COACH特集

2009年5月22日金曜日

幻ワインメーカーズディナー

カリフォルニア・ソノマで奥様レベッカさんとワイナリーを経営する私市友宏氏さんのワインメーカーズディナー@学士会館に行ってきました。土曜日にCWGでもワインメーカーズディナーが、ある様ですが、瞬時にして埋まってしまったとのことです。当然、出遅れた私が気付いた時には既に遅かったのです。しかし、ありがたいことにこちらを紹介してくれる友人Kさんがこのワイン会を企画していて紹介を受け滑り込めました。

最初に会場レストラン・ラタン隣のSevens Houseで私市さんのお出迎えを受け、アミューズ
とスパークリングワインをいただきました。このスパークリング、別のワイナリーですが、レベッカさんが務められていてワインメーキングは彼女が担当しているとのこと。「奥さんのワイン」と私市さんも話されていました。

インポーターのNさんとこの催しを企画したホテルマンのKさんも来られてしばし歓談。私市さんには昨年サンフランシスコでお会いしているのですが、ご本人にお聞きすると覚えていて下さったようで感激しました。ただ、秋にワイナリーを訪れたお二人の印象の方が強かったようで「ニューヨークの方が来ましたけど・・・」とのこと。

当初フランスでのワイン造りも考えたという私市さんらしく、料理を引き立てるワインの造りには感心しました。

☆POUR LA VIE SPARKLING WINE “GRAND CUVÉE”NV
ポー・ラ・ヴィ スパークリング ワイン “グランド・キュベ”
◇MABOROSHI CHARDONNAY LOS CARNEROS 2007
幻 シャルドネ ロス カーネロス

酸が弱く樽ばかり効いていると言うカリフォルニアワインに対する誤解を解くべく、意図的に酸を強調したとのこと。料理を引き立てます。

◆REBECCA K PINOT NOIR SONOMA COAST MABOROSHI VINEYARD 2006
レベッカK ピノノワール ソノマ コースト 幻ヴィンヤード

 レベッカさん作、これもブラインドで出されたら、ブルゴーニュと言うだろうなと思える酸味と香り。後口の雑味のなさは流石。
◆MABOROSHI PINOT NOIR RUSSIAN RIVER VALLEY MABOROSHI VINEYARD 2006
幻 ピノノワール ロシアン リヴァー ヴァレー 幻ヴィンヤード

 RRVの特徴的なスパイシーさがあります。「アメリカ人受けするのはこちらの方」とのこと

◆MABOROSHI CABERNET SAUVIGNON NAPA VALLEY 2003
幻 カベルネ ソーヴィニヨン ナパ ヴァレー

 熟成が始まりまろやかな味わい。ラムにぴったりです。

・・・ワイナリー名の由来は「ワイン造りを思い立った当初、友人から『夢か幻か』と言われて始めた」とか。その幻は本年も皆様の前に私市氏と共にごあいさつにやってまいります。・・・

料理はここの大阪総料理長がマリアージュも考慮して作ったという力作揃い。

・長崎産アワビ、北海道産ホタテ、ニューカレドニア産天使のエビサラダ仕立て
・長崎産うちわエビのロースト、モリーユ茸のソース
・豪州産仔羊アラフィセル、トリュフの香り
・フランス産チーズ ・チョコレートムースとバニラアイスのアンサンブル

うちわエビは希少な素材で地元長崎では伊勢エビより美味いと言われているそうです。それからアラフィィセルはコンソメ煮らしいのですが、真空調理方とやらで沸点をコントロールして低温で煮込んだもので肉そのものの味と香りが味わえる逸品。

デザートもわざわざアイスクリームを適温で出すという凝りよう。

企画者のKさんと同席であったのでいろいろ説明をしていただきました。食後のお茶も、コーヒーよりは、紅茶(ローズティー)の方がワインの後味をリセットせず余韻が長く楽しめるというのは、目から鱗でありました。


同席の男性の方は同業、女性の方はうちわエビを初めとする食材の会社の方。とても勉強になったし、楽しかったです。

改めてKさんありがとうございましたm(__)m
ワインは皆オンラインで購入可能です↓


ポー・ラ・ヴィ スパークリング ワイン “グランド・キュベ” NV 3,097円

幻 シャルドネ ロス カーネロス 2007 6,825円


レベッカK ピノノワール ソノマ コースト 幻ヴィンヤード 2006 5,880円



幻 ピノノワール ロシアン リヴァー ヴァレー 幻ヴィンヤード 2006 6,300円


幻 カベルネ ソーヴィニヨン ナパ ヴァレー 2003 9,630円




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2009年5月18日月曜日

Benjamin Silverのワインを楽しむ会

昨年、念願のSanta Barbaraを訪れ、BUELTON、SOLVANG、LOMPOC等南カリフォルニアのワイン産地を回ったのですが、このときは、映画Sidewaysの世界もさることながら、以前、mixiのカリフォルニア・ピノ・ノワール会のワイン会で直接会ったBenjamin Silverに合うのが目的でもありました。この時の模様は昨年6月27日前後の日記にあります。このときも本当にお世話になりっぱなしでした。彼のワインをもう少し日本で知ってもらおうとカルフォルニア・ピノ・ノワール会の会長takuyaさんからお誘いがあったので、文句なしに参加させていただきました。彼はカリフォルニアワインに関してはインポーターやワインスクールの先生も一目置くほどの博識ぶり。Benjaminのワインも彼が美味いと思いインポーターさんに紹介したとか。

彼はSanta Barbaraで青少年に合気道を教えているほどの日本通。彼の家には合気道の段位の免状があり、これはどう読むんだと聞かれたのを思い出しました。

カリフォルニアワインについては、業界にも知られた彼のブログはここ

さて前置きが長くなりましたが、今回は赤坂のビストロHAKでなんと21名も集って盛大なワイン会になりました。

ワインは

◇Viognier Santa Barbara County 2005(PN 0.5%)
◇Viognier Vogelzang Vyd 2003
◆PN Julia's Vyd 2003
◆Lake Marie PN 2000
◆EL OJO ROJO 2001
◆Syrah-Mourvedre Larner Vyd 2004
◆Cabernet Franc 2000
◆Sangiovese 2000
◆Nebbiolo 1998
◆CS Casa Blanca Vyd 2001

今回のワイン、最後に一人二票の投票でベストワインを選んだのですが、

結果は

1位 Viognier Santa Barbara County 2005
2位 Lake Marie PN 2000

でした。
ちなみに
3位はCabernet Franc 2000

私は2位が一番で3位が二番でした。9年たったピノはまだまだ熟せいしそうでしたが、香り、酸味、味わいのバランスがとても良く好きなタイプのピノです。フランの旨みもなんとも言えませんね。

ランキングは一応つけましたが、どれも外れのない優良なワインだといえます。

料理は以下の豪華版。大食漢の私も満足の量、かつ変化に富んだ味わいに満足しました。

バーニャカウダ冷製オードブル盛り合わせ(上左から時計回りに、レバーペースト薄切りトースト添え、蛍烏賊のマリネ(だったと思う?)、パテ、初鰹のカルパッチョ)
温製オードブル盛り合わせ(左上から右下に、トリッパのトマト煮込み、白身魚の春巻き、帆立貝のソテーバジルソース)ムール貝のワイン蒸しクリームソース
生ハムサラダラムチョップ、ナスのたたき(?)添え

彼のワインは日本ではデプト・プランニングさんが扱っています。
下記のお店で飲めるとのこと

世田谷:のみ山/世田谷区上馬1-32-16 03-3410-1264
新橋:ワイン蔵/港区新橋2丁目15-11 6F 03-5251-3710
銀座:Bar葉隠/銀座6-4-15トニービル 4F 03-3571-0077
銀座:レサシエル/銀座7-2-11銀座菊村ビル 4F 03-3575-1211 
中野区:小西屋ラブランシェ/中野区新井2-30-2 03-3386-1952 
六本木ヒルズ:グランドハイアット オークドア 

東麻布の日進ワールドデリカテッセンで販売もされています。

今調べたら楽天では下記の4種類が購入できます。

ベンジャミン・シルバーピノ・ノワール・ジュリアス・ヴィンヤード[2000] 6,615 円




ベンジャミン シルバー】 ピノ・ノワール レイクマリー・ヴィンヤード [2001] 6,825 円



【ベンジャミン シルバー】 ヴィオニエ ヴォゲルザング ヴィンヤード [2003] 4,284 円



【ベンジャミン シルバー】 カベルネ・フラン [2000] 4,462円



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2009年5月5日火曜日

第2回初物ピノを飲む会@のみ山

毎度おなじみカリフォルニア・ピノノワール会のワイン会。

今回は最近評判の良いPinot Noirのワインを飲もうということで、ピノ好きの私としては開催が待ち遠しい企画でした。

ワインは下記の顔ぶれ。

◇Bjornstad CH 2006 Ritchie Vyd

昨年6月にシャルドネを購入してきて、あるワインスクールの講師の方から「濃いムルソーみたい」と言われたTandem。Tandemとは二人のグレッグ、グレッグ・ラフォレ(Greg La Follette)、グレッグ・ビョルンスタッド(Greg Bjornstad)、がやっているから付けた名だそうですが、このうちGreg Bjornstadの造ったワイン。これもいわばムルソーか?過剰な樽香ではなく、酸味を生かしたエレガントな味わい。過剰も濃いからもう少し時間をかけて飲んだら変化が期待できそうです。

□Point-Conception 2006 Pinot Gri

Peter Cargasacchi氏のPoint-Conceptionの出すPinot Gri。このワインは6月に行ったLompocのOpen HouseでCargasacchi氏のファクトリーで売っていたと思いました。爽やかで買って来ても良いかなあ。と思ったのですが、まだまだ旅が長いのでデイリークラスのワインは買いませんでした。

◆Sandler Sonoma Coast PN 2006

SandlerはDailyならとても良いワインですが、Single Vineyard級と比較するには可哀想でした。すっきりした飲み口で食事とあわせると良いかもしれません。

◆Keefer Ranch PN 2006

Keefer Ranch PNはFreemanを飲んでおいしかったので期待していたのですが、Freemanのほうが私には好ましく感じられました。

◆CWFC PN Splitrock Vyd 2006

CWFCワインはCrush PadでCWGのオーナーでCWFC会長NAPAさんが会員の共同出資で造ったワイン。ブルゴーニュ好きの女性は「美味しい」と御代わりしてました。

◆Heat O' the Mountain PN 2006

Santa Cruz Mt.のHeat O' the Mountainはけっこうエレガントで酸味のきいた味わい。また飲んでみたいなあと思っています。

◆Baton PN LAGUNA RIDGE 2006
BatonはRRVらしくスパイシーではあってもするっと喉を通る滑らかなでエレガント味わい。

◆Benovia PN Cohn Vyd 2006

BenoviaはSonoma Coastを飲んで美味しいと思いましたが、流石シングル・ヴィンヤードならではの雑味のないシルキーな味わい。旨みも十分。



恒例のお気に入り投票。
たった、9名の評価ですが、下記の通りの順位が付きました。Benoviaは満票でした。

1位 Benovia
2位 Baton
3位 Heart O' the Mountain

料理も工夫していただき楽しい時間が過ごせました。







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2009年4月29日水曜日

Joseph Phelps WINE MAKER'S DINNER@CWG

INSIGNIAで有名なJoseph PhelpsセールスマネージャーRobert Baxter氏をお迎えしてのワイン会が麻布十番のCWGありましたので参加して来ました。
INSIGNIAは名前こそ知っていましたが、最近はカベルネ系のワインはあまり飲まないので、今回のチャンスにどんなものか味わっておこうと思いました。カベルネ系=ボルドーと考えると、数十年たったものは枯れて素晴らしい味わいになりますが、そんなものはとても飲めませんけど、そのベースの高級ワインを知っておくのも悪くないでしょう。


ワインは、
1.2006 SB Joseph Phelps St. Helena Napa Valley
2.2005 CH Fogdog Freestone Vyd Sonoma Coast
3.2006 PN Fogdog Freestone Vyd Sonoma Coast
4.2005 CS Joseph Phelps Napa Valley
5.2005 Insignia Joseph Phelps Napa Valley
6.2005 CS Backus Vyd Joseph Phelps Napa Valley
の6本。

まずはソーヴィニヨン・ブランを飲んでオープニングを待ちましたが、このSBカリフォルニアらしく厚めで、例のスギ様な青い香りはしません。この辺が暖かいNAPAのSBということでしょうか?

2.と3.はJoseph Phelpsがソノマコーストで新しく始めたブランドだそうです。ダブルデカンタでされた様ですが、まだ少し硬い感じがしました。CHはけっこうドライです。PNは最初はアルコールツンときたので14~5%のアルコールがあると思いましたが、13.5%だそうです。チェリーなど果実味豊かですが、濃く甘いカリピノとはちょっと違う感じですが、あまり開かないタイプなのかなと思いました。

これからCSになるのですが、グラス並べて行ったり来たりで比べましたが、
$55オーバーの4.と、5.のInsignia。6.は今回の目玉のSingle Vineyardもの。
比較すると、このときの印象ではInsiginaは丸くブラックチェリーとかバニラの香り滑らかなワインです。6.もスワールしてると香りが開いてきました。流石に上級カベルネは私が想像していた以上に柔らかく、和のティストにも合いそうです。たまにはカベルネも悪くないなあなんて思ったワイン会でした。ただ、ソムリエさんは前夜から4回ほどデキャンティングしたそうです。(シェークしたってほんと?Sさん)

Baxterさん何か覚えきれないくらいの国や地域を渡り歩いている国際人のようで、同席した米国人の方が、英語以外のなまりがあると言ってました。この日のワイン会、公用語が英語の様な様相を呈して、英語のジョークで盛り上がったりすごいなあ。CWGの常連さんたち恐るべし。まだまだ、英語力が足らんなあと反省もしました。
料理は
「桜エビの春巻き」しまった写真が無いorz

春野菜とアメリカ産鴨バルバリーサラダ仕立てごぼうのムースを巻いたアナゴのムニエル赤ワインソースみやじ豚ロースのグリル セミドライトマトソース

FreestoneのCHやPNはまだ楽天に出ていませんでした。Freestone Merlot 2001ってこれはオーナーが違うのかな?でも2,500円はお買得かもしれません。



以下は楽天最安値で購入可能なものです。

ジョセフ・フェルプス ソーヴィニヨン・ブラン・ナパ 2003 2,990円(税別)



ジョセフ・フェルプス カベルネ・ソーヴィニヨン・ナパ・ヴァレー 2005 8,000円(税別)



ジョセフ・フェルプス インシグニア 2004 24,000円(税別)



ジョセフ・フェルプス バッカス ヴィンヤード カベルネ・ソーヴィニヨン 2005 27,800円(税別)



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2009年4月26日日曜日

1+3 or 3+1ワイン会

いつものワイン仲間3人と東京にいれば確実に+1となっているであろうNY在住で短期一時帰国されているuさんを交えての1+3と言うか3+1ワイン会@赤坂HAK

ゆるゆるとニュージーSPY VALLEYのソーヴィニヨン・ブランなど飲みつつ、主賓を待って、その後はPinot Noir 3本。先日、水平ワイン会に参加させていただいたRivers-Marie Sonoma Coast 2007、まだ誰も飲んでいないはずのCOTERIE RRV 2007、そしてKosta Browne 4 Barrel Pinot Noir Sonoma County 2003。少し一時のカルト熱は冷めてきたようですが、まだまだ根強い人気のワインです。

Rivers-Marieはフルーティーでやや甘みを感じる造り。前回飲んだときより甘みを感じました。
COTERIEは期待通りのブルゴーニュスタイル。カリフォルニアでこのスタイルは珍しいとのご意見も。「まあアメリカ人100人のうち5人が好 きだって言えば良いんだから。」パーカーさんを引き合いに出すまでもなく濃くて渋めのワインが好きなのがアメリカ人の多くのようです。ただ、「旨みがすぼ まっていって広がらないね」との主賓のご意見。確かにワインの酸味・旨み口いっぱいに広がらない。

coterie cellars

Coterie:(共通の趣味・興味をもつ)常連, 仲間, 同人, サークル

というだけあって、シリコンヴァレーの南端に位置するサンノゼに仲間たちと開いたワイナリーのようです。NAPA、SONOMAに2時間、Santa Lucia Highlandsに1時間半のこの地に仲間で作ったというような紹介文か有りました。

このワイン、葡萄はRRVのSaralee's vineyardsの115クローン40%と23クローンが60%だそうです。わずか75ケース(900本)の生産量。セラー価格$38、購入先のNVWE価格$39.95の10%オフで購入。

このVineyards、DuMol、Gary Farrellとか有名どころ、去年訪れたPapapietroなども葡萄を購入しているようです。

その点、Kosta Browneは旨みが広がります。タンニンもしっかり、全てにバランスが取れています。 シングル・ヴィンヤード用として作ったKanzler, Cohn, Amber Ridge,Koplen の最良のもののブレンド。Kosta Browneにとって特別な顧客にしか配布しない特別なワイン。カリフォルニアワインの伝道師(?)takuyaさんも飲んだことが無かったとか!!わず か90ケース(1,080本)の生産。昨年から造りが変わったとか。


しかし、ここのムール貝山盛り、私は特にトリップのトマト煮込みがお気に入りです。アスパラ


パスタ2種

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