COACH特集

2008年8月27日水曜日

【北米横断】酔いどれツアー(その21)最終回

長々と3週間にもわたった長旅もいよいよ帰国。荷物満載。朝8時41分SFO発に乗らなければいけないので、6時ごろホテルを出ました。ラウンジを使う暇も無く搭乗。
LAXには10:04

乗り継ぎはDL7880便でLAX発11:40、NRTには翌日の15:05 着です。この便はKALのコードシェア便です。NRT~LAXは一番安いとは聞いていましたが、乗ったのは初めて。キムチ臭いとかいわゆる都市伝説(?)があったのですが、とても清潔な機内です。KALさんごめんなさい。
意外とシートピッチも広く、足を伸ばせるほどではありませんが、2列席通路側だったので時たま窓側の人がトイレに行く時立ってあげれば良いくらい。最初の予約シートは窓側だったのですが、そこに既に座っている日本人大学生がいる。「窓側は私ですよ」というと「あっそうですか、失礼しました。」と代わろうとするので、「そのままでも良いですよ。」と通路側にして貰いました。実はDELTAのHPからKALの座席が上手く取れなかったので窓際になっていたのです。シートは通路側が好きです。


楽しみの機内食は、KALの定番ビビンパ。ビジネスクラスでもビビンパが出るのですが、写真や評判を見ると食器と具がちょっと良いくらいでビジネス食としては不満の声も出ていました。肉そぼろが多いからワインには合うとかの話も見ましたが。
真中が具、左が日本でも売ってるパックタイプのご飯、もちろん電子レンジ過熱してあります。右がわかめスープ。「スープ熱いですよ。」と日本人女性CAが丁寧にサーブしてくれる。エコノミーの客は物扱いのNWに比べては当然のこと、JALなんかより好感が持てました。混ぜるとこんな感じ。評判どおり美味しかったですよ。エコノミーの機内食としては◎ですね。ワインを飲んだのですが、「この赤の葡萄は何?」と聞くとエチケットなど見て、色々調べたあげく「赤ワインです」と男性CAが答えたの愛嬌ですね。

キムタクのHeroなど映画を見て、過ごしました。西行きの国際線では極力寝ない方が、夜帰国して眠れるのでいつもそうしてます。だから帰りはエコノミーでも良いかも、そのかわり行きはフラットシートで4時間以上眠りたいものです。

最後の昼食はチキン・プルコギ。コチュジャンをたのむと持ってきてくれます(真中のチューブ)。

楽しい時間はあっという間でしたね。

2008年8月24日日曜日

【北米横断】酔いどれツアー(その20)

いよいよ最後のイベント、Pinot Daysです。場所は有名なFishermans WHRFから少し西になります。もとは海軍の潜水艦などの施設だったとか。今はFort Mason Foundation(http://www.fortmason.org/
)と言う団体が管理しています。展示会やセミナーの施設として利用されています。

我々はセミナーに出る関係、早めにティスティングへ。約190のワイナリーが自慢のPinot Noirのワインを並べてアルファベット順に並んでいます。ブルゴーニュグラスに似たこんなグラスを貰ってMartinelliや市内のワインショップでも評判を聞いたBenoviaなど、ティスティングして回ります。
Small Vines。ここの奥さんのKathrynは横田基地で子供時代を過ごしたとのこと。近くに住んでいるというと喜んでいました。

セミナーは、Santa Cruz, Cargasacchi, Newcomerのセッション。説明を聞きながらワインをティスティングします。一番印象に残ったのは、Lompocでも会ったPeter Cargasacchi氏のセッション。Pinot Daysで会おうと言っていたので、セミナー会場に入って来た彼に手を振って挨拶すると同じくちょっと手を振って返してくれました。Santa Barbara近郊の地図を示しながら熱弁をふるっていました。彼のVineyardsは115クローンのみで、接木の土台を変えることによって味わいが変わるとのこと。
ワインは
1.2007 Loring Cargasacchi PN SLH
2.2007 Hitching Post Cargasacchi
3.2007 Siduri Cargasacchi
4.2007 Cargasacchi cargasacchi
5.2006 Brewer-Clifton Cargasacchi

4はLompocのOpen Houseでもティスティングしました。Hitching Post Cargasacchiは非常に生産量が少ないと聞いています。一度だけワイン会で飲みました。Cargasacchi cargasacchiは家でも飲みましたし、ここの印象も含め、あまり好印象はなかったのですが、帰国して2005 Cargasacchi cargasacchiを飲んだらすごいうまかった。しっかりした葡萄で造られたワインには一回や二回ちょこっと飲んだだけで結論は出せませんね。
セミナーで13種をティスティングして、会場に戻るとこんな状態。去年会ったアメリカ人のコンビに会ったり、Freeman AkikoさんやEd Kurtzmanさんに再会して、ワインは美味いからそれで良いじゃあないか状態に。個人的にはパーティー状態です。Papapietroおじさん。昨日ワイナリーへ行ったよと言うと上機嫌でパチリ。
Keefer Ranchで有名なKeefer夫人。
American BeautyのDainさん夫妻。ワイン大好きおじさん(ってきっと私より若い)。
Clos PepeのWes Hagen。彼の畑の土壌とブルゴーニュ・グランクリュの土壌を並べて、説明してました。「日本に行きたいんだよ。」「その時は連絡してよ。」なんてやり取りをしました。
Hitching PostのHartlyさん。去年も会ったけど、相変わらず調子が良い感じ。もとアラスカの漁師だったそうです。

会場を出てFort Masonを離れようとすると、お気に入りのワインのひとつAnderson ValleyのLonderのポロシャツを着た人物が、酔っ払っている私は「Hi, Are you Londer?」と不躾な問いかけ。Oh, Yesってこの人も酔ってて、あなたのワインは美味いと褒めちぎると握手してくれました。素面だったらまずいよね。この人あとで調べたらこのPinot File20ページに出てるRichard Davisさんのようでした(苦笑)

そしていよいよ最後の晩餐は「ワインカントリー日本語ガイド」というホームページを持たれ、ここBay Areaで個人旅行者向けのワイナリツアーなどされている小林真奈美さんも加わってCrustaceanで。
彼女は2004年にクラッシュパッドで初めてワインを作った日本人とか!!今ではクラッシュパッド・ジャパンもあって日本からでも簡単にマイワインをオーダーできますが、2004年当時は大変だったでしょうね。

シーフードサラダ、味噌が使ってある?マヨネーズ+味噌かな。美味しい!!海老の生春巻き
定番ロースト・クラブガーリック・ヌードル

ワインはFLOWERS Sonoma Coast Chardonnay 2006。デザートはオレンジシャーベット。
明日は帰国です(T_T)
一人はニューヨーク、一人は直行便で東京、私はLA経由東京です。

2008年8月17日日曜日

【北米横断】酔いどれツアー(その19)

さてさて長いバケーションも最後のワイナリー巡りです。

今回はSONOMAでもZinfandelで有名なDRY CREEKのPAPAPIETRO PERRYから始まりROCHIORIを回って、MERRY EDWARDSの新しいワイナリーへ、去年と同じMARTINERIへ行きました。

PAPAPIETRO PERRYはじめいくつかのワイナリーがまとまっています。




PAPAPIETROのサービスマンのMARK。彼とは話が合って大いに笑いあいました。何の話題かは内緒です。だけど、おかげでワイン・クラブ・メンバーにしかサービスしてくれないワインもティスティングさせてくれたり、醸造設備まで見せて貰いました。

PAPAPIETROのDRY CREEK ZIN
すぐ近くにはDry Creekで有名なWilsonもあります。ここは赤ワイン専門ですね。(ロゼも1種ありますけど)
ROCHIOLIは昨年も来ました。今年はSBを購入。
有名な猫がいないと心配していると尋ねると隣のオーナーの家に健在とのこと。ペットの姿を見かけなくなると心配ですね。
MERRY EDWARDSの新しいワイナリーを予約してあったので尋ねました。ここではCooper Smith氏のお嬢さんがお相手をしてくださいました。PN,SBを購入。Queen of Pinot NoirのSBは2005ヴィンテージがRPポイント92です。購入したのは2007、2006より7は素晴らしいとの評価も。それからSUPERでBYRON CH 2005がわずか$16.99だったので衝動買い。それとROESSLER  Pinot Noir Dutton Ranch 2006も衝動買い。

「RoesslerのワインメーカはScott Shapley.彼はRoesslerに加わる前はCrushpadで働いていました.Crushpadで会ったことがあります.なかなか良い人です。 Crushpadの前はSiduriにいた人.ピノ造りには慣れていますね。」とワイン仲間から聞いていましたのでこれを飲むのも楽しみです。

ワイン買いすぎで破産しそうです。

Martinelliには寄ったものの今回は見るべきものなし。


その後、Darioush(ダリオッシュ)に行きましたが、ハーランを超えると豪語しているだけあって、TASTING FEEが$25!!写真だけ撮ってトイレ借りて帰りました(笑)カベルネは良いとあとで聞きました。
夕食は、St. Helenaのミシュランひとつ星TERRA行きました。
オーナーシェフは日本人の曾根さん

和のティストをうまく使い、正直ひねりの効きすぎたAQUAよりストレートで美味しかったです。

私が食べたのは蝦夷あわび、とんかつ(豚肉料理3種盛、角煮+スペアリブ)でした。ワインはSBとCOBBのPN。デザートはティラミス。他の方のメニューから、フォアグラソテー

和牛ステーキ
明日はPINOT DAYSに向かいます。

旅ももう終わり、帰りたくない帰れない(T_T)

2008年8月12日火曜日

【北米横断】酔いどれツアー(その18)

旅はいよいよ終末に近づいて、社会復帰出来ないのではないかとの不安を残し続く(苦笑)

朝は遅めに起きて、Panda Expressで中華定食。これでも軽めな朝食(笑)



その後、路面電車に乗りPIER39に行きお土産を買いました。午後からはNYとTOKYOからワイン仲間たちが着くので、詰まらんものは今のうちに買っておかないと。

途中、サワドゥで有名なBOUDINでPIZZAなどでランチ。



夕刻まずNYより一人到着。午後に着くはずなのに連絡を待っていたら夕刻まで待たされた「先にNAPA VALLEY WINERY EXCHANGE(NVWE)に行った」とのこと。
じつはGeneral ManagerのDenise Johnsonさんに「貴方はいつも買ってくれるから1本から10%オフしてあげる」とのお言葉をいただいていたので、「僕と一緒に行けば10%オフだよ」と言ったら、がっくりしてました。ただし、JCBカードを使うと誰でも10%オフなんですけどね。

二人でちょっとホテル周辺をうろつき、アイリッシュ・パブで一杯。週末だけ会ってすごい混み様だ。

夕刻、用事をすませてきたというtakuya氏と合流し、今回の食のハイライト「ミシュラン二つ星AQUA」へ。実は一つ星も行ったことないんで、星が付くとどう違うか分かりませんが、まあ偉いんでしょ。




ワインはカリフォルニアのシャルドネ FORTROSS CH 2006



先付け(サーディン、アスパラのスープ、サーモンケーキ)


さてこれからがPrefixでアペタイザー、アントレ、デザートから各1種選択で$75。

【Appetizers】

Dungeness Crab
Meyer Lemon Cucumber Caviar, Curry Poppy Seed Vinaigrette
Maine Diver Scallop
English Pea Mousseline, Mint, Morel Mushroom Fondue
Beau Soleil Oysters
Kimchee, Cilantro, Ichimi Pepper
【Entrées】

Warm Scottish Salmon
Sunflower, Mustard Green, Rhubarb & Tomato Fondue


Roasted Atlantic Cod & Pork Confit Under Smoked Chilies
Gigante Bean, Aged Garlic, Fennel Pollen & Meyer Lemon Jus

唐辛子の中から現れたのが、Atlantic Codです。Striped Sea Bass
Saffron Rice, Chorizo, Green Almond, Fruits de Mer
【Evening Desserts】

Passion Fruit Glacé
Coconut Cake, Hibiscus & Java Pepper Sauce, Lychee
Almond Soufflé
Coconut Caviar


Éclair
Peanut Butter Mousseline, Coffee Tuile

感想:すべてにおいて予想を裏切るような味の楽しみ。アメリカに居てアメリカのレストランを超えている。特に私が食べたサーモンはレアになっていてサーモンのトロっとした旨みとハーブ、トマトフォンデュの混然とした味わい。当たり前だろうが、量は国際標準。脂もさらっとしていて全く胸焼けなどしない。

でも「ちょっと変化球過ぎかな?」の感も・・・・