COACH特集

2009年4月20日月曜日

カリフォルニア・ワインの熟成


NYからuさんが一次帰国なさり、お持ち帰りのワインたちと参加したワイン仲間の持ち込んだワインを飲むワイン会。テーマは「カリフォルニア・ワインの熟成」ということで10年以上たつ古酒などがそろいました。久々にお会いする顔ぶれもあり楽しいワイン会でした。

ワインリストはuさんの日記から。
KistlerのシャルドネDutton Ranchは綺麗に熟成してました。 1994 Williams Selyem PN RiverBlock Vineyardは最近美味しいと思っている甘味が少ないブルゴーニュスタイルのワイン。2006の果実味とは対照的でした。 それと、Rochiolli、 Caleraが印象に残りました。うちにあるワインのどれが熟成するまで持つかなあと思ってしまいました。

◇2007 Beau Paysage CH Tsugane Japan (Blind)
ブラインドのボー・ペイサージュは、シャルドネとはわかったものの、フランスかカリフォルニアかと悩んでいましたが、日本の新進生産者岡本さんが造るのシャルドネだそうです。スッキリした酸がありますし、後味にも雑味がなくよいワインだなと思いました。
☆1998 Vilmart Champagne Cuvee Creation
酵母に由来するイースト香がかなりします。10年以上経っているヴィンテージ・シャンパーニュ。のみ山名物の沢庵の燻製とか合いそうとの意見多し。

◇2007 Maranges CH Domaine Chevrot 奥方が日本人のブルゴーニュのワイナリーだそうで、きれいな酸とバランスの取れた旨みがあります。最近のストライクゾーンに近い。

◇1988 Kistler CH Dutton Ranch Russian River Valley

とは言いつつも20年以上経ったキスラーも流石の味わい。1本をじっくり飲んだら素晴らしいだろうなあと思わせる変化。カリフォルニアは熟成も問題ないと思える逸品。

◆1994 Williams Selyem PN RiverBlock Vineyard Russian River Valley(右)
◆2006 Williams Selyem PN Rochioli RiverBlock Vineyard Russian River Valley (左)



驚いたのがこの2本の違い。全く同じ畑で同じブランドでありながら方向性が異なります。右は14年経ってもきれいな酸がたってます、方や6年は果実味のある所謂上級カリピノ。数年前本格的にピノ・ノワールを飲むようになったのもワイン会でこういう果実の香り、果実味いっぱいのワインに魅せられたからですが、最近は右の酸がありながらも旨み(としか表現できないのが悔しい)のあるピノ・ノワールがストライクゾーンです。

もともとのオーナーBurt Williamsがこのワイナリーを売却したのが1997年とのこと。造り手の違いと流行の方向性、色々な要因があるのでしょう。

◆2001 Rochiolli PN West Block Russian River Valley

これもストライクゾーン。ROCHIOLIとゴシック体(?)で書いたタイプはよく見かけますしワイナリーでも購入可能です。しかし。このJ.Rochioliはメーリングリスト販売のみとのこと。「7年(?)ぐらい待てば入れるんじゃない?」だそうです。

◆1991 Calera PN Central Coast

数年前にヤナギヤで2,980円でNさんが手に入れたもの。カレラの古酒はうまい。我が家のJensenはますます飲めなくなりました。こうなると肝臓がへたるか、熟成するかの勝負ですね。

◆2005 Jonata PN La Poesia de Jonata Santa Rita Hills

有名な10万はくだらないというScreaming EagleのオーナーがSanta Ynez Valleyで造るワインだそうで、所謂果実味たっぷりのカリフォルニア・ピノ。でもこれはこれで好きですよ。

◆1995 Pine Ridge CS Napa

この日、唯一のカベルネ・ソーヴィニヨン。14年経ったナパ・カベは熟成の味わい。こうなると和食系にも合わせられるかも知れません。

◆1999 Great Wall Red Wine China

Nさんが座興で持ってこられた、中国ワイン。GREAT WALL=万里の長城。ヴィテス・ラブルスカでは無いかと思うFOXY FLAVORが特徴か(笑)Nちゃん、ごめんm(__)m
◆2005? Holus-Bolus Syrah Santa Ynez Valley
美味しいワインと楽しい会話であっという間に時間が過ぎてしまいました。 最後の1本は私が帰ったあと飲んだらしい(-_-#)遠いと損だなあ(苦笑)

成田から重いワインを引き摺って直行されたuさん、古酒、名酒を持ち込まれた皆さん御馳走様でした。

会場だったのみ山のくるくんさん、いつも美味しい料理ありがとうございました。



このイチゴとフォアグラはすごい。酸味と甘みがフォアグラにマッチするのは知っていましたが、今までに味わったことのない旨さでした。

フォアグラにポートワインはレストランでも薦められますよ。



2007年はカリフォルニアは良い年と聞きます。これを買われて10年20年熟成させてみては?



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2009年4月15日水曜日

Santa Barbara County Vintners Festival

昨年6月にサンタバーバラ郊外のワイナリーに行ったときはたまたま、Open Houseの日程と重なりClos Pepeなど珍しいワイナリーにも行けました。旅行したときにこんな機会が重なると嬉しいですね。FacebookというSNSに入っておりまして、ここには昨年Santa Barbaraお世話になったBenjamin Silverはじめ色々なワインメーカーがメンバーです。去年の6月Lompocのワイナリー(と言うよりほとんど醸造施設そのもの)にOpen Houseで訪れ少しお話しし、翌週のPinot Daysでも講演を聴きブースでも話をしたPeter Cargasacchiですが、Facebookで発見し図々しくもお友達にして貰ってます。そのPeterからお知らせが来ました。今週末LompocでOpen Houseだそうです。

先日、ロゼみたいなピノグリはワイン会で飲ませていただきましたが、シャルドネはどうなんでしょうかね? 写真は、熊さんではなくPeterその人。 そのときティスティングしたPoint Concepción Celestina Pinot Grigio。
お近くの方(見てる人居るかな?)行ってみてはいかがですか?

詳細とワインリストは下記の通り。

Cargasacchi Winery will be open on Saturday April 18th and Sunday April 19th from 11am - 4pm for our Spring Open House.

Here's what we'll be pouring!

Cargasacchi Wines New 'Pre-Releases':

2008 Cargasacchi Invincible Sun Late Harvest Pinot Grigio

2007 Cargasacchi Sta. Rita Hills Pinot Noir Cargasacchi Vineyard

2007 Cargasacchi Santa Barbara County Pinot Noir Cargasacchi-Jalama Vineyard

Current Releases also poured:

2006 Cargasacchi Sta. Rita Hills Pinot Noir Cargasacchi Vineyard

2006 Cargasacchi Santa Barbara County Pinot Noir Cargasacchi-Jalama Vineyard

Point Concepción Wines New Release:

2008 Point Concepción Caponera Chardonnay Current Releases also poured:

2007 Point Concepción Celestina Pinot Grigio

2005 Point Concepción Encantado Syrah

2005 Point Concepción Cuvee Jalama Syrah

2005 Point Concepción Esplandia Syrah Rosé

And we just may pull out a few Library wines as well...

Wines will be offered for sale at mailing list prices. Come join us!
Aplil 18th at Lompoc

ここに有ったのですが、もう売り切れのようです。次の機会のために参考まで




Benjamin SilverからもFacebookで案内が来ました。4日間の通しVISAがあって、彼のワイナリーもLompocでのフェスティバルに参加するようです。4日間の通しVISAがあるようです。PeterもOpen Houseなんですね。 Benjaminのワインを置いているLos OlivosのワインショップWine Countryでもティスティングを大々的にやるようです。 今週末は、サンタバーバラに行きたかったなあ。


Benjaminはサンタバーバラで少年少女に合気道を教えてる大の日本びいき。 一昨年結婚したばかりの奥様と。

Vintner's Festival at River Park in Lompoc, CA on Saturday from 1-4pm


SILVER Tasting at Wine Country in Los Olivos with me on Sunday 12-4pm


(This is a Weekend Visa Passport Tasting)


Hope to see you there! Benjamin



私はこの2003のヴィオニエがお気に入りです。熟成が進んで飲み頃です。



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2009年4月14日火曜日

BATON CHARDONNAY HEINTZ VINEYARD SONOMA COAST 2006 

バトン シャルドネ ハインツ・ヴィンヤード ソノマ・コースト 2006 何度も書いているがサンフランシスコのワインショップNAPA VALLEY WINERY EXCHANGEのホームページを何気なく見ていたらお奨めのワインとして出ていたシャルドネ。ここは日本語の出来る従業員の方もおり、親身に相談に乗って貰えるのもありがたいし、ある程度英文でメールがわかれば専門のセールスの人から直接お奨めも聞け、いち早くブティックワインの情報も入手出来、ワイナリーから直接日本国内に国際宅急便で送って貰えます。その時はカリフォルニアの消費税(今月から9.5%!!)もなし。12本まとめると10%オフ。(あの私は何も貰ってませんから念のため)

このワインはGary Pisoniの息子さんJeff Pisoniがワインメーカを勤めると言うので興味を持ちました。Jeff PisoniはPisoniのセカンドラベル的なLuciaのワインメーカーをしていて、ここのワインはロゼとシャルドネを飲んだことがあります。Pisoniと聞いただけで何だか濃いイメージを持つ方もいるようですが、息子さんのスタイルか辛口のエレガントなワインでした。これも樽は適度に効いていますが濃い果汁をまろやかに仕上げています。白い花の香り、桃や富士りんごのような丸みのある果実の味わい、徐々に開くと蜂蜜香もしてきます。

Williams SelyemやDUMOLでも聞いたことのあるHEINTZ VINYARDS。有名畑の葡萄を別けて貰うだけでも、醸造家やワイナリーの評価が高くないと駄目とのこと。

3月にワイン仲間と飲んだときは上質のシャルドネではあるものの、アフターにほんの少し苦みを感じたのですが、同席した人たちに聞いたところ「そんなこと無いよ」とのお答え。今回改めて飲んであのときの印象はなんだったろうか?と考えてしましいました。このクラスになるとカリフォルニアのシャルドネの独壇場のような気がします。といって、ブルゴーニュの数万円クラスは飲んだことはないのですが。

ルチアのシャルドネはわずかながら在庫があるようです↓




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2009年4月13日月曜日

ルクルーゼ・ココット・オーバル

ルクルーゼ・ココット・オーバル23Cmを手に入れたのでワインに合う料理は出来ないものかと簡単そうなレシピを試して見ました。週末には届くのを見越して豚肩肉のブロック(約450g)に岩塩を刷り込んで冷蔵庫に3日間ジップロックで塩漬けにしました。ここは必ず自然塩を使う必要があるそうです。このまま茹でてもおいしいのですが、今回はまずサラダ油とバターで表面に焼き色を付けながら、玉ねぎ(半個から1個)を空いている面で玉ねぎを炒めます。バター、サラダ油とも大さじ1杯。強火で加熱したココットでバターの泡が消えたら炒めます。そこにキャベツざく切り(半個)を加えワイン1/4カップを加え蓋をして30分弱火で蒸し煮します。今回は消費期限が迫っていたソーセージも加えました。食前に胡椒で味を調え肉をスライスして野菜の上に並べマスタードや柚子胡椒で食しました。

しまった、焦って食べたので写真撮り忘れ(T_T)

しかし、我ながら、ピノ・ノワールにぴったりの料理でした。煮込み料理こそ家で作るに限りますね。

次の晩には我が家のチーフシェフが残りのワインを使ってチキンの煮込み料理を作ってくれました。肉と野菜の旨みがワインで引き出されまさに、「まいう~」です。 これは食する前にパチリ。
これもピノ・ノワールと相性抜群。

しばらくはココット料理に嵌りそうです。 今度は魚かな。


同じチェリーレッドのもので楽天最安値は16,800円でした。↓  これは安いかも知れません。



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Beaux Freres Willamette Valley 2006

久々にオレゴンPinot Noirを飲みました。昨年以前はBelles Soeursと呼ばれていたBeaux Freresのセカンド的なワインですが、6年(?)からBeaux Freres Willamette Valleyとなりました。ここはRobert Parkerの義弟のワイナリー。パーカー氏も出資しているため、WA誌のポイントはつけないとか。このワイン、パーカーさん好みの濃いワインではなくまさにブルゴーニュスタイル。
前日に開けたJeffelinのジェブレイ・シャンベルタンとの比較してみたいと思い開けてみました。
まず、Jefflinですが、上出来と言う2005の村名だけあって濃いことは濃いのですが、ドライな印象は一晩おいてもそのまま。しっかりしたタンニンはありながら甘い香りが開いてきませんでした。
もう1本買って、数年取って置いたらどうなるのかと思いました。

Beaux FreresをJeffelinのジェブレイ・シャンベルタンと比較するとこちらはドライでありながら旨みが勝ります。黒いベリー系の香り、少し甘味もありますが、現在の私のストライクゾーンです。

これ、オレゴン州ポートランドのワインショップVinopolis$44だったと記憶していますが、日本では倍ぐらいします。まあ、空輸送料などかかりますから、3千円位の差ですかね。ポートランドは消費税がないので、他州で買うよりは割安になります。

楽天で在庫ありは、2005ヴィンテージですが、ここ↓  9,690円。



本来のボーフレールは14,490円↓  これはちなみに$69ですね。



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2009年4月2日木曜日

和食とワイン@越中島「初乃」

送別会、歓迎会シーズンということで、職場仲間が「良い店ですよ」、と言うので越中島の海洋大学前にある酒亭「初乃」へ。自分で探した店ではないし、仲間も「ワインは置いてあるかな?」と言うので日本酒か焼酎でも飲もうと思っていましたが、店に入ると入り口右に20本程度のワインセラーがある。品数こそ少ないが、こだわりを感じるワインの品揃え。乾杯の生ビールの後はワインで、と言うことになりました。和食で白ワインと言えば、甲州でしょう。ここ、中央葡萄酒には昨年の5月に行ってきましたが、「甲州の苦みを抑えるのに尽力している」とのこと。後口のすっきりさは特筆もの。グラスもリーデルのオーではないでしょうか? 肉系に移って、マダム・ルロワのブルゴーニュ・ルージュ 2000。2000年はヘタレの年と聞いていましたが、これはなかなか。同じくヘタレの2004年のネゴシアンものなど、レンガ色になっていますが、これはガーネットに近い濃い色。香りは果実味こそ薄れていますが土やきのこ、微かにスミレのニュアンス。雑味のなさは立派。

クローズ・エルミタージュ2005。北ローヌのAOCワイン。

食事は

お作り

山菜の天ぷら

海老芋の唐揚げ


スッポン小鍋

2000年のブルゴーニュに合わせて「合鴨ロース煮」


クローズ・エルミタージュ2005に合わせ和牛ハラミとハツのステーキ

ネギ味噌焼き
筍の木の芽焼き



和食とワインも良いですね~
ここ、お店で飲んでもワイン価格は倍しません。(お店ですから、倍程度はやむを得ないと思ってます。

自宅で飲むなら↓

グレース甲州 1,890円



ルロワ ブルゴーニュ・ルージュ[2000]は4,129円




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