昨年に開催された「スペイン料理とシェリー酒のマリアージュ」の第2回に参加してきました。
場所は赤坂サカス内Bizタワーのスペイン料理店「
MODERN Catalan SPANISH “Bikini”」
まずはCAVAで乾杯。
シャルドネ70%、土着品種チャレロ15%、マカベオ(ビウラ)15%。
日本でみかける多くのCAVA(カバ) はチャレロやマカベオ(ビウラ)の比率が多いのですが、これはシャルドネが主体。それゆえフランスのスパークリングの様なすっきりした味わいでした。もう少しビターなものが多いと言うのは安いものばかり飲んでいるから?
今回のカバとシェリーのエチケットは写真に撮らなかったので、最後に商品紹介で。
Fino(フィノ)と「タパス8種盛り合わせ」。
”Bikini”と書いてある紙の中はイベリコ生ハムとチーズのホットサンド ”BIKINI” です。
どれも一口ながらとても美味しい。産膜酵母熟成のFinoはパロミノ100%。何十年も熟成した白ワインの様な味わいもあります。
Manzanilla(マンサニーリャ、マンサニージャ)と「魚介と茸の冷製アヒージョ」。
Finoにはない酸味があります。何となく海辺の塩味も感じます。ミネラル由来の物でしょう。
邪道かもしれませんが、マンサニーリャをトニックウォーターやジンジャーエールで割ったレブヒート(Rebujito)というカクテルもスペインでは良く飲まれているようです。
Amontillado(アモンティリャード)と「秋刀魚のミ・キュイ」。
茄子のエスカリバーダ(カタルーニャの焼き野菜のサラダ)と重ねてテリーヌ仕立て。
フィノやマンサニーリャをさらに、酸化熟成をしたもの。熟成の過程で酸幕酵母は消失。
パエリヤが出来上がったようです。
Oroloso(オロロソ)と仔羊のパエリア。
クミン等秘伝のスパイスを利かせた味わい。
オロロソは17%以上アルコールを強化し参加熟成させたもので、炒ったアーモンドナッツやクルミの様な香りがします。
Pedro Ximénez(ペドロ・ヒメネス)とヴァニラのムース、チョコレートムース
葡萄を干して糖度をあげ、その果汁から造られたワイン。イタリアだと甘口はレチョート、辛口(残糖なしまで発酵)アマローネと言います。フランスでは「ヴァン・ド・パイユ」って藁のワインが有名ですね。
まだ飲んでいませんが、藁のワインも紹興酒っぽくなると聞きました。
干しブドウの香とチョコレートムースが良く合います。ヴァニラムースは微発泡(?)でシュワシュワっとしてます。不思議な食感。
ペドロ・ヒメネスは葡萄の名前ですが、例の壁画をお猿さんの絵にしてしまったのは、セシリア・ヒメネスさんです(笑)
スペシャル動画集ですv(^_^)v
・ベネシアンドールの絶妙な技。こうするとシェリーに空気が加わり香りが開きます。
・ゲストに来ていた
MASAKIさんのスペシャルパフォーマンス。
素晴らしい会になりました。
今回のワインたち、楽天での最安値を探してみました。
☆Codorniu Cuvee Laventos NV
コドーニュ・セレクション・ラヴェントス・NV
◇Jerez de la Frontera Fino El Maestro Sierra
ヘレス・デ・ラ・フロンテラ フィノ エル・マエストロ・シエラ
◇Manzanilla La Sanluquena Teresa Rivero
マンサニージャ ラ・サンルケーニャ テレサ・リベロ
◇Amontillado del Puert 1/10 Emilio Lustau
アモンティリャード・デル・プエルト 1/10 エミリオ・ルスタウ
アルセマニスタ(注)と契約した特別で個性豊かなシェリー。1/10はソレラの数を表します。
つまり10樽を積みあげたソレラを表します。
注:アルマセニスタ(Almacenista)
古くから伝わる蔵をもち、代々受け継がれてきた秘蔵のシェリーをストックさせている人々のこと。またはそのシェリーのこと。
◇Alfonso Oroloso Gonzales Byass
アルフォンソ オロロソ ゴンザレス・ビアス
◆Jerez de la Frontera
Pedro Ximénez El Maestro Sierra
ヘレス・デ・ラ・フロンテラ ペドロ・ヒメネス エル・マエストロ・シエラ
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