COACH特集

2007年11月3日土曜日

和食とソーヴィニオン・ブラン

居酒屋も好きなのですが、あまりたいしたワインを置いていないので、酸っぱいだけのワインを飲むか、日本酒や焼酎を飲むことが多くなってしまいます。

昨夜は池袋で「地酒と創作和食Japanese Cuisine ino」へ。ぐるなびでメニューをみるとワインも少しあるようなのでここにしました。

ビールを飲んでから、ワインはボルドーのソーヴィニオン・ブラン「ドゥルト フレール ヌメロアン」を選びました。メルシャンが輸入しているようです。ヌメロアンってNO.1のことらしいです。まず香りを嗅ぐと麦藁の香り柑橘系の香りも徐々にしてきました。味わいは柑橘系のような爽やかな酸味。




関サバ、真鯛、ぼたん海老のお造りや白子焼きなどとベストマッチ。


他に美味しかったのはホーレン草とキノコの温サラダ ゴルゴンゾーラソース。贅沢を言えば黄色実の強いシャルドネなんかが合いそうなソースでしたが、ソーヴィニオン・ブランでも良かったです。日本酒には合わないだろうなあなんて思いました。吟醸香のするやつなら良いのかな?


最後にニュージーのウィザー・ヒルズ・ピノ・ノワールをグラスで、鴨肉の炭火焼と合わせてみました。このピノも濃いピノで最後にバニラ香がして来ました。じっくりボトルで味わう価値のあるピノですね。

2007年11月2日金曜日

Amayna savignon blanc 2003


カルフォルニア・ワインとブルゴーニュ・ワインの話題ばかりでしたが、普段飲みとしてはチリワインも愛用しています。

このシリーズはとても気にいっているのですが、チリワイン仲間に教えてもらったときにはすでに日本で手に入る2003ヴィンテージも残り少なくなっていました。このソーヴィニオン・ブランはネットでたった1本残っていたものを手に入れて飲んだもの。ソーヴィニオン・ブランとは思えないほど黄色味の強い色でこってりした粘性があります。味わいも濃く、余韻が長い。なんとかもう一度手に入れて飲みたいものです。どなたか、売っている店やおいてあるレストラン知らないですか?

ボディー(フルボディー、ソーヴィニオンブランとしては重い)
香り(クリーム、花の香り)
味わい(酸味とうまみのバランスが良い)
余韻(長い)

2007年11月1日木曜日

2005 Stephen Vincent Crimson Syrah Based Rhone Style Blend

THE TWELVE PICKSから4本目。

シラーベースのローヌスタイル。Crimsonと言うとおり、色は深紅

ボディー(ミディアム、シラーベースの赤にしては軽め)
香り(フルーティー、イチゴ、白胡椒)
味わい(さわやかな酸味)
余韻(弱い)

普段飲みのキャンティみたいにガーリックを効かせたパスタとピザなんかが合いそうです。
75%Syrahとモンテレーとソノマカウンティーの
カベルネソーヴィニョンが25%。

$11.95とこのセットでは一番安い。ディリーワインの域を出ないですね。ちょっと冷やすとよいかも。

2007年10月31日水曜日

ブルゴーニュ古酒を堪能


昨夜三軒茶屋のワインバー「のみ山」さんで開催。メンバーは女性3名、男性4名の7人。
まずシャンパーニュTarlant Cuvée Louisで乾杯。97年と96年のピノ・ノワールとシャルドネを50%づつ使用したものだそうです。KRUG好きな人が普段飲みにするとのこと。KRUGはまだ飲んだことがないのでなんとも言えませんが、余韻の長いすばらしいシャンパーニュでした。

◇2004 Pouilly-Fuisse VV Les Crays Daniel Barraud

非常にバランスがよく酸も適度。時間を置いて少し温まってくると蜂蜜の香りが開いてきました。ブルゴーニュの上級キュベ恐るべし。

◇1999 Chassagne-Montrachet 1er Cru Les Embrasees Bernard Morey

これも申し分のないワイン。8年経っても果実味健在。

◆1983 Nuit-St-Georges 1er Cru Les Perdrix Mugneret Gouachon

コルクの部分が傷んでおり、吹いたかもしれないと心配されていましたが、問題なし。キノコや土の香り、乾いたスパイスなど。ブルゴーニュ古酒ならではの枯れたおいしさ。

◆1969 Beaune 1er Cru Les Boucherottes Bernard Delagrange

これが今回一番古いヴィンテージだったのですが、澱もなくクリーンな感じ。先に飲んだ83年は半分以下に澱があって少しずつにごりだしたのですが、これは黒スグリの香りなども健在。まだ酸味もありもっととっておけるのではとのご意見もありました。ブルゴーニュ恐るべし。樽から瓶詰めしたのは最近なのかもしれないとのこと。

◆1986 Beaune 1er Cru Les Teurons Albert Morot

最初はタクアンというか還元臭と言うのでしょうか、そのような香りがしましたが、それが消えるととてもエレガントな味わいが現れてきました。

◆1990 Corton Grand Cru Les Greves Adrien Belland

特級畑Grand Cruのワイン。なんだか自分のボキャブラリーでは表せず、うまいとしか言いようがないです。

こんなおいしいワインを提供くださったUさんはじめ、色々とお教えいただいたソムリエール資格を持つAさん、オーナーのKさん、皆さんありがとうございました。
Kさん、ポルチーニおいしかったです。にんにく「愛ちゃん」ももちろん最高。
料理は以下のとおり。



                    茄子とアボカドのミルフィーユ仕立て


                     ポルチーニソテー・栗のスープとともに
                   鴨のローストルッコラサラダ仕立て


                          ブッフ・ブルギニヨン

2007年10月30日火曜日

2006 Sierra Vista Fumé Blanc Sierra Foothills


TWELVE PICKSの中から3本目。サクラメント東の内陸部にあるワイナリー。 Fumé Blanc=Sauvignon Blancのワイン。フュメ・ブランの名称については、メルシャンのサイトにこんな話が出ていました。「ロバート・モンダヴィは樽熟成させた辛口ソーヴィニヨン・ブランを、フランスのロワール地方で呼ばれているブラン・フュメをヒントにフュメ・ブランという 名前で売り出し、ソーヴィニヨン・ブランで造られたワインの人気を高めました。ロバート・モンダヴィは、この品種をアメリカに広く認知させた促進者として 知られています。」
私は恥ずかしながら、Fumé Blancという葡萄があると思ってました。

このワインは白のなかでは$13.95と一番安かったので、あまり期待していなかったのですが、メロンやキウィの香り、適度な酸味とさらっとした透明な飲み口です。樽熟成させた安いソーヴィニヨン・ブランだと苦味とか出てしまうのですが、これは苦味はなく口の中をさっぱりさせてくれます。先日のAMAZON RANCHといいこれといい、Sierra Foothillsのワイン良いですね。ティスティングノーツには蟹や寿司に合うと書いてあります。シーフードサラダと飲んだのですが、寿司も良いなあ。特にコハダとか光り物が良いかも・・・・

2007年10月29日月曜日

ブルゴーニュの飲み頃

とかく長期熟成が望ましいとされるフランスワイン。ただ、最近は早飲みタイプも出ているとのお話もソムリエさんからちらほら聞きます。早飲みタイプが当たり前だった、カリフォルニアでもシングルヴィンヤード物など10年後に飲みなさいなんて話も良く聞きます。

先日、ネットでブルゴーニュのネゴシアン ニコラ・ポテル(Nicolas Potel)のワインを買い求めました。

ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・キュヴェ・ジェラール・ポテル[2004](写真は2003)


ブルゴーニュ・ピノ・ノワール[1976]セレクション・ニコラ・ポテル


フランスワインに疎い私が始めて出たフランスワインのメーカーズディナーに出たのが、このニコラ・ポテルの会。ニコラ本人ではなく、営業部長のマルコさんがこの会に出ていました。彼とはフランス語ではなく私の中学生英語でなんとか会話していました。

彼のメールアドレスは教えてもらっていたので、ディナーのお礼をメールでしたところ、丁寧な返事が来ました。それが6月のこと。
今回、なかなか手に入らないニコラのワインを手に入れたので、「飲み頃は何時なんだい?」ってメールしてみました。数日後彼から返事が来ました。

「2004は2~3年キープしておけ、1976は今が飲み頃だけど、デキャンティングせずにグラスの中で空気に触れさせろ」とのことでした。2004は知り合いのソムリエールさんに聞いたら「力強いけどえぐみがある」とのこと。自然に作ってるから茎なんかも一緒に入れてるってことで、そこからえぐみみたいなものが出てるのでしょうか?

それから、「2005年はすごく良い年らしいけど、高いよね?」との質問には、「おっしゃるとおり、すばらしい年だった。他のメゾンも皆この収穫の恩恵を受けたので、15~30%値上げしたけど、うちは値上げしないよ。」とのことでした。うれしいけど、ただでさえ手に入りにくいニコラのワイン2005年は出たら即買いですね。

2007年10月28日日曜日

Paraiso Springs Santa Lucia Highlands Pinot Noir 2005


THE TWELVE PICKSの2本目(赤の1本目)

少し飲んで帰ってきたのですが、飲み足りなかったのでたれ焼きの焼き鳥とともに少し飲みました。
ストロベリーやブラックベリーの果実香、適度な酸味、適度なタンニン。Santa Lucia HighlandsのPinot Noirはすごく飲みやすく私は大好きです。この産地のピノにはあまり裏切られた記憶がありません。半分残したので、明日の変化も楽しみです。