインメーカーとコンサルタントを務める、Ed Sandler Karzman氏の個人プロジェクトによるワイン。昨夜は前々日のSojourn Sonoma Coast Pinot Noir 2006を飲みました。同日にこれを開けた方はアフターの苦味が気になったと書かれていました。実は私は結果的にデキャンタしたんですね。なぜかと言うと それは内緒です。良い子はまねしちゃいけません:-p

で、もうおしまいと言うときに妻が「もうワイン無いの?」と言うので、同じソノマ・コーストのこれを開けました。



二日目に飲むとアフターがすっきりしてもっと飲みやすくなってました。2005の勝負だとSoujournに比べるとはるかに勝っています。


ボディー(ミディアム)
香り(スミレ、バニラ)
味わい(カラメル、スパイシー、まろやか、適度な酸)
余韻(長い)評価(☆☆☆☆;おいしい)

2008年5月13日火曜日

Sojourn Sonoma Coast Pinot Noir 2006


4月に飲んで今一の評価だったSojourn Sonoma Coast Pinot Noir。前回は2005だったのですが、2006が届きましたので、和牛しゃぶしゃぶなどと味わってみました。

家人は2005については、「人工的な香りがする」との評価だったのですが、確かに過剰な樽香があるような感じでした。私はSonoma Coastのエレガントかつまろやかな味わいが消されてしまっていると思いました。そのときも書きましたが、昨年のPinot Daysでは、セミナーで飲んだマルティネリやコスタ・ブラウン以外にこれしかおいしいと思えなかったのですまあ、体調のせいがあるとは思うんですけど。そういう思い入れがあると頭でおいしいと思い込んでしまうので、値段も組成も知らない第三者の発言と言うのは貴重です。
今回は家内はDesignated Driverだったので、まだこれ飲んでません。母の日なのにひどいやつだと言われそうですが:-p
思い入れのある私の評価としては、'05に比較すると樽香が控えめで香りも良くとてもまろやかな味わいで好感が持てました。その日はしゃぶしゃぶの脂などで上手くカヴァーされていたのですが、アフターに若干苦味を感じました。

ボディー(ミディアム)
香り(ブラックフルーツ、黒糖、バニラ)
味わい(カラメル、スパイシー、まろやか、アフターに苦味)
余韻(長い)評価(☆☆☆+0.5;5年よりは☆一つ上)

2008年5月11日日曜日

オレゴンワイン会

10年以上続くネット仲間たちとオレゴンから持ち帰ったワインを味わいました。




◇St.INNOCENT CHARDONNAY ANDEN VINEYARD 2006
 St. INNOCCENTはとても飲み口の爽やかな辛口のシャルドネ。やや樽も効いています。時間がたつと変化するのかなあと友人と話したのですが、あまり変化せず。まあ、普段飲みですね。 セラー価格$27。

海老のカクテルソース。ブランデーとホースラディッシュが効いてました。
スモークサーモン(ケパーと葉玉葱添え) ◆CRISTM PINOT NOIR Mt。Jefferson Cuvee 2006
  これは果実味たっぷりな早飲みタイプ。
  チキンのテリヤキなんかにはぴったりですが、DOBBESとかDomaine Drohinなどの味わい深い
  Pinot Noirに比較するとやや劣るか。 $30

生ハムとルッコラのサラダ
◆Cuneo SYRAH DEL RIO VINEYARD 2004
 ラムカツレツと合わせましたが、どっしりとしたこのシラーにはもっと重い肉料理が良かったかもしれません。$45
西武百貨店地下2階売り場にて購入した「ラムの香草カツレツ風」(3本で500円程度)オリーブオイルで揚げるだけ

St. INNOCENTは楽天以外ですが、ここにありました。4,400円ですね。

↓CRISTOMの2005はこれ

2008年5月8日木曜日

Cono Sur Conversion Chardonnay 2007

コノスル・コンヴァージョン・シャルドネ 〔2007〕
有機転換中畑で有機農法によって栽培されたブドウを使用。すべて手摘み、90%をステンレスタンク、10%をフレンチオーク樽にて発酵、熟成。レモンなど柑橘系の香り、ミネラルを感じさせる爽やかな香りの辛口の白。イカ焼き、白身魚のバター・ステーキなどと。

ボディー(ライト)
香り(レモン、最後には少し蜂蜜香も)
味わい(酸味、ミネラル)
余韻(長い)評価(☆☆☆+0.5;ディリーとしては十分)


↓楽天最安値はここか?945円

2008年5月7日水曜日

BOURGUEIL Les Quartiers 2002 Yannick Amirault

ブルグイユ レ・カルティエール[2002]イャニック・アミロー ロワールのカベルネ・フラン100%のワイン。 2002ヴィンテージ。

以前飲んだ2003と比較してどう違うといわれても、並べて飲んでいるわけではないので、なんともいえませんが、香りはやはり最初に少しですが青臭い香りがします。当たり前ですが、同じワインです。顕著な違いは感じられません。タンニンはさほど強くなく口当たりが柔らかいワインとなるようです。スペアリブと合わせて飲みました。酸味も柔らかです。

ボディー(ミディアムからフル)
香り(タバコ、紅茶)
味わい(細かいタンニン、柔らかい味わい)
余韻(比較的長い)
評価(☆☆☆+0.5、熟成させてもこのぐらいかなあ)

2008年5月5日月曜日

3人でピノを

ワイン飲みと言うのは因果なもので自分で買って来て一人で飲んでおいしいと悦に入っていれば良いものを、何とかみんなで飲んで「おいしい」と言って貰いたいものです。特に本格的に飲みだして間もない私は、自分の味覚に自信がないから、仲間内の評価も気になったりして・・・・今回、オレゴンで買って来たDOBBESを少人数で飲もうと思い3人で飲みました。
場所は麻布十番 パテ屋 東京駅サウスタワー店

まず、オレゴンの泡で乾杯。

◆DOBBES PN MEYER VINEYARDS 2005
これはDundee Hillのスタンプラリーのとき、案内してくれた方が「ここも行ってみる?」というので訪れたワイナリーで買ったワイン。この日はスタンプラリーという催しだったせいか、シングルヴィンヤードもティスティングできたのです。しかも2005と2006の垂直ティスティングという贅沢さ。


2005の方が私にとっては少し香りが良いと思ったので、とりあえず1本だけ購入したものでした。
香りが良く、タンニンもスパイシーと言うほどではありませんがしっかりしたスモーキーな味わい。買って来て良かったと思いました。その後、最終日にワイナリーを再訪してもう1本買い足したのは正解。「1年位おいて置くと良いよ」との言葉もあり、少しセラーで寝かしておくことにしましょう。

◆Alesia PN Sonoma Coast Falstaff Rd Vyd 2006
AlesiaはRhysが造る買い葡萄ワインだそうで、濃いカリピノも多い中、これはブルゴーニュスタイルとでもいいましょうか。これも私好みの味わい。うまいワインはまだまだある。これからどのくらい飲めるのだろう。楽しみでもありさびしくもあり。