COACH特集

2012年11月9日金曜日

イタリアワイン講座 上級編Abbinamento(アッビナメント)第11回@Manner-BO

今回は
・ほうれんそうと牡蠣のグラタン
・サルシッチャ&ローズマリーのカサレッチャ
がテーマ
ワインは左から

・Rotari Talent Brut Reserve 2004
 前菜に合わせて講師から。
 イタリア最北トレンティーノ=アルト・アディジェ州のD.O.C.トレントのスプマンテ(スパークリング)。シャルドネ90%、ピノ・ネッロ(ピノ・ノワール)10%。瓶内熟成48ヵ月。きめの細かい泡立ち、すっきりした雑味になさがスターターとしてとても良いワインですね。

タレント(Talent)とは、イタリアのD.O.C.G.またはD.O.C.発泡ワインをタレントと呼ぼうと言う生産者の集まりだそうで、指定地域内で収穫された、栽培指定ブドウ品種(シャルドネ、ピノ・ビアンコ、ピノ・ネーロ)のみで製造され、瓶内熟成期間は最低15カ月という、厳しい規格に適合したワインのみが「タレント」と呼ぶことが出来ます。アルト・アディジェばかりでなく、ロンバルディア、ヴェネト、フリウリ、ピエモンテの一部業者も参加している活動。

ロータリはイタリアのスプマンテ生産者の第三位の大手。

・I.G.T. Venezia Giulia "Vino degli Orti"2009 [Tercic Matijaz:アジエンダ アグリコラ テルチッチ マティアズ] 14% (㈱アルトリヴェッロ)
 北イタリア、ヴェネチア・ジューリアの白ワイン。フリウラーノ50%/マルヴァジアイストリアーナ50%
 もっと繊細なワインと想像したが、 果実味がありクリーム系の料理には良く合いますね~

フリウラーノ&マルヴァジア=イストリアーナの混植混醸ワイン。今では珍しい同一畑に異種葡萄を植え一緒に醸造すると言う造り方です。 

・I.G.T. Langhe Chardonnay "Serbato"2010 [Batasiolo] 12.5%(㈱コンドンヴェール)
 私の持ち込み。 ブルゴーニュっぽいシャルドネを期待しましたが、ブルはブルでもシャブリの樽を使っていないタイプみたいに酸味の強いタイプでした。写真には写っていないのですが酢の効いた「小鯵の南蛮漬け」の方が良く合いました。

・D.O.C.G. Vernaccia di San Gimignano 2011[[Villa Puccin] 12.5%(㈱アルカン)
 トスカーナのD.O.C.G.ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ。1966年最初のD.O.C.に認定されたそうです。(D.O.C.G.としてはアルバーニャ・ディ・ロマーニャに続いて2番目として1993年に認定
 白い花の香り、白桃の様な丸い口当たり。クリーム系のはこういうのが良いですね。



・D.O.C. Etna Rosato 2011 [Tenuta delle Terre Nere] 13.5% (㈲ フードライナー)
 シチリアのロザート(ロゼ)。シチリアの代表的黒葡萄ネレッロ・マスカレーゼが98%、補助品種ネレッロ・カプッチョ2%で造られています。 ネレッロ・マスカレーゼは酸が強いのが特徴です。
 辛口のロザートはよほど濃い味の肉料理以外魚から肉料理まで幅広く合わせられます。



牡蠣のクリーム系と言えば、カリフォルニア・シャルドネ、またはブルゴーニュのムルソー等、樽の効いた白ワインが良いのですが、イタリア産の3,000円以下と言うこの講座の趣旨から探すと意外に難しい。今回は少し外したかと反省orz


バーニャカウダ
牡蠣とほうれん草のグラタン
サルシッチャ&ローズマリーのカサレッチャ

サルシッチャとは、豚の生ソーセージのことで、塩と香辛料で豚肉を味付け腸詰したもの。
今回は腸詰ではなくラップしてパスタに加えたとのこと。





 ロータリのミレジメ



北部イタリア、ヴェネチア ・ジュリア州

ヴェルナッチャ・サンジミニャーノ
エトナ・ロザートは少量輸入だそうで入手困難。 にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
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