ワインエキスパート試験を受験して敗退したことは先に書きましたが、普段飲まないフランスボルドーやロワールにまして、ドイツ・イタリーが難敵。全く頭に入らない。過去問見てもわからない。そこで
Manner-BOの講座で飲みながら覚えようという魂胆でまず第1回マルケ州。語呂合わせ暗記法で「この野郎、間抜け」というひどい覚え方をしたのがここでした。
ワインは左から1~6(白1~3、赤4~6)
1.D.O.C Verdecchio dei Castelli di Jesi Classico Superiore "Casal di Serra" 2007
マルケといえば白葡萄はヴェルデッキオだそうでかなりドライな白。外観は緑がかった黄色。香りは柑橘、白い花。味わいは青臭みのないソーヴィニオン・ブランという感じか。ヴェルデッキオを意識して飲んだのは初めてですから、ブラインドだったら「ソーヴィニオン・ブラン」と答えるでしょう(笑)このワインは冷えた状態で飲んだ方が良いとの意見多し。
2.D.O.C. Offida Pecorino "Itata" 2007
これも固有種ペコリーノから作られたワイン。外観は金色、香りはわずかに磯の香りがします。味わいは昆布のような感じでわずかに樽由来の甘みも感じられます。昆布ということはミネラルということか?鯛の昆布〆に合いそうなワインです。作者はビオの人とか。
3.D.O.C. Verdecchio dei Castelli di Jesi Classico Superiore "Vecchie Vigne Casal di Serra" 2005
1.と同じ葡萄、造り手だが、いわゆる古木(フランスでいうVV)だとか。外観は麦わら、熟成由来のシェリー香。奈良漬けとの声もあったが、何となくわかるような気もします。
4.D.O.C. Rosso Piceno Superiore "PODERE72" 2006
モンテプルチアーノ、サンジョベーゼ主体のワイン。色はガーネット(イタリア・ソムリエ協会風にいうとザクロ色。最初は埃っぽい香りだったが、開いてくるとベリーやハッカのような香りが前面に出てきました。味わいはこの日の3種のうちではタンニン弱めの味わい。
5.I.G.T. Marche Rosso "K'un" 2006
フランスのヴァンド・ペイにあたうI.G.T.クラスのワイン。イタリアではD.O.C。G.やD.O.C.より美味いI.G.T.もあるとか。葡萄はモンテプルチアーノ100%。外観は濃いルビー色、香りはスミレ、チェリー、味わいは酸味・タンニンのバランスのとれた味わい。樽もわずかに使っているようですが、ピノ・ノワール好きの私にはこれが一番好ましかったです。
6.D.O.C.G. Conero Riserva "Cimaro" 2005
"コーネロのマルケ"は規定上モンテプルチアーノ85%以上、サンジョベーゼ15%以下の配合比、熟成期間2年。Riservaはさらに2年以上というから最近リリースということか?外観はガーネット、香りはジンファンデルのような醤油香、味わいの特徴は本日1の強いタンニン、樽由来のチョコレートなど。もっと開かせると味わいが良くなりそうな予感がするのはやはりD.O.C.G.ゆえか?
イタリア・ソムリエ協会の方法では甘辛、アルコール、まろやかさを「柔らかさ」、酸味、タンニン、ミネラルを「硬さ」として両者のバランスを見るということを初めて勉強しました。今はちょっと難しいと感じていますが、慣れてくるとより正確に味わいを表現できそうです。
料理は鰹のタタキをオリーブオイルで、烏賊のトマト煮など・・・・
ワインは2,400円程度、一番高いD.O.C.G.でも4,300円の上代。
全く同じものが無い場合は同じD.O.C.やD.O.C.G.で探してみました。
Offida Pecolinoは完売
ヴェルデッキオ・カステッリ・イエジも同じく完売
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