COACH特集

2007年12月13日木曜日

Lewman Vineyards

ワイン会が縦続きにあるのでワインはお休み。


今回はワインだけでなくワイナリーの紹介。


オレゴン州セーラムの近くのワイナリーですが、一般にはほとんど知られていません。

オレゴン1小さなワイナリーというのがキーワードです。 日本で手に入らないどころか、アメリカでもほとんど無理でしょう。教師が本業のルーマン氏がリタイア後に本格的にワインつくりを始めるために1992年から始めているところで、ピノノワール専業(ソービニヨンブランも栽培しているそうですが、他所のワイナリーにブドウバルクとして販売してしまっています)。2006年時点の年産は75‐100ケース程度。農薬は一切使っていませんが、オーガニックを標榜するために認証を得るお金がばかばかしいということで公式にはそのように扱われません。ルーマン氏いわく、「オーガニックの認定組織のやつらはゲシュタポみたいなやつらで、高い金を取るんだ。」

少しずつ栽培を増やしているようですが、一番適地に当たるところでまだブドウの植付けが行われておらず、生産量は少しずつ増えるようです。 オレゴン州Salemにあり、Willamette Valley AVAの南端に当たります。地元のレストランなどに卸しているだけで、ご本人の自称はBootleg(密造屋/にせもの)ということです。 香り、味わいのバランスで高く評価されると思います。今後に期待が大きく、積極的に応援をしていきたいワイナリーです。

今年になって、フィルコンサービスさんが輸入を始めるとのことです。でも、数ケースオーダーでしょうから、入手困難にはかわりないでしょうね。下記URLでは日本への配送もやっているように書かれています。ご興味がある方は連絡されてはいかがでしょう。


ちなみに、私は昨年6月にお邪魔して来ました。写真の3本はそのときの2002-2003-2004の垂直試飲から。とてもエレガントかつチャーミングなピノ・ノワール。ルーマンさんの奥様は日本人のかおるさんという方です。


なお、隣はBethel Hightsというワイナリーで、ここのワインも評価が高く、多くはニューヨークやシカゴのレストランに運ばれてしまい、オレゴンでは入手が難しいそうです。





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