8時過ぎにオレゴン州ポートランド国際空港に到着。通関もいち早く済ませ外へ出ると、この時期のポートランドにしては曇天。
迎えの方と合流。今回の宿、HILTON EXECUTIVE TOWERにチェックイン。機内で朝食を取ったのだが、迎えの方がまだだとと言うのでご一緒しました。8時過ぎに迎えに来いと言うのだかた朝食など取る暇もないでしょう。
彼がフレンチトースト
私はベーコンエッグ
到着した日は休息して体調を整えた方が良いのだが、昨年行けなかった、Domaine Drouhin Oregonに行きたかったので無理を言って今日中にWilammet Valleyに向かいました。何故ならDomaine Drouhin OregonのTasting Roomは月曜日と火曜日は開いていないのです。
Domaine Drouhin Oregon
オレゴンに来ると、このPinot NoirにはサーモンBBQが合うということをワイナリーのサービス・レディーやレストランのソムリエに言われます。燻した香り味わい、スモーキーさにあふれたPinot Noirが多いためそう言われるのでしょう。カリカリの鮭の皮なんかとそのスモーキーさがマッチします。ティスティング・ルームで癖があるなと思ったワインでも、これは美味しいと思ったことがあります。
ここDundee Hillsのなかでもというよりはオレゴン・ピノ・ノワールとしてはスモーキーさを前面に出さず、酸を聞かせたブルゴーニュに近いつくりをしているので気にいっているワイナリーです。ボーヌのJoseph Drouhinの三代目のロベール(Robert)の長女ベロニク(Veronique)がフランスディジョン大学で醸造学を学んだ後オレゴンに渡り、現在醸造責任者とのこと。
トイレに行く途中醸造設備の前を通ります。設備には金がかかっている様子。いくつものタンクでテロワールに適合した葡萄を模索したと、1970年代のパリ・ティスティングのことを書いた「パリスの審判」の最後にここエピソードが出ています。お金がないと出来ないことだと。
ブルーゴーニュによく似た傾斜地だということでロベールがここを選んだとか。
ここの葡萄畑の特徴は密植度です。1エーカーあたり3110本(1haあたり7700本) のブドウ樹を植えています。これは全米ではないにしろ、少なくともオレゴンに おいては最高密度!!の密集栽培です。栄養を与えるため間隔を空けることは多いのですが、逆に葡萄同士を競わせるということらしいです。素人には計り知れない奥の深い世界です。
そのためか、ここのPinot Noirにはジャミーさがかけらもなく、旨味たっぷりです。
すぐ近くにあるDomaine Serene。ここもおいしいPinot Noirを出しているので寄りました。ここのシャルドネ樽が効いていながら所謂カリフォルニア・シャルドネにある過剰感ではなくムルソーのようです。
あるワイン会でジョセフ・ドルーアン ボーヌ クロ・デ・ムーシュ 2005とシャトー・モンテリーナ ナパヴァレー シャルドネ 2007をブラインドで出され、みごとドルーアンを「これが絶対カリフォルニアだ!!」と言った私が言うのも何ですが(笑)ワインの造り方の交流は進んでいると見るのは常識でしょう。
この後もまわりのワイナリーを廻るときりがないし、御世話になっている州都セーラム近くのイオラヒルズにあるLewman Vineyardsでポトラック ・パーティーをやっているというのでそちらへ向かいました。
下のワインなんだと思います。ストロベリーの様な甘い香りが立ち上る不思議な香り。ご主人のDenis Lewmanさんが「ミステリー・ワイン」と呼んでいました。
種明かしをすると、ブラックベリーのワインだそうです。Pinot Noir?なんて思っちゃいました(笑)
ちょっとピンぼけですが、2007ニコラス・キュベはぽまーる・クローンを使っていてなんと$28。ちなみに上のスタンダード・キュベは$25。
私が持って行ったマスカットベリーAのキュベ池川。Denisさんが「日本ワインも良いじゃない」と言ってくれました。
葡萄畑のまわりにはサクランボ
苺などが撓わに生っています。農薬を使っていないのでもいですぐ食べられるのもすごい。
今年植えたピノ・ノワール 777クローン。ワインになるのは3年後の2012ヴィンテージからだそうです。
ドメーヌ・ドルーアン オレゴン・シャルドネ・アーサー 2006 5,780円(税込み)
【20%OFF】≪高得点≫ドメーヌ ドルーアン オレゴン ピノノワール[2006] 5,880円(税込み)
ドメーヌ・セリーヌ ピノ・ノワール ヤムヒル・キュヴェ [2006] 6,615円(税込み)
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