COACH特集

2007年12月9日日曜日

「Merryさんでクリスマス」会

今年もあっという間に最後の月。クリスマスキャロルの流れる頃になりました。光陰矢のごとしとはこのことです。



Merry Edwards Pinot Noir Klopp Ranchの2002~2004ヴィンテージ垂直を中心としたものワイン会です。

泡:
□Merry Edwards2000 CUVEE Meredith Sparkling Wine

   Merry Edwardsさんが手がけた唯一の泡。辛口です、が奥底に甘味も感じられます。熟成のためかかすかなシェリー香も。泡がすぐ消えてしまうのが難点との御意見も。Meredith Estateで最初に収穫されたピノを使ったBlan de Noir。

白:
◇Merry Edwards2005 Sauvignon Blanc

    Pinot Noir専門のMerry Edwardsが出している唯一の白ワイン。抱いていた印象より は濃くない。もっと濃かった印象があったのですが、良い意味の麦藁香といいますか、青い香りもして爽やかな味わい。熟成にも耐えそうです。5年後あるいは10年後飲んだらどうでしょうか?つい最近発表されたWine Spectator誌の TOP100ランキングで40位に入っています。
   
◇Calera Chardonnay 2005 Mt.Harlan

   白をもう一本ということでこの日のMerryさん以外の唯一のワイン。樽の効いたこく旨の白。先日は1年前の2004を飲みましたが、2005はそれより酸が元気か?もう一杯飲みたかった。

赤:
◆ Merry Edwards 2005 Pinot Noir Sonoma Coast
◆ Merry Edwards 2005 Pinot Noir Russian River valley

   RRVのほうがスパイシーでSonoma Coastはエレガントでスムースな飲み口と言う先入観があったのですが、今回、このヴィンテージの両者に顕著な違いは感じられませんでした。ただ、合わせる料理それから開かせる時間がなかったということも考えられます。この辺が大勢の方と少しずつ多くをワインを味わう時の難しいところかもしれません。こういう旨いワインは家で飲み頃とマリアージュを考えて飲めと言うことでしょう。

◆Merry Edwards 2002 Pinot Noir Klopp Ranch
◆ Merry Edwards 2003 Pinot Noir Klopp Ranch
◆ Merry Edwards2004 Pinot Noir Klopp Ranch

   比較的早飲みと言われるカリフォルニアワインですが最近は熟成を要するものが多く出てきているようです。Merry Edwardsのシングル・ヴィンヤードものも5年いや10年以上熟成させたほうが良いとの意見も聞きます。Klopp Ranch2004はリリース当初に飲んだときは素晴らしい香りに感動したのですが、今回は閉じた印象。この3年の中では2002が一番おいしかったと思われました。2~3人で1本なら抜栓後と1時間後2時間後の比較なども出来るのですが、残されてゆっくり飲まれた方は「2004も開いてきたよ」とのこと。こういった開いていく特製やヘタリ度などを小さなソムリエグラスで見極めるプロの方はたいしたものだなあなどと妙に感心してしまいました。

料理はイタリアンレストランで今なお修業中のHさん。本業は研究職のサラリーマンですが、本格的な料理でした。

柿にブルーチーズ、生ハムのオードブル



苺のリゾット。えっと思われるかもしれませんが、意外なうまさです。



私のメタボに貢献(笑)しようと作られた豚バラ肉の黒ビール煮。


しかし、Merry Edwardsの様なワインもカリフォルニアワイン通の間でこそ有名ですが、まだまだ一般には知られていないようです。しかし、WS誌の40位とかで有名になりつつあるので、ますます入手し辛くなるのかもしれませんね。日本にはDPTプランニングさんが少量輸入しています。

Merryさんのワイナリーにはじめて行った日本人であるNさん、今回のワインは全てハンドキャリーのものでした。また、主催者のBさん、シェフに徹されたHさん、ありがとうごさいました。
   

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