蓮舫さんが閣僚を退かれたからと言うわけではありませんが、ボルドー五大シャトおよびカリフォルニア・カルト・カベルネのセカンドワインを集めて飲もうと言うことで参加してきました。
◇Vougeot Premier Cru le Clos Blanc de Vougeot 2007 Domaine de la Vougeraie(ブラインド)
ヴージョ 1級“ル・クロ・ブラン・ド・ヴージョ”2007
珍しいヴージョの白。シャルドネ95%、ピノ・グリ4%、ピノ・ブラン1%。新樽を25%使って16 ヶ月熟成し、清澄はせず、珪素土で濾過。
適度な酸味とすっきりした雑味のない味わいは流石。ブルゴーニュのシャルドネとはすぐ判りましたが、そもそもヴージョに白があるなど思いもせずorz
この畑は単独所有(モノポール)、コート・ド・ニュイにありながら十二世紀からシャルドネの畑だとか。
◇2008 Les Plantiers du Haut-Brion Pessac-Leognan
2008 レ・プランティエール・デュ・オー・ブリオン ペサック・レオニャン
5大シャトー オーブリオンの白、オーブリオン・ブランのセカンド。生産本数はファーストより少ない希少品。藁のような干し草の香り、口に含むとまろやかな酸味でなかなかの美味。白ワインなのにわずかながらにタンニンを感じるのは珍しい。開いてくるとタンニンは感じられなくなりました。
◆1999 Carruades de Lafite Pauillac
1999 カリュアド・ド・ラフィット ポイヤック
シャトー・ラフィット・ロートシルトのセカンド。最初はタンニンも強めで収斂性を感じましたが、30分~1時間と開いてくると、それも丸くなり美味しく変化してきました。カベルネ・ソーヴィニヨン 61%、メルロ 33%、カベルネ・フランとプチ・ヴェルド 1.5%
'99はパーカーポイント90点市場では5万円前後!!
◆1999 Pavillon Rouge du Chateau Margaux Margaux
1999 パヴィヨン・ルージュ・ド・シャトー・マルゴー マルゴー
シャトーマルゴーのセカンドで有名なワイン。タンニンも粗っぽくなく最初から飲みやすいワイン。色は煉瓦色の片鱗もなく、酸味もまだ十分ありまだまだ熟成すると思われます。'88で16,800円
◆2001 Araujo ESTATE Altagracia Napa Valley
2001 アローホ・エステート アルタグラシア ナパ・ヴァレー
カリフォルニア・ナパのカルトワイン、「アローホ」のセカンド
2007のセパージュは90%カベルネソーヴィニヨン, 6%メルロー, 4%プティ・ヴェルド。
濃いガーネット色、甘草などのハーブ、タンニンはまだ強めながら酸味もあり、果実味の豊かさはボルドーのセカンドを圧倒しています。
◆2003 Harlan The Maiden Napa Valley
2003 ハーラン・エステート ザ メイデン
こちらもカリフォルニア・ナパのカルトワイン、「ハーラン・エステート」のセカンド。
ただ、前のアルタグラシアもそうですが、カリフォルニアワインはボルドーの様にファースト、セカンドと明確にありません。高いラインとそれより安いライン、「リザーブ」とスタンダードの違いのようなものでしょうか?ボルドーは明確にセカンドと言ってファーストにはふさわしくない若い葡萄のワインや日照や土壌の条件が異なるワインをブレンドして出します。これはボルドーの広大な畑は部分部分で葡萄の植え替えを行いトータルで健全な畑を維持していくためと思います。狭い畑ではこうはいきません。
さて、メイデンは未だ硬く飲み頃はまだかなと言う感じ。チョコレートやカカオのニュアンス。ただ、その昔酸味がないとけなされていたカリフォルニアワインのイメージはかけらもなく果実味、タンニン、酸味もそれぞれあり、熟成が期待できます。
料理はのみ山さんのおまかせで。
何故かヴィンテージは不明です。
けっこう良い値段です。でもファーストは5万位
昔は3,000円台で買えたそうです!!
これなら手が出そうですが・・・・
ヴィンテージは違いますが、こんな値段。
メイデンの同一ヴィンテージ。ナパ・キャブも高くなったなあ!!
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