COACH特集

2012年2月12日日曜日

DOMAINE CHANDON DE BRIAILLES PERNAND-VERGELESSES 1er LES VERGELESSES 2004

ドメーヌ・シャンドン・ドゥ・ブリアイユ ペルナン・ベルジュレス 1er レ・ベルジュレス 2004
先日、CORTON GRAND CRUを飲んだばかりのDOMAINE CHANDON DE BRIAILLES。今度はPERNAND-VERGELESSES 1er Cru LES VERGELESSESです。


ペルナン・ヴェルジュレス村の「レ・ヴェルジュレス」は泥質の土壌で、ドーメーヌの当主アイマール=クロード・ニコライ伯爵 が“プティ・コルトン”と言っており、タンニンが豊富で、熟成向きのワインになるそうです。  

外観:ルビー、縁にレンガ色が少し入り始めています。
香り:弱いがベリー系の果実香、ハッカ、ドライハーブ等
味わい:酸味は強くなく、タンニンも円やか。果実味が健在でやや甘味すら感じる美味しい飲み物といった感じ。

さて合わせたのは、エスカルゴ・ブールギニヨン。地方名の入った料理は同じ地方のワインがベストと言われているのでこれを開けてみました。

でも、日本ソムリエ協会の教本には、合わせるのは白のシャブリやマコン・ヴィラージュとなっていました。でもバターの感じと樽の効いたシャルドネというのはわかるけど、酸の強いシャブリだと駄目だと思うのです。

トマト味のチキンカチャトラとかも一緒だったですし、とても食事は楽しめました。

 やまやで、2,480円はお得。ネットでもそれほど高くはありません。


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2012年2月8日水曜日

2位じゃだめなんです会?@のみ山

蓮舫さんが閣僚を退かれたからと言うわけではありませんが、ボルドー五大シャトおよびカリフォルニア・カルト・カベルネのセカンドワインを集めて飲もうと言うことで参加してきました。
◇Vougeot Premier Cru le Clos Blanc de Vougeot 2007 Domaine de la Vougeraie(ブラインド)
    ヴージョ 1級“ル・クロ・ブラン・ド・ヴージョ”2007
    珍しいヴージョの白。シャルドネ95%、ピノ・グリ4%、ピノ・ブラン1%。新樽を25%使って16 ヶ月熟成し、清澄はせず、珪素土で濾過。
 適度な酸味とすっきりした雑味のない味わいは流石。ブルゴーニュのシャルドネとはすぐ判りましたが、そもそもヴージョに白があるなど思いもせずorz
 この畑は単独所有(モノポール)、コート・ド・ニュイにありながら十二世紀からシャルドネの畑だとか。

◇2008 Les Plantiers du Haut-Brion Pessac-Leognan
 2008 レ・プランティエール・デュ・オー・ブリオン ペサック・レオニャン
 5大シャトー オーブリオンの白、オーブリオン・ブランのセカンド。生産本数はファーストより少ない希少品。藁のような干し草の香り、口に含むとまろやかな酸味でなかなかの美味。白ワインなのにわずかながらにタンニンを感じるのは珍しい。開いてくるとタンニンは感じられなくなりました。

◆1999 Carruades de Lafite Pauillac
  1999 カリュアド・ド・ラフィット ポイヤック
  シャトー・ラフィット・ロートシルトのセカンド。最初はタンニンも強めで収斂性を感じましたが、30分~1時間と開いてくると、それも丸くなり美味しく変化してきました。カベルネ・ソーヴィニヨン 61%、メルロ 33%、カベルネ・フランとプチ・ヴェルド 1.5%

 '99はパーカーポイント90点市場では5万円前後!!
◆1999 Pavillon Rouge du Chateau Margaux Margaux
 1999 パヴィヨン・ルージュ・ド・シャトー・マルゴー マルゴー
  シャトーマルゴーのセカンドで有名なワイン。タンニンも粗っぽくなく最初から飲みやすいワイン。色は煉瓦色の片鱗もなく、酸味もまだ十分ありまだまだ熟成すると思われます。'88で16,800円

◆2001 Araujo ESTATE Altagracia Napa Valley
 2001 アローホ・エステート アルタグラシア ナパ・ヴァレー
 カリフォルニア・ナパのカルトワイン、「アローホ」のセカンド
 2007のセパージュは90%カベルネソーヴィニヨン, 6%メルロー, 4%プティ・ヴェルド。
 濃いガーネット色、甘草などのハーブ、タンニンはまだ強めながら酸味もあり、果実味の豊かさはボルドーのセカンドを圧倒しています。

◆2003 Harlan The Maiden Napa Valley
 2003 ハーラン・エステート ザ メイデン
   こちらもカリフォルニア・ナパのカルトワイン、「ハーラン・エステート」のセカンド。
 ただ、前のアルタグラシアもそうですが、カリフォルニアワインはボルドーの様にファースト、セカンドと明確にありません。高いラインとそれより安いライン、「リザーブ」とスタンダードの違いのようなものでしょうか?ボルドーは明確にセカンドと言ってファーストにはふさわしくない若い葡萄のワインや日照や土壌の条件が異なるワインをブレンドして出します。これはボルドーの広大な畑は部分部分で葡萄の植え替えを行いトータルで健全な畑を維持していくためと思います。狭い畑ではこうはいきません。
 さて、メイデンは未だ硬く飲み頃はまだかなと言う感じ。チョコレートやカカオのニュアンス。ただ、その昔酸味がないとけなされていたカリフォルニアワインのイメージはかけらもなく果実味、タンニン、酸味もそれぞれあり、熟成が期待できます。

料理はのみ山さんのおまかせで。




何故かヴィンテージは不明です。


けっこう良い値段です。でもファーストは5万位


昔は3,000円台で買えたそうです!!

カリュアド・ド・ラフィット[1999]
カリュアド・ド・ラフィット[1999]
価格:39,900円(税込、送料別)

これなら手が出そうですが・・・・


ヴィンテージは違いますが、こんな値段。


メイデンの同一ヴィンテージ。ナパ・キャブも高くなったなあ!!


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2012年2月4日土曜日

Cono Sur SPARKLING ROSE BIO-BIO VALLEY NV

コノスル ロゼ スパークリング NV
2010年6月にコノスルのスパークリングを初めて購入して、青リンゴをかじったような弾け方に感動。ロゼを発見したので早速購入。

泡はやや粗いが、このロゼは甘くないイチゴソーダとでもいったらよいような方向性に仕上がっていました。ピノ・ノワール100%これで1,300円で買えるとは感動もの!!

蟹鍋、揚げワンタン等、白ワインにしてよいんだかどうしようか、少なくとも赤はないかなと、悩んだ末の選択で、これにしました。

妻としゃべりながら、気付くと1本空いてしまいました:-p

楽天最安は、1,228円でした。春夏に向かってケース買いをお勧めします(笑)


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2012年2月3日金曜日

SPANISH WHITE GUERRILLA REISLING 2010

■ スパニッシュ・ホワイト・ゲリラ・リースリング [2010] C・デ・マエティエラ
【スペイン/バジェス・サダシア・白】  
ワイン仲間がスペインに行って来たのですが、その時ご一緒していた方のお薦めワイン。

リースリングはドイツ・モーゼルが最大の産地ですが、フランスのアルザスでも作られています。
ドイツワインのイメージは甘いワインなのであまり飲まず、もっぱらカリフォルニアやオレゴンの辛口リースリングを飲んでいます。たまにアルザスも、そして安旨ワインで良く登場してくるチリコノスルのものも秀逸です。これらのリースリングはパワーがありぽっちゃりした感じ。アルザスの良いものはすっきり酸味系。

このスペインのリースリングもぽっちゃり系だと勝手に思っていたら、完全に裏切られました。

外観:っや緑がかった淡い黄色。
香り:最初に柑橘、続いて白胡椒、ドライハーブ。
味わい:香りだけでも甘口じゃないなと思って飲んでびっくりこれはできの良いアルザスより上だと思いました。旨味があって後口スッキリ。

家の奥さんが一口飲んで「これドイツでしょう?」で2度ビックリ。門前の小僧習わぬ経を覚えるとはこのことか!!気に入ったそうです。

スペインワインはここ。


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2012年2月1日水曜日

イタリアワイン講座 上級編Abbinamento(アッビナメント)第3回@Manner-BO

1月の第3回は、「キノコとペンネのホワイトグラタン」、「グーラッシュ」に合うワイン。

◇I.G.T. Salento Bianco 2009 [ MATANE] 真ん中
 マタネビアンコ 2009
 アルコール度12%
 使用品種はヴェルドゥーカ、マルヴァジアビアンカ、ボンビーノビアンコ、混合率は不明ですが、常識的には左が多い?
 イタリアのかかとプーリア(Puglia)のワイン

◇I.G.T. Terre di Chieti Pecorino 2009 [ CALDORA ]
ペコリーノ・テッレ・ディ・キエティ 2009
 アルコール度13.5%  ペコリーノ 100%
 アドリア海側の真ん中より少し南のアブルッツォ(Abruzzo)。州都はサミットのあったラクイラ(L'Aquila)

★D.O.C. Colli di Scandiano e di Canossa Lambrusco Grasparossa NV[ CASALI] 右端
 ランブルスコのグラスパロッサ100%アルコール度11.5%
 北部エミリア・ロマーニャ(Emilia-Romagna)、州都はボローニャ(Bologna)。
 種類的には珍しい赤の発泡ワイン。

◆D.O.C. Monferato ”il Baciale" Piemonte 2009 [BRAIDA]
 【ブライダ】イル・バチャレ・モンフェッラート[2009]
 アルコール度15%
 バルベーラ60%、ピノ・ネーロ30%、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー10%の混醸。熟成はバリックで3ヶ月間、瓶内6ヶ月間
 トスカーナと並ぶ銘嬢地ピエモンテのワイン。ピノ・ネーロはピノ・ノワールのイタリア語読み。「神の雫」にも搭登場したワインだそうです。

フリッタータ(ポテト入りイタリアオムレツ)白トリュフオイルをかけて
スピナッチバター炒め(?)
オクラ

課題1:キノコとペンネのホワイトグラタン
     私はやや樽の効いたプーリアのSalento Bianco を持参。個人的には美味くマッチ舌かなと自画自賛。樽のバニラやマロラクティック発酵のヨーグルト的な風味はクリーム系の料理に良く合います。
テッレ・ディ・キエティも綺麗な酸が後口をきれいにぬぐってくれ、次の一口をリフレッシュしてくれます。
課題2:グーラッシュ
     私の作る塩漬け豚のポットシューとレシピは似ており、塩漬けした豚肩ロースをキャベツと煮込む料理です。ただ、ドライパプリカ(赤ピーマン?)の粉が入るので赤い色をしています。

ランブルスコの少し甘い感じ。
モンフェッラートのベリー系の香りが特徴的な華やかな香り、バランスが良く滑らかな味わい。
どちらもこの料理とは上手くマッチングしました。

次回は何の料理とのアッビナメントでしょうか?楽しみになってきました。

マタネビアンコは安くて美味しいです。

売り切れでした、参考までに
ペコリーノ・テッレ・ディ・キエティ
ペコリーノ・テッレ・ディ・キエティ
価格:1,800円(税込、送料別)

同じ造り手は見つからず、グラスパロッサのランブルスコはこんなところ?


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2012年1月29日日曜日

Roederer Estate Chardonnay Anderson Valley 2008

いつもSonomaまでは行くのですが、San Franciscoから3時間以上かかるのでなかなか行けないAnderson Valley。さらに一番奥の方にあるRoederer Estate。Stil Wineも真面目に造っていました。

ロデレール・エスティト シャルドネ アンダーソン・ヴァレー 2008
シャンパーニュのLouis Roedererがアンダーソン・ヴァレーで営むワイナリー。


外観:黄金色とまでは言えない、標準的な黄色。やや緑の色調。
香り:レモンや青いミカンのような酸味の強い柑橘系の香り。
味わい:強めの酸味。しかし切れの良いすっきりした後口。なによりも雑味がないのが自分の好み。

シャンパーニュ騎士団の方もここのスパークリングは本家のLouis Roedererと負けないくらい美味しいとおっしゃっていましたが、ここのシャルドネとピノ・ノワールも美味しい。しかも$20と格安。

価格の安いシャルドネは、往々にして酸味もあるけど苦味などが出てくるのですが、これはすっきりして食事にとても合わせやすいと思います。日照があって寒流による寒さもある、カリフォルニアで上手に造ればとてもおいしいワインが造れると常日頃思っていたのがその通りと一人納得したのでした。
カリフォルニアのスパークリング・ワイン・メーカーはカーネロスにある、テタンジェのドメイン・カーネロス、モエ・シャンドンのドメーヌ・シャンドン・カリフォルニア等大きな城のような設備で観光客向けなのですが、ここは木造の質実剛健な建物。
なかなかに渋い作りです。




入口はこんな感じ。
実はオレゴンのLong Playのシャルドネ2種とこれをブラインドで出したら面白いと思っていました。


「このうちカリフォルニアワインはどれか?」とやったら誰もが2008のLong Playがカリフォルニアだと言うでしょう。人によってはブルゴーニュ・ブランと言うかも(笑)




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2012年1月28日土曜日

オレゴンワイン会@manner-bo

昨年末より開催を企画しておりましたが、先日やっと9名で開催しました。
自分として美味しいと思ったオレゴンワインを皆様に味わっていただきご感想が聞きたかったのです。

☆スパークリング
Domaine Meriwether Captain Clark Cuvee Brut 1999 
ドメーヌ・メリウェザー・キャプテン・クラーク・キュベ・ブリュット1999
今回購入してきたものではありませんが、スパークリングワインで乾杯しようとセラーから持ち出してきたもの。
ワインメーカー、ジャン・ルイ・デュノワは、シャンパーニュ地方に5世代つづく栽培家の出身。ここのディスカバリー・ブリュットNVは、ホワイトハウスの昼食会に出され、ノースウェストを代表する プレミアム・スパークリングとしてその名が知られました。


イーストの香り、滓からの旨みがすっかり溶けだして、噛みしめると美味しいそんな感じのスパークリン グ。’98が最初のヴィンテージで、’99は2作目。この上級 キュヴェは10年してから出荷したそうです。これで3,780円と言うのはお買い得。

◇白ワイン
・LONG PLAY Lia's Vineyard Chardonnay  2008
Chardonnay  2009

新しいワイナリー「ロングプレイ」。チェヘイラムにあるLia's Vineyaradの葡萄から造られるワイン。2007-2010までのワインメーカーはAron Hess。1883年創業のリヴァモア・ヴァレーにあるウェンテ(Wente)のクローンを使用しているとのこと。
コンセプトは「食事妨げずそれに寄り添うワイン」。“Analog Wine for a Digital World”



'08は樽が効いて、カリフォルニアワインと言ってもわからないと思われるクリーミーなシャルドネ。’08は出来の良い年ゆえか?逆に’09はブルゴーニュ・ブランのような酸の効いたワイン。垂直で味わうと違いが際立って面白い。投票の結果は’09が好評でした。

次は赤ワイン。
・SEUFERT Johan Vineyard Pinot Noir 2009

セフォーのワイナリーはデイトン(Dayton)にありますが、このワインの畑はセーラム近くのリッカーオールでAVAはウィラメットヴァレーになります。

こうして飲み比べると、土臭さ、茸、濡れた皮の印象があり、参加者の方からは、一番オレゴンらしいとの指摘がありました。

・SOLENA Guadalupe Vineyard Pinot Noir 2009
Ken Wrightも使っているヤムヒル・カールトンAVAの畑の葡萄

今回の中では一番酸味があり、香りも綺麗で私は個人的に気にいったワイン。まあ、優等生的と言うか個性がないと言えばそうなのですが。



・METHVEN FAMILY VINEYARD HOUSE BLOCK Pinot Noir 2008
ワイナリーはデイトン(Dayton)。HOUSE BLOCKと言うとおりワイナリーの周りの畑から。
参加者の声は「シラーみたいだ」。確かに濃厚でピノに近い南のシラーだと言えばそう思いこんでしまう味わい。

・ALEXANA Shea Vineyard Pinot Noir 2009
同じくヤムヒル・カールトンAVAの有名畑。オレゴンワインは知らなくてもShea(シェイ)は知っていると言う人も多い。カリフォルニアのカルトワインSine Qua Nonも1996年から2003年まで造っていました。ワイナリーはNewburgにあります。Wine Advocate 94Point
オーナーのDr,Revanaはナパであのハイジ・バレットををワインメーカーに迎えカルト・カベルネを生産しています。こちらのワインメーカーはLynn Penner-Ash。

カリフォルニアのピノ・ノワールの様な果実味たっぷり。

番外編
★Williams Selyem Pinot NoirPEAY Vineyard 2006
 主催者がもう1本どうだと言ってセラーから出してきたカリフォルニア・ピノ・ノワール。
熟成のためか、実に旨い。ミネラルの説明にぴったりの旨み。酸味、果実味では説明のつかない出汁のような感じが奥底からじわじわ伝わってきます。先日訪れたLittoraiで、若い従業員が「UMAMI」と言ってきて最初は「?」だったのですが、彼がワインの旨みのことを言っているのだとわかりびっくりしたことがあります。この旨みはなかなかオレゴンでは見つけられないのです。


料理は主催者手作り。
アヴォカドとエビのサラダ。キッシュ、オリーブ、カナッペ盛り合わせ
 サーモン、タコのカルパッチョ
サモサ
 オレゴンスタイルポークグリル、ジャガイモのローズマリー風味添え
ポテトは私が造りました(笑)

ソレナの’08はわずかですがここにありました。


こんなのもありました。


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