COACH特集

2009年11月8日日曜日

カリフォルニアワインとワインカントリーの味わい方@Manner-BO

恵比寿Salon Manner-BO でワインジャーナリスト飯山ユリさんをお迎えして、カリフォルニアワインとワインカントリーの味わい方をテーマに全3回シリーズで講座を開催され、第1回に参加してきました。

「最新の現地レポートを交えながら、カリフォルニアワインの選び方、味わい方、楽しみ方を再考する」セミナー。


第1回目テーマ「なぜワインカントリーなのか?」
・ワインカントリーの歩き方・その満喫法
・ナパのワインについて

 カリフォルニアでは58郡(County)のうち47郡でワインを造っており、日本の栽培面積の700倍近くの2,141平方Kmで栽培される多種多様なワインがワインカントリーの名を確固たるものにしているとのこと。

サスティナビリティ、ワイナリーでのリザーブティスティング、古典的なレストランでのヘビーな食事のお話などなど、つい聞き入ってしまい、メモも断片的でここに書こうと思っても書けないので申し訳ありませんm(__)m


☆ワインテイスティング(香りをかいで味わい表現する)

◇2007 Groth Sauvignon Blanc Napa Valley
NapaやSonomaのSauvignon Blancと言うといぶしたようなフュメ香や青いスギ香はあまりせず、トロピカル・フルーツの様な香り、柔らかな味わいがあり私は大好きです。このSBは青い香りこそしませんが、かなりドライ。酸も適度にあります。古い樽を使っているためか、樽香もほとんどせず白身魚のマリネと焼き魚などにもあわせやすいでしょう。

◇2006 Pine Ridge Dijon Clone Chardonnay Carneros
桃やマンゴーのようなトロピカルフルーツの香り、柑橘の香り。味わいは適度な酸味があり、樽はあまり感じません。飯山先生いわく「樽が効きすぎてアルコールが強いシャルドネは飲みつかれる」とのこと。家の奥さんも、樽香の強いものだと1杯でたくさんだと言われてしまいます。

◆Overture Napa Valley
OPUS-ONEのセカンド・ワインとして知られているが、セカンドとは言っておらずどちらかと言えば、お土産ワインといったほうが良いのでしょう。フルーツ香の強いカリフォルニア・カベルネを想像していたのですが、意外や意外、丸くてエレガント。素晴らしいワイン。聞けば先生が’95のOPUSと一緒に購入されたうちの1本だとか。20~30年の古酒と言うわけではないが、10年以上熟成させたカリフォルニアのカベルネ・ソービニヨンは素晴らしいです。

◆2005 Ramey Claret Napa Valley CS 54%、Merlot 25%、CF 12%、Syrah 7%、Petit Verdot/Marbec1%のブレンド。1800年代のボルドーの手法とのこと。(ボルドーでは現在Syrahの使用は認められていない。)
濃いガーネット。カシス、ブラックベリー、タバコ、白こしょうの香り。スムースな味わい。

◆2006 Snowden Reserve Cabernet Sauviginon Napa Valley
CS75%、Merlot12%、Petit Verdot8%、CF5%のブレンド。
エスプレッソ、ブラックベリー、クレームド・カシス、長いフィニッシュのワイン。カリフォルニアらしい甘味も感じられました。

飯山先生楽しいお話さありがとうございました、次回はもう少し御質問させていただこうかと思います。ワインに合うお料理、つまみを作っていただいたManner-BO主宰の大竹さんありがとうございました。

Grothは少量楽天にもあったようですが、カベルネ・ソーヴィニオンなど全て売切れのようです。
パインリッジはこれだけですね。
【パインリッジ】シュナン/ヴィオニエ クラークスバーグ [2008] 2,604円



Overtureはラベル汚れありで、最安16,400円。ワイナリーでも$60のことです。



レミー クラレット[2005] Ramey Claret[2005] 最安5,197円はお買得かもしれませんね。



●[RP95点/WS94点] スノーデン カベルネソーヴィニヨン リザーヴ ナパヴァレー 2006 8,400円ならNAPA CABでは安いですね。



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2009年11月5日木曜日

Pinot Noir Resonance Vineyard [2005] SINEANN

SINEANN(シナン or シネアン)

オレゴン州ヤムヒルカウンティーに位置する、小さなワイナリー。
ワインメーカーのピーター・ロスバックは、非常に凝縮した密度の高いワインを作ることで非常に有名。

彼はオレゴン・ワシントンのワイン業界では超有名人の一人で、また他のワイナリーのコンサルティングも行っている。

作るワインの殆どはシングルヴィンヤードワインであり、契約ぶどう園も厳選している。

収穫量はエーカーあたり1~3トンのもののみ使用。通常は、ピノグリとピノノワールはウィラメットヴァレーとフッドリヴァーヴァレー、カベルネソーヴィニヨン、メルロートジンファンデルはコロンビアヴァレー、ゲヴェルツトラミネールはウィラメットヴァレーとコロンビア・ジョージのものを使用している。

ワイン作りは非常に細部にわたってこだわっている。ぶどうは先ず全て手作業で選果され、丁寧に除梗された後小さな発酵タンクに移され、手で一日に数回パンチダウン(バトナージュ)される。

フレンチの小樽(新樽および2回目の樽)で熟成される。(ワイナリー和泉屋さんのHPから引用)

9月に和泉屋さんのHPで発見して早速購入したオレゴン・ワイン。

レゾナンス・ゲヴェルツトラミネールとピノ・ノワールをまとめて購入。どちらも2005ヴィンテージ。

まだ暑いうちの9月末にゲヴェルツを飲んでみました。

AVAはヤムヒル-カールトン・ディストリクト。

外観:やや濃い黄色(麦色?)
香り:アロマ品種の華やかさは無くシナモンや白胡椒のニュアンス
味わい:甘味を感じずかなりドライ、嫌味の無いビターティストを少し感じます。ナッツ、ビスケットなどの風味で、ドライですが、凝縮したオイリーな口当たり。

2,000円台ならCPは高いです。でも在庫はみあたりません。

そして、昨夜飲んだのは、

ピノ・ノワール・レゾナンス・ヴィンヤード [2005] シナン

ゲベルツと同じ畑のオレゴン・ピノ・ノワール。

正直美味いです。私にとってのイマツボ by 安部礼司(笑)

外観:濃いめのルビー色
香り:酸味の効いたストロベリー、わずかに梅のニュアンス、最後にバニラ
味わい:滑らかな舌触り、適度な酸、ベリー系の果実、少しクリーミーな旨み

実は前々夜、前夜とJaffelinのGEVREY-CHAMBERTIN 2005を飲んだのですが、これに比べるとやや甘みを感じますが、ブルゴーニュでもものによっては感じられる程度。この甘みは凝縮された果汁からくるのでしょうか?
Jaffelinは二日目になると少し酸が出てきて、香りも旨みも奥に引っ込んだ感じでしたが、これは今夜どうなるでしょう。

個人的な予想では、バニラ香がでてきたのでもっと開いてくれそうです。

ちなみに我が家で飲むワインでは初めてのガラス栓のワインでした。

残念ながら、楽天内で見る限りSINEANNのワインは全て在庫が無いようです。
実は別のVineyardのものがわずかに残っていたのですが、私が買っちゃいました、すみませんm(__)m

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2009年11月2日月曜日

CHASSEUR DURELL VINEYARD CHARDONNAY SONOMA VALLEY 2005

少し良いワインをと思って、シャスールのデュレル・ヴィンヤード シャルドネを開けました。昨年の11月に飲んでますから1年寝かせておいた事になります。 外観:元々濃いめの黄色でしたが、もう少し濃さが増したように思います。涙もたっぷり、アルコール度強し。裏エチケットには15%の表示が!!

香り:完熟マンゴーや白桃のトロピカルフルーツ、白い花、蜂蜜

味わい:昨年飲んだ時には「適度な酸味」と書いていますが、それがすっかり丸くなった感じ。ミネラルも感じられます。シェリー香こそしませんが、ナッティーな味わいがして熟成が始まってる感じがします。後口の雑味のなさは流石。


これだけで結論を出すのは早すぎますが、シャスールはけっこう早飲みなのかもしれません。


造ったのはこの人、Bill Hunter。

Pinot Daysで会ったときに、「CHASSEURってフランス語でHunterの事ですよね?」ってバカなことを聞いたら、「君はフランス語が出来るんだね。」と軽くあしらわれてしまいました。もっとワインの事聞かにゃいかんですね。

シャスールはまだ日本に入ってません。NVWEで$54.95で購入しました。

キスラーのデュレルは32,240円もするんですね。



TORのデュレル 9,439円は面白いかも知れません。



最近ワンパターンのためかランキング低迷です(当たり前かorz)
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2009年11月1日日曜日

SHOWKET SANGIOVESE, NAPA VALLEY 2007

ショーケット サンジョベーゼ ナパ・ヴァレー 2007和牛のすき焼きと何を合わせようか、悩んで選んだのがこれ。ちょっと大げさでしたが、カベルネ・ソーヴィニヨンは特別なワインを除いて2000年代のものしかないし、フルボディーでフルーティーな感じだとこれだろうと思いました。

結果は正解。

外観:ガーネット、涙たっぷり。アルコール度数が強そうです(14.9%)
香り:ダークチェリーとベリー系の果物、薬草、タバコなど けっこう複雑な香りです。
味わい:タンニンは色から想像するより強くありません。甘さを少し感じます。
     フルーティーさもあり美味しいワインです。

これ、ブラインドで出されたらわからないですねえ。イタリーのサンジョベーゼとも違うし!?

95% Sangiovese, 5% Cabernet Franc

ここのワイナリー、スクリーミング・イーグル等で有名なハイジ・P・バレットさんがワインメーカーをしていたこともあったようですが、これはラッセル・ベヴァン(Russell Bevan)とトーマス・ブレッカー(Thomas Brocker)というワインメーカーの最初の作のようです。

1150ケース作成されています。NVWEから$32.95で購入。

楽天内ではカベルネソーヴィニョンが見つかりました。でも在庫は1本のようです。

【ショーケット】カベルネソーヴィニョン [2004]
  当店通常価格 18,000円
 特別価格   15,300円



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2009年10月30日金曜日

Nichols Tasting Room @三軒茶屋のみ山

キース・ニコルス氏がワインメーカーであり、オーナーのNichols Winery & Cellarsのティスティングに三軒茶屋のみ山に行ってきました。キース・ニコルス氏は元コンピューター・グラフィッカー&エンジニアという変わった経歴の持ち主毎年日本に来ている日本通(アジア通?)のキースさんとお話ししながら彼のワインがリーズナブル(1杯500円~)な価格で飲めるのものみ山ならでは。「今年は来る人少ないよ。」とのオーナーの話に反して、超満員酸欠状態(笑)

彼のワイン大きな特徴は、Back Vintageと言いますか、古酒とまでは言えないのでしょうが10年以上熟成させたものが主体。まるでブルゴーニュのネゴシアン、ルモワスネのようです。彼にも「ルモワスネって知ってる?」と聞いたら、「知らない」と言うのでひとくされ説明して「カルフォルニアのルモワスネだね。」って言ったら喜んでました。ルモワスネは100万本のストックがあるようですが、彼は三つの倉庫に貯蔵してあるとか。「ボクのLAのコンドミニアムもワインでいっぱいなんだ」とのこと。

4,000円のテイスティングコースで6種類味わいました。

Sauvignon Blanc Vina Robles Vineyard 2005
'05とこの日のワインでは一番新しく、ドライな辛口の白ワイン。MLFは使っていないようで、きりっとした酸味が美味しい。

Chardonnay Arroyo Grande Valley Talley Vineyard 1998 収穫から11年経ったこのワイン。ナッティーな味わいでブルゴーニュ古酒の趣。我が家で飲んだルモワスネの’97レノメのブルゴーニュ・ブランを思い出しました。

Pinot Noir Edna Valley Edna Ranch Vineyard 1999 インキ、土、枯れ草。枯れた感じの熟成ピノ・ノワール。

Pinor Noir Central Coast Blend 1997 こちらは、前のピノより古いのにフルーティ、梅のニュアンス、酸味も健在。

Cabernet Franc Cienega Valley Vineyard 1998青っぽいカベルネ・フランのの特徴的な香り、口当たりはまろやでおいしいです。

Zinfandel Central Coast Cienega Valley Vineyards 1999 まろやかなのですが、後半酸味が出てきました。ボトルの最後だったから?

キースさん、来年また会えると良いですね。

楽天在庫は次の2点のピノ・ノワール。どちらも10月30日時点で8個の在庫です。

【ニコルス・ワイナリー&セラーズ】ピノ・ノワ-ル・エドナ・ヴァレー・エドナ・ランチ・ヴィンヤード[1999]税込 5,040 円



ニコルス ピノ・ノワ-ル モントレー・カウンティ ピソーニ・ヴィンヤード 1997 税込9,980円



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2009年10月29日木曜日

琥珀エビス


琥珀色の深みある味わい、今だけの限定醸造。


ということで、買い求めてみました。このビールサッポロ系のビヤーレストランなんかではみかけますが、期間限定に弱いので(笑)


細かな泡立ち、少しビターな味わい。コクがあるのに嫌な後味は残らず、喉ごしすっきりです。最近のドライに慣れた方にはちょっと苦く感じるかも知れません。

6本で1,051円って安い!! 送料込みで近所のスーパーと比べてどうですかね?



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2009年10月27日火曜日

花咲蟹とワインの会@人形町ふうれん

花咲蟹(花咲がに)はタラバガニの近縁種で、北海道根室でしか獲れない貴重な蟹です。
去年もワイン仲間が行っていていた人形町の「ふうれん」に行きもうすぐシーズンが終わるという花咲蟹を食べてきました。

3,500円のコース+花咲蟹、ワインは4本持ち込みでした。

お通しの後、出て来ました。花咲蟹
内子、外子などまさに「海の宝石箱や~」


大鮃等お作り、トコブシの肝が美味しかったです。沖じめ鮭の照り焼き 蝦の塩焼き(頭は素揚げ)蝦夷鹿の生ハムむかご。ほくほくして小さなジャガイモのようでいくらでも食べられる感じで、止められない止まらない(笑)
「むかご(零余子)とは植物の器官のひとつで栄養繁殖器官である。葉の腋や花序に形成され、植物体から離れ、地面に落ちるとやがて発根し新たな植物体となる。(中略)日本で一般的な食材として単に「むかご」という言葉を使うときはヤマノイモのむかごを指す。」出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』松茸ご飯
ワインはシャンパーニュ、シャルドネ、マスカットベリーAのロゼ、ピノ・ノワール。
シャルドネは12Picksのうちの1本「2007 MOLNAR FAMILY CHARDONNAY, CARNEROS」を持って行ったのだが、不味いとの発言こそ無かったものの皆さんの反応無しorz
「Ripe, zesty, fruit packed and richly oaky, this is a flavorful Chardonnay at a fine price. The nose is a melange of pear, apple, toasted nut, vanilla custard and lemon scents. The wine delivers the promised combination of richness and zest to the palate as well, and its lemon, pear, hazelnut and sweet Panettone flavors linger nicely. Rich enough for Veal Piccata, it will be even more compatible with stuffed roast chicken. 1,942 cases produced.」
昨年Saintsberryの$20程度のCHを飲んで美味しいと思い、そんなイメージを求めたのですが、あっさりした中にも旨みのあったセインツに比べ、こいつは少し樽を効かせすぎではと思いました。過剰に効いているほどではありませんが。

シャトー酒折のロゼは辛口でさらっとした味わい。

Rhysはブルゴーニュスタイルで蝦夷鹿の生ハムとベストマッチでした。

MOLNAR、Rhysは未輸入、シャトー酒折のロゼは限定販売。

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