COACH特集

2011年10月28日金曜日

CHATEAU Lalande-Borie 2008 St.Julian

シャトー・ラランド・ボリー 2008 サンジュリアン
正直に言うと、ボルドーは有名シャトーは言うに及ばず、円やかになる様な古いヴィンテージも買えないので、若いヴィンテージを買うと渋くて飲めず、自然と敬遠していました。ワインを少し勉強して、右岸のサンテミリオンやポムロール等、メルロ主体の物や左岸メドックでも、このサンジュリアン村の物などは酸味があり美味しく飲める事がわかってきました。
これはデュクリュ・ボーカイユのジャン・ウジェーヌ・ボリーがラグランジュの一部だった畑を買って始められたそうで、最初のヴィンテージが1979と言うから、当然メドック格付けワインではありません。
当然開いてはおらず、まだまだ固いのでデキャンタポワラーを使って1杯目を。

外観:濃いガーネット
香り:黒い果実、それも干した物の感んじが強いか。タバコや黒胡椒の様なスパイス。
味わい:サンジュリアンらしく酸味とスパイス、カカオのビターがバランスよく口の中に広がります。

以前田崎真也さんが、「最近のボルドーは醸造技術が進み若くても細かなタンニンで十分に飲める物が出ている」と話されていましたが、これなら家で食べる焼き鳥、焼き魚等、幅広い料理にマッチすると思います。

大袈裟かもしれませんが、この村を知ったのはワイン人生の一つの収穫。

これはCOSTCOで2,100円台で購入したものですが、なんと、良年の2003がこの価格で後10本ありました。2007でもっと安い物もありましたが、03がお薦めです。


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2011年10月26日水曜日

The Latria Table HEARTH@Ebisu

恵比寿にあるThe Latria Table HEARTHで食事会。

ここはブルターニュ地方の郷土料理ガレットが味わえる店です。
さて、ガレットに合わせる飲み物は、というとノルマンディー地方とか葡萄の取れない地方で林檎から造るシードルです。

でもこの日は、アルゼンチンの泡。
☆Bodega Norton Extra Brut 
 一流クリスタルメーカーとして有名なスワロフスキー社が所有するボデガ・ノートン。そのボデガノートンがお届けするのはキリッと辛口のスパークリングワイン。 
シャルドネ、シュナン・ブランが原料のようです。爽やかですが、少しビターを感じます。シュナン・ブランは酸が強いワインが出来る様です。

◆Panul Cabernet Sauvignon 2010カベルネ・ソーヴィニヨン100%、ステンレス醗酵のためか味わいはミディアムボディ    
チリはセントラル・ヴァレー ラペル・ヴァレー コルチャグア・ヴァレーD.O.のワイン

ここの料理は300円や500円のものもあり、少しずつ他品種を食べたい酒飲みには嬉しいお店です。
エビのシェリー酒風味のアヒージョ

豚ホホ肉と鶏白レバーのパテ
ガレットピンチョス(Galette saucisseという料理と同じ?) 
丸ごとトマトのチーズフォンデュ~ブルーチーズ入り~

 バーニャカウダ
アンチョビポテト

等々、楽しい料理で会話も弾みました。

ノートンの泡はWASSYさんが最安。


パヌールはここが最安。




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2011年10月19日水曜日

Facebook Party @ Kisyun Kotesashi (フェースブック 飲み会@ 季旬 小手指)

フェースブックで知り合った近所の方からお誘いを受け、所沢市小手指の季旬と言う小料理屋さんで飲み。宗教上の理由から、ワインしか飲んではいけない私はワイン持込(あれ、ビールも飲んでましたっけ!?)
◇Kistler Chardonnay McCrea Vineyard 2007
 ソノマ・マウンテンの北東向きの斜面にある、高品質なシャルドネの栽培に適した冷涼な地域にある畑、マクレア・ヴィンヤード。酸味、ミネラルともバランス良く、流石の味わい。フランス一辺倒の人は濃いと言うのでしょうが、この濃密な味わいはカリフォルニア・シャルドネの真骨頂でしょう。ミネラル感と昆布や鰹節の出汁がマッチしています。
◆Ken Wright Cellars Pinot Noir Abbott Claim 2008
 和食には、ピノ・ノワールだろうと、オレゴンのこれを。オレゴンでも生産量が少ないためかポートランド市内のワインショップでも、みかけないケン・ライト。日本ではさらに限られた数しかインポーターさんに入らなかったためか、市場には出回りませんでした。濃いルビー色、黒ベリーの果実味が前面に出ますが、チョコレートのビターや黒胡椒のスパイスも。

なお、この季旬さん、小手指では知る人ぞ知る店らしいのですが、ネットには見かけません。
お造り。Sashimi
なかなか新鮮なお刺身です。
茸、筍、野菜の炊き寄せboiled mushroom, bamboo shoot, vegetable with Dashi soup.
野菜と出汁味が意外とKistlerとマッチ。
松茸の土瓶蒸しMatsutake Mushroom Dobin Mushi Style (Steam with Earthen Ware Teapot)
今年最初の松茸。Matsutake Mushroom。
フランス産鴨のタタキ。辛子大根おろしと白髭ネギで。French Duck Tataki Style with Mustard grated radish, gray mustache leek(?)

やっぱり、ピノ・ノワールには鴨ですねえ。オレゴン・ピノはワイルド・サーモンのステーキ等にも、グッド。
ワイン会に持って行く事も多いのですが、誰もが美味しいというKistler。一度飲んで見てください。最安は後2本。


アボットクレイムは在庫無し。グアダルーペとサヴォイヤが各1本のみ。アボットクレイムのすぐ近くはグアダルーペですね。現地価格は$55位ですから、良心的な価格かも知れません。



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2011年10月17日月曜日

PETROT-BONNET BRUT EXTRA RESERVA N/V

ぺトロ・ボネ ブリュ エクストラ・レゼルブ N/V
もう10月も半ばなのに蒸し暑い。泡物を飲もうと思い『ワイナリー和泉屋』 の3本セット、2本目。

『シャンパーニュの最南端、レ・リセに拠を構えるシャンパン・ハウス。代々家族経営の小さなつくり手で、地元では高品質なシャンパンを造るつくり手としてしられています。


現在はランソン、フィリポナ、ベスラ・ド・ベルフォン、ボワゼルなど7つのブランドを傘下に 有する シャンパーニュの5大グループの一角を占めるランソン・BCCの一員。

葡萄が命のシャンパン造り、ランソン・BCCの一員となり、より良い葡萄を購入出来、さらに素晴らしいシャンパン・ハウスになりました。』和泉屋さんHPより

こういう小さな造り手には当たり外れも多い様ですが、ここは当たりです。

このシャンパーニュは、リザーブワインの使用率を減らして、フレッシュな造りを狙っているとか。



葡萄品種はピノ・ノワール50% ピノ・ムニエ35% シャルドネ15%で、黒葡萄率が多い造り。リザーブワイン使用率は6-8%で、平均樹齢 25年の葡萄の樹から 100%手摘みで収穫されています。 10の異なるエリアから収穫された葡萄を使用。

外観:シャンパーニュにしては濃いめの黄金色
香り:青いリンゴ、イースト香
味わい:やや強めの炭酸で爽やかさがありますが、口の中を転がすと黒葡萄主体のためか非常にコクというか旨みがあります。

ALEXANDRE-BONNETのシャンパーニュは和泉屋さん自身が輸入しているためかここでしか見られません。

このPETROT-BONNETはこのセットの1本でしか入手出来ません。あと10セット。


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2011年10月15日土曜日

BELGIAN BEER Houblon

ベルジャンビアー オブロン
米国西海岸から来た友人を迎えてワインで盛り上がった後。
こんなお店が途中に。見ればベルギービール専門のお店。「もう1杯だけ行く?」と言うことで寄ってみました。

ビールは何があるのと聞けば、こんな百科事典みたいなビールの写真入りリストが出てきました!!300種類のビールがあるそうです。

私は一番一般的なレフの黒生を飲みましたけど、他の方々はラベルが珍しいからと飲まれていました。

ベルギーで特徴的なビールは、ランビックという種類で、ブリュッセルを中心とした半径10マイル程の地域でのみ作られる自然発酵のビールです。 強い酸味が特徴のため、ブレンドやフルーツ等を加え再発酵させる場合が多いらしいです。

楽天で調べたらレフ黒の瓶入りがありました。涼しくなりましたからこういう濃いビールをじっくり味わうのも良いのでは。




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2011年10月14日金曜日

Japanese cuisine 「Chabozu」@GINZA 酒菜庵 ちゃぼうず

西海岸から帰国した友人を迎えての女子会に参加。Facebookではお付き合いがある方だったのですが、初めてお会いしたとは思えないほどの盛り上がりでした。
メインワインは、彼女のお土産のTESTAROSSA GARYS' VINEYARD Pinot Noir 2007。エチケットが変わったものは初めてです。酸味はあるのですが、少し苺を煮詰めた感じの味わい。いわゆるジャミーな感じです。
このワイナリーは、コンピューター・ソフトウェアーのセールスマンだったロブ・ジェンセンと妻のダイアナが、 '93にサンフランシスコから100キロ程南下したサンタクルーズマウンテンで始めたワイ ナリーです。TESTAROSSAはピノ・ノワールを意識して飲み始めた2006年頃'03をサンフランシスコから持って来てSleepy Hollow Vineyard Pinot Noirを飲んだ事があり、とても香りが良く滑らかなタンニンの美味しいワインでした。ただこの頃はワインメーカーはEDさんだったか、またはその影響が残っている頃だったと思います。今はTESTAROSSAは輸入されていません。でも2007年に門前仲町でTESTAROSSAを飲んだお二人が今回も一緒とは奇遇です。


もう1本は、直前に明治屋で試飲して購入した、DOMAINE CHANDON Charadonnay 2009 Yarra Valley。モエ・シャンドンがオーストラリアのヤラ・ヴァレーでやっているワイナリー。Green Pointと言うスパークリングを飲んだ事はあります。スパークリングを造るワイナリーのスティル・ワインは酸味が強い物が多く、昔は好きではなかったのですが、最近はこういうワインが好きになってきました。まあ、食事に合わせやすい事は確かです。酸味が強めですが、樽が少し聞いていて心地よい味わい。

生うにのなめらかお豆富。もう少し樽の効いたこってり系のシャルドネでも美味しいかも知れませんね。
お造り盛り合わせ。柿を器にするなんておしゃれですね~
名物ごぼうの唐揚

米なすの味噌田楽
サラダ(なんのサラダだっけ?)
ちゃぼうずサラダ

特製土鍋で出てきたのは?
栗ご飯です。
TESTAROSSAは、今はインポータが居ないので扱いがありません。
ドメーヌ・シャンドン シャルドネは楽天の最安値はこれでした。


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2011年10月11日火曜日

Chateau Beau Soleil 2008 POMEROL

シャトー・ボー・ソレイユ 2008 ポムロール

先日、COSTCOに久しぶりに行くと、このワインがありました。AOCポムロールは右岸でサンテミリオンの北隣にあります。ここの高級ワインとしては、まだ飲んだ事は当然ありませんが、シャトー・ペトリュスがあります。ポムロールは同じ右岸のサンテ・ミリオンや左岸のメドックの様にシャトーの格付けはなくお買い得な物に当たる確率も高いし、ややカベルネ・ソーヴィニヨンに比べるとマイルドなメルローが主体のワインが多いので、チキンやポークなどをよく食べる我々日本人には向いているのではないでしょうか?

外観:当然のごとくガーネット
香り:プルーン等の黒い果実(干した?)、鉄っぽいインクの香り、バニラ
味わい:心地よい酸味、それほどタンニンは強くありません。当然固く開かせるのにデキャンタ・ポワラーを使用しました。開くと香りも強くなり、熟成のポテンシャルは高いのではないでしょうか?

調べて見ると、ドキュメンタリー映画「モンドヴィーノ」で有名なワインコンサルタント、ミシェル・ロランがコンサルタントしているシャトーで、1995年以降、シャトー・クリネのオーナー故ジャン・ミシェル・アルコートとミシェル・ロランの手により生まれ変わったとのこと。コスパの良さでも評判のようです。すみませんボルドー詳しくないんで、メルマガの継ぎ接ぎですm(__)m

他の年は、カベルネフランが5%入っているものもあるようですが、このヴィンテージは珍しいメルロー100%。ジャン・ミシェル・アルコートさんの理想はメルロー100%だそうです。メルロー単独の味わいを勉強するには良いかも。

息子が帰って来たので、いつものジュリアーノへ。また、ジュリアーノかと言う無かれ、持込料が安くてまともなレストランは、近所にはここぐらいしかないのです。

今回は。子羊のカチャトラ風煮込みがあったのでそれと合わせて見ました。
ポークの方が良かったかな?

COSTCOではこの'08はなんと2,668円でしたが、ネットでは'07が、2,982円。エチケットが'06あたりから、活字体に変わっているのは何か理由があるのかな?


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